魔人ブウの能力を持った男子生徒を突っ込んでみた 作:サラダ油チキン
翌日
(認めたくはないが、俺はあの婆に負けた。それは変えられない事実。
なぜ負けたか、しっかりと要因を考えて新しい戦法を生み出そう。)
(まずは、わざわざタイマンを挑んだということ。
これは、負けた方の分派なりなんなりの人員を募ればなんとか吸収出来たかもしれない。まあ、これは募ったとて集まるとも限らないし、次は気をつけよう。)
(二つ目、戦闘経験の無さが顕著に現れた。
強みはこの、驚異的な再生力と減らない体力による継戦能力なわけで、粘ってさえいればいつかバテて攻撃の隙が生まれたかもしれないのに、焦って唯一自分を仕留められるお菓子光線を撃ったこと。)
(三つ目、明確な戦術ができていなかった。
今までは自爆のみを作戦と言ってきた、確かに自爆は一番うまく出来るだろうが、普通の銃撃は全くできないから苦肉の策でしているだけであまり再生力とシナジーが無い。
毒やら一酸化炭素を出すような武器を作れば、仮に格上でも足止めさえできれば勝てるようになる。)
それらを含めて、科学が発展しているらしいミレニアムサイエンススクールへと足を進めた。
(ここがミレニアムサイエンススクールか、テーマパークに来たみたいだぜ。)
(あそこになんか描いてるのがいるな。スマホも無しに来たわけで、何にも情報が無いからな。話しかけてみよう)
「おい、そこの黒髪。」
「何かしら?」
「名前は?」
「私は調月リオ、ミレニアムサイエンススクール中等部の1年生よ。」
「何を描いてたんだ?」
手から抜き取る
リオ「あっ…、ダメ……!」
「これは……、ロボットで合っているな?」
リオ「ええ。そうよ。
下手でしょう?」
「別に、そんな事はないぞ。線が歪んだりもしてないし。」
リオ「お世辞ならいらないわ。」
「確かに、万人受けするデザインではないな、コアなファンが付くタイプのデザインだ。」
リオ「本当に?周りのみんなにはダサいとか、下手くそって言われてるのに?」
「第一、なぜ周りの評価に耳を傾ける必要がある」
「確かに学校の評価なら気にする必要があるが、あくまでこれは個人の創作の範囲だ。『自分はこういうのがあったら面白そうだと思う。』とか、『自分の理想を具現化したい』とか、創作というのはどこまで行っても自分の為にする行為だ。
それを誰かに見せようが、自分が満足感を得るために考えているものを周りにも共有して、あわよくば自分が良いなと思うものを新たに見つけて自分の作品を進化させる為以上の意味合いを得ることはない。
確かに時と場を弁えずに押し付けるのなら問題だが、そうでないなら例えどんな見た目でも関係はない。他人からの改善案も出さないような否定的な意見に耳を傾けて自分を曲げるより、自分の好きなものを貫き通した方がよっぽど楽しいに決まっている。」
リオ「確かに、そうね。」
「こんな話をしたい訳ではない。銃器の改造を専門で扱っている店を探しているのだ。」
リオ「それなら、評判が良いところを知っているわ。ついてきて頂戴。」
「わかった。」