あれは四角い先生? 【現在1年間休載中】   作:メタ(ル)

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大晦日の夜

大晦日、それは1年の最後の日。天保暦(旧暦)など日本の太陰太陽暦では12月30日、または12月29日である。現在のグレゴリオ暦(新暦)では12月31日。*1

その日は除夜の鐘を鳴らして煩悩を祓う、年越しそばを食べる、年越しを祝うなどのことをするのが一般的である。

もちろんそれはマインクラフターも同じである。

そういう概念はクラフターには存在しないと思った?

去年は日の出が丁度見れるようにわざわざコマンド班にお願いをして300ブロックほど平らな平原が広がっている通称『東の平原地帯(イーストプレーン)』で日の出を見ながら年を越し*2*3、2年前はHIVEでギフトのおこぼれを貰うというためだけにHIVEで年を越し*4、3~4年前は大乱闘忘年会でアレックスと一緒にマリオ&ルイージの配管工兄弟と大乱闘してたっけか。

そんでもって今年はここキヴォトスで生徒と共に丸い日を見ることになった、のだが‥‥‥。

 

 

 

 

 

 

 

<スティーブ>エリドゥの建造費報告書はどこだ?

 

「A-03の棚の不正金ファイルにあったはずです、スティーブ先生。実際のエリドゥの価格はそこから逆算します。」

 

「自分で横領しておいてなんだけど、個人的に書いておけばよかったわ。」

 

 

 

 

 

 

「チヒロ先輩、あの…その‥‥‥PCがハッキング被害に遭ってしまいまして‥‥‥。」

 

「…はぁ‥‥‥状況は?サーバーもやられてる感じ?」

 

「いえ、急に猫がうつぶせになってる写真に英語で「A tormented entity(苦しむエンティティが)asks for help(が助けを求めています)What will you do?(あなたはどうしますか?)」ってメッセージと選択肢が。」

 

「私の方は先生みたいな人型が出てきたと思ったら強制的にPCのカメラ起動とホラー染みた演出に自宅の住所とIPが表示された。」

 

「相手にしてやられてるじゃん‥‥‥。」

 

<カイ>(どこかで聞き覚えがあるような‥‥‥)

 

 

 

 

ドン!!ドン!!ドン!!ドン!!ドン!!ドン!!ドン!!ドン!!ドン!!ドン!!ドン!!ドン!!ドン!!ドン!!

 

 

 

 

「あ、今度はホラーっぽくなりましたね。」(真っ赤な画面を叩く長い髪の人の映像を見ながら)

 

「ハッキングの種類としては古典的だけど、どこのサイトを踏んだの?」

 

「実は‥‥‥サイトを見てないどころかPCすら起動していなかったんです。」

 

「‥‥‥え?」

 

「あ、そういえばさっきから天井と壁でミシミシと音が鳴ってるけど、セミナーが壁の修復でもやってるの?(何か少し寒気が…)」

 

<アレックス>/tell Herobrine 早く来い、都市伝説案件だ。

 

<カイ>聞覚えあるなと思ったら都市伝説ジャン。

 

 

 

 

 

 

 

 

といったように忙しいったらありゃしない。

自由度が低い世界だから仕事と言う概念が面倒くさい。

それと真冬なのに都市伝説がやって来るとは…!あいつら夏がピークなのに。

 

まあそんなこんなでミレニアムの書類仕事を終えたころにはすっかり夜だった。

他の学園は自力で収支報告はできるのだがミレニアムはエリドゥと豪華客船で正規の書類が参考にならない。

 

 

<スティーブ>で、君らは忘年会か?

 

「ええ、はい。」

 

 

特異現象捜査部のヒマリとエイミがそれぞれホットとコールドの緑茶を大きめの紙コップで飲んでいる。

 

 

「クラフターの軍事部から提供されたビナーの断片を解析した*5結果、やはりデカグラマトンと呼ばれるAIの一種だったようです。」

 

<スティーブ>ほむ、「一種」というと他にも種類が?

 

「ええ、名前と特徴から生命の樹ことセフィロトが由来とされ、最低で後9体いるとされています。」

 

 

セフィロト、これもゲマトリア同様ヘブライ語かなんかで聞いたことがある気がする。

確かユダヤとかいう宗教関連だったはず。

 

 

<スティーブ>ちな軍事部連中は「アツィルトの光ランチャー」なる武器を製造中だったりするよ。

 

「あれが携帯型になるのか‥‥‥。」

 

「今度うち(ミレニアム)に1台くれませんか?」

 

 

エイミはあの強攻撃が量産されるのかと遠い目をして、ヒマリは解析目的のために1台を欲した。

別に量産さえすれば後はどうとなれなのが軍事部のスタンスなのでOKしておいた。

 

 

 


 

 

 

その頃のアリウス移転組の方も年越しの準備をしている‥‥‥と思いきや、

 

 

「冬なのに寒くないのは良いですよね。」

 

「ああ、サバイバル訓練で真冬の水に落とされたこともあったが、ここはそうでもないな。」

 

 

と、スバルとサオリがベンチ(を模したペールオークの階段)に腰掛けている。

クラフターの年越しはライブ感でやっているため別に準備なんて無い。

何なら年越しもチャットで「おめでと。」というだけか飛び跳ねるか花火を上げるかだけなので年越しの一般知識がないアリウスにとっては置いてけぼりにはならない。

 

 

「いまさらですけど、この世界に来て良かったと思います。今の現代社会に溶け込みづらいアリウスはマインクラフターの原始的で自由度の高い世界の方が暮らしやすいので。あそこ(旧アリウス自治区)に居たら黙示録の天使とトリニティの圧に悩んで胃がすり減るだけですし。」

 

「そうだな。あの場に居続けても何も進まないどころかよく分からない服装を着続ける羽目になる予感があったからな。」

 

 

この世界線では起こりえないメタいことを言う2人。

訓練兵時代は犬猿の仲ではあったが行動の根幹はほとんど同じであったため最近では意気投合してイージーモードのトライアルチャンバーを攻略している。

ちなみに、そこで登場するブリーズには飛び道具は効かないので己の拳で何とか倒していた。

銅の剣ぐらいだったらすぐにあげたのに‥‥‥。

 

ウェザーコマンドによって雪が降り始める。

 

 

「ここの太陽といい、雨といい、気象現象すらも四角いですよね。」

 

「そういうせかいなんだろ、多分。」

 

 

ストラクチャーされた上でリメイクされたアリウスでは白い雪が降り始め、その傍らで発射装置入りの花火を設置するコマンド班(裏方)が作業をし、アリウス勢は自由な年越しを送るのであった。

 

 

 


 

 

 

ミレニアムの屋上、そこでは生徒が日の出を見ようと数十名の生徒がいる。

そこから少し離れた位置でスティーブとアレックスがチャットをしている。

 

 

<アレックス>来年はどうしたいとかある?

 

<スティーブ>今年(去年)と同じくこの世界を自由にサバイバルすることかな。

 

<スティーブ>そのためにも今後もチャットにリソースを割いてくれ、アロナ。

 

『はい!!私はこれからもスティーブ先生をサポートします!なので来年(今年)もよろしくお願いします!』

 

 

「こちらこそ。」と言わんばかりにそれっぽいエモートの「あっちだよ!」するスティーブなのであった。

 

 

 

 

 

*1
引用:wikipedia

*2
マキ「リアルで『ワールドオブアーカイブ』してるの!?」

*3
元ネタ:ヴェリタスの大晦日イベント

*4
筆者が去年ガチでやったこと

*5
本当はビナーのレーザー発射口が欲しかったが軍事部に「ダメ」と言われて少しすねた




明けましておめでとうございます!
今年もよろしくお願いします‥‥‥と言いたいところなのですが、今年は受験で投稿頻度が落ちます。定期投稿は続けるつもりではありますし、今日の活動報告のように生存報告はします。


用語・元ネタ解説:

猫の画像…元ネタは『aware and conscious.jar』と呼ばれるJAVA版の比較的新しいMODの一つ。心理的ホラーを与える(例:高画質の歯茎を見せる)MODであるのだが内部データをいじるの(例:無関係のワールドデータの削除、ファイルの追加)で一種のコンピュータウイルスだったりする。一応都市伝説の一種だったりする。
リンク先(ダウンロードは自己責任です、後このリンク先の表示が規約違反だったらコメントで教えてください):https://modrinth.com/mod/event.jar/versions

先生みたいな人型…元ネタは『Inside The system』と呼ばれる先ほど述べたのと同じJAVA版のコンピュータウイルスMOD。都市伝説「シャドウエンダーマン(このMODオリジナルの都市伝説だと思われる)」によって(一部語弊有)どんどん世界がおかしくなっていき、デスクトップの画面変更、ファイルの大量生成、他のアプリ(カメラとビデオ)に干渉からはじまり、最終的には自宅の住所とIPを表示させてくる。リアルな危険度で言ったら
普通に問題になるMODである。
リンク先(ダウンロードは自己責任です、後このリンク先の表示が規約違反だったらコメントで教えてください):https://modrinth.com/mod/inside-the-system

銅の剣…2025年10月1日にリリースされた「銅の時代(The Copper Age)」アップデート(Java版1.21.9 / 統合版1.21.110)から正式に実装された銅で作れる武器。石と鉄の中間の強さとなっている。比較的集まりやすい素材から作れるのでサバイバル最初期に役に立つだろう。






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