ブルアカ世界に狂信者を入れてみた   作:カニバルキャンディー

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ビアス


無宗教,世界中の偉大な信仰の中で、一番重要な信仰

「暑いですねぇ…シスター服着てるからでしょうか…」

 

 現在アビドスの砂漠で歩いています…大荷物というほどではないですがリュックサックを背中に背負い、えっさ、ほいさと歩いて砂漠の旅

いやぁ…この間来た時よりも熱くなってませんかここ…?

あれですかね地球温暖化のせいで砂漠が熱くなってるんでしょうか…次に何かしてきた生徒が居たら木の苗木植える罰にしましょう

 

 なんで私がここに居るかというとアビドスにもシスターフッドの教会はあるんですよね、確かにこの地区は少子化と砂漠化により人は年どころか月ごとにガクッといなくなっていますが…

それでも人が居ないわけじゃないですから、なので信者たちの為に一ヶ月に2回教会でミサを開いています

聖書を読んで皆さんの悩みを聞いたり教会自体の劣化などの確認をしてるんですよね、まぁ、毎回私って訳じゃないですからね…これは私の所の部隊の仕事です

なぁんで一番偉い隊長の私が地方回りみたいなことをしてるんでしょうね…別に構いませんが…今日の分が終わったらブラックマーケットでも行ってみましょうかね

噂だとトリニティの生徒が出入りしてるらしいですし

 

「というか…く、車が何でないんですか…この間壊れたって言っても…シスターフッドの社用車出してくれてもいいじゃないですか…もしかしてそれも故障…あ、だから私だったのですか!?」

 

 懐から聖書をぶん投げてページが私に覆いかぶさり即座に視界の景色が変わり、見慣れたアビドスの教会の前に辿り着く

はて…?教会のドアが開いている?カギは締めていったはずなのですけど…ドアを開けて中に足を踏み入れる

 

「ぎゃはは!あん?誰だよそこのシスター」

「お、もしかしてここの持ち主?悪い悪い!あたしたちが使ってるわ!」

「神の子だっけ?あたし達を家がないから、救いたまえ~」

 

 もう一度ぎゃはは!と爆笑して3人が立ち上がりハンドガンを横向き(ギャングもち)にしながらこちらに歩いてくる

残りの2人は机に足をかけてニヤニヤとこちらを見ている

 

「つ~訳でお引き取りをって感じ、あたし達がここを有効活用してやるからさ」

「はぁ…ゴミどもが…これは掃除が先だな」

 

 銃を左腕で払いのけ腰から引き抜いた銃を正面のゴミの腹に一発、隣の馬鹿が銃を抜く前に腹と顔面に二発撃ち込み

最後の一人も鳩尾辺りに弾丸を撃ち込み壁になるように持ち上げ座っていた2人が乱射するサブマシンガンを受け止める

撃ち終わった瞬間最後に残った二発の弾丸を鼻の下、激痛が走るポイントを狙い意識を吹き飛ばす

 

「なんか毎月やってる気がします…罠でも作りましょうか…ですが神の家にそんなことはしたくないんですよねぇ…」

 時間を見ると10時、13時からミサなので手早く片づけを開始!アビドスなので砂が酷いんですよねここ…私が卒業するころには下手したら埋もれてなくなるんじゃないんですかね?

そうなったら信者の方はトリニティの近くに来てもらいましょうか…ねッ!

 

気絶したゴミどもを引きずり近くのゴミ箱に叩き込みゴミ収集車で回収してもらう

そのあとは特にトラブルもなく掃除を終え軽めの昼食を食べる…よし…これで皆様を迎えに行けますね

 

12時30分からポツポツと人が増え始め13時に殆どの長椅子が埋まりミサが始まる

 

「それでは聖書朗読から始めましょう、私が朗読しますので復唱してください」

普通の聖書を開き初めての方でもどこかで聞いたことがある有名なマタイによる福音を朗読

 

『求めなさい。そうすれば、与えられる。探しなさい。そうすれば、見つかる。』

 復唱しその意味をミサで集まった信者の皆さんで考え団結を深める…いいですね…!こういうのですよこういうの!

問題なく進み、神に祈りをささげる時間、神を通して自分と対話し自分の罪を見つめなおし懺悔する人生にとってもとても大切な時間

これが無いかあるかないかですべてが変わるんですよね!

 

 

 外から数人の話声、声質からして若い女性ですね…AKあたりのスライドを動かした音に火薬の匂い…なるほど…まぁ、場所取られたから腹いせに取り返しに来たとかそんなところでしょう…

まったく自分勝手な…というかアビドスの自治体はどうなってるんですか…確か学校ありましたよね?学校があるイコールこの土地は任されてるようなものなんですよ?

ちゃんと周りの安全を確保して不良を生まないようにしないといけないんですけどねぇ、連邦生徒会長が失踪してからそこら辺もなあなあになりましたし…いっそトリニティで回収してしまいますか?

 

 トリニティだったら周りで住んでる人たちは安心してイギリスの文化を楽しめます!ぜひいらっしゃいませんか?その時は私たち!シスターフッドにお任せください!

最高の景色と最高の信仰!そして歴史をご紹介します!

 

 

さて

 

 

手足の一本は無くなっても文句言わせんぞ

 

「では皆さん!今からお祈りの時間です…私がいいというまで顔は上げてはいけませんよ?」

 

 ゆっくりと長椅子の真ん中を通りシスター服の中からメリケンサックを取り出して音をたてないように教会の外に出る

暑い日差しが私を出迎え、その近くで出てきた私に驚いてるヘルメット団…

 

 音が出る銃ではなく拳を鳴らし肩を回す、コイツらには銃も銃剣も必要ない

数名が怯んだように身体をすくませるが…ここに来た時点で同罪だ

 

「さて…誰から来る?」

突っ込んでくる馬鹿に前蹴りで吹き飛ばし隣の蹴りかかってくる足を自分の足で受け止め掴んで近くにいた馬鹿にぶん投げ転ばせる

 

「あぁあ!!」

 テレフォンパンチを首を傾け躱してその腕をつかみ反対方向に曲げながら一本背負い

一歩前に進み、向けてくる拳銃を掌底でずらし手首を掴み思いっきり捻り上げ身体ごと回し銃を奪い取ってバラバラに分解

 

「もう面倒くさいから全員一気に来い、一気に、あと…30秒で祈りの時間が終わるんだよ」

 

 溜息を吐きながら手招き、残りの3人が雄たけびを上げながら突っ込んでくる

殴りかかってくる拳をメリケンサックの拳で受け止め相手の拳を叩き割り肘を顎に打ち込み脳震盪を引き起こす

そのままの流れで馬鹿正直に横に並んでたヘルメットに向けて全力で殴るッ!

乗って来ただろう車に激突し窓ガラスを突き破り動かなくなる

 

「あ~最後の一人、何もしないんでこれ全部片づけておいてください。」

「ハイ喜んで!!」

 

いそいそと教会の中に戻り、メリケンサックをポケットの中に急いでしまう…ふぅ…ちょっとしたトラブルがありましたが…取り合えず問題は無さそうですね!

 

「皆様今日はお忙しいところミサに来ていただいてありがとうございました…お出口のところにトリニティで作られたワインがありますのでよろしければお持ち帰りください。」

「今日もありがとねぇ…アンちゃんこんな所にわざわざ」

「そうそう、砂漠の町に…いよいよ私たちの代でこのアビドスは終わりかねぇ…最近じゃカイザーとかヘルメット団のせいで治安も悪くなって来たし…」

 

 そんな井戸端会議をしばらくしてほどなくして解散時刻は14時30分程…ふむ…時間もまだまだありますしブラックマーケットでも行きましょうか

なんか最近トリニティの生徒が出入りしているとか、別に出入りしても構いませんけど最近本当に治安が悪いので心配なんですよね

軽く掃除をして明日の準備完了!

明日も教会でミサですから、なんと明日は8時からお昼まで!夕方には自由な時間があります!偶にはぶらぶらしましょうかね、主も働くときと遊ぶときは別けなさいと言っていますので…

 

 あ、あとここの学校も見てみたいですね…いや…流石に二度も教会襲撃されてますしどうなってんだって聞きたいんですけど…

確か私が入学する前にここに置かせてもらう代わりにいろいろトリニティから融通して尚且つここをちゃんと守るとか何とかあったはずですよね…他の地区に置くとき一律でこういう契約ですし。

 

 ちょっとスマホで失礼…え…5人?えぇ…塾じゃないんですから…なんで合併吸収されないんですかかここ?

まぁ、トリニティでもないですし誰も信者でもないですから興味もあんまりないですからいいですけども…

万人に救いの手は伸ばしますがあちらからも伸ばしてくれなければ無駄骨ですから。

 

 確かここの地下に砂漠用のジープがあったはずですからそれでいきましょうか…

ちゃんと整備してますよね?

 

◆◆◆◆◆

 

 ちゃんと整備していました!歩かなくても済んだのは大きいですね…歩くとなると2時間ぐらいかかりそうですし…

ちゃんとした買い物できそうですよ…ふふふ、明日の信者の皆様の為に軽く摘まめるお菓子のようなものを作らなければ!

子供達も来てくれたら嬉しいんですけどねぇ…信仰心は子供の頃から常識のようにゆっくりと!

 

 ブラックマーケットの駐車場に止めて軽く辺りを見渡す、私と目が合った住人が全員一斉に目をそらす、まだシスターフッドの睨みは聞いていますね

恐れられてる理由は簡単ですよ、私たち部隊は一度このブラックマーケットを完全に破壊尽くしましたからね!理由としては簡単

 

 シスターフッドが誘拐されて裏に流されそうになったから、どこに居るか分からないのとシスターフッドが舐められた、コイツラなら簡単に手を出せると思われた

ならば死にたくなるぐらいの苦痛と恐怖を与えなければ我々が居なくなった後、誰が信者たちを守るのか?やりすぎということはない

 

ってな具合ですね!

 

 ま!スラムなんていくらでも復活しますし、最悪雇用もいくらでも産まれますからいいんじゃないんですか?邪魔になったら滅ぼせばいいですし。

退学になった生徒とかシスターフッドに頼ってくれるのでしたら助けるんですけど…

助かる気のない人を助けることはできませんので…炊き出しとかはするんですけどね!弱者救済は神に仕えるものとしての義務ですので

 

しばらく歩いていると何やら騒ぎ声と爆発音…それはいつもの事なんですけど今回はなんというか…質が違う感じがしますね

ばったりとトリニティの制服に変なマスクをつけた少女と見たことない制服の少女が3人…え?あ…え?どういうことです?

 

「え、えっと…なぜトリニティの制服を…これは喧嘩売られてるのでしょうか?」

「うひゃぁぁ!?なんでここにアン様がここに居るんですか!?」

 

 拳銃を取り出し取り合えず向ける…えぇ…声的にヒフミさんですか?確かに彼女ならここにも来そうですけど…またペロロ様グッズですか!?

というかなんで私の前に現れるんですか…対処しないといけなくなるじゃないですか!?あと校則違反ですよ!

破ってはいけない!とは言いませんがバレないようにやりなさい!

 

「ん、取り合えず倒せばいい」

「シロコちゃんやめておいた方がいいよ~下手しなくても物凄く強いから」

 

 狐のような少女がARを構えるがそれを押しのけるように正面に立ちふさがるフロントマン…盾を前面に押し出しショットガンをちらつかせる…

ほぉ?コイツは強敵だ…シスターフッドはサクラコですらかなわんだろうな、私ですら大分苦戦するだろう…何者だ?

私の情報網にはないぞ?強者はあらかた知っているのだがそういうこともあるのだろう。

銃剣を三本取り出し指に挟み右腕には銃を構え迎撃態勢、頬は自然と吊り上がり獣のように身体が硬直する

 

「アン様!アン様!お、お耳を拝借!」

 

 緊張感の中いそいそと走り寄って私の身体をよじ登ってきたヒフミさん(借り)

やめなさい…ちゃんとかがみますから!待ちなさい!服が伸びる!これ結構大切な服ですから!

怒りますよ!?

 

「ちょ、ちょっと事情があって追われているんです…一緒に逃げてくれませんか?!助けると思って!!」

「まぁ…貴女の頼みならいいですけど……後で説明してくださいよ?少し歩いた所にジープが止めてありますのでそこまで走ってください…私は手を貸せませんが車は差し上げますので」

 

 煙幕付きの銃剣を地面に落として瞬間煙が辺りに充満し全員の姿を隠す

全員が示し合わせたように私の横を通り抜けジープに向かって走る!

右手に車のカギを乗せフロントマンがすれ違いざまに取って走り去る

 

 手癖が悪い…さて、私も逃げますか…今日は厄日ですね…お祓いしましょうか…久しぶりにやるのでサクラコにも手伝って貰いましょう…

効果があるかは知りませんが

 

ん~ぶらぶらするのは別に明日でも構いませんか、ちょうど行きたいお店もありましたし

 

───────────────

「では皆さん…一緒に祈りましょう…アーメン…」

「「「アーメン…」」」

 

 今日は襲撃もなく!普通にミサを開催して終えられました!

これが普通なんですよ!宗教施設に襲撃してくるなんて場合によっては族滅ですよ!?

てか実際私それが原因で一年の頃ゲヘナに襲撃しに行きましたからね!?当時の部隊長がダメだっていうから部隊長をぶちのめして無理やり行きましたし…

いや…本当にキヴォトスでは舐められたら終わりなんですよ…

 

「皆様!今日はお忙しい中来ていただきありがとうございました!入口にシスターフッドで作ったワインがありますのでお持ちください!次の開催日は追ってご連絡いたします!」

 

 帰っていく信者の皆様に祈りを捧げる…何事もなく彼ら彼女らが家まで帰れますように…アーメン…

少したって全員が帰宅したのを見届け、掃除と補修箇所の確認!一時間で終わらせてやりますよ!

来た時よりも美しくをモットーに!あとガラスが割れ欠けたりどこかが罅割れてたりをチェック!砂漠の町なんて倍以上の速度で劣化していくんですから

 

「よし!掃除も完了ですしそろそろ帰る支度をしますか…その前に食べたいものがあるんですけども…」

 

 持ってきたものをまとめてリュックサックの中に入れて最終確認!

書類良し!掃除良し!カギ閉め良し!さて!行きましょうか!

懐から聖書を取り出して空中に投げいつも通りの移動…車渡しちゃいましたからね…また補充しておかなければ

 

そして私が食べたかったのは柴関ラーメンです!前にハスミに紹介してもらったんですよね…彼女が紹介してくれる場所は外れが無くていいですよね!

二郎系らしいのですが…足りるでしょうか…ハスミ程ではないですけど私もまあまあ燃費悪い分類に入りますからね…!

見てくださいこの育ち切った身体!180㎝ですよ!?成長痛の時死ぬかと思いました

 

 目を開けるとちょうどお店の近くに出られたみたいですね…これはラッキーです!

さてさて…どんな味なのか…!

 

「いらっしゃいませ~!1名様でしょうか?カウンターでも?大将!お1人様入られました~!」

 

 アルバイトでしょうか?いい子ですね…猫耳猫尻尾可愛らしく頑張っています…!こういう子を見ると応援したくなります!

 

「あ、柴関ジャンボラーメンと炒飯大盛に餃子二人前ください、お冷は氷抜きでお願いします」

「ハイよ!シスターさんよく食うねぇ!」

「成長期なもので」

 

人獣の大将の方にカウンター越しに注文をお願いしてスマホを見ながら待ちます…

食べ過ぎ?いえいえ主も人はパンのみにて生きるにあらずと言っていますし、暴食じゃなければいいんですよ!30キロの人と80キロの人じゃ食べる量も違いますし…

楽しみに待っていると遠くの席から何やら騒がしい声が聞こえてくる…ここはファミレスじゃないんですからもっと静かに…

 

「ダメでしょ!!メチャクチャでグダグダよ!私が一人前の悪党になるには、こんなお店は要らないよの!」

「それって…こんなお店はぶっ壊してしまおうってことですよね?アル様」

 

横目で見ると紫の髪のゲヘナが何かを押す音──────

 

目の前が真っ白に染まる

 

 




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