ヴェルディ「・・えらいな、お前は。どっかの狐のように反抗しないんだもんな」
理桜「バトンありがとね!」
飛焔「嫌味ですか!」
まあまあ、いいじゃないか。
というわけで勉強最中に思いついた話が多々。
どうぞ!
ヴェルディ「ダメだこいつ」
理桜Side
気がつけば、部屋の中だった。
セツが俺の腹のあたりでくるまって寝ていた。
あんな嫌な感じしかしない感覚は初めてに等しいよ・・・。
さすがの俺も、耐えきれない。・・・なんてね。
それにしてもここは暖かい。
部屋の中だし、布団をかけられている、というのも理由の一つだろう。
どうやら俺はこの部屋に運ばれたらしい。部屋の真ん中で上半身裸で・・・さぶい!
ってなんで脱がされてるんだろう?!
「・・・ああ、服」
「何を納得してるのかな、理桜。僕は怒ってるんだけど」
「いやぁ、それを言われても・・・・。緋奈ちゃんじゃないですかー」
緋奈ちゃんが部屋の端っこで体育座りの状態で俺を睨むように見てくる。
別に悪いことはしてないと思うんだけど・・・。
「そもそも、なんでああいう血だらけで帰ってくるの」
「いやだって、川が真っ赤になるより乾かした方がいいかなって。もしかして、緋奈ちゃんさ、俺が怪我したのとか思って・・・」
「ないよ!もう・・・」
俺が苦笑して布団を剥ぐ。
うん、まあ寒いけど服を布団の中で待つよりマシだ。
寝転がりたくもない。
チラリと見やった緋奈ちゃんの視線は明後日を向いている。
「・・・緋奈ちゃん」
「なに?」
「俺の服は」
「・・・」
「いやその沈黙は?!」
緋奈ちゃんが笑って立ち上がった。
冗談だというように、俺の元に服を置いてくれる。
どうやら、別住民が使っていたものらしく、捨てる暇がなかったそうだ。
男ものなのを確認したあと、それを着る。
少しぶかぶかだ。どうやら別住民の方は少々ガタイのいい奴らしい。この野郎。
「助かったよ~。あったか~」
「そ、そう。そうだ、幽々子さんがそろそろ・・・」
「呼んだかしら?」
「タイミング見計らってたのかな?」
俺が笑うと、幽々子さんも笑う。
正解、らしい。
それを見て緋奈ちゃんはあはは、と乾いた笑いをこぼす。
うん、俺も乾いた笑いしか出ねーわ。
いろいろとありすぎてでねーわ。
「まずはおかえりなさい、理桜。あなたが山に行っていたのは知ってるわ」
「そう、かい。ねえ、西行妖・・・どうしたの?」
「どうした、とはなに?」
幽々子さんが不思議そうに首を傾げる。
俺は、あの悪魔のことを言おうかと思ったがやめる。
緋奈ちゃんに関係をあるかもしれないし、そもそも言うほどあいつは何もしてない。
・・・とどめるに徹する。
「・・・ううん。なんでもないや。とりあえず帰ってこれたのはよかったかな!」
「ええ。無事で何よりね。まあ、死んでも帰ってくるけど~」
「結構です・・・」
苦笑いを浮かべて遠慮しておく。
流石にそこまでなる気力というか、勇気はないです。
「・・・幽々子さん、あの」
「?」
「・・・運んだ人は誰ですか?」
「緋奈よ?」
俺は、緋奈ちゃんを見やる。
どうしても、その手が染まって見える。
手遅れだ、と察した俺は緋奈ちゃんに頭を下げる。
「ごめん」
「へっ」
「・・・触らないでと言ったのに、君は」
「でもね、そう言われても、運ぶためには」
「運ばないで良かったんだよ」
緋奈ちゃんの目が見開かれる。
殴られることはないだろうけれど、どんなお言葉をもらうかな。
俺は笑って彼女からの言葉を聞かないために幽々子さんに声をかけた。
「・・・どうすれば強くなれますか」
セツが目覚める。
幽々子さんの目は、じぃっとこちらを見ていた。
『お前、何を言って・・・』
「これから、この世界でやるためには強くなる必要がある・・・。せめて、俺は俺のできることをしたいんです。無意味でも」
「・・・」
どうやら言葉を選んでる様子の幽々子さんに、俺は笑って続けた。
「なんてね、ちょっと思っただけです。きっと、俺がなにかしても、どう努力しても緋奈ちゃんを守れないだろうし、そもそもが部外者だ」
「そうね」
幽々子さんが声を出す。
肯定の声に、どうしてもホッとする。
自分の考えを肯定されると、安心するのはおかしいことだろうか?
答えを全否定されて悲しいのと同じだ。
「・・・おおっと、収集つかなくなる。俺しばらくこの部屋にいます。用事があれば呼んでください」
俺がそういうと、「わかったわ」と呟くように言った幽々子さんは緋奈ちゃんに声をかけ、部屋から去って行った。
緋奈ちゃんが俺を一瞥して同じように出て行く。
セツが俺の腹に座る。
『いいのかよ、ああ言われて』
「自分でそう言ったんだからいいんだ。セツ、教えてよ」
『・・・』
セツは困ったようにそっぽを向く。
『俺が教えられるのは、魂魄の剣技と、我流のスペルカード、派生式のスペルカードだけだ。それを応用したりするのはお前の技量に任される』
「お安い御用さ。・・・ねえ、なんで魂魄の剣技?」
俺が問うと、セツはため息をついて俺を見上げる。
『思い出すための頭痛もなし、か。いいさ、教える』
セツの瞳がこちらを睨むように見つめる。
粗雑な煌めきは、俺の瞳より純粋に見える。
イタチの口が開く。
『お前の師が魂魄家の人間だからだ』
「・・・誰、だろう」
『すべてを知るには早いが・・・少しならいいだろう。お前の師は魂魄妖夢。そして、お前の大切な人だ』
ズキン、と頭が痛む。
妖夢さんの覚えがあったのは、それのせいか・・・。
大切な人・・・そういう、ことでいいんだよね?
『・・・お前が今守るべき相手は緋奈のはずだ。妖夢のことは忘れろ。一旦な』
「きっと、君のいう妖夢って、ここの妖夢さんじゃないんでしょ?じゃあ優先順位が違うじゃないか」
俺が笑うと、セツも目を細め笑う。
『そうだな、悪い』
刹那、ガタリとドアが揺れる。
俺が必要以上にびっくりした。
『・・・風か、人か』
「なにいってんだ。風だろ?」
『見てくる』
俺の腹から降りたセツがドアへ向かって行く。
「・・・なんでさ」
『人なら今の話を聞かれたわけだ。あまりお前の記憶を知られては俺が困るんだ』
「そんなの知らないよ」
セツはスルリとドアの隙間から抜け出る。
ぽつんと一人、残った俺は木刀を握る。
スッと抜き去った鞘を近くに置いて刃を見やる。
銀色が証明に照らされて光った。
「・・・守る。部外者でも、出来ることなら」
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ヴェルディSide
寝転がっていると、誰かの気配を感じた。
「・・・誰だよ。ノアか?」
無言のまま、そいつは攻撃してきた。
「んだこいつは?!」
俺は横に転がりつつ、攻撃がかすった箇所を抑える。
今現在天力を発生させる余裕はない。
二回目の攻撃がくる、そう身構えた時、声が放たれた。
「お前はなぜジルシーアを嫌う?」
「あのなぁ、こちとら冗談のつもりだったんだがなぁ」
「ジルシーアを泣かせるなんて、愚かな奴だ」
「・・・泣かせ」
ついその言葉に反応してしまった。
ジルシーアは、あいつは怒っているはずだ。
泣いて、なんで泣いて・・・!?
「『好きな人に嫌われた』。そう言って泣いていた」
「・・・?!」
好きな人に嫌われた、だと?
バカ言え、そんなわけあるか———。
俺が考え込むより先に、そいつがグッとこちらへ近づくのがわかった。
「ッ!」
「だから死ね」
右腕でその攻撃をかばう。
やばいな、こんな重い一撃、右腕が使いもんになんねぇぞ。
ぶらりと垂れ下がった右腕をかばうように立つ。
バァン、と扉が開け放たれる。
この部屋に光がさす。
「ヴェルディ!!」
そいつの正体がわかったと共に、奇襲の原因がやってきた。
「馬鹿野郎、来るんじゃねぇ!!」
その光をかき集めて、左手で天力を練る。
次の瞬間、目の前のそいつに向けて天力を放つ。
「お前が死ねっての!」
そいつが天力をかわすために退いたのを見て、俺はその部屋から出ようと駆け出す。
ドアのもとで、ジルシーアと目が合う。
「・・・生きてたら、謝る」
「えっ?」
ジルシーアがこちらを振り向いた。
明らかに戸惑っていたのが見てわかる。
しかし、気にすることなく近くの窓を破って飛び出した。
広い空間で羽を伸ばして飛翔する。
「・・・右腕が使えねえなか、どう戦うか、だな」
左手で精一杯の光を集め、それを練りに練る。
なぜあいつが襲ってきたか。それになんでジルシーアが関わるか。
わからないことは多いが、今やるべき事は明白。
自らの身を守ることだ!
「外に逃げてどうするんだ」
「こっちのが戦いやすいんだよ。真っ暗よりかはマシだろ?」
「・・・こちらとしても有利になるだけなのだがな」
「うっせ、言ってろよ」
そいつを見やって左手を構える。
ぽう、と灯った光をぐっと握りしめ、そのまま横へ振るう。
その光は弓状に変化し、矢をつがえる。
「ノアの見様見真似でどこまでいけるか・・・」
つぶやいて弓をひく。
そいつは動かない。
———矢が放たれる。
まず、理桜くん。
搬送されました。
理桜「この世界の、っていうか、この話の幽々っちってなんだかカリスマしてるね」
ヴェルディ「そうだな。駄作者も扱いづらいだろう。
いや、なかなか楽しんで書いてますよ。
自分のキャラに冷たく当たる立ち位置・・・とても嬉しいですね!
ヴェルディ「ダメだ・・・じゃあ次」
理桜「ヴェルディくんのだね」
まず、相手との交戦を深く書くのを遠慮しました。
手抜きなどではなく、ですよ!
ヴェルディ「圧倒的不利状況」
理桜「うーん。ジルシーアさんが参加するのかな?」
ヴェルディ「知らんな」
まあ、ヴェルドールさんにお任せしますよ。
ヴェルディ「今、斧を振れる状態じゃねぇのにひでえ」
理桜「こっちは精神的に、ヴェルディくんは物理的に攻撃されてやがる・・・」
おま、今女性陣のが苦しんでんだぞ!(ある意味
平々凡々に言ってんじゃねぇ!
ヴェルディ「まあいいさ。ほら、理桜バトン」
理桜「OK!いってきます!」
いってらー。
というわけで、ヴェルドールさんお任せいたします!
では!