記憶喪失問題児と紅い実験者   作:Lan9393

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ヴェルディ「ほれ、もらってきたぞバトン」

うい、ありがとう。
そしてごめんねノア君。

ノア「ん?なんで?」

君のキャラが盛大にぶっ壊れてるからだよ!!!!!!!

ノア「・・・なにを今さら」
ヴェルディ「まったくな。ほれ、本編へGO」
理桜「いつになったら僕、いろんな意味で元に戻るのかなぁ・・・」


三十四話:天使の独り言

第三者side

 

 永遠亭の上を飛びながら、彼は少しばかり嘆息した。

金髪の髪が揺れる―――――ノアはふわふわと羽を揺らし、伸びをしてから永遠亭を見下ろした。

そこには理桜の死体と彼女らがいる。

未だ、ヴェルディとジルシーアは帰ってきていないそこは、少しばかり悲しさ、に似た感情が渦巻いているように見えた。

理桜はすでに死に絶えた。しかし、周りは復活させようと手を尽くしている―――生があるなら死も当然ついてくる、これは自然の摂理であり、そうでなければならないと定められていることだ。

天使である彼は、そう教えられてきた。

 理桜を思い出し、彼はつぶやく。

 

「彼にそこまでするような価値はないと思うけれど・・・なにかするのは君たちの勝手だもんねぇ」

 

くすくす、と笑みをこぼして、ノアは言葉を漏らす。

 理桜が死んだこと、それを緋奈が復活させようとしていること、その蘇生に必要なアイテムをヴェルディ達が取りに向かっていること―――彼は、永遠亭の上空でそれをずっと見ていた。

なにに化けるわけでもなく、そこでじっと。

 

「ここで愛し愛され、なんて、君が許されるのかなぁ理桜君。君はあっちで彼女と愛し合ってたはずじゃないか」

 

笑みがこぼれる、こぼれて、こぼれて、隠しきれずに表情に張り付いた。

銀髪の少女が理桜の名前を呼んで駆け寄る。そして理桜はその少女の頭をそっとなで、軽くいたずらするのだ。

・・・そんな様をみたからこそ、なおさら許せるものではないとノアは思うのだ。

 

「・・・この世界から出れるようになったら二人に連絡しないとね・・・。あ、あとレミィやフランにも言っておかないと。『きっと彼ら二人が帰ってくることはない』、『彼らは愛する人を見つけてしまったから』、なんて・・・言ったら、僕も彼らもただじゃすまないだろうなぁ」

 

笑い事ではないと思われるのに、ノアはひどく愉快そうに言ってのけた。

 彼の脳内では、すでにそこまで考えられていた。

今、理桜がとても危険な状況下にある。

そんなの、彼には関係ない。

問題となるのはこれからだ。

異世界にお邪魔するのは別にかまわないだろう。しかし、閉じ込められたとあってはどうにかして帰る必要がある。

出かけたら帰る、これは普通のことだと、当たり前のことだと彼は思ったから。

 

「帰ってこない君たちを探しにここまで来たはいいけど・・・。巻き込まれてやる気にもならないんだよねぇ・・・。少なくとも、彼らは帰ってきませーんなんて言った暁には、うちの幻想郷がどうなるかわかったもんじゃない」

 

銀髪の少女はどんな手を使ってでも理桜を取り戻そうとするだろうか。

別の世界まで渡って、彼を取り戻そうとするのだろうか。

あの妹はヴェルディを失ってなお、何も思わずにいられるのだろうか。

 

「・・・まあ、それを見てみたいっていうのもあるよねぇ・・・。彼らが不幸になるならない以前に、僕の好奇心的に、それが見たいなーなんて思わなくもない。・・・最低な考えなんて言われるだろうし、彼もきっと怒るけれど・・・僕はそう考えざるを得ないんだよ・・・たぶんね」

 

困ったようにノアは笑う。

バサッと羽音を響かせ、彼は滑空する。

永遠亭に近づいて、その中身を改めて見に行くため。

 

☆  ☆  ☆

 

 窓の縁に足をかけ、そうっと音を立てないように中へ入る。

中は誰もいないのか、がらんとしていた。

きっと席を外した人がいるんだろう。

 ふいに、彼が視界に入る。

 

「・・・死者蘇生は生命への冒涜だよ」

 

そんな風につぶやきながら、理桜の頬にそっと触れた。

出来る限りのことはしたんだろう、それでも冷たい彼の体に、『死』の存在を感じざるを得なかった。

 彼を復活させたいから物を集めてどうこうしようとする・・・。

 

「馬鹿らしい・・・。ヴェルディ、どうしてこんなことに手を貸すんだい?」

 

嘲笑しながら居もしない人へ向けて問いかける。

 

「・・・僕の時はしてくれなかったのに――――――」

 

ガラッと扉が開いた。

 白い羽がはらりと落ちて、その場には、扉を開けた人以外誰もいなかった。白い羽はやがて光を放ち消える。

扉を開けた人物は、なんのことかと首を傾げたが、理桜を見て、「よかった」と安堵した。

 

 

 

 

 冷えた肌に触れた手が震える。

 いつか感じた『死』を思い出す。

 

「ヴェルディ・・・。僕は・・・君を・・・君が・・・君の・・・」

 

 震える唇で音を紡ぐ。

 ヴェルディが頼まれたソレらを持って帰ってくるまで、あと少し。




はい、キャラが盛大にぶっこわれてますノアくん。
ヴェルディとジルシーアさんがどうなったかは、まあヴェルドールさんにお任せするとして。
今更特に目立たせてやる内容がないからノアくんに(もがもが

理桜「今すぐ戻らなきゃ僕の命が危ない」
ヴェルディ「ただしそれができないのがこの話」
ノア「自業自得だね☆って言いたいんだけど、ねぇ」
理桜「緋奈ちゃん大好き」
ヴェルディ「ジルシーアからかうの楽しい」
ノア「これで戻ったところで何ともなんないよねぇほんと」

まあそうですなぁ。
というわけで、理桜、バトン任せた。
遅れてすいませんでしたヴェルドールさん!お任せします!
では~!
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