ブルアカ世界に狂信者を入れてみた   作:カニバルキャンディー

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サミュエル・クラーク


人間的行為の宗教がないところには、いかなる宗教も存在しえない。

「私以外に誰か車運転できる方いますか?先生とかできます?」

「"ごめんね、私親に車運転するなって言われてるから"」

「壊滅的な運転とかそんな感じですかね…じゃあ私が運転しましょうかね?こちらからトラック用意しておきますよ」

 

 何はともあれしばらくの間寮生活です!生活必需品系は向こうで用意してもらっていますが…

女の子は個人で持って行かないといけないものも多いです…!化粧品とか生理用品とかあと枕が変わったら寝られないなどもありますね!

あとは単純に銃のメンテ道具や弾丸に服や下着類も忘れずに…!私の場合それプラス聖書も必要になりますからね

そこそこ大人数なので一斉に移動した方が実際楽です!

 

いったん解散し1時間ぐらいに同じ場所に集合!

その間に私の部下から中型ぐらいのトラックを借りる。え?普通にバスで行けって?私もそういったんですけど…

 

『隊長も面白い方がいいですよね!トラック借りてきました!軽トラ連結させようと思ったんですけど流石に怒られると思って!』

『よくわかりましたね、あとで訓練みっちりやりますので覚悟しておいてください』

 

 てな感じです…ウチの物資部隊、優秀なんですけど悪乗りする癖があるんですよね…優秀なだけに怒れない…!

度が過ぎたら気絶するまで殴りますけども…

 

「皆さん乗りましたか?シートベルトとかは無いのでちゃんと捕まってくださいね!」

 

「「「「は~い!!」」」」

 元気があってよろしいです!

ちなみに襲撃とかはありませんよ?流石にシスターフッドの私とシャーレの先生、後ろに数人乗せてる状態で襲い掛かってくるお嬢様はいません!

ゲヘナの馬鹿共だったら普通に襲い掛かってきますけども…

 

 トリニティの校舎から車で大体1時間…微妙に歩いてこれる距離なのがむかつきますね遠くないですか??もしかして適当な場所選んだりしてます??

私怒りますよ??

 

 なんてことを先生と話していたら到着!

私と先生を除いた4人が相部屋になります!

除かれた理由は先生は男性なので単純にいろいろと不味いから。

私はシスターフッドの見せられない仕事とかあと単純に体が大きいから部屋が狭くなるんですよね…

えっほえっほ!と荷物を運んだりしていて、コソコソ外に行こうとしているアズサさんの姿。

 

「あれ?アズサさんどこに行くんですか?荷物運び終えました?」

「偵察をしてくる。初めての場所だからな、侵入してくる場所、狙撃のポイント、罠などを確認してくる」

「正直私とアズサさんが居ればツルギとかそのあたり出てこない限りは蹴散らせるでしょうに…」

 

 軽く首を傾げる、この中で私を除いて一番強いのはアズサさんですからね

明らかに軍事的に訓練された動き、視線や考え方、最初はただのミリオタとか思っていましたけど

違いますねぇ…一昔前ってイメージです…熱血ハートマン軍曹が居るようなタイプの鍛え方ですね。

 

 

「ようやく着きましたね、ここが私たちの…」

「はい、合宿の場所です…ようやく着きましたね、ふぅ…アンさんも運転ありがとうございます」

「取り合えずトリニティーにお願いしておいて軽い掃除とベッドを用意しておいてもらいました」

「ありがとうございます。アンさん…これでみんな裸で寝られますね!肌肉玉雪みんなで乱れましょう」

 

なんか妙にエッチな四字熟語使いますね…すかさずコハルさんがエッチ!と叫びながらハナコさんの頬を引っ張ってツッコんでくれるので助かります…

 

「花も恥じらう女子高生そういう勉強も必要ではないでしょうか…!?」

「ダメ!エッチなのは禁止!死刑!!」

 

 箸が転がっても爆笑する年齢の私たち、気の合う友達同士も合わさって三倍やかましい!

コハルさんを抱きしめながら撫でまわす…小さくて可愛らしいですね!獣耳ついてたら癒し度アップなんですが…まぁ、そのうちマリーも連れてきましょうかね

多分仲良くなれますよ

 

「皆さん、これから一週間寝食を共にするので。皆さん仲良く…ってあれ?アズサちゃんはいずこに…?」

「偵察完了だ」

 

 ひょっこりと音もなくアズサさんが扉から入ってきてつらつらとこの拠点のいい点悪い点を話し始める

確かに籠城戦とか戦場だったらその行動は正解なんですが…我々が今からやるのは単純な勉強の合宿なんですよね…

なので全てにおいて減点です!

 

 私の部下に補充とか軽い掃除は頼んでいますので食料とかは問題ありません。

あ~部下と言えばそろそろ書類仕事しないとダメですね…来年卒業です資料も作成しないと…

し、仕事ががが…!なんで私は学生なのにこんなことをしないといけないんですか!?

全て暴力で解決しません?そうしましょう!!どっちかって言うと私現場主義なんですけども!

 

 あ~でもそうなるとただでさえ雰囲気悪いトリニティがもっと最悪になってしまいますね…暴力に支配されるなんてゲヘナじゃあるまいですし

私個人的には一般生徒とシスター達が無事なら正直どうでもいいんですが。

 

「アン先輩…よ、汚れてもいい服って…体操着ですか…?」

「え?あ、いいんじゃないですか?…何がですか?」

 

────────────────────────────────

 どうやら私が考え事してる間に施設の掃除する事になっていたらしいです

だからコハルさんが汚れてもいい服聞いてきたんですね…私体操服なんて持って来てないんですけど!?

シスター服で行きますか、汚れてもいいですし

 

 コハルさんと一緒に更衣室に向かい着替えているとコハルさんが首を傾げながら話しかけてくる

 

「アン先輩本当にその服でやるんですか?」

「これ戦闘服の役割もあるので汚れても大丈夫です」

 

 可愛らしい頭を撫でまわしコハルさんの後ろを歩く。

おや、抵抗されると思ったのですが…されるがままですね…可愛い可愛い…!

少し歩いて正門前に到着

 

「先生!お待たせしました!」

「"おお、体操服、1人シスター服だけど"」

「はい、服装から入るのも大事ですからね!体操着の方が動きやすいですし汚れたときに洗濯もしやすいですから」

 

「……で?私は何をやればいいの?アン先輩撫でるのやめてください!」

「あ!コハルちゃん、アンさん早かったですね。」

叩かれて跳ねのけられた手をさする…酷い…もう少し撫でさせてくれてもいいじゃないですか…この後ストレスたっぷりの仕事があるんですから…

私たちの後ろからアズサさんが歩いてやってくる。

 

「おまたせ」

「アズサちゃんも──って、どうして銃を?」

「肌身離さずもっていないと、銃の意味がない、襲撃はいつ来るかわからないものだ」

 

なんてワチャワチャ話していると少し遅れてハナコさんが歩いてやってくるが……

 

「はぁ?」

「お待たせしました、皆さん早いですね♡」

 

「アウトーーーーー!!!!」

 

 その豊満な体を布一枚に包んだ姿、私より年下なのにその美しい体を見せつける

フェチを感じる競泳水着…確かに似合ってはいますけど間違いなくダメです!

先生のジャケットを引っぺがしてハナコさんに着せて軽く拳骨!

 

「きゃ!痛いですよ!そういうプレイはもう少し仲良くなってからで…」

「馬鹿じゃないの馬鹿じゃないの!掃除するのに水着なんて!」

 

 ごちゃごちゃ言い訳してるハナコさんの頭にもう一度軽く拳骨!

そういうことじゃないんですよ…!

 

 ぜ、前途多難です…私はあまり干渉しないつもりでいましたけど顧問の先生が何もしないので私が注意しないと…!

まぁ…流石に水着はエッチだから体操着に着替えてきて?は男の人には言いずらいですか…

 

────────────────────────────────

 

「で、では…外の雑草などはアン様の部下さんたちのおかげで綺麗になっていますので廊下とロビーを中心にやりましょう!

1回で終わる量ではないので…徐々にといった風に、では!お掃除を始めましょうか!」

 

「「「おー!!」」」

 みんなで手分けして掃除の開始!私と先生で窓や高いところの担当、私は無駄に背が高いですからね!先生も男の大人の人なので私と同じぐらいですし

掃いて拭いて…こういう掃除は久しぶりですねぇ…私の場合は掃除(人間)みたいなのが多いですし…

お喋りしながらやるのも楽しいですね!

 

「そういえば先生はなんでキヴォトスに来たんですか?出張?」

「"呼ばれたからかな?あとみんなをしっかりと導きたいし"」

「ふふ、聖職者(わたし)の前で導くとか言ってはいけませんよ?もう少し信仰深い人なら怒ってますし」

「"肝に銘じておくよ"」

 

 みたいな会話を繰り広げながら廊下と窓終了!!

他にもキッチンや体育館などを軽く掃除、そろそろお昼ですね、一応おにぎりとおかずは人数分用意していますので休憩にしましょうか。

う~ん!心地よい疲労感ですね!ゲヘナを大量にぶちのめした時以来でしょうか?

 

「"こんなところかな?"」

「いいんじゃない?ずいぶん綺麗になった気がする、うん!気持ちいい」

「…うん、悪くない」

「そうですね!お疲れさまでした!」

 

「はい、お疲れ様です、お弁当は用意しておきましたので手洗いしたら食べましょうか」

 

 全員がいい返事を上げて手を洗いに行く、ついでに終わったらレジャーシートを敷いておいてくださいというのも忘れず!

取り合えず冷蔵庫の中に入れておいたお昼ご飯とお茶を持って皆さんの場所に到着

食事の前の祈りを捧げていざ実食!

 

「あ、美味しいです…!」

「アン先輩がこれ作ったんですか?」

「早起きして作りました!美味しいと言ってくれるなら嬉しいです!」

 

 ワイワイ騒ぎながら食事の時間!疲れた体に塩味が効いたおにぎりがとても美味しいですね…!

卵焼きは甘めに作っています、これは単純に私の好みってだけなので!リクエストがあったら適当にこの合宿中作りましょうかね?

 

「お昼ご飯食べ終えたら最後の一か所やりましょうか」

「んぐ…あれ?そうでしたっけ?」

 

ヒフミさんと顔を見合わせ首を傾げる、大体掃除終わったはずなんですが…あとやっていない場所なんてありましたっけ?

 

「はい♡屋外プールが♡」

 

────────────────────────────────

お弁当を片付けてハナコさんの案内の元使われていない屋外プールに移動です

現場に到着すると…地面はぬるぬる藻もびっしりと生えていて壁一面が緑色

ヒフミさんが絶句しているとアズサさんが横から声をかけてくる

 

「これは…だいぶ大きいな、どこから取り掛かればいいのか…いやそもそも、補習授業に水泳の科目は無かったはずだけど」

「それ言われると私担当の宗教もなくなるので」

「試験に関係ないなら、別にこのままでもいいじゃん?掃除する必要ある?」

 

確かに…掃除する暇があるなら勉強してもらいたいのが本音ですね…ただでさえ勉強なんて時間かけないと取り掛かる気力がわかないのですから…

 

「いえ、よく考えてください、コハルちゃん…キラキラと輝く水で満たされたプール。楽しい合宿、はしゃぎ回る生徒たち…」

「楽しくなってきませんか?」

 

 確かに楽しい…私もみんなさんと一緒にキラキラのプールではしゃぎたい…今度シスターフッドのメンバーを誘って海にでも行きましょうかね。

サクラコとかマリーは確実に来てくれると思いますし

いい考えですね…ここに居る補習部のメンバーも誘って…人数は多いに越したことはありませんしみんなで旅行できれば費用はシスターフッドが全額持つことも可能ですし…

あ、トリニティの防衛どうしましょう、まぁ、何とかなりますか

 

「こんな風に…変わってしまう…vanitas vanitatum(なんという空しさ、すべては空しい)…それが。この世界の真実」

「珍しい言葉知っていますね、全ては空しいものである…ですが「虚」と「空」は違います、万物とは「嘘」ではありません、万物とは「空」であり、例え合わさったとしても「空虚」にはなりません

つまりは大した意味はありませんよ」

 

 一瞬だけその無表情の顔が驚いたようにこちらを見て、それを微笑んで返す

たまに居るんですよね…悪い意味というか昔の死ぬか生きるかの時代の言葉をその当時の意味のまま覚えてそれを得意げに話す人

今回のは比較的昔と現代で意味が同じだからよかったんですけども…

例えば目には目を歯には歯をって現代だとやり返せ、とかそういう意味ですけど古代だと受けた以上の報復を禁ずるって意味なんですよねぇ…

 

「……アズサちゃん!ヒフミちゃん!コハルちゃん!アンさん!今から遊びましょう!今から掃除して、プールに水を入れて、みんなで飛び込んだりしましょう!」

 

ハナコさんは楽しそうに屈託のない笑みを浮かべて言う

今日以外ではもう勉強漬け、ならば遊べるチャンスは今日しかないならば遊ぼうと!

 

「さあさあ!皆さん!今すぐに濡れてもいい格好に着替えてきてください!」

「うん…たとえ…全てが虚しいことだとしても、それは今日最善を尽くさない理由にはならない…問題ない、ちゃんと水着も持って来ている、待ってて」

 

 さっきとはうって変わって怪しい目をしたハナコさんがコハルさんに無言で手を広げながら近づく…事案ですか?

女同士ですしどうせ妊娠しませんから別にそういう行為は禁じてませんけど…あ、シスターフッドは別です

 

さて…私どうしましょう…水着なんて持って来てないんですよね…だってやらない思っていましたし…

ま~こののシスター服で行きますか、汚れるの前提ですし一応防水にはなっていますから

 

「む…!アンさん…なんというフェチズムですか!確かにシスター服という清浄を胸とする物を濡らす、そして紺色のシスター服から見えるわずかな生足が男性心を掴んで離さないという訳ですか」

「私にそんなテンションでからんでくる人初めてですよ…ちょっと戸惑っています…」

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

「見てください!虹ですよ虹!」

 

 ハナコさんが楽しそうにホースでコハルさんとヒフミさんに向かって水をかける

お返しです!とヒフミさんがブラシで地面に水をハナコさんにかけてそれを先生が微笑ましそうに見つめる

 

なんてことないどこかの誰かが心の底から望んでいる普通の学生生活だ

 

 




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