記憶喪失問題児と紅い実験者   作:Lan9393

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チルノ「天才のあたいがやってきた!」
ヴェルディ「・・・バトンあるか、⑨」
チルノ「うえ?・・・はい!」
ヴェルディ「凍ってる凍ってる」
理桜「すっごく冷たいんだけど」
チルノ「じゃねー!」
二人「カエリヤガッタ」

ははは、ではどぞー!


二十四話:移動、成り代わり、宣告

 

緋乃Side

 

「・・・俺の、なにがいけないっていうんだよ」

 

拳が震える。

俺は、ただネリアが去って行くのを見送るだけだった。

あいつの一言一言、俺に刺さって、痛い。

なぜあんなに感情的になるかはわからない。

でも、だけれども。

何か意味が、深い感情がこもった言葉は、遠慮なく俺の心をえぐった。

 

「霊夢がいるからなんだよ?俺の人生だ、俺が決めていいだろ?」

 

唇を噛む。

くそっ、痛い・・・痛いのに、・・・痛い。

自分の考えが揺らぐ。

 

「・・・生きたい理由がないから、俺はこうやってるんだろ?違うのかよ?」

 

俺は俺の頬を殴った。

・・・うじうじ考えてても仕方ない、か。

あいつに殺されるだけだ。それだけだ。

とりあえず、白玉楼にいくんだよな・・・。

境内から続いていた道を歩いて、俺はふと考える。

飛べない、のだった。

まあうん。適当に誰かひっ捕まえていくか。

 

——————————————————

 

第三者Side

 

倒れ伏した身体は、外気のせいかほんの少し冷えていた。

イタチはその目の前に立って、悲しげに声を発した。

 

『無茶しすぎだよ、セツ』

「・・・」

 

返ってくる言葉はない。

誰もいない庭に、イタチの声は響いた。

 

『テメェは人の身体でやりすぎだ』

「・・・」

『全く、世話の焼ける。まあ、いいよな?今だから・・・いいよな?』

 

スッと、イタチの手が理桜の額に触れる。

まばゆい光が辺りを包んだ。

イタチの口元がゆがむ。

 

『・・・・ふはっ、ははは。やっと、やっと返ってきた・・・」

『・・・』

 

理桜の体がむくりと起き上がる。

それは、ニタリと狂気じみた笑みを浮かべて、「くひっ」と声を漏らした。

ぐったりと横になったイタチを見下ろして、理桜は思い切り手を振り下ろした。

 

グシャリ。

 

血が、肉が飛び散る。

真っ白な毛は赤く染まり、それを見てまた笑いがこぼれる。

 

「ふひっ、くひひ、ひひひひひひひひひひひひっ!!!!!」

 

グシャ、グシャグシャグシャグシャ………。

 

両手を振り下ろし、何とも悲惨に肉体は潰れていく。

目を見開き、瞳がギョロギョロと蠢く。

避けんばかりに開かれた口からは、唾液がこぼれ出し、地面へ落ちる。

狂ったように、ただそうしていた。

 

「・・・ふひ、ふひひ」

 

やがて、落ち着いてきたのか、口元をぬぐいながら理桜は荒い息を整える。

 

「落ち着け、俺」

 

一言、声が出る。

未だ目は蠢いたままだが、冷静を取り戻したらしい彼は、今まで潰していたものを忘れてしまったかのように自然に、その場を離れた。

 

「・・・はーっ、はーっ」

 

 

——ドクドクン、ドクドクン、二つの鼓動が重なり合ったまま。

 

——————————————————

 

ノアSide

 

紅魔館の屋根の上。

僕はそこに立って、報告をしていた。

天界への報告。強引に繋いでるせいか、やや荒っぽいけどね。

 

『・・・今現在、No.-6は仕事につけないと?』

「ええ。ちょっと障害が出来まして。冥界にいけないらしいんですよ~」

『障害は壊せ、殺せ。・・・そう、伝えておけ』

 

天界のお偉いさんのご都合主義のようなものには、ほとほと呆れる。

そうできないから、仕事できないんだって。

今のヴェルディが、ジルちゃんを殺せるわけがない。

聖奈ちゃんとジルちゃんを選びかねてるって言っても、それは確かだ。

 

・・・本当に選べていないのか?

 

彼には、第三の選択肢があるじゃないか。

仕事を放棄して、二人を選ばずに・・・フランの元へ帰るという選択肢が。

それを選ばないのは、ヴェルディの中でそう割り切ってしまったからだろう。

仕事だからしかたない。もう愛せない。愛さない・・・みたいに。

そう考えると、選んでるヴェルディはなんなのか?

愛のない愛情を、注ぐというの?

 

「・・・では、これで失礼いたします」

『ああ』

 

通話を切って、僕はため息をつく。

ダメだな、こりゃ。

この強固な結界が無くなった時・・・ヴェルディは死ぬかもしれない。

 

「・・・まあそんなこと、させないけどね」




夜中の出来事。
さあ、理桜はどうなってしまうのか!!!(笑

理桜「実際、あれが元の僕だから何とも言いようが・・・」

はっきり言おう。
問題児組の中で一番めんどいの(性格的にも)理桜だ。
さっぱりしてるのは多分・・・うん、緋乃?

緋乃「うぇーい」

書いてるうちになんか変な設定増えてくし・・・。
まあ、今回は特にそうそんなのはないけどさ。大技習得のためにも必要だし。
(あれが大技なのかはわからないが)

理桜「何か言った?」

イエナニモ。
緋乃くんは、もう言わずもがな。死ににいきます。ドウシテコウナッター。

緋乃「知らねえよ」(泣
ヴェルディ「・・・ノアは」

ノアも、一つの任務を任されてるからね。だから。
その報告。

ヴェルディ「?でも内容は」

はいはい、いいでしょ。じゃあヴェルドールさんに渡してきて。
理桜「あーい☆」

ではでは!
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