理桜Sido。
うーん?懐かしさ?会ったこともないのに?まあ、気のせいか。
俺は食事を取ることを目的としている(と俺は思っている)部屋を一望。
もうすでに女性が食べ始めているのは気のせいではないだろう。
それも、スルスルズルズルと吸い込まれて行くように彼女の口の中へと消えていく。
「・・・彼女は」
「西行寺幽々子さん。この冥界・・・白玉楼の主だよ」
「ふぅん・・・ああ、申し遅れました、俺は」
「理桜くんでいいのよね?さ、座って食べなさい~」
「・・・・んん?」
俺が緋奈ちゃんに視線をよこすと、緋奈ちゃんは「あー」と何処かを見ている。
うん、俺のことなんだかの会話の中で説明かなにかしたね?君。
「そちらは」
俺は緋奈ちゃんが座るのに習い座ると、銀髪の少女を指す。
「私は魂魄妖夢。よろしくお願いします、理桜さん」
「ああ、よろしくお願いします」
俺の中のなにかがむくりと起き上がって、食事を始めようとする動きを止める。
・・・なんだろう。とても気持ち悪い。
しばらくするとそれは収まって、体は自由になった。
三人から変な目で見られる。
「ああいや、なんでもないです。じゃ、じゃあいただきます・・・」
「うん。って幽々子さんいっぱい食べたね?!」
「こんなの序の口よ~」
「なんか幽々子さんがいうと別の意味に聞こえる」
緋奈ちゃんが食べ始めながらも幽々子さんに対して呆れたように笑う。
・・・ここのメンバーだち、幽々子さんのこの食べっぷりは日常茶飯事なんだろうけれど。
俺は無事完食。というか、幽々子さんに取り分を取られたせいでまともに食えなかったのが悔しい。
あの量+俺の分の半分だ。信じられないね。
「じゃあ俺は部屋に行きます」
「え?お風呂は?」
「・・・後で、呼んでくれれば」
忘れてたよ。山ごもりしてた時は別に風呂はいる習慣なんて・・・山ごもり?
さっきっから頭痛がしたりしなかったりがほとんどだなぁ。
今回はそんな痛くないけれども。
「理桜?」
「・・・うんー?どうしたの、緋奈ちゃん?」
「ううん・・・なんでもない」
不思議そうに俺は見やるけれど、緋奈ちゃんはどこか心配そうに俺を見てくる。
・・・そんな、痛そうに見えるかなぁ。
雪銀が降り立ち、緋奈ちゃんに飛びかかった。
「わぁ!?」
ああ、懐いたんだな。
俺はそんなことを考えながらすぐ追いやり、借りた部屋へと戻って行った。
一刻も早く、一人になりたかったから。
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ヴェルディSido
爆風はやんだ。
俺が目を開けると、そこには煙をあげた吸血鬼の姿。
・・・あいつ、平気なんじゃなかったのか?!
先ほどまで日光の元でピンピンしていた吸血鬼がなぜ?
そんなことはどうでもいい。そいつがとにかく放っておけず、俺はまた地を蹴って湖へ走る。
日光を遮断すること、流水はいけない。
つまりは、少々やつに害があってもこの羽で日光を遮断し、そして流水から守らなければならない。
飛んで抱き寄せ俺が日光を背にして館へ飛ぶ・・・?
『そんな』こと、俺にできるのか?
そんな疑問が地を蹴って行く足を鈍らせる。
しかし、今はやらねばならない。パチュリーたちは館へ飛んで行った。つまりは壁にぶつかって動けないのかもしれない。
今は俺が持ちこたえた。なら俺が助けるべきだ。
・・・助っ人としてきてくれたから、あいつらを退けることができたと言っていいから。
湖に近づく。俺は懸命に手を延ばした。
「間に合え・・・・!」
湖に足がついたならばその場で一気に加速し羽を広げる。
間に合わない。流水に腕をつけたそいつの肩を掴んで引き上げる。
流水にあたったからどうなるとかはないだろう。苦手なだけで。
・・・ん?でもこいつ動けなさそうだし、溺れるだけだったか?流水は、苦手でない?
まあいい、泳ぐのは勘弁して欲しいところだ。
「おい、無事か・・・」
自らで日光を遮断してやる。
いまいち度合いがわからない。
俺はそのまま館内へと飛んで行った。
ヴェルディくんお前そんな速かったの?
ヴェルディ「そうだったのか?」
おい。
んで理桜くん。
理桜「何もいうな」
はい。
着々とフラグをへし折る二人。
さあ、こっからどんな恋愛模様が?!
・・・ねえ、今思ったけどさ、「恋人」ってどうなったの?
理桜「知らない」
君さ、恋人相手にはっちゃける人だよね。
理桜「それは記憶失う前・・・」
うるさいやい。
理桜「セツ、これ持ってってねー」
うわ、バトン何時の間に?
うん・・・。まあいいや。
んじゃバトンは雪銀に任せるとして・・・。
(絶対途中女の子に擦り寄るな)
ヴェ、ヴェルドールさん!理桜・緋奈さんの方はそちらの視点で自由にどうぞ~。
では~!