あれは四角い先生? 【現在1年間休載中】   作:メタ(ル)

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オオカミを攻撃すると、周囲にいる他のオオカミも敵対心を露わにし、襲いかかってきます。


━━統合版 ロード中メッセージより


短編集第2弾!

結構マイクラネタを出しました。





短編集 2

動物を怒らせると怖い

 

 

 

百鬼夜行の一件を終えたスティーブに更に注目の拍車がかかった。

その結果今度はレッドウィンター、通称赤冬から『イワン・クバーラ』と呼ばれる祭りに招待された。

流石にスティーブはもう百鬼夜行の件で武器・装備等は必ず持ってこないとダメということが分かったので、装備をシュルカーボックスに入れて支度を終え、赤冬へと赴いた。

 

 

トモエ「‥‥‥ようこそお越しくださいました、スティーブ先生。レッドウィンター連邦学園を代表し、先生のご来訪を心より歓迎します。」

 

 

赤冬に着くとトモエと呼ばれる生徒が迎えてくれた。

赤冬の自軸はどこを見渡しても雪でやはりと言っていいか寒冷バイオームなのだろうと、推察する。

 

 

トモエ「あの‥‥‥ところでその犬"たち"は?」

 

<スティーブ>ペット、あと犬じゃない、オオカミ。

 

トモエ「そうでしたか、失礼しました。」

 

 

トモエに生徒会室に連れてこられるや否や、アンティークな家具と共に面白い絵画があった。

聞くにあれが生徒会長らしいのだが、この学園全体が何となく軍事部の中でも特に思想のやべー奴らを凝縮したような学園に見えてきた。間違っていればいいのだが‥‥‥

 

 

チェリノ「我がレッドウィンター連邦学園へようこそ、カムラッド。私こそがチェリノである!」

 

 

ワンワン!

 

 

チェリノ「おお、毛並みがふさふさで気持ちいい!これらはどのような犬種なのだ、カムラッドよ。」ナデナデ

 

<スティーブ>オオカミ

 

 

やはりと言っていいのか、あっち系の思想が強い学園っぽい。

初対面で同志と呼んでくるのは軍事部のやべー連中が大抵なのでスティーブは軍事部と同じような連中と話さないといけないのかと思っている。

会長のチェリノとかいう1.5ブックぐらいの高さの生徒なのだが、一応政治の手腕はあるようで今回は祭の準備が依頼。

予め聞かされていたのもあって建材はたくさんある。

スティーブはすぐに終わらせてとっととこの軍事部と同ベクトルの連中の巣から帰りたいと思っていたのだが‥‥‥

 

 

トモエ「チェリノ会長、今度は保安局がクーデターです!」

 

チェリノ「‥‥え、なんだと!?」

 

 

どうやらクーデター…革命が起きてるらしい。

しかも内容を聞くにしょうもない理由でしょっちゅう起きてるらしい。マインクラフターでもそんな理由で暴れないぞ。

そんなこんなでクーデターに巻き込まれ、政権戻すの手伝ってと依頼されて、受けたくないから『死んだふりのエモート』をするスティーブ。

 

 

マリナ「チェリノ会長覚悟ぉーー!」

 

 

何を血迷ったのかやって来たマリナがチェリノに銃を向ける。

なお、射線上にはスティーブが居る。

 

 

マリナ「喰らえぇー!」

 

 

パシッ

 

 

銃弾がスティーブにヒットする。

 

 

ガルルルゥ!!

 

 

マリナ「しまった先生に━━『パシッ!』 痛ったぁぁぁーー!」

 

 

マリナが一匹のオオカミに手をかじられる。

 

 

ガヴルル!

 

グルルルル!

 

ガルゥ!!!

 

 

その場にいたオオカミの目つきが変わった。

ペットのような優しい目じゃない、何かを狩るような眼だ。

 

 

マリナ「せ、先生!この犬の飼い主なんだろ、何とか落ち着かさせるように命令を‥‥‥。」

 

<スティーブ>その"オオカミ"なんだけど、一度敵対した相手に対しては倒れるまで襲い続けるんだ。

 

 

一応、お座りさせて止める事も出来るがスティーブは知らんぷりをする。

 

 

<スティーブ>なので、どうにもできない。

 

マリナ「そんなぁ~~~~!

 

 

その後、マリナはずっとオオカミたちと鬼ごっこをしていた。*1

オオカミにやむを得ず銃弾を発砲したがその銃弾は効くことは一切無く、ずっとマリナめがけて追いかけていた。

最終的にはマリナがダウンしたことでオオカミ達は落ち着き、大事にはならなかった。

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

まな板

 

 

 

ある日のシャーレ当番はゲヘナ給食部のジュリとフウカだった。

シャーレ当番というのは本来過労4寸前の先生の原動力になるはずのものだが、別にスティーブは過労4しない・仕事もちゃっちゃと終わらせてしまうのでシャーレの当番として何かをやる必要はない。

強いて言うならオーバーワークになりかけている生徒の休憩所(さぼり場)だ。

 

 

ジュリ「フウカ先輩、そう言えばこの前使ってた"まな板"って買い換えました?」

 

フウカ「‥‥‥あ、忘れてた。」

 

 

最近美食研に攫われてばっかで備品の買い替えをあまり出来ていなかったようだ。

ソファに座っている二人が会話している。

 

 

フウカ「どうしよう、最近車の買い替え*2しか予算回せてなくて‥‥‥。」

 

<スティーブ>『まな板』なら余ってるのがあるけどいる?

 

ジュリ「え、本当ですか!」

 

フウカ「先生の居たところにまな板があったのは驚きましたが…譲ってもらっていいんですか?」

 

<スティーブ>問題ない。増やせるし。

 

ジュリ&フウカ「「(増やせる?)」」

 

 

最後の発言に引っ掛かるフウカ達であったが、そんなことは気にせずスティーブがドロップした半透明なまな板を拾い受け取った。

まな板(・・・)の認識がずれているとも知らずに。

 

 

 

~後日~

 

 

 

フウカ「‥‥‥。」(눈_눈)

 

ジュリ「‥‥‥。」

 

 

給食部の2人は絶句していた。

何故なら、そこには50匹以上はいるであろうパンちゃんが大量発生していたららだ。

しかもよく見ればそれだけじゃない。

辺りには同じ見た目をした食材が散乱していたのだ。

 

 

フウカ「いや、どういうこと?

 

ジュリ「童謡の『ふしぎなポケット』に似てますね‥‥。

 

 

なお、この後スティーブに連絡すると、これは『クリックまな板』と呼ばれる形ある物を何でも増やすアイテムと言うこの世界のまな板は全然違う用途のアイテムだと教えてもらった。

また、本来まな板で生物を増やすことはできないが、ブロック化*3している時に増やしたためパンちゃんが大量発生したのだと推測された。

給食部の苦労は続く。

 

 

ジュリ「でも、これで食材の費用下げれますよね?」

 

フウカ「確かに、そうね。」

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

治安最悪の救命ボート

 

 

 

ある日のスティーブはヴァルキューレの拘置所まで来ていた。

その目的はというと‥‥‥

 

 

カンナ「この先が特殊房になります。」

 

カンナ「しかし、よく『災厄の狐』であるワカモを捕まえられましたね。」

 

カンナ「一応聞きたいのですが、どうやってワカモを?」

 

<スティーブ>マジであれはギリギリだった

 

 

スティーブは語る。

ワカモの潜伏先は判明していたためすぐに捕獲作戦を実行することはできた。

最初に地面に気づかれないように大きめの空間を作り、ベッドでリスポーン固定&装備をチェストにしまう。

次に正面から堂々と凸る。

PVPに入るが、遠距離戦だとワカモの方が分があるためスティーブは負ける。

そしてリスポーン登録していたベッドでリスポーンしチェストから資源を取って何度も何度も凸る。

これでじわじわとワカモの体力を減らして追い詰める。

スティーブはこのルーティン繰り返していくのだが、ワカモはすごーくしぶとかった。

矢を放っても、剣で斬りつけても、毒のスプラッシュを使っても倒れなかった。

そのため何度も死んでアイテムを落とし続け、資源が底をつき、リスポーン位置もほぼ特定され大ピンチに陥ったのだが、スティーブはここにきて背水の陣で大立ち回りをして最後の最後ネザライトの剣の斬撃でワカモが倒れた。

 

 

カンナ「特攻を繰り返したんですね‥‥‥。」

 

<スティーブ>そういや、ワカモの処遇ってどうなる?

 

カンナ「基本は今までと変わらず矯正局の特別房で監禁ですが、あのワカモの事ですし、すぐに脱獄されるのがオチかと。」

 

 

カンナは溜息を吐く。

これまでにワカモを追い詰めたことは度々あったが、毎度の如く逃げられていた。

そして捕まった今、また脱獄されるのがオチだろうと肩を下げている。

 

スティーブは少し考えた後に何か良い案を思いついたかのようにチャットする。

 

 

<スティーブ>だったらさ、いっそのこと破壊しても良い空間を提供すれば?

 

 

 

~~~

 

 

 

<スティーブ>と言うことで、君はしばらくの間ここで過ごしてもらう。

 

ワカモ「はい…?」

 

 

ワカモが連れてこられた場所はマインクラフトのよく見るサバイバルワールドだった。

一見すると通常の世界と変わりないだろう。

しかし、所々爆破跡やら豆腐建築、他の武装したマインクラフターが見受けられる。

そしてここは『サーバー』だ。

 

 

<スティーブ>君ってさ破壊が好きなんでしょ?

 

ワカモ「まぁ、そうですが‥‥‥。」

 

 

ワカモは困惑しながらスティーブのチャットを見る。

 

 

<スティーブ>この世界は自由に好きなだけ破壊してくれていいよ。

 

ワカモ「自由に、好きなだけ…!」

 

 

ワカモは目を見開く。

 

 

<スティーブ>もちろんこの世界での破壊は犯罪にならない。まぁ自由に破壊できたらの話だが、

 

 

それを聞いてワカモの尻尾は上に上がっている。

好きなだけ破壊が可能、それに犯罪にもならないときた。

ここはワカモにとっての楽園なのだ。

 

 

<スティーブ>じゃ、何かあったら/helpcallでここの運営呼んで。じゃ、俺はこれで。

 

 

内心説明の最中にプレイヤー狩りが来なかったことに安心しながらスティーブはその世界を去った。

 

 

ワカモ「うふふ…『救命ボート(Lifeboat)』とかなんとかは知りませんが、好きなだけ破壊の限りを尽くしましょう‥‥‥!」

 

 

この時のワカモは知らなかった。

この『Lifeboat』のサバイバルサーバーというのが治安最悪の第2の2b2tと言っても過言ではないレベルの特集サーバーと言うのを知らずに。

 

 

後日、ワカモがヘルプコールを使用。

何度も襲って来るプレイヤー狩り、理由もなく理不尽に襲い掛かって来るチーターに最初はイラつきながらも撃退をしていったが、何度も襲って来るにつれ最終的には心が折れてヘルプコールしたそうだが、運営はそう言うサーバーなのでとチャットしてすぐに去る。

スティーブにも助けを求めたが、最初にこの世界で過ごすのに承認したのはワカモ自身であるためスティーブは知らんぷり。

ワカモもこれで更生するかな?ワカモが今までやって来たように理不尽な破壊と暴力が自分に返ってきたことで。

なお、まだ2b2tに入れられていないだけでマシな方なのはここだけの話。

 

 

 

 

*1
なぜかクーデター参加者も逃げていた

*2
なぜか週1で廃車になる

*3
命が宿る寸前




温かい感想を頂けると幸いです。励みになります。


用語・元ネタ解説:

死なないオオカミ…元ネタはマイクラ統合版1.17~1.18辺りに存在していた回復ポーションと負傷ポーションをモブに同時ヒットさせ倒そうとすると、バグって赤いダメージを受けた状態で体が傾いているという明らかにバグなのが分かる状態になり、ポーション以外のダメージがそのモブには効かなくなるバグ。(現在は修正済み)

まな板…マイクラJAVA版にある『ClickManaita』というチートMODに登場するアイテム。まな板さえあればどんなブロックやアイテムでも無限に増やせる上に、『サバイバル版クリエ』とも呼べる状態になるまな板装備も存在する。

Lifeboat…マイクラ統合版にある特集サーバーの一つで一番評価の低いサーバー。理由としては碌に迷惑行為やチーター対策をしていないのでLifeboatのサバイバルサーバーがチーターとプレイヤー狩りしかいない2b2tレベルの治安最悪と言った状態になっている。このLifeboatのひどさについては『マイクラ統合版 lifeboat』などと検索を掛ければ出て来る。

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