緋弾のアリア~呼吸の剣士~ (仮)   作:ライズの鏡

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すいません、今回結構短いです。


第三話 呼吸の剣士

 

 

 

153発(・・・)の銃弾を、全て日輪刀で斬り伏せた(・・・・・)俺は、次の銃弾が飛んでくるよりも先に、日輪刀を一度鞘に納めると、前傾の居合の構えを取る。

そして再度、呼吸を変える。

「シィィィィィィ」という呼吸音を鳴らしながら、俺は足に力を入れて、前に駆け出した。

 

「雷の呼吸 壱ノ型 霹靂一閃・十五連」

 

地面に窪みをつくる程の強さで、地面を蹴った俺は、常人の眼には到底、追うことを許さない、圧倒的な速度で一台目の無人セグウェイに接近し、横を通る際に一閃する。

それを後、十四回も繰り返すと、十五台の無人セグウェイに付いていたUZIは全て上半分が斬り飛ばされていた。

 

無人セグウェイが完全に動かなくなったのを見てから俺は、呼吸を普通に戻した。

 

「は、早すぎでしょ、あいつ何者なの!?」

 

体育倉庫の入り口の陰から、こちらを覗いていたアリアの小さな呟きを聞きながら近づくと、何故かアリアは先ほど俺たちが入っていた跳び箱の中に再度入って、俺を睨みつけてくる。

そしてここからじゃ、跳び箱が邪魔をして見えにくいが、左腰ら辺を両手で何かしているのだけは分かる。

 

視覚では何をしているのか分からないので、聴覚に頼ると、何やらカチャカチャする音が聞こえてくる。

 

「恩になんか着ないわよ。あんな玩具あたし一人でも何とか出来た!これは本当よ!」

 

「分かった、分かった。スカートのチャックかフックでも壊れたんだろ、ほらこれ使えよ」

 

そう言った俺は、自身のズボンに付けていたベルト投げ渡した。

アリアは、案外すんなりそれを受け取った、ちょっと意外だ、「誰がアンタのベルトなんか使うか!」とか、そんなことを言われると思ったんだが、案外素直な所もあるのだな。

 

そう少しだけ感心していると、俺の態度が気に入らなかったアリアは

 

「それに今ので有耶無耶にしようとしたってそうはいかないから!!あれは強制猥褻!!歴とした犯罪行為よ!!」

 

「はぁ?俺の年齢と自分の年齢を考えてから言えよ、俺がそんなことするはずないだろっ」

 

俺が小学生に手を出す様な奴と思われるのは、流石に心外だ。

いや、小学生じゃなくても手は出さんが。

そんな事を考えていると、俺が言ったことの意味を一瞬理解出来なかったアリアは、キョトンとした顔をしたが、理解したらアリアの匂いや音が変わった。

 

今更だが俺は、匂いや音で相手の感情をある程度読み取れる。

 

そして現在アリアから漂う匂いや聞こえる音は、怒っているなんてもんじゃない、ぶち切れている人間が出す匂いや音だ。

しかも身体も微妙にプルプル震えている。

 

怒らせてしまった、どう宥めよう、俺子供を怒らせた時の対処法とか知らないんだよな、とか俺が考えていると。

 

「今の一体どういう意味よ!」

 

「どういう意味も何も、高校生の俺が、小学生のお前に手を出すわけないだろうが」

 

「こんなヤツ、助けるんじゃなかった……!!」

 

思考していた俺は、アリアの問いに対し、何も考えずにオブラートに包むこともなく、思っていたことを、そのまま言ってしまう。

そしたら、遂にアリアの堪忍袋の緒が我慢の限界を迎えたのか、跳び箱から飛び出し、俺に襲い掛かってきた。

そして(俺的には)今世紀最大と言っていい程の驚愕の真実を、金切り声を上げながら告げてくる。

 

 

 

「あたしは高2だっ!!」

 

 

 

(そうか高2か…………………な、なんだと!?こいつが高2?嘘だろ!?)

 

驚愕の真実と世界の神秘(合法ロリ)を発見して驚いた俺は、双銃を引き抜きこちらに向かって構え撃ってくる、アリアの銃弾に一瞬だけ反応に遅れたが、なんとか呼吸を変えることなく、身体を捻ることで銃弾を躱すことに成功する。

銃を再装填(リロード)しようとするアリアに、俺はこれ以上撃たれるのも流石に面倒なので、一気に近づきアリアから銃を取り上げようと手を伸ばす、だがそれを読んでいたのか。

 

アリアは俺の腕と襟を掴み、足払いを掛けて、俺を投げ飛ばした。

 

上手いな、確実にAランク以上はある、そう思いながら俺は空中で姿勢を変え、アリアと対面する向きで足から着地する。

正直舐めていた、ここまで出来る子だとは思っていなかった。

 

銃の再装填(リロード)を終えた、アリアがこちらに再度銃を向けてくるのを見ながら考える。

もう少し相手をしてあげても良いが、今日は始業式だ、流石にそんな日に遅刻するのは勘弁したい。

 

「戦略的逃走!!」

 

「ま、待ちなさい、っ!逃げ足速すぎでしょ、あんた!!」

 

ということで俺は、身体の向きを百八十度変えて、全力で逃走する。

呼吸を変えない場合の俺の最高速度は時速100㎞を超える、その速度を存分に生かし脇目を振らず全力疾走だ。

 

「お、覚えておきなさいよ、でっかい風穴あけてやるんだからぁぁぁぁぁぁ!!」

 

そんなアリアの遠ざかりつつある怒鳴り声を聞きながら、足を止めずに走り続ける。

全力疾走でアリアから逃亡し、数十秒が経ち、俺はここまで来たらもう大丈夫だろう、そう考えながらも念のため走ることは辞めない。

 

そして走りながら最悪なことを思い出した、『神崎・H・アリア』という名前への聞き覚えがあったのは何故なのか、それは。

 

『神崎・H・アリア』という少女は、

 

 

 

今日から俺のクラスに留学してくる、留学生だ。

 

 

 

終わった。絶対目を付けられた。どうしよ。

 

……………。

 

まぁ、未来の事は未来の俺に任せるとしよう、頑張れ未来の俺よ。そう俺は少し先の未来を憂い、現実逃避することしか出来なかった(泣)。

 

 

 

 




どうもライズの鏡です。

今回短くなってしまい申し訳ない。

今回出てきた『霹靂一閃・十五連』のことですが、六連や八連があるなら十五連があってもいいよね、って気持ちで書きました。

最近自身の文章力や物語構成力の無さに絶望しかけてますが、逃げない様に頑張るので応援よろしくお願いします。

誤字脱字あったら報告くれると嬉しいです。

感想や評価など貰えたら執筆のやる気が上がるので、貰えると嬉しいです。

では、また次回お会いしましょう、バイバーイ!
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