━━小説『MINECRAFT はじまりの島』より
あ、それと良かったらコメントやらご意見板の方書いてほしいです。
最近モチベが駄々下がっているので。
とある日の夜は忙しい。
チャットでレスバをする一触即発のクラフターが居る傍ら、地面を掘る作業をしているクラフターもいる。
前者の例を挙げるなら、今まさにこのD.U.の郊外の空き地がそうであろう。
<Bill_095(建築部)>は?ここは住宅街で埋める予定なんだが?
<NULL0017(軍事部)>元々戦車格納庫を作る予定地として目を付けてたんですがぁ?
<X_Qreakr_X(建築部)>アリウスあるだろ。引け、軍事部
<Fallsad3758(軍事部)>そっちこそ、アビドスあるだろ、建築部
<Yxalest_PVP(軍事部)>10VS10
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一方の後者は子ウサギ公園で露天掘りとまでは行かないが採掘作業をしている。
「あの子たち大丈夫かな?」
ボコ ボコ ボコ ボコ
「大丈夫でしょ、多分」
ドバァ ドバァ‥‥‥
<スティーブ>諸注意はしたが、大丈夫かな?
そんなことをチャットしながらオペレーティングをするスティーブ。
こうなった原因は朝までさかのぼる‥‥‥
朝早くに起床したRABBIT小隊の面々はスティーブに質問をしていた。
「先生、お尋ねしたいことがあるのですが?」
<スティーブ>?
「朝起きたら木造が作られまくっているのはどういうことなのですか?」
【イメージ画像】
「外側だけかと思ったら内装もガッツリだったし…。」
【イメージ画像】
RABBIT小隊の面々が驚くのも無理もない。
実を言うと夜ウサギ共が寝静まった頃にガイの「建物作ってあげた方が良いよね?」の一言から始まり、互いに木造のログハウス建築バトルを開始、そしてできたのがこの家々である。
意外にもこの公園は土地が広いのでそういう建築作りには向いている。
ついでと言っていいのかスコップと骨粉で地面の装飾もして実にネイチャーな外観になった。
なお、これは余談になるのだが、ミヤコが「施されるのは嫌。」というのを思い出したスティーブが(8割方)嫌がらせで、
<スティーブ>あ、ごめん。そういや施されるの嫌だったね。これ後で取り壊すから。
ミヤコ「いえ、そのままにしてください。施されるのは嫌ですが、貰える物はもらうべきと考えていますので。」
というように実に分かりやすい返答をするミヤコを見てスティーブはニヤリと思うのだった。
ニンジンには釣られないくせに、欲深いウサギもいるものだ。
「食料は足りてるけど、リソースがね~」
それはふとモエが呟いたことから始まった。
<スティーブ>まだ没収されたこと根に持っとるのか?
「ない‥‥とは言い切れないけどさぁ、それとは別件で」
「モエの言う通りですね、食料については解決していますが、衛生面は…今後考えるとして、私たちには資源が不足しています」
「土豪用の土袋も無ければスクラップも無い」
「じゅ、銃弾も心もとないです‥‥」
なるほどなるほど、それは一理ある。
サバイバルには何にだって資源は必要だ。
それはここにいるマインクラフターたちは十分に理解している。
「そういうことなので、私は考えました!」
<スティーブ>?
少し嫌な予感がするのだが、気のせいだろう。
「D.U.の廃棄予定の物資をありがたく頂戴しましょう!」
「普通に窃盗罪だよ!?それ!!!」*1
「あなた達本当に特殊部隊なのよね!!??」
「むぅ‥‥やはりだめでしたか」
「分かり切った上で言ってたの?」
「ええ、
<スティーブ>ジョークで犯罪予告する特殊部隊がどこにいるんだか
まず言いたいんだが、ミヤコ、お前何か吹っ切れてないか?
施しが嫌だったけど、施されまくった結果キャラ変したのかな。
悪い方向にはいってないと思うからそのままにするけど。
他3名もミヤコ程ではないが吹っ切れてるっぽいし。
「というわけで、先生方には何か資源を恵んでくれたらなと」
<スティーブ>なんの脈略もなく言ってきたぞ、おい
<スティーブ>村人みたく取引ならしてやるが、無償は無理
「少しムカつく‥‥が、取引か‥‥‥取引できる材料何てあったか?」
「ないね」
「‥‥‥‥‥‥。」
即落ち2コマみたいなコントをやっているがRABBIT小隊には取引できる材料がない。
前に押収された物を引き換えにしようかと思ったが、それの対価が農業だと考えるのが妥当であるためこの手は使えない。
こればかりはどうしようかと皆が頭を悩ませていた中スティーブが動く。
<スティーブ>あのさ、資源を稼ぎたいならいいバイト紹介できるけど?
「バイトですか?ですが、再度言いますがSRTは副業禁止で‥‥‥」
<スティーブ>じゃあこうしよう。「SRTに依頼をする」という形で。
スティーブが提示したのはただ単にバイト先を紹介しただけである。
しかし相手は副業禁止のSRTである。
なら「SRT(RABBIT小隊)への依頼」という体なら副業ではなく本業で動ける。
ついでに貰えるのがどういうものかを提示すれば絶対に食いついて来る。
「分かりました、受けましょう、その依頼。皆もそれでいいですね。」
「ああ」
「うん」
「はい…」
ほら、食いついた。
丁度良かったよ。最近人材が足りてなかったからねぇ━━
━━クラフター同士のPVPの制裁要因として
そして、先ほどの場面に遡る。
今回RABBIT小隊に課した依頼内容はこうだ。
「近々PVPしそうな軍事部と建築部の連中を制裁して。」と簡潔に。
依頼したのが2陣営にバレたところでどうでもいい。
あいつらのリーダー的存在は報復する気はないだろうし、報復されたところで返り討ちにするだけである。
『こちらRABBIT1、現在時刻は2005。ポイント
「こちらキャンプRABBIT、オーバー。それじゃあ各々作戦行動に移っちゃって」
『こちらRABBIT2、了解。っていうかそれより、何でお前が指揮してるんだよ、ミヤコ?』
『はい?それは、私が隊長で━━』プツン
「「‥‥‥。」」
「あーあ、言い合っちゃってるよ。段取りは完璧だったのに」
ガイとサマーは呆れた。
以前2人はサバイバルをしていたわけだが、その時はお互いに方向性の違いでレスバし合ったこともあった。
がしかし、お互いを同等の存在として認めていたから互いを相棒的関係に成り立っていた。
ミヤコとサキをみると昔の光景を思い出す反面、「しょうもない争いをしている。」と思ってしまった。
そんな光景をドローンで観察していた矢先、
<ren_223322(建築部)>お前ら軍事部の手先だな。死ね(ダイヤ剣を構えながら)
『なっ!?気配は完全に消してたはずだぞ!?』
明らかにその場にそぐわない教本が置かれていたら誰だって怪しむだろ、普通。
戦場でヘルプ読むバカがどこにいる?
脳内
<Solar3982(軍事部)>何だあれ?撃てって言ってるもんだぞ
パッ!
ビュン!!
「ヒッ…!(1kmと遮蔽物あるのに曲射で撃って来た‥‥‥なんで‥‥‥)」
あ、あのクラフター普通に射撃上手に加えて透視入れてる。
X_rayではないな。
あの感じ、コンクリートとテラコッタしか透過していない感じかな。
ボコボコ‥‥ポッ
ボコ…ポッ
ボコ…ポッ
ボコボコ‥‥ポッ
ボコボコ‥‥ポッ
ボコボコ‥‥ポッ
<スティーブ>ガイ、何してるん?
「温泉作り。絶対ボロボロになって帰って来るだろうから、あの子たちに体を癒してもらいたいからね」
外で土ブロックを掘る音が聞こえたので行ってみたらガイが温泉を作っていた。
正直クラフターには温かい・涼しいと感じる機会はマグマと粉雪ぐらいしかないのだが、あの2人はそういうのも感じるそうだ。
作り方も一般的なクラフターが作るそれとは違って4ブロックの深さまで掘った後、マグマを敷き詰めてその上を丸石で塞ぐ。
その上から水を覆いかぶせるようにして流すことによって完成するという若干の無駄がある。
サマー曰く、「いい湯加減。」だそうなんだが、全く分からない、とスティーブは疑問符を浮かばせ続けている。
『‥‥‥こちらRABBIT1、
お、言ってるうちにミヤコが無線で話し始めた。
よくあいつら倒せたな。*2
『しかしながら、敵が増援を呼んできたためこれ以上戦闘続行は困難なため、撤退したいのですが‥‥‥』
「良いよね、先生?別に依頼内容は「喧嘩していたクラフターだけどうにかしろ。」だったんだし」
<スティーブ>ああ、いいよ。依頼完了てことで
『あ、いえ、そうではなくて‥‥‥この状況からどう逃げたら良いかと』
スティーブはドローンによる上空からの映像を見る。
現在RABBIT小隊は四方八方に武装したクラフターが囲んでいる状況である。
ここから逃げる方法か‥‥‥ミヤコたちの持ち物は銃火器系と資材がそこそこ。
周りには木製の木箱とドラム缶。
ドラム缶━━
あ!そうだ!!
その時、ガイに電流が走る。
「ドラム缶を被っていったらどう?」
『‥‥正気ですか?ドラム缶を被ったまま移動し、敵の目をごまかすと‥‥‥いくらなんでも難しいのでは?』
『いや、待て、確か本で読んだことあるぞ。段ボールやドラム缶を使って数多の潜入任務を成功させた、伝説的な工作員の話を‥‥‥。』
あれ?段ボールとドラム缶を使った工作員って確か‥‥‥
<スティーブ>そいつハチマキ巻いたヘビースモーカーだったか?
『ああ、そうだが‥‥先生もそういうの読んでるのか?』
<スティーブ>いや、会ったことある、実際に
『‥‥‥‥‥‥ゑ゛!!??』
RABBT小隊の面々の目線がこっちに向かってるけどそれがどうしたんだ?
件の工作員、彼とは一度大乱闘で相まみえたことがあった。
あの人は凄かった。
即席でDream並みのトラップを構築する上、追尾してくるRPGを打ってくるからすっごく苦戦した。
彼の武勇伝もある程度は知っているが、まさかキヴォトスの外界がその世界なのか?
なお、この後ドラム缶を被ったミヤコ達がやっぱりボロボロで帰って来た。
なぜこうなったのか聞くと、普通にばれたらしい。
スネークって隠れるの天才だったんだな。
ただドラム缶を被ってたおかげでダメージはほとんどカットされてたらしい。
人工的に作り出された温泉から上がり、ミヤコはガイと会話をしていた。
「温泉の件といい、先ほどはありがとうございました。バレはしましたがあの状況を乗り越えることができましたので」
「どういたしまして」
ガイはその場をひとまず離れようとした━━
「あ、あの‥‥‥」
「?」
「先生から聞きました。ガイさんは無人島で死ぬことなく
聞きたかったのだろう。
マインクラフターの中でも今まで素質を持たなかった物が急に無人島に漂着し、特段厳しい状況で一度も死ぬことなく生き抜いたマインクラフターの意見を。
察したガイは芝居がかった仕草でこぶしを突き上げるような素振りをした。
「そうだね、ぼくがやるとしたらまずは作戦開始前に『
「
「次に『
指を立てるように、次々に話していく。
「後は『
「頭文字にPがつくのばっかりですね」
「そう!これらは無人島で得た教訓を、単にかっこよく言いなおしただけなんだけどね。でもとにかく、ぼくはこれを『六つのP』って呼んでるんだ!」
「『六つのP』‥‥‥。」
「もし、ぼくが作戦をするならこの『六つのP』から始めるかな」
「そうですか‥‥‥新しい知見を得ることが出来ました。ありがとうございます。凄い人ですよ、ガイさんは。それを指標にして行動に移してやり遂げる。それに比べて、私は‥‥‥」
急に消極的になり、自分を責めるようなことを言うミヤコ。
「ぼくはそんなに大した人じゃないよ。」
「え?」
それに対してガイが答える。
「この教訓は何度の失敗から得た物なんだ。」
「自分で流したマグマによる火災、リンゴの生る木を枯らす、クリーパーの爆発で失ったもの、こんなのがいっぱいあった。」
ガイが思い出すのは無人島でのサバイバルの光景。
家が全焼し火傷を負いながら動物を守る姿。
無我夢中にリンゴの生る木を伐採する自分。
爆発に巻き込まれて肉へとなり果てた話相手。
「失敗なんて誰でも必ずやるんだよ。サマーも、スティーブも、もちろんぼくも。」
「‥‥‥!」
「だからさ、何度も失敗したらいいと思う。その失敗から自分なりに教訓を得たら良いと思うよ。」
言い終えたガイがそのままスティーブたちの居る方へと向かっていった。
このときのガイは心の声が伝えようとしていることに耳を傾けたから言えたことなのだろう。
「失敗から活かす‥‥‥参考にさせていただきます、ガイ
暇つぶし
スナイパー対決
ということで、最後のシーンなどは「はじまりの島」の第18章「自分の心の声には耳を傾けろ!」を意識して書いてみました。
用語・元ネタ解説:
序盤のログハウスなど…昔主がクリエで見王見まねで作ったやつ。多分「建築 サバイバル」などで検索したら出て来る。(元ネタは忘れた)
X_ray…俗に言う透過チート。鉱石や地下にある構造物を探すのに使うクラフターが多い。本編で登場したのは一部のブロックが透過するX_ray擬き。
スネーク…メタルギアの主人公の1人。スティーブとは某配管工兄弟と同じく、大乱闘で面識がある。スティーブの認識としては「Dream並みに地形を生かしたトラップや戦術を組んでくる凄い奴」である。
最終編:一部ボスの倒され方
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ホド:TNT爆撃
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ホド:VSウィザー
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グレゴリオ:画面外で討伐
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グレゴリオ:VS寄生虫MOD
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グレゴリオ:まな板MODクラフター勢