ヴェルディ「助かる」
ヴァ―ス「いえ」
理桜「あれ?作者は?」
ヴェルディ「あそこだ」
・・・な、なんで、こうなってしまったの?
え?ちょ、え?
ふ、ふふふ・・・ノリと勢いって怖い・・・!
理桜「何があったの」
ヴェルディ「歓喜の叫びだ」
理桜「歓喜?!」
ヴェルディ「では、二十八話、どうぞ」
理桜side
まさか、殺されかけるとは思わなかった・・・!
冷や汗をかきながら、嫌な気配を放つ緋奈から離れていく。
うろうろと移動していく気配と、腐臭。
・・・セリフからして、『
なのに、なぜ探す?
なぜだ?なぜなんだ?
「・・・俺が、確かに殺したはずだぞ・・・?」
緋奈の言う、リオは。
あいつは、俺がのっとった瞬間につぶして、ぐしゃぐしゃにして、捨ててやったはずなのに。
なんで、なんで、なんで、なんで、なんで、なんで、なんで!
(まだあいつを求めるんだ! なんで、俺を理桜と認めないんだ!)
歯を食いしばって、こぶしを強く握る。
あいつのほうが表にいるのは長かった。
長かったけれども、本当は俺なんだ。
表にいるのは、俺のはずだったんだ。
「アハハ・・・ドコニカクサレチャッタノカナァ・・・。リオ~、イルノナラ、コエヲキカセテヨ・・・」
(・・・精神的に、あれはやばい感じだな。ったく、しかたねぇか)
何を聞いて、何を見て、何を感じて俺を『偽物』だと、『違う』と言い放ったかは知らない。
でも、ただ俺はあいつの前に姿を現したら殺されるということだ。
たとえ、あいつの魂がどこにあったとしても――この体を屈さらせてしまえば、もう二度と『あいつ』は帰ってこないのにな。
「緋奈ちゃん」
「!・・・・・・リオ?」
「うん、そうだよ・・・俺は、ここn」
ガァンッ。
鈍い音と、何かが腐る音。
俺は身を縮こまらせた。
「ウ ソ ダ ヨ ネ ?」
だめだ、俺には手の出しようがない・・・。
そう思った瞬間、『俺の中にいる誰か』が目を覚ましたような気がした。
俺はそれに気づかぬふりをして、どうにかあの腐らせる現象を止められないか、と思案した。
打開案はない。
どこかにちぢこもって待ってるほうが得策そうだ。
ただ、この体は『
まったく、なぜあいつは見もせずに「理桜じゃない」なんて決めつけるのか。
―――――俺が、真実の『理桜』なのに。
―—―――――――――――――――
ヴェルディside
俺には、もう一つ考えなければならない案件がある。
聖奈のことだ。ジルシーアとのことを知ったら、どんなことを言うか・・・。
おとなしく引いてくれれば、それほどうれしいことはない。
はっきり言うと、行動に出られたら、止めるすべもないので、・・・やっぱり、考えないようにはしていたが、彼女も相手にするべきなのか。
可能ではある。それをジルシーアがどう思うかと、聖奈がそれで満足するかが問題なのだ・・・。
「・・・考えていたって仕方ないか。・・・そうだ、紅爛緋奈はどうなっただろう?」
何か別のことを考えようとした俺は、パッと浮かんだ話題を口にした。
誰も聞いてはいない。完全に俺の独り言だが、まあいいだろう。
ノアも忠告してから、部屋の前に残って独り言を聞いてるなんて趣味はもっていないだろう。
「仕事を放棄してしまった時点で、処罰は免れない・・・か・・・」
仕事よりも愛。
結果的に、俺はフランの時と同じだった。
人肌恋しさに、すがるだけしかできなかったのだ。
処罰のことや聖奈のこと。仕事やこれからのこと。
到底、あいつには話せないことだった。
「・・・。ジルシーア」
目元を覆って視界を暗くさせる。
浮かんできたのは、ジルシーアのうれしそうな表情。
「・・・あーくそ、負けた。惨敗だ。・・・好きだ、好きなんだ・・・しかたないんだ」
口元は笑みを浮かべてしまう。
またジルシーアと会ったら、さんざんいじってやろう。
殴られても、俺は今なら笑って流せる気がするから。
緋奈さんを一瞬『第二のヤンデレ』と言いかけてしまったのは内緒である。
理桜「でも・・・あ、あそこまで?」
ヴェルディ「それに、この子とはやっぱりヴェルドール様に任せるしかないって言うな・・・無力」
多分、しばらくの間理桜くんと緋奈さんのお話になるだろうから、なんとなくヴェルディ君のお話も。
ヴェルディ「訳が分からない」
うん、俺も。
これはチャンスだよね!
理桜くんと緋奈ちゃんの距離を遠ざk・・・もとい、近づけるイベントになりえるよね!
ヴェルディ「よし、理桜、バトン任せた」
理桜「りょかーい」
!?
ヴェルディ「では、任せたぞ」
理桜「じゃね、作者~」
えー!?