記憶喪失問題児と紅い実験者   作:Lan9393

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四話が二つありました。なぜ。
片方削除しておきましたのであしからず。

・・・というよりさぁ、ヴェルディくん。
君もうちょっとジルシーアさん労わろうよ!

ヴェルディ「なんのことだか」


咲夜?「どうぞ」

え?!え?!どなた・・・って消えたぁああ?!

・・・え、こわ・・・。


五話:看護とおもいきや?

 

理桜Sido

 

  部屋の前・・・というか、通路で人を待つ。

一人になりたいけれど・・・なんていうんだろう。寝れない。

 

するとほうけてしまったらしく・・・しばらく立つとゆすられる感覚。

目を開けると、目の間に、待っていた人が現れたのだ。

俺はつい抱きついてしまう。待っていた人・・・緋奈ちゃんに。

 

「あ、緋奈ちゃーん」

「うわ、理桜・・戻ったんじゃ。どうして寝てたの?」

「んー。雪銀から聞いたんだけど、腐るってどういうことかな?」

「え?あ、えーっと・・・」

 

言いにくそうな緋奈ちゃんに追い打ちをかける。

単純に説明しづらいのかもしれない。

なら、・・・聞かないほうがいいのかもしれない。

なんてバカなことをしたのだろうか。

 

「・・・いいや、なんでもない。ごめんね、急に聞いちゃって」

 

ぎゅうっとしながら俺は緋奈ちゃんの左の肩にひたいを乗せた。

「ええと・・・」と戸惑う声が聞こえる。

 

「ごめんね、ちょっと・・・俺、馬鹿みたいだ」

 

緋奈ちゃんの事情は、強引に聞き出すものではないのに。

 

——【イタチの少年はお前を不幸にするぞ?そして、お前の周りの者も。周りを巻き込みたくなければ本来の居場所へと戻ってこい!】

 

なぜか先ほどから思い出す言葉。

何も覚えていない脳が、この言葉をただ流す理由。

きっと、そこにいるなということなのだろうか?

 

 

「・・・よし、決めた!」

「え?」

「俺は、ここを出るよ」

「・・・へっ?」

「確かに、恋人・・・らしい緋奈ちゃんと離れるのはさみしいけどさ、・・・俺、ここにいちゃいけないみたい」

 

二ヘラと笑って、俺は、言葉を紡ぐ。

・・・緋奈ちゃんにしゃべる暇を与えないように。

今なのか言われたら、俺は、俺はきっと———。

 

聞いてしまうから。決心が揺らいでしまうから。

 

——————————————————

 

ヴェルディSido

 

  何で俺がこんなことを・・・!

嫌になってガシガシと頭を掻き毟る。

確かに、俺しか動けないのかもしれない。でも、でもだ。

だからって天使に看護させるか?!

そんな奴、初めて・・・・。

・・・いや、そうでもないな。

そしてふと、『あいつ』を思い出してしまう。

金髪で、吸血鬼で——……。

苛立ちと幸福感。

無性に、無性に、・・・

 

「イラつく!!」

 

地団駄を踏んでいると、そいつの体がピクリと動く。

・・・・やべ、起こしちまったか?

なんて思いながら、そいつが寝てるベッドに腰掛ける。

・・・綺麗な紅の髪だな。その両目はどのような色で彩られているのか。

まあ、知ってもどうでもいいことだが。

髪に手を延ばして、ふとため息を吐く。なんでさっき、『あいつ』を思い出したんだろう。

不思議だ。考えながら髪を撫でる。やはり堕天使の身には何も起きない。

そもそも、天使が悪魔に触るといけないものが移る、とかなんとかの噂は噂にすぎないのだ。俺もそれに惑わされていたと知る。だからといってなにというわけでもないが。

髪を持ち上げ、口付ける。

感謝の意をこめて。

ばれてないか。よし、平気だな。

髪を手放し、どこか安心するように、ベッドに体重をかけた。

 

刹那——………

 

「——ッつ、あ"ぁぁああ?!」

 

急激な激痛に襲われる。

羽が痛い、とても痛い。

そうだ、あのレーザーだ。あのレーザーで俺の羽は射抜かれたんだった。

 

「こういう重傷は天界にいりゃあ自然と回復したのに、遅いな・・・やはり、紅魔館は不便だ」

 

つぶやくように言う。でも任務を受けている以上、のこのこ帰るわけにはいかない。

この羽では絶対に冥界まで飛べないだろうし・・・。

博麗神社だったらまだ回復は早まるかもしれないな。そちらへ向かってみるか。

 

「光を浴びれれば・・・いいのかもしれないけれど」

 

俺の視界のはしに寝ているそいつが、ピクリと反応した気がした。

・・・気のせいだろう。

俺はそう思って吸血鬼を一瞥し、部屋から出た。

 

 

ジルシーア、と言ったか。

いつか、俺はお前を殺すかもしれない。

・・・その時までせいぜい、生きていろ。

 

「・・・・ははっ」

 

目元を覆って、ドアにもたれかかる。

情けない。

 

(どうして、吸血鬼を殺そうと思うと、こんなにも、胸が痛いんだ)

 

 

 

 

 

 

——————————————————

 

???Sido

 

  俺らは博麗神社に集まった。

定期的に行われる会議。まあ、趣旨といえば交流会で伝わる簡単なもの。

そんなののために、こいつらは嫁を捨ててまできている。

捨てて・・・ないのかもだけど。

 

「ねえ、霊夢好き。ロリコンがいないよ?」

「ああロリコンか・・・おい、カリスマ好き。知ってるか?」

「え、その呼び方になります?ちょっとロリコン2って言われた時のツッコミ用意してたんだけど」

「ツッコミは俺の仕事だ」

 

白い羽がふんわりと広がる。

その指は唇にあてがわれて、「ヴァル・・・か。ま、秘密だねぇ」とつぶやいた。

なんだか、女っぽくて俺でさえドキッとする。

 

「・・・八雲ッ!」

 

呼べば、ボロボロになった八雲が出て来る。

ところどころ服が乱れてって俺は何を考えてる?!

 

「なぁにぃ?」

「どうしたんだよ、お前・・・」

「別に・・・なんにもないわよ。それで?用はなにかしら」

「理桜と、ヴェルディの居場所が知りたい」

「・・・ふふ、あなたたちは本当に仲間思いね」

 

八雲はクスリと笑って、頷いた。

 

「教えてあげる。でも準備期間が必要よ。・・・あと、しばらく帰ってこれないだろうから行く人決めて、嫁に一言言ってね・・・あ、緋乃はわざと言わないで私のところに」

「だが断る」

 

誰が嫁捨てるかっ。

「残念」とつぶやいた八雲は言った。

 

「準備が終わったら呼んで頂戴」

「・・・なあ、準備期間ってなんだ?何で必要なんだよ。他のやつのところにゃポンポン送ったってのに。特にあいつ・・・」

 

俺はある知人を思い浮かべ・・・やめた。

会いたくなる。

八雲はしばしキョトンとした後、やけに真剣な顔で告げた。

 

「言ったでしょう?しばらく帰ってこれないって」

「それがどうかしたのかよ?」

「あの世界・・・知ってるからって油断してたわ。あんなのがいたなんて。ヴェルディには悪いことをしたわ」

「ヴァルは生きてるんだよねぇ?!」

 

目を見開いたノアさんが叫んだ。荒々しく、・・・どこか恐れたように。

八雲は首を振った。

 

「わからないわ。最後まで見届けてないもの」

「なんでさ?!君は、君は・・・ッ!!」

「幻想郷はすべてを受け入れる。死をも、認めなければ前へ進めないわ。まあ彼に限ってありえないけれど」

「・・・」

 

ノアさんは羽を大きく羽ばたかせて飛んで行った。

 

「妖真!」

「は、はい!」

 

妖真に頼んで追いかけてもらう。あいつ、なにかとノアさんと仲いいし。

・・・あいつ、早苗に告ってないんだよな・・・まさか?!

ああいややめておこう悪寒がした。




髪へのキスは、思慕を意味します!
感謝は無いですがw

え?理桜が家出しそう?何を言ってるんですか。
これから緋奈さんが殴るんでしょう?(殴

理桜「殴られるの?!」

はい。

ヴェルディ「俺は・・・なんで早速の殺す発言」

大丈夫大丈夫。
君、捕まえるって言ってたフランに惚れたじゃん。今回もヘーキ。

ヴェルディ「あのなぁ・・・」

・・・今思った。ヴェルドールさん大丈夫かな?!

二人「無理だろ、流石に家出とかなんとかは」

えぇえええ?!緋奈ちゃんなら殴って止めれば平気だしヴェルディは・・・あ、美鈴にボコられるんじゃ。

ヴェルディ「早急に退避!退避ぃいいいいい!」

だが断る。殴られて来い。

ヴェルディ「ひぃいいいいやぁあああああああああああああ………」
理桜「南無阿弥陀仏」

どんまーい。
・・・よし、雪銀。すぐ帰ってくるんだよ?あの怖いお姉さんのえz・・・お姉さんにお持ち帰りされないでね?

雪銀(コクコクコク)
はい、いってら・・・あれ?妖真ー?

妖真「僕が届けてきますねー」

えー・・・あ、はい。
・・・あれー?

で、ではー。
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