━━小説『MINECRAFT はじまりの島』シリーズの訳者 北川由子のその作者マックス・ブルックス氏のメッセージの解釈より
本日はスティーブにとっては嫌な一日である。
なぜかって?
その手始めはリンへのSRTの現状に関する調査報告会である。
「それで先生、件のRABBT小隊の対応はどうでしょうか?」
<スティーブ>現状としてはテロを起こす可能性zero。適度に飴と鞭を与えつつ社会奉仕活動をしてもらってる
「そうですか。カヤから話は聞きましたが順調そうで何よりです。ですが、━━」
<スティーブ>?
「彼女たちが
<スティーブ>毎回言うけど今はあそこ俺の
「まぁ、はい‥‥ですが‥‥‥。」
<スティーブ>反対派の意見を尊重したうえで中立になっただろ。それで行政委員会もおとなしくしてもらったし
別に社会的地位がどうなってもスティーブ自身は特になんとも思っていない。
やろうと思えば軍事部的なやり方でいろいろできるからだ。
公園の土地問題も金で物を言わせて黙らせ、SRT存続反対派の連中にはいい顔しておとなしくさせた。
一体何を焦ってるんだ、リンは。
まぁいいや、後で考えるとしよう。
さて、次は
財務室→交通室→調停室の順に報告会をするのだが、ここはざっくりとだけ語っておこう。
<スティーブ>はい、これ今月の決算
アオイ「ええ、受け取ったわ。では次に徴収した税金の額を調べておいて」(仕事の押し付け)
<スティーブ>アビドス方面B-4の踏切が故障気味
モモカ「はいよ~、あ、ついでにこの書類やっといてくれない?」(仕事の押し付け)
<スティーブ>ここ最近の抗争の報告書
アユム「あ、えっと…ありがとうございます。
‥‥‥それとは別件で、この書類を‥‥‥」(仕事の押し付け)
[チームチャット]<スティーブ>ふーざーけーるーなー!!!!*1
いつも仕事を押し付けられるスティーブ。
いい加減内政干渉しないと崩壊するのではと危惧しつつ、最後に幹部の中では一番対応に困る防衛室に赴くのだった。
<スティーブ>それで、前回頼んでた件はどうなの?
邂逅一番にスティーブはチャットをする。
それに対し、カヤはどちらともいえない表情で、
「申し訳ないのですが、私の方もですが、お手伝いはできそうにありません」*2
<スティーブ>はぁ、やっぱりか
「ええ、公的な扱いとして、SRT特殊学園はすでに閉鎖された学園‥‥‥。
名目上はさておくとして、実体としては「存在しない学園を連邦生徒会が直接支援する。」という形になってしまいますので難しいでしょう」
その閉鎖の遠因は
やはり胡散臭い、その後の軽い謝罪も含めて。
そして、最後にこれを言ってきた時点でスティーブは部屋を退出した。
「‥‥‥先生。彼女たちRABBIT小隊と過ごす日々は、楽し━━っていつのまに退出してるんですか‥‥‥」
「‥‥‥‥‥‥(バレていたな、あれは)。」
だって、部屋の中に隠れてる輩がいつでも撃てるように銃口をこっちに向けていたのだから。
隠れていた影の一つは改めてスティーブの探知能力に冷や汗を流すのだった。
さて、そんなめんどくさい作業をやっていたが、吉報もあった。
カンナがこちら側に寝返ってくれたことだ。
元々スティーブはカンナがカヤの傀儡だったのはある程度察していたが、裏切ってくれたか。
どうも最初は資金難なことを理由に防衛室側に居たようだが、エメラルドを数個配ったことで防衛室側に居る理由がなくなったとか。
そのカンナから得られた情報はこちらにとって有利となるものもあれば困ってしまったものもあった。
防衛室の不正の証拠に、
これさえあれば最悪カヤへのカウンターは発動できる。
しかし、それとは別で新たな問題も出てきた。
<スティーブ>カイザーがリベートねぇ
「ええ、これに関してどうしたものかと悩ませていまして」
同義語としてキャッシュバックが使われる。
カイザーの奴ら、度重なる資金難で防衛室経由で買わせたらしい。
「財政難は解決していたのですが、防衛室長から「買え」と命令されて仕方なく」
こればかりは仕方ない。
その段階で反抗したら自分の命が危ない。
それなりに強い特殊部隊の隊員が周囲に居たらなおのことだ。
<スティーブ>この書類と武器どうすっかなー
間違いなくカイザー側も取引関連の書類は持っている。
その書類の場所はカンナは防衛室経由で把握している。
これまで通りのヴァルキューレでいるにはこれらを隠蔽することが一番ではあるがそれはよろしくない。
カンナも「自分は償う気がある。」と言ってはいるが、カンナには防衛室内部から情報を得る行動をしばらくしてほしいから、ここでカンナの責任にするのは失策だ。
また、こちらの書類を3分の1ほど偽造して「企業とは癒着しておらず、あくまで支援としてもらっただけである」とするのもありだが、カイザー側が予測不可能な行動をとっていらんことするのが目に見える。
この武器は念のため軍事部が作ったコピーと変えるのは大前提としよう、それは絶対だ。
<スティーブ>やっぱーカイザーをどうにかすべきか
単独で潜入して書類を少し変えるにしても、スネークの真似事は苦手なスティーブ。
スバルに潜入部隊として動いていたアリウスの子を貸してもらうか?
ただ、バレたら色々面倒だからなー。
スティーブが次何をチャットしようか悩んでいた矢先、カンナが妙案を思いついた。
「それなら正当な方法で行ってみたらどうですか?シャーレにはおあつらえ向きの権限がありますし。」
<スティーブ>それだ!!
side:ジェネラル
時刻は昼を過ぎたころ、カイザーコーポレーションの幹部であるジェネラルは本社の命によりカイザーのデーターサーバ及び紙媒体の資料を保管しているデータセンター内に居た。
「
「相手は?」
「プレジデントからです」
「代われ」
ジェネラルは部下からスマホを受け取り応答する。
「どうしましたか、プレジデント?もしや『箱舟』の?」
『‥‥‥いや、その件ではない』
「はい?では如何様で?」
『数時間後、シャーレが今しがた君が訪れているデータセンターに対し「捜査」をすると言い出したのだ』
「‥‥‥は!?」
ジェネラルは驚いた。
噂には聞いていたが、ここまでアグレッシブに動く先生だとは思いもしなかったからだ。
「一応お尋ねしますが、どういった捜査と?」
『「子ウサギ公園周辺の地域の再開発に関する書類に不備があった。」と。念のためこちらで調べてみたが「近隣住民へのアフターケア」と「予算額の桁がずれている」と確かに不備があった。これについてはどう申し開きがある、本計画の責任者のジェネラル?』
「はっ!誠に申し訳ありませんでした!部下のミスとはいえ、その監視を怠った私の責任です!」
『まぁ良い、これ以上失態は起こすなよ、━━ジェネラル』
「はい‥‥‥」
ジェネラルは内心ではスティーブに対して怒っていた。
自分のした細かいミスを的確に見つけ、それを報告してきたことを。
『そこでだ、今回の捜査に当たり君には部下と共にデータセンターで先生の監視を行ってもらいたい』
「監視、ですか」
『ああ、さすがに相手の土俵で書類を盗んだりデータをハックする阿呆はいないだろうが、相手はあの先生だ。万が一を潰すべきだ』
「なるほど、ではご命令通り、任務を遂行しましょう」
ここでプレジデントは電話を切った。
「シャーレの先生よ、そちらの思考は読めないが思い通りにはさせまい。総員━━配置についておけ。」
「「「「了解!!」」」」
今回はここまでです。
よければ感想など書いてほしいです。
最終編:一部ボスの倒され方
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