はい!休日です!え?神に仕えるものが休日なんてないだろですって?
それは流石にブラック過ぎませんか…信仰とは所作…自分の信じる者ですし…
そもそも休んだ程度で無くなるような安い信仰なんてしてませんよ
「久しぶりだね、アンいつぶりだい?」
「先々月ぐらいでしょうか…少なくとも3年に上がって1回ぐらいしか来ていませんね」
ウサギ耳のような機械の耳をヘイローの隣に浮かせて歩く髪が長く背の低い女性、白石ウタハ
私の銃剣とか爆薬とか作ってもらってるんですよね…1年の時に偶々使わせてもらって私が気に入ったからそれ以来って感じですね
それ以来腐れ縁って感じですよ…トリニティではそういう技術無いですからねぇ…
今日は私の武装が少し心もとなくなってきたので顔見せも兼ねて会いに来たという感じですね!
腕はいいんですけどなんか変なものをつける癖さえ無くしてくれれば…自爆機能とかなら投げて使うからいいんですけど通話機能とか動画プレイヤーとかむしろどうやって仕込んでるんですか?
「言っておくが…私の身長が低いんじゃなくて君の身長が高いのだよ?私も女性の平均値ぐらいはあるのだけど」
「知ってますよ…誰もそんなこと言ってないじゃないですか…あ、痛い痛い…」
横腹をスパナで突かれながらミレニアムの廊下を歩く
最近会ったことからオススメの武装まで…なんでしつこく超電磁砲進めてくるんですかね…私のスタイル的に会わないんですけど…ガトリング超電磁砲とか戦争でもする気ですか??
と言うか私の拳銃の性能超えてから言ってくださいよ、これ下手なSRより威力あるんですから
「くっ…!雷帝の遺産にはまだ私たちの技術は届かないのか…!」
「違いますからね…これ奪っただけで遺産じゃないので…」
取り合えず拳銃も渡して置く…結構重たいので気を付けてください
なんてことをしていると私の背中に軽い衝撃振り向いてみると誰もいない…はて?襲撃にしては軽すぎますし…えっと…心霊現象?
「パンパカパーン!アリスは聖職者を捕まえました!」
声のした方に顔を向けると小さな子供が私に抱き着いていた…確かに私は聖職者ですけどもしかして信者の方でしたか?
目線を合わせて軽く頭を撫でる、にぱー!と擬音が付きそうなほどいい笑顔で笑ってくれますね…癒されます…子供はいいですね!
ジュース買ってあげましょうか?
「私に何か御用でしょうか?」
「はい!アリスと一緒に魔王を倒して勇者パーティーに入りましょう!」
「魔王ですか?そんなあだ名持ってる生徒は知りませんが…悪魔は知り合いに居ますけど」
「おいアリス!勝手に先行くんじゃねーよ!」
その声を聴いて咄嗟に懐の銃に手が伸び、視線だけが声の方向を向く
『キヴォトス最強のメイド』『仕事達成率100%』『ダブルオー』美甘ネル
キヴォトスでも上から数えた方が早い実力者
直接ぶつかったことは数回しかないが…そのどれもがお互いに軽くない怪我をしている
戦い方が似てるので必然的に正面から叩きのめすような戦いに収縮していくんですよね…
「アリス…そいつは辞めとけ、聖職者だが狂信者の方だぞ」
「酷い言い分ですね、ダブルオー」
敵意も殺意もない私は戦闘は好きだが戦闘狂ではないし、相手も舐められなければ攻撃はしてこない珍しいタイプのヤンキーですし
「む!ネル先輩わかっていません!聖職者です!シスターです!なら回復魔法を使えるはずです!勇者の旅には回復役は必須ですよ!?」
ぷんぷんと擬音を立てながらネルに向かって指をさして堂々と宣言する彼女…随分仲がいいんですね!良いことです
「ヒールは使えるかもしねぇけど、自分にかけて突っ込んでくタイプだろそいつ」
「いやまぁ…否定はできませんけども…他人の怪我なんて癒せませんし…ミネぐらいじゃないですか?他人にヒールって」
ネルと顔を見合わせてお互いに苦笑い…戦う気はないですけどなんだかなぁ…特段仲がいいって訳でもないですけど…こんなに軽口叩く間柄でもないですし
まぁ、これから仲良くなりましょうか…シャーレが来たので合同でやること増えそうですし。
「話は終わったかい?ネル、アン?君たちの戦闘に巻き込まれるとここら辺一帯が大変なことになるから辞めてくれてほっとしたよ」
「申し訳ありません…ネル…えっと…アリスさん?私たちは行きますね」
「いきなりパーティー離脱イベントですか!?アリス…いつか戻ってきてくれるのを待っています!」
「馬鹿なこと言ってねぇで行くぞ、んじゃあな」
軽く手を振り廊下の向こうに去っていく2人、こうしてみると身長も相まって姉妹みたいですね!
可愛らしい事です!
なんてことがありつつ工房に到着、事前に作ってもらった武器をチェックしながら暇つぶしを兼ねて喋る
「アリスさん人間じゃありませんねアレ」
「……どうしてそう思うんだい?」
「髪の毛ですよ?私が知らないということは3年生ではないですし…なら16歳17歳で地面に髪が付くほど伸びるはずがない、人間差はあるかもしれませんがあそこまでは無りません」
あと髪を均等に揃えすぎですとアンが机の上に置いた銃を分解し始める
カチャカチャと銃を整備する音とウタハが物を作る音が響く
「それを知ってアンはどうするつもりだい?宗教の教えに反していると?」
「え?いや…ただの世間話ですし…ロボットから獣までいる街でいまさら何を…それにヘイローもありましたし。ならば可能性を持った生徒なんじゃありませんか?」
銃を組み立てシリンダーに弾を入れ遠くに置いてあった的を狙い放つ
的が根元からへし折れクルクルと中を回る
的の真ん中当てたのに衝撃でへし折れるって相変わらずふざけた威力してますねこれ
「できた!!新作だよ!この銃剣はBluetooth機能がついが新作!これで投げたら相手に自分の音楽を聞かせることが出来る!」
「かく乱にはよさそうですけど基本消耗品なので…」
「まだだよ!もう一本の方にはSuica機能付き!心ばかりとして…10万円チャージしてます!」
「お店で銃剣出したら100%オフになるからやめておきましょうか…」
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「いいですか、マリー、キヴォトスの戦闘は外の戦闘とは勝手が違います」
目の前でシスターアンが黒板に文字を書く…高級将校教育!!シスターでもわかる殲滅戦!
「外では個人ではなく大人数が命を懸けて戦い多大な犠牲を払い勝利することが多いですが、キヴォトスでは数より個です
トリニティだと、私やツルギ、ゲヘナならヒナやマコト、ミレニアムならネルやC&Cでしょうか?まだまだいますが…ホシノさんとか私達の知らない強者も居ます」
確かのその人たちは私達シスターの間でも有名ですね…とんでもない力を持っていると
何か秘訣があるのでしょうか?
「戦車だろうが大人数だろうが我々の前では塵芥ですね!なので明らかにヤバイ!って出てきたら私たちを呼んでくださいそれか遅延戦術を使って相手を疲れさせるかの二択ですね」
あはは~と笑って黒板にわかりやすく書いていく…最近こういう講習増えましたね
前までは実戦の戦いが多かったのですが…補習授業部に行ってから何か意識が変わったのでしょうか?
「とはいってもマリー貴女も部隊を率いれば中の上ぐらいには実力はあると思います、1年でこれは凄い事なんですよ!具体的に言えば美食研究会相手に足止めができます」
「アン様…微妙にわかりずらいです…」
「えぇ~まぁ…マリーは指揮官側ですから…」
私にだけ特別で戦略の授業や戦いの稽古をつけてくださっています。
サクラコ様の右腕で独自の部隊を持っている部隊長、私よりよっぽど忙しいはずなのですが…私のことを気にかけてくれます
なんでもアン様とサクラコ様をそこまで怖がっていないかららしいですけど…怖がってはいますよ?けどそれ以上に尊敬しています
「という訳で!明日!私の部隊を使って正実と模擬戦闘をやります!指揮官はマリー貴女です!」
「えぇ!?」
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「という訳で今日はよろしくお願いしますね」
「あぁ、こちらこそよろしく頼む、今回はこちらはイチカが指揮を取るお互いに全力でやろう」
滴るようなヘイローをつけて凶悪な顔をしている押しも押させぬトリニティの最終兵器、私より身長が低いのにもかかわらずその圧力は私を優に超える者
『暴走機関車』『暴れる狂人』『トリニティの狂犬』剣崎ツルギ
う~んビリビリ来るこの隠しきれない強者のオーラがキツイです…
今日の私はツルギと一緒に解説です、流石に我々が出てしまうとただのレイドバトルになるので…それはそれで訓練としてはいいかもしれませんけど
趣旨が違ってきますので…今度やりましょうかね
「始まりました!
「イチカはそれなりに経験がある、だが部隊がほどほどだな美食研究会に当たれば容易に蹴散らされる、伊落の裏をどれだけかけるががカギだ」
「らしいです!頑張ってくださいね~!」
今回は本当に訓練なので3年生は抜き!3年生にはそれ用の部隊が用意されていますし別で戦ってもらっています
サクラコが対応してるんじゃないんですか?終わったら打ち上げやりましょうかねぇ!
ちなみにやってるフィールドは市街地戦です、むしろキヴォトスで市街地じゃないところを探した方が早いまでありますよ
アビドスぐらいじゃないですか?あとレッドウィンターですか?年中雪まみれですけどあそこ…
「お、分けた部隊がぶつかりましたね…不意打ちを仕掛けたのはウチですか…」
「そうみたいだな…アンの部隊は接近戦を得意とする性質上近づかないといけない、1回の戦闘でどれだけ正実を減らせるのかがカギだな」
「私が隊長だったこともあって影響受けてますからねぇ…逆になんでツルギが隊長なのに影響受けてないんですか」
「同じような戦いができるのは私かお前ぐらいだからだろ」
それもそうですね!
状況はこっちが3人倒れてあっちが10人倒れましたか…キヴォトス人の性質上叩き潰さないと気絶もしないので結構いい成果じゃないんでしょうか?
後はこれを繰り返していたら戦術的勝利をやれそうな気がしますけど…さてどうなることでしょうか
一時間ほど逃げたりぶつかったりを繰り返して戦況は進む…
今のところエウレカの方が押されていますね、単純に数が少ないのと何度もぶつかってるから消耗してるって感じですか
本来は見敵必殺で一度ぶつかったら引かずにそのまま押し込む運用なんですが…流石にマリー側が経験がないと厳しいですね
その後もマリーが頑張って指揮を取るが少しして拠点に攻め込まれエウレカの部隊がやられてしまう
「あ…うちの部隊やられましたね…」
「だな、正義実現委員会の強みである数の力にやられたか、だがこちらも犠牲が多すぎたな…いくら練度に差があろうとこれでは落第点だ」
あら手厳しい、一応我々も精鋭なので圧倒的大差負けじゃなかっただけマシでしょうか?
実況席から私とツルギが立ち上がりそれぞれの陣地に行く
「お疲れ様ですマリー、負けてしまいましたがいい経験になったんじゃありませんか?」
「は、はい!とても…勉強になりました!最後はイチカさんが直接襲撃に来て対処ができなかったです…」
「反省会はまた今度にしましょう!今から全員で食事会です!ツルギからのリクエストでデザートバイキングがあるところになりました!」
マリーがパチパチ!と拍手!のそのそと帰ってきたウチの部隊の連中もなんだなんだと拍手
そのあとは予約していたお店に行き全員で堪能させていただきました…
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ここは大教会、礼拝堂今はお祈りの時間
清く正しく清浄なシスターたちが神に向かい己と会話し自身の在り方を見つめる大切な時間
ペタペタと裸足の足音を立てながら桃色の髪色をした彼女は歩く
彼女の名前は浦和ハナコ、トリニティの1年生つい半年前までは期待の学生だっただが今は変な方向に振り切った
そんな彼女は今スクール水着で大聖堂の真ん中を歩く
「ハナコさん!?貴女何しているんですか!?み。水着だなんて!?」
「あら?いけませんか?宗教とは心の持ちよう、ならどんな格好していても信仰に揺らぎが無ければいいのでは!
シスターの皆さんは服の1つで信仰心が無くなると!」
「ぐっ…」
堂々とした演説に止めようとしたシスターが言葉に詰まる
彼女の言葉には一理あるのだ確かに服装で信仰心は変わらない、キリストは布一枚で教えを説いたという
「そう!例え全裸だろうと!いえ!全裸ならばもっと他人の気持ちがわかるでしょう!皆さんも脱いでください!」
「何をふざけたことを言っているんですか貴女は…えっと…ハナコさんでしたっけ」
懺悔室から出てきたコートを来た背の高い女性と少女の中間に居る。トリニティ2年神塚アン
その眼鏡の奥の視線は絶対零度よりも冷たくハナコを見つめる
「取り合えず貴女の話には決定的に間違ってる部分があります」
「ほう!それはなんでしょうか?」
「ここはお前のストレス発散の場所じゃねぇ」
瞬間飛んでくる銃剣がハナコの胴体を貫き大聖堂の入り口扉に縫い付ける
まさかの強硬にハナコは全く反応できず口から血を吐き出す
「確かにどんな服装をしていようと信仰心は変わらない、それは同意しよう」
だがなと言葉を発しながら両手に銃剣を構えゆっくりと近づく
「ここは人生において大切なものを見つけ、教えを乞う場所だ面白半分で誤魔化して、蛇のようにふざけた言葉で惑わすな」
「ごほ…!いきなり暴力に訴えるなんて…本当にシスターですか?神を信じてないから他人を容易に傷つけられるのでは…」
「クハハハ!どうだろうな?人の内側なぞ他人が測れるものではない…私の信仰を疑ったな?」
そのままもう2本ハナコの身体に銃剣を突き刺し顔面を蹴り飛ばし大聖堂からはじき出す
これが一年前の話でアンが微妙にハナコの事を嫌っている理由である
反応高評価お待ちしております