ブルアカ世界に狂信者を入れてみた   作:カニバルキャンディー

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ビル・ゲイツ

投稿日一日間違えましたぁ…!!!


【過去編】問題は未来だ。だから私は、過去を振り返らない。

ヒナの生存本能が爆音で警告を鳴らす

産まれてはじめての出来事ッ!

 

 空崎ヒナはまともな戦闘をしたことがない、戦ったことがないという訳ではなく、手こずるという経験が殆どないのだ

羽で弾丸が受け止め、RPGですら直撃しても微々たるダメージ逆に銃を撃てば直撃しなくても数人がまとめて吹き飛ぶ威力を発揮する

なので普段は戦闘ではなく殲滅、それも情報部で取材で襲われた時に自衛するために反撃しているだけだ

そんな少ない戦闘で名前が上がるほどヒナの戦いは常軌を逸してるのだが。

 

そんな彼女の生存本能が警告を鳴らしている

 

 高速で横に薙ぎ払われる銃剣を上体を逸らしながら躱すッ!

前髪がぶった切られ、その後ろのビル一棟が丸々斬られるッ!

 

流石のヒナも今のがまともに当たればただではすまない、その事実に冷や汗を数滴流す

だがそれでも冷静にG8を片手で構えてぶっ放す、アンの身体に銃弾が直撃し血反吐を吐きながら後方に吹き飛ぶが煙を立てながら体が修復される

 

「…まさかこんな実力者だったとはね…油断してたら今ので終わってたわ」

「だろうな…私もあの体勢から反撃されるとは思っていなかったな」

 

 身体に付いた埃を掃いながら当たり前のように立ち上がり袖口から銃剣を取り出すアン

ヒナの背後のビルが崩れ落ち砂埃と瓦礫が舞う。

 

 それを見越していたようにアンがヒナに向けて突撃

追撃するようにヒナが7.62mm弾を無造作にばら撒くッ!

アンが舌打ちしながら足を止めずに銃剣で頭と足に当たる弾丸だけを切り伏せる

 

 微かに離れていた距離が埋められる

今度はヒナが動く、落ちてきた身の丈以上の瓦礫を蹴り飛ばしアンの視界を塞ぐ

無論1秒後には真っ2つに斬られているが瓦礫の後ろには…

 

「しまったフラッシュ…!?」

 目の間で放たれる閃光、どれだけの強者でも3秒間は人類であれば目と耳は聞こえなくなる

その瞬間撃ち出された弾丸が再びアンの身体を貫くが弾丸が飛んできた方向に爆弾付き銃剣をぶん投げ牽制

 

「野生動物みたいな反射神経ね貴女」

「そういう貴様は銅像だな、押せど動かん」

 

 アンが地面に着地して煙を立てながら体が修復しつつ袖から新しい銃剣を取り出し両手に構える

ヒナがマガジンを落としリロードして油断なく構える

 

先ほどと同じようにアンが前に進む、今度は走らずゆっくりと歩く

ヒナが怪訝な顔をして弾丸を撃ち出すが銃剣で弾丸を切りつけ僅かに弾く

 

 正面から戦ったらお互いにただでは済まない、ならば小細工を使おう

けん制に投げる銃剣の中に聖書を数枚巻き付けたものを投擲したり爆薬を入れたりと意識を逸らす

 

 歩数にして10歩分その距離で弾丸を弾丸を防ぎ、躱し切り飛ばす。

焦るのはアンの方ではなくヒナの方、同レベル同士の戦いをしたことがない彼女にとってはアンが何をしてくるか

どうしてくるかなぜ立ち止まっているかがわからない。

そしてその焦りがミスを生む

 

「……っ!」

 

 アンの足元に落とされた銃剣が爆発ッ!

咄嗟のことにヒナの動きが止まりアンの姿が消え失せる

 

 ヒナの背後、聖書を巻き付けた銃剣に神秘を燃やしテレポート

バツを書くように両腕を振り下ろしヒナの背中を切り裂く

倒れ込む寸前に銃を地面に突き立てそれを支えとして全力の後ろ蹴り

アンは回転するようにそれを躱してそのままの勢いで逆に傷口を全力で蹴り飛ばす

 

「ぐぅぅぅ!!」

「ゲハハハハッ!やぁっと血を流したな!私はてっきりヘドロでも詰まってると思っていたぞ」

 

 愉しそうに大爆笑しながら銃剣を投げ捨てる

そして呼吸を整える、あの重圧の中、一撃でも肺、脳に辺りに弾丸が当たり意識が一瞬でも飛べばそのまま死ぬかもしれないというプレッシャー

流石のアンも疲労の色が見える

 

 うつ伏せに倒れたヒナが立ち上がろうとした瞬間その四肢に銃剣が突き刺さりもう一度地面に縫い付ける

殺すつもりはないが一ヶ月は病院のベットで寝てもらう気でだ

 

「かは…!うふ…あはは…あぁ…なるほど…」

「激痛で頭がイかれたか?ゲヘナの中でもピカ1のお前がそんなはずないだろう?」

「えぇ…そうね」

 

両手の手の甲に突き刺さっている銃剣を握力だけで砕き、両足に縫い付けられた銃剣は

筋肉で砕く、人間技ではなく、余りの光景にアンの背中に嫌な汗が流れる

 

「1つ学びを得たわ」

パラパラと破片を落としながらゆっくりと立ち上がり、自分で傷口を抉り中に入り込んだ刃物を取り出す

 

「この世界にはまだまだ強者が居るし…それと戦うのは…とても心が踊るわ」

 

背中から血を流し四肢からも血が滴る、だがその眼だけは紫色に爛爛と燃えている

あぁ!まさしく悪魔のようにッ!

 

「そして私は経験が少なすぎる…こんなに簡単なことに気が付かないなんてね」

「だろうな…私も強者の戦いは心が踊る」

 

お互いに喉を鳴らして笑う

 

「青白い月夜の下で、悪魔と踊ったことはあるかしら」

「聖職者は踊らない、抗うのさ」

 

 

余波により遠くのビルが崩れ落ちる、それを合図に再びアンとヒナがぶつかる

 

───────────────

「不俱戴天の仇って聞いてましたけどそんな出会いがあったんですか…」

「そうれすよ~その時のシスターフッド上層部があんまりにもあんまりれしたし」

「その時のせいでヒナさんが少し戦闘狂になりましたからね~あの後でしたっけ?情報部から風紀委員会に入ったのは」

 

既に30本近くアンがワインを開け、サクラコは10本近くワインを開けている

流石の彼女たちも割と酔いが回り呂律も少しだけ悪くなった

「そういえばヒナタさんはお話に出てこないのですが…別行動ですか?」

「彼女は裏の事情に一切かかわらせてないんですよね…ほら…あまり性格的に隠し事できるタイプではないので…」

 

「あ~!も~!私の話ばかりですし~!ツルギの方の話もしてくださいよ~」

「いいですよ~ツルギさんたちの方ですね~」

 

レストランの外からは車の音と大量に人が歩く音、それに武器の音

それに気にした様子もなく3人は食事を続ける

 

───────────────

「いっっっはっははははあああ!!」

爆笑しながらショットガンを乱射、防風なような弾丸がレストランを一瞬で廃墟に返る

その場に取り残されたマコトとカヨコは頑丈な机を弾避けにしてその場に縫い付けられていた

 

「キキキ…どうする?マコト様はスナイパーだ、超遠距離と遠距離がメインだぞ?」

「そんなこと言ったら私はハンドガンだよ?しかもアレ相手に接近戦?遠回しな自殺?」

 

カヨコがポケットからワイヤーと手榴弾を取り出して即席のトラップを作り出し近くの瓦礫に結ぶ

 

「取り合えずマコト様は下がって応援を呼んでくるが…」

「そのまま逃げる気でしょ、絶対ダメ…さっさと罠張って」

 

机が壊れた瞬間2人が走り出すカヨコが弾丸の雨を縫うようにハンドガンをツルギに撃ち込む

眉間に辺り一瞬仰け反るが返す刃でショットガンをぶち込まれカヨコの身体が宙を舞う

 

 その隙を見逃さず近距離での狙撃ッ!

ツルギが軽く首を傾げて弾丸を避けるが背後に置いてあるガスタンクに当たり大爆発を起こし

2人が唯一無事だった窓ガラスをブチ破り地面を転がり立ち上がろうとした瞬間もう一度店の中で大爆発

 

「どれだと思う?」

「マコトが最後に仕掛けたワイヤー付きの奴じゃない?」

「キキキ…!運が良かったな…それで死んでると思うか?」

「絶対ない」

 

その言葉が示すように今度は入口のドアが蹴破られ少しだけ身体を汚したツルギが2人に視線を向ける

ホラー映画のワンシーンにありそうな光景

 

「殺しはしないが叩き潰させてもらう!」

 

ショットガンを2丁構え再び乱射

2人が転がりながら車の後ろに再び隠れる

 

「このままじゃジリ貧…マコトいつもの悪知恵働かないの?」

「無茶を言うな!今の爆風でマコト様の愛銃もどこかに飛んで行ったぞ!?」

 

そこらへんに転がっているペットボトルにガソリンを入れて貯める

きょろきょろとカヨコが火種を探す、再生能力があろうとキヴォトス人でも焼いたら殺せるが…アレが大人しく燃えてくれるか?

 

「マコトってタバコ吸ってたっけ?火ある?」

「吸うのは葉巻だ!プランBで行くぞ」

 

限界を迎えたのか盾にしていた車が爆発

空中を跳ね上がりながら飛んでいく車の中でマコトが偶然にも手元に飛んできた愛銃である唯我独尊、

手元に来るのが当たり前かのように受け止め正確にツルギの眉間と四肢を恐るべき速さで撃ち抜く

 

「さすがマコト様だ、運まで味方する」

「さっさと脱出しなさい」

 

カヨコが一歩近づき自身がたまたま着ていたパーカーをツルギの目の前に投げる

一瞬で視界を塞ぎもう一歩近づき、ツルギのキルゾーンに足を踏み入れる

 

 肘で鳩尾を強く殴り流れる動きでツルギの服を引っ張りながら足を引っかけ強制的に転ばせる

ツルギが地面に倒れ込む前にもう一度狙撃が飛んできて吹き飛ばす

 

 だがそこは一年で頭角を現しているツルギ空中で体勢を立て直しショットガンを構える

そこに飛んでくるガソリン入りのペットボトル、カヨコが隙を見て投げたのだろう

 

「どじゃ~ん」

「キキキ!エンチャントファイヤー!」

 

マコトが撃ち抜いたそれは摩擦で火が付き炎の雨となってツルギの上に降り注ぎ燃やす

これで普通なら終わるだろう、マコトかカヨコのどちらかがくらえば悶え苦しみながら死ぬ

 

だがッ!ツルギは違った!自前の神秘で燃えていく皮膚を即座に修復し油断していた2人にツッコミ。口の中にショットガンをぶち込むッ!

 

「ひひっはは!ちゃぁんと止めは刺さないとなァ!」

そのまま一瞬の迷いもなくショットガンの引き金を引き2人を吹き飛ばしそのまま意識も消え失せる

 

「うぅぅえぁぁうぉぁ……ひゃはぁ!!」

勝利を叫び2人の足を引きずりながら路地裏に歩いてく、ホラー映画より恐怖な光景だ

 

────────────────────────

「え!?あっちってそんなことになってたんですか…あんまり詳しく聞かなかったので知らなかったです」

「まぁ、私もトモダチに聞いただけですから…概ねあってると思いますよ?」

 

アンは神秘を使いアルコールを吹き飛ばしサクラコはアルコールが消える薬でスッキリとした表情を見せる

食後の紅茶を3人で飲みながら昔話に花を咲かせる

 

「えっと…アンさんの所はどうなったのでしょうか?」

「お、私の方が気になりますか?こっちもいよいよラストスパートですよ」

 

 

何者かがレストランを包囲して突入準備を済ませる

狙いはシスターたちの長サクラコか。ありとあらゆるところから敵意を買っているアンか、その2人から可愛がられてるマリーか

 

それはわからない

────────────────────────

爆音と轟音ッ!

アンとヒナがビルを垂直に上りながらぶつかり合うッ!

 

「ギャハハハハハ!!」

「アハハハハハハ!!」

 

お互いに大爆笑しながらアンが銃剣でぶった切ろうとするとヒナがH&K G8の本体で受け止め散らばった瓦礫などを蹴り返して反撃に出る

たったそれだけの攻防でビルが1つ砕け散る

落下する瓦礫を足場にして次のビルに激突

 

 テンションはお互いに最高潮ッ!

銃剣と重火器でつばぜり合いを起こしながらビルの中に飛び込み壁に突き刺した己の武器が火花を散らす

 

「な、なんだァ!?誰が入ってきやがった!?」

「ここがドキドキヘルメット団のアジトだって知っての狼藉かおい!?」

 

 2人が無視してお互いに武器を構えながらゆっくりと歩き出す

猛獣たちがいつでも殺せるように緊張を高め合っているかのように…その顔には笑顔を浮かべてすらいる。

2人は会話すらしない殺し合ってるのだ、セックス以上にお互いが繋がってると言えるだろう

この緊張感に普通の人間は耐えられない

 

「く、クソ!無視しやがって!お前たち行くぞ!!」

 

 左右から飛び掛かってくるヘルメット団。

アンはいつの間にか奪い取っていた拳銃をノールックでヘルメット団に向けてぶっ放し

ヒナも転がっていた手榴弾のピンを抜きヘルメット団の目の前に投げ捨てる

 

 爆発と銃弾が当たる音がゴングとなり密閉された部屋で超ド級の暴力装置2人が暴れ出す

ヒナを切ろうと銃剣を振るえばヘルメット団を盾として蹴り飛ばし、ヒナが横なぎに銃弾をばら撒けば

アンがヘルメット団を弾避けに担ぎ突っ込んでくる

 

ビル自体が耐え切れずどちらかの攻撃がフロアを陥没させ3階をまとめでぶち抜きながら下に降りる

 

「ねぇ!お互い素手になったわね!重火器使ってた分私の方が少し不利かしら?」

「思ってもないことをッ!」

 

殴り合いながら弾かれたように鉄筋コンクリート製の壁をぶち抜きながらビルの外に出る

奇しくも最初のように向かうような形だ

 

アンの銃剣と聖書は予備も含めてすべて出し切った、一方ヒナもG8は先ほどの瓦礫にぶつかり使い物にならなくなってしまっている

 

「まさか素人にここまで追いつめられるとは」

「ついつい楽しくなっちゃってね…それより貴女…両腕砕いたのに元気ね」

「両手が砕かれただけだろう?貴様こそ背中の傷が疼くんじゃないのか?」

 

お互いに荒い息を漏らし満身創痍のあり様

しかし闘志だけは微塵も衰えず目の前の敵を睨みつける

 

アンの懐からプルルルルと場違いな携帯の着信音

 

「どうぞ?」

「すまないな」

 

電話を取るとハチミツを溶かしたような甘い声、耳に残り何度でも反芻してしまうような魅力的な声

 

【今更出てきて説法か?やっと楽しくなってきたところだぞ】

【あらぁ?狂人ちゃんは大司教のお願いが聞けないのかしらぁ?シスター失格じゃない?】

【私は正式にシスターフッドとして来ている…貴様がどうにかできるものか】

【サメルにはあとでお説教よぉ?

良いから帰ってきなさい、今ならまだお尻ぺんぺんで許してあげるって言ってるのよ、それともそれ以上をお望み?】

 

アンが舌打ちして携帯を懐に仕舞いヒナに向かいあう

 

「今日は引く、殺しきれなくて済まないな」

「構わないわよ?ダンスは長いほど楽しいって言うじゃない…次の夜を楽しみにしてるわ」

 

アンが恭しく頭を下げ暗闇に消える

その様子を楽しそうにヒナは見つめていた

 

────────────────────────

「って感じですね!私が尖ってた頃の話」

「なかなか壮絶です…ついでに今の状況も…」

「そうですか?」

 

食後の紅茶を飲み終えさて帰ろうと思ったら四方から銃を向けられ人質に取られている

無論狙いはこの3人

 

「黙ってろ!!この銃が見えねぇのか!」

「トリニティの重鎮が泥酔で…しかもこのレストランにいる…一世一代のチャンスだ!!」

 

 アンは残っていたワインと紅茶を割り即席の紅茶ワインを作りだして飲み干す

流石どちらも高いものを使ってるだけに味がいい…美味しいものに美味しいものを混ぜてさらにおいしくできるって寸法です

 

「あ、アンずるいですよ私もください!」

「お2人とももう少し緊張感を…」

 

アンとサクラコがつまらなさそうに首を傾げる

まるで動じずそもそも問題とすら思っていない

 

「あ、じゃあそろそろ終わらせましょうか、アン?3人撃ち抜きますのであとよろしくお願いします」

「私だけ働くのは不公平だろう…マリー?1人お願いしますね」

 

 アンが手に持っていたティーカップを空中に投げる

瞬間窓の外からサクラコの護衛が精密狙撃、即座に窓際に居た3人を撃ち抜く

それと同時にマリーが長物の銃を持った相手に組み付きナイフを胸元に突き刺しその柄をデザートイーグルで撃ち抜き背中からナイフを飛び出させる

最後に懐から銃を引き抜いたアンがテロリストの眉間を撃ち抜き全員同じタイミングで倒れる

 

「さて、帰りましょうか…お会計お願いしますね」

「了解です。美味しかったですね…」

「シスターアン…ごちそうさまです」

 

美味しい食事を食べて満足して家に帰る。

それが今日の日常

 

 




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