記憶喪失問題児と紅い実験者   作:Lan9393

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ヴァ―ス「はい、どうぞ!」
ヴェルディ「助かる」
理桜「・・・せぇええええつぅうううう」
セツ「ふん」

あはは、なんとなくカオスになってるけどいいや。
というわけで、理桜くん(セツ)視点ですよ。

どうぞ~


二十九話:お姫様奪還のために

理桜side

 

 悪魔は去っていった。

俺はポカーンとしながら、それを見ているだけだった―――わけじゃない。

ちくしょう、俺としたことが『アイツ』に感化されてる・・・。

緋奈のことをとっさに聞いてしまった自分を思い出して頭を抱えた。

・・・いや、感化じゃない。きっと―――――。

そこまで考えて、ため息をついた。

 

「どうする、べきか・・・ッ」

 

爪を噛みながら、俺は誰もいない屋敷を見上げる。

本当に元に戻ってやがる。どういう仕組みだ・・・?

疑問を持つがまあいいと放棄し、その場に胡坐をかいた。

 

「・・・セツを求めて、・・・緋奈はなにがしたい」

 

ぽつり、ポツリと言葉を漏らす。

 

「なんで、俺を求めない?」

 

虚空を見上げ、首を傾げた。

 

「・・・セツ、お前は緋奈を助けたいのか?」

 

胸に手を当て、『その存在』へ問いかける。

『その存在』はうなずいたような気がして、俺は手を上げた。

 

「あーあー、お手上げだ。俺にゃなにもできねーさ」

 

苦笑して、肩をすくめる。

 

「・・・せめてお前の望み通り、助けてやるか」

 

・・・『その存在』が笑ったような気がした。

 

「うっせ」

 

そっぽを向いて小さく吐き捨てた。

 

「・・・堕天使と、吸血鬼・・・」

 

永遠亭で出会ったあの二人を思い出す。

ヴェルディ・シアン・・・と、ジルシーア・ネスクーフか・・・。

おそらく、あの二人は紅魔館にいるだろう、と予想してみる。

バッと俺は立ち上がり白玉楼から離れる。

 

「ったく、世話の焼けるペットだな!!」

 

なんだかもう、笑えてきたッ。

 

 

 

 

――――今度こそ本当にお姫サマじゃねえか、紅爛緋奈!!!

 

 

 

 

 

☆  ☆  ☆

 

 

 

 

 

sideout

 

「・・・勝手なことするなよ、おい」

 

『彼』の中で彼は文句を言う。

表に出てる『彼』と同じ姿をした少年―――理桜だ。

 

「・・・緋奈ちゃん、大丈夫かな・・・?」

 

冷や汗を浮かべながら、理桜は眉をひそめた。

 

「・・・そもそも、なんであんな怒ってたんだろう・・・?俺がのっとられてたから?でも、ニセモノって・・・」

 

熟考する。

しかし、答えは見つからなくて。

 

「・・・俺が、隠されてる、ねぇ。まああながち間違いじゃないんだけど。まったく、セツはなんで俺を殺したんだろう」

 

こうして彼の中に入っちゃったけどねと苦笑しながら理桜はただれた腹部をなでる。

鈍い痛みがくるが、もう気にすることはない。

いや、気にする余裕はもうないというべきか。

自分のことよりも、理桜は緋奈を気にかけていた。

直接触れることができないから、今では彼女に声をかけることすらできないから。

そんな状態が、彼の心配をよりあおらせていた。

・・・だから、だろうか。

彼の精神状態は以前よりも不安定で、今にも狂ってしまいそうな危険すらあった。

 

「・・・緋奈ちゃん、・・・絶対、助けなきゃだよセツ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「――――――もしも殺しでもしたら・・・わかってるよね?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

にっこりと、どこか狂ったような笑みを浮かべた理桜は、そこでのんびりとできる体制を作った。

 

 

 

☆  ☆  ☆

 

理桜side

 

 俺はトッと地に足をつけた。

いやー、能力って楽だ。

そんなこんなで紅魔館までたどり着いた俺は門番に話しかける。

 

「ジルシーアとヴェルディはいるか?」

 

身長的な意味もあるのか覗き込むようにしながらも、俺はそう問うた。

門番――――美鈴は少し戸惑いながら、聞き返してくる。

 

「・・・あなたは?」

「・・・」

 

その質問に俺はどう答えようか悩む。

 

「・・・・・・天守理桜・・・の皮をかぶったイタチさ。まあ、今は理桜本人がいないから理桜って言っといてくれ」

「・・・わかりました」

 

・・・はぁ、この世界でも『理桜(セツ)』が普通の理桜って感じだからな・・・。

俺がバカしてああなっちまったのも同然だ。

それならば、少しでもあいつのためになりそうなことを・・・いや、そうじゃない。

俺はまた脇役になろうとしてる・・・。

 

「・・・お姫様のためならしゃあないってな」

「?なにか?」

「・・・さっさと呼んできてくれ。頼む」

 

俺はつぶやいた口を覆い、何も言ってない風を装って要求する。

美鈴はそれを聞いて、「はいはい」と中へ入っていった。

その場で息を吐きながら、俺はそいつが帰ってくるのを待つことにした。




キャーリオクンコワーイ

理桜「ついに、僕復活!だね」
ヴェルディ「まだ本編じゃ復活すらしてないけどな」
理桜「違うよ!僕が出てきた!って意味だよ」
ヴェルディ「・・・復活って言うか?」
理桜「さあ?」

何話してるのだ!この状況は理桜君の大技のためにいいんだぞ!

理桜「そうなの?」

うん。
でもね、どっかの小説のパクリになっちゃうかも。

理桜「やめろ今すぐに」

嫌だ。でも、でもだね。
私はやるよ(キリッ

理桜「もうだめだ、おしまいだ・・・」
ヴェルディ「じゃあ、届けに行ってくる。切り上げるぞ」
理桜「ああうん、そうだね。じゃ、ヴェルドールさん任せました~!」
ヴェルディ「じゃあな」

では~!
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