━━小説『MINECRAFT はじまりの島』より
お待たせしました!
少しストックが溜まったので投稿できるようになりました。
それと今現在エデン3章までの話の内容を一部変更したり、見やすくしたりなどの修正もしています。
━━てことで最終編です!
一局?破局
カツン カツン
「これで、チェックメイトだ」
<スティーブ>ふぃ~、久々に負けた。
ある日のスティーブはジェネラルとの約束を守るべくチェスを打っていた。
勿論ルールは一般的なチェスである。
「やはり、貴様とは個人的にこう遊ぶ方が良い」
<スティーブ>そだね、出来たら君とはリアルウォーでやり合うのは御免だけど
キヴォトスの中では悪側かと思われがちなジェネラルだが、実際はパワハラ上司の下で日々働いているだけの中立的な指揮官である。
長年前線を張っていた経験からかチェスも中々の腕だ、まぁスティーブよりもうまい猛者は居るのだが。*1
経験則上この手の奴とは正面切って戦うのは無謀である。マインクラフターと言う存在が認知されていない時期なら勝機はあったが、今のSOFとは"本気を出さないなら"互角を取って来るレベルだ。
それこそ暗殺者的な行動をしなければならないぐらいだ。
「では、勝負に勝ったことだし一つ質問に答えてはくれないだろうか?」
<スティーブ>内容によるけど、聞くよ。
「じゃあお構いなく━━アビドスから掘り出した箱舟について教えてもらいたい」
<スティーブ>ああ、それか
このように隙あらば情報を集めようとしてくる、いかにも頭脳派な動きをしてくる。
箱舟‥‥軍事部が掘り出したアレか。
あんな使い道のない物には"今の所"興味は無いので教えておくか。
<スティーブ>外装、内装の素材が不明。コマンド班曰く「無駄に回路を長くしただけのコンピューター」。ハッキングはできてアンチウイルスがない機器のみ、あれでキヴォトス征服は出来る代物じゃない
あんな大層な箱舟だったが調べたらまさかコマンドブロック以下だったとは思わなかった。
宇宙船のように宇宙を駆けれるかと思ったらエリトラより少し上しか行けないレベルの代物だった。
これを聞いた軍事部のクラフターたちが一斉に落ち込んでいたのは言うまでもない。
使い道は‥‥‥あるのかなぁ、これ。
これで世界征服できるわけないし、解体した列車砲の方が世界征服に向いてるし。
「そ、そうか‥‥‥プレジデントに後で報告しておくか」
カイザーの狙いが箱舟なのは知ってはいたが、いざ探るとこれだもん。
その後、ジェネラルがプレジデントに一報を入れて今回の大規模軍事制圧が徒労に終わることを防げたらしい。
いや、なんてもの考えてるんだか。
特にシャーレの先生確保って物理的に不可能*2だろ。ジェネラルも頷いてるし。
もうやる必要のない作戦だからということで作戦概要を見ているのだが、先ほどの「スティーブ捕縛」に「カヤ(内通者)の始末」、「サンクトゥムタワー*3とシャーレ*4の奪取」ってこの前立てた手間のかかる作戦より酷いな。
<スティーブ>一応聞くけど、この無謀な作戦立てたのは、
「プレジデントと
<スティーブ>今度下剋上できるように手回ししてやったほうがええか?
「いや、やめてくれ。私にトップの座は向いていない。
どちらかと言えばNo.2向きの気質なのでな」
<スティーブ>そっか。
「では私はこれで。
ああ、そうだ。君は我々と防衛室長が繋がってるのを知っているようだが、それに関しては私からプレジデントと彼女には伝えないつもりだ。
特にあの『自分がトップの器であると勘違いをしている青いガキ』には我々に対する態度と言うものがなってないのでね」
<スティーブ>いい事聞いたよ。その言葉に甘えておくね
そして、ジェネラルは部屋を退出した。
「━━『色彩』がこちらに向かっている‥‥‥?」
赤い蛍光灯が照らされる出口のないような部屋には
「ベアトリーチェめ、厄介な置き土産を残すとは‥‥‥!
もしそうなら『色彩』はこのキヴォトスを消し去るだろうな」
「‥‥‥マダムとはやはりそりが合いませんね。よもや私たちの探究を台無しにしようとするとは」
<へロブライン>‥‥‥
お星さまになったベアトリーチェに怒りをこみあげているマエストロとゴルゴンダ。
それを静観するへロブライン。
なぜここにへロブラインが居るのか、それは言っちゃえば暇だったからの一言に尽きる。
アリスクの世話も時折しているがそれでも暇だった。
そこで都市伝説のテクスチャを用いたチート的な手段を用いてここにやって来ている。
「ふむ、この手の事は第三者にも聞いてみるとしましょう。
どうでしょう、へロブラインさん?」
<へロブライン>私的なこととしてはD.U.の方にある無形のエネルギー。あれが『色彩』の一部だろう
「‥‥‥では、今観測されたあの6つのエネルギーが『色彩』の一部だと?」
<へロブライン>まぁ恐らく。『色彩』に関しては君たちと同じレベルの知識しかないから判断には困るけど
「いずれ分かるでしょう。それも、もうすぐ。
カイザーが動かなかったおかげで把握にそう時間はかからないのはありがたいのですが、生憎私の探究は『
一区切りをつけてゴルゴンダが今度は喋る。
「少し話を変えますが、アビドス砂漠の件のオーパーツは現在マインクラフターの手に渡ったと解釈してもよろしいのでしょうか?」
<へロブライン>ああ。ただ今の所使う気はないが
「それなら構わないでしょう。そもそも『箱舟』ではなく『コンピュータ』な以上、我々が興味を持つ事項ではないですので。
箱舟はマインクラフターに任せるとしましょう。そして、我々は我々の計画を」
<へロブライン>意外だ。一応研究成果が出来ていたとは
へロブラインは思う。
科学者っていうのはつくづく無駄な実験をするものだ、と。
「‥‥‥
ヒエロニムスは消滅、アンブロジウスは故障、グレゴリオはなんとか準備を終えた━━と」
「怪談の無限図書館はまだ始まったばかり‥‥‥そしてアミューズパークのマジシャンは‥‥‥無理をしましたが記号の付与に成功しました」
「デカグラマトンの預言者は、理解者「ビナー」は既に消え失せ、代わりに審判者「ケセド」、栄光「ホド」の力を確保しました。
こちらは保険として地下生活者の遺産である「憤怒の権化」を引き継ぎました」
<へロブライン>デカグラ…あのハックしてくる自販機か。どうせならスティーブに取っておこうか考えてたが厄介なことを
「まあまあ、これが神聖の再臨「パルーシア」を再現するものなのか確認したかったのですが‥‥‥残念ながら、時間がありませんね。
忍び寄って来た『色彩』、復活目前の『無名の司祭』‥‥‥どちらにせよ、備えておくにこしたことはありません」
「‥‥‥。」
「‥‥‥。」
<へロブライン>正直スティーブたちに負けると思うけど、あの白仮面集団
「あなたは既に遭っていましたね。あの司祭の最期はまさに都市伝説の被害者として探究心をそそりましたが」
へロブラインは思う。
あれは多分マインクラフターなら余裕で打破してくる。
この前ウザ絡みしてきた際には得意のジャンプスケアしてやったら一瞬で消滅した。
あれはMODのレベルではあるのだが、前例*5があるので余裕で対処できてしまうだろう。
さて、今日はここでお暇させて━━
ヒュ~~~~ゥウ‥‥‥
突如として空間が切りさけた。
それと共に異空間から現れたのは葬服をのような黒い洋風の衣装を着た、砂狼シロコ?だった。
「‥‥‥ん?」
<へロブライン>やばい!*6
焦る都市伝説。
それはなぜか?
今目の前にいる者が異常な程の神秘を蓄えているからだ。
そして、同類の気配をわずかに感じる。
「やられました。『色彩』はすでに『名もなき神』と接触していましたか‥‥見誤りましたね。
そして狼の裏側、
「‥‥‥ん、何か知らないゲマトリアの構成員もいるけど、それでも結果は変わらない━━全ては無に帰す」
右手に携えられている真っ黒なアサルトライフルの銃口がこちらに向けられかける。
銃口が黒服たちに定まるまで数秒にも満たない中、へロブラインは迅速な対応をする。
<へロブライン>いい会話できた礼だ!黒服!
<へロブライン>/tp @a[team=gematria] 55 150 -25
「おお、ではお言葉に甘えて━━」シュッ!
瞬間ゲマトリアの構成員は消えるかのようにテレポートした。
それを見た黒い服の彼女は驚いていた。
「予備動作なしでテレポート!?ゲマトリアが出来る技術のそれじゃない‥‥あなた、何者?」
シロコ、もといアヌビスから質問を受けるへロブライン。
<へロブライン>都市伝説だ
「そう…都市伝説‥‥神霊の類‥‥‥なら余計に排除しないと、私はその魂を彼岸へと運ぶ『役割』がある」
<へロブライン>そうか、なら少しやってやろう
へロブラインがツルハシ状の物を持ちながら
そして、
クリエでもこいつの攻撃はそれを貫通する可能性が高い、そう思ったへロブライン。
本気の一端を開放するようだ。
<へロブライン>かかってこい
「それはお互い様、
━━それは互いに熾烈を極めた。
お互いに死者の魂を用いた人の命を軽視した戦いであった。
がれきのカバー
1章はそも何度も生き返るスティーブが先生ですので、原作と同じ展開には絶対ならないためRTAされました。
今回と次回は語るだけの回でその次の回からマインクラフターらしい戦い方を見せていく予定です。
マインクラフターらしい動きについて何か要望がありましたら意見板やら感想に書いてください。
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=330431&uid=482700
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