人類の敵として生まれた俺はどうやら女の子になって人類を救うようです   作:ふともも辺りに絡みつく触手

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射程距離に入り次第撃ち出します

ぶるんぶるーん

 

今現在私達人型エイリアンのメンバーと『オオムラ拠点編軍 第21拠点』のメンバー全員で『オオムラ閉鎖都市』に向かってる

『オオムラ拠点編軍 第21拠点』とは前回助けたススノキさん達率いる100人ほどの人達である

 

最初はススノキ隊だけが「命を捧げる!!」って言ってたのがいろいろやってるうちにメンバー全員が「命を捧げる!!」って言いだして全員で移動することになった

ダムを拠点化したのでそこで休めばいいと言ったのにみんなで行くことになっちゃった

 

ちなみに移動は車である

 

私達エイリアンは飲まず食わずで生きていけるしスタミナと言う概念がないからずっと走り続けられるが車と比べたら車の方が速いのでそりゃ車に乗る

あ、《ボーラー》ちゃんたち5メートル級の子達は走った方が速いので車と並走しながら走ってます

 

『都市』にはもうちょっと後でもっと人類側と交流してから行こうと思ってたんだけどなー

 

なんで『オオムラ閉鎖都市』に向かっているかと言うと『川』が『洪水』になったのを確認したからである

 

『川』はエイリアンが一直線に進むだけだったが『洪水』は『川』から全方向にエイリアンが進んで行き周りの物全てを踏みつぶしていくそうだ

起こった後は存在してるものは全て壊されガレキだけが残るだけ。だから『洪水』

 

そしてその『洪水』の範囲に『オオムラ閉鎖都市』が入っているのである

どの『閉鎖都市』でもそうだがどのような防御機構があっても『閉鎖都市』というか人類側の建物は『洪水』に耐えれるほどの硬さは持っていないそうだ

 

 

 

 

『A168、巨大な建築物が敵性エイリアンに攻撃されているの確認しました』

 

《あーどうやら『閉鎖都市』はもう『洪水』に浸かってるみたいだよ》

 

今走ってる車の全部に繋いである通信に私が言うと周りの空気が一気に緊張する

 

《確実に戦闘になるけど皆はそれでいいんだね?》

 

《はい、間違いありません》

 

《その通りです。皆覚悟は決まってます》

 

《あいつらに今までの借りを返してやるんだ!!》

 

通信から肯定の意が返ってくる

 

『第21拠点』のメンバーには全員に『エイリアンを倒せる銃』を配布してある

 

これは私達が使ってる銃をそのまま渡しただけである

いろいろ注意する点はあるがススノキ隊に試してもらってエイリアンを倒せるのを確認できたためそのまま配った

 

まぁ試しでエイリアンを倒したのを見せた結果、『第21拠点』のメンバーさん達が皆「命を捧げる!!」って言いだしちゃったわけなんですが

 

今までどうやっても倒せなかったヤツ倒せるんだからそりゃそうなるか

 

《このまま走れば1時間以内に交戦圏内に入るから準備しといてね》

 

《了解》

 

 

 

 

「見えてきた!!」

 

車の天井に付いてる銃座から体を乗り出して遠くを見ていたギルバートさんがそう叫ぶと遠方に大きな半球状の天井をした建物が無数のトラックくらいの大きさのアリ型エイリアンに張り付かれてるのが見えてきた

 

『閉鎖都市』

人類最後の砦

基本的には円形型の都市であり有事には天井を覆う装甲が半球状に展開されるらしい

そして今が最大限に危険な有事であるためその半球状の装甲が展開されており、そして半分ぐらいグシャグシャになっていた

 

 

 

「あの半球状の中にもう1つ大きな装甲板がありそこを突破されたら都市内部へ侵入されます」

 

運転してるススノキさんから教えて貰う

 

「それならまだ間に合いそうだね」

 

「しかし周りにはエイリアンが……」

 

ちょっと近づいてみたら分かったがもう周りはアリ型のヤツらに埋め尽くされておりちょっとやそっとでは『閉鎖都市』に近づけないのが分かる

 

「まぁあそこに私が行けば何とかなるよ。あそこまで行く方法も持ってきたし」

 

そう言って隣を並走している《ボーラー》に指を向けた

 

「本当にそれやるの……?」

 

凄いなんとも言えない顔でこっちを見てくるヒナちゃんが助けた赤い髪の女の子(チヒロちゃんって言うらしい)

 

「確かに教えて貰ったエイリアンの能力だとそれも出来ますが……」

 

同じくなんとも言えない顔の青い髪の女の子(名前はリルちゃんだそうで)

 

「がっはっは!!俺も出来るんならやってみてぇがやったら死ぬなぁ!!」

 

大笑いしながらやって見たそうなこっちを見てくるマルコさん

 

「あぁ間違いなく死ぬからやめておけマルコ」

 

マルコさんを止めるギルバートさん

 

「だってこっちの方が車で行くより現場に到着が早いし何より到着地点のヤツらにいっぱい被害を出せるからね」

 

 

 

私達エイリアンは能力の一つに『他種族のエイリアンからの攻撃以外では全くダメージがない』というモノがある

 

分かりやすい所で言えば銃弾が効かないとか爆発に巻き込まれても無傷とかビルの100階から落ちても怪我一つしないとか

 

ただダメージが無いだけで物理法則は喰らうので『銃弾を足に喰らってで足がちょっと止まる』とか『爆発でぶっ飛ばされる』とか『ビルから落ちる』とかはあるのである

 

まぁ物理法則を喰らうだけで言うなれば『絶対壊れないものに力を加えた状態』なので発生した力が吸収されず周りに被害が出ることが多々あったらしい

 

『弾がエイリアンに当たったが跳弾しまくって逆に撃った側に被害が出た』とか『爆発でぶっ飛ばされたエイリアンが予期せぬ方向に飛んでいき街の壁に直撃し壁が壊れそのまま中に侵入した』とか『高層ビルから落ちてきたエイリアンがそのまま地下にあったシェルターの天井をぶち抜きエイリアン本体は落ちた後すぐ元気にシェルター内の人間を狩りだした』とか

 

エイリアンが飛来した当初からずっとそういう話に枚挙にいとまがないくらいだったそうで

 

そのせいで人間側の対応が難しすぎて被害が拡大していったらしい

 

ただ逆に『戦車の弾を撃ち込んだのに1ミリも止まらず逆に戦車を引き裂いた』とか『爆発でぶっ飛ばしたと思ったら爆発の中から出てきた』とか『大穴が開いてるのにその上を元の地面があったように歩いてきた』とか言うこともあったそうな

 

まぁこれは実はエイリアンの能力の一つとして『とあること』が可能なのでそうなるんだけど

 

まぁ何が言いたいかと言うと私たちは他種族のエイリアン以外ではダメージは受けず『とあること』をしなければ物理法則にはある程度則るということである

 

 

 

「んじゃ行ってくる」

 

走ってる車から並走してる《ボーラー》へ飛び移る

 

「A168さん、『都市』をお願いします」

 

ススノキさんにそう声をかけられ

 

「うん、任せといて」

 

答えた俺はそのまま並走してる《ボーラー》の背中の大きな筒の中に入った

私達の種族が編み出した最速で現場に行く方法それは

 

『ヒナ、こっちは頼むね』

 

『承りました。こちらH17 《ボーラー》がA168を《背部キャノン》にセットしたのを確認 射程距離に《オオムラ閉鎖都市》が入り次第撃ち出します』

 

俗にいう人間砲弾である

 

それじゃまぁ『オオムラ閉鎖都市』救出作戦の開始だ

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