今回は少し不快になる表現があるかもしれません
プールに入ろうと思いましたが…残念なことに水はなかなかたまらないものです…完全に夜になってしまいました、入りたかったのですが…まぁ、仕方ありません、
明日にしましょうかプールは逃げませんし夜に入って溺れる方が時間のロスですからね!
とはいってもキラキラと夜の光で美しく光り輝く幻想的な光景が目の前に広がります、これはこれでなかなか乙なものです
「綺麗……」
「そうですね…真夜中のプールなんて、なかなか見られない景色で…」
疲れでうとうとしているコハルさんの肩を優しく掴み軽く頭を撫でる…可愛いですねぇ…小動物的な可愛さがあります
「コハルちゃんもお疲れですし、そろそろお部屋に戻って休むとしましょうか、明日から本格的に勉強合宿が始まってしまいますし、そろそろ寝ないと明日に支障が出てしまうかもしれません」
今日は朝から掃除頑張りましたからね…本気でやると結構体力使うんですよ?
という訳で等々落ちたコハルさんをお姫様抱っこしてお部屋まで輸送して自分の部屋に戻り…ちょっとした運動の準備
プロテインと水筒にタオルを持って運動できる外に鼻歌を歌いながら歩く
今日は体は動かせましたけど戦闘訓練はできませんでしたからね…非才ではないですが鈍るときはすぐに鈍ります
ちょっとおろそかにすると勘も失われますからねぇ…今の銃と剣のスタイルに変えてからまだ2年しか立ってないのでまだまだ慣らさないといけません…
あと単純に眠る前に軽い運動しておきたいですし。
銃剣で的をぶった切り、踊るような複雑な動きでしかし銃を完璧に制御して機械のように正確に的に命中させる
神業ですけどキヴォトスの上位陣は寝ててもこれができるようにならないと話になりません
ここでは大規模に爆発とかさせるより人体の急所狙って動けなくした方が効率的に対処ができるので
あ、私は技術と再生能力ですけど神秘に任せてすべてをなぎ倒すクソ悪魔とかもいますからね
アレは人間の形をしたミサイルですよ、だから何だって話ですけども。
まったく同じ動作を1時間続けて運動は終了!もう少しやりたいんですが流石に明日に響いてしまいそうですしここまでにしておきますか
水筒の水を頭から被り汗を流す…少々はしたないですが…これがまた気持ちがいいんですよねスッキリするというかなんというか
肩からタオルをかけてプロテインを飲みながら目線を少し離れた木の陰に向ける
「それでいつまで見てるつもりですか?夜が明けてしまいますよ?」
「バレてましたか?」
悪戯にバレた子供のような表情を浮かべてハナコさんが木の陰から出てくる
もしかして一緒に運動したかったとかそんな感じでしょうか?けど私と同じメニューは素人のハナコさんにはしんどいと思いますし…
軽いストレッチから始めません?
まぁ、違うと思いますけど本当に何の用ですか?
「1つ質問があるのですが、シスターフッドの重鎮がなぜ補習部に?アンさんは成績は悪くなったはずです」
「上からの命令ですよ…私だって本来は来たくありませんでした…良くも悪くも私は劇薬ですので、必ず影響が出てしまう…シスターでもない皆さんには少々刺激が強いかと」
微笑みながら地面に突き刺さっている銃剣を回収して袖の中に仕舞う…これ高いからちゃんと回収してますよ
4割自己負担なんですからね!私これバンバン投げたり盾にしたりするので消耗が激しいんですよ!
「それで?私を覗いてた理由はなんでしょうか?シスターフッドの訓練に興味ありますか?私専用なのであまりお勧めはできませんが…」
「違います…そういえばサクラコさんは元気でしょうか?私について何か言っていましたか?」
「私も含めて心配していましたよ?2年に上がって急に成績が落ち込んだと聞いたので…どうしたのでしょうか?イジメや権力で脅されていますか?ティーパーティー入りも確実と言われていたハナコさんが」
さて!メンタルヘルスの時間です!まさかこの時間からやると思いませんでしたが…神の下僕たるシスターはいついかなる時間でも懺悔は受け取ります!
イジメなら叩き潰して権力なら家ごと潰します!ふふふ!キヴォトスでは暴力が強かったら基本的に何してもいいんですよ…!
私シスター神の下僕であり神の鉄槌の代弁者…!
この感情の時には個人の好き嫌いは反省させてはいけません…!それで救える人を救えなくなるなんてばからしいですし
「いえ…勉強についていけなかっただけです…ちなみに私がシスターフッドで勉強をすればこの補習部は無事に済みますか?」
ん~あぁ!そういうことですか…なんか勘違いしてると思ったらそっちですか…私暗躍とかそこらへん苦手なんですけど、トリニティの悪い癖ですよ、裏の裏があると思ってしまうのは
なら普通にストレートに行きますか。勘違いされるのもめんどくさいですし
「私たちシスターフッドは浦和ハナコを必要としていません」
「厳密には助けを求めるならば私がありとあらゆる手を使い助けましょう、ですが…我々があなたの能力目的に貴女に近づくことは決して無いです」
微笑みながらそう宣言する、珍しくぽかんと年相応の顔をしたハナコさん…そっちの表情の方が友達出来ると思うのですが…
まぁ、彼女の勝手でしょう
「私がここに居るのは暗躍と政治のせいではありますが…シスターフッドが正式に受理したお仕事ですし…それに私個人としても組織としてもあなたは必要ない」
「な…私が必要ないんですか…?けど…あんなに熱心に勧誘されて…サクラコさんにも直接話を貰ったのに…」
「後ろ盾もない一般生徒が学年トップを取りましたからね、何が起こるかわかりませんでしたし…早めに声をかけておかないと」
私が1年生の時でしたか?あの時は普通の生まれの子が10位に入ったんですよ、そしたら名家の子たちが全力でその子を潰しにかかっていましたからね
私が全部物理的に叩き潰しましたけど…調べたらティーパーティーも正義実現委員会も一枚噛んでてついでに潰してやりましたよ…割と本気で
実際正義実現委員会は半壊させてティーパーティーは全滅させましたけども。
「それにシスターフッドはキリスト教を旨としています…正直言いますと…頭がいい程度の人なんて要らないんですよ、正直いくらでもいますし。
我々が必要する人材は神に誓えるもの、神の為に命を捨てられるもの。そして
「それか私のようにすべての不条理を暴力という悪意で叩き潰し、神の為にこの身を地獄の業火で焼かれられるもの」
「浦和ハナコさん、あなたはどれも持っていない、天才的な頭脳と人の裏を掛ける柔軟さをかね揃えています、それはとても素晴らしく誇るべきものでしょう
ですが、シスターフッドは必要としていません、頭がいい程度の人間は必要ない」
手早く散らばった武装を片付け終えハナコさんを正面に見るとわかりやすいように瞳孔が揺れ動く。
一応調べましたよ、彼女の事を…と言っても私が直接ではなくサクラコの【友達】を使っての事なんで、私が調べるより正確な情報のはずです。それを踏まえての私の見解といえば
彼女は確かに秀才で天才でしょう、それ故にプライドも高く自分に絶対の自信がある…悪い言い方をすればナルシストでしょうか?かまってちゃんとも言います
1年生の頃にありとあらゆる組織に誘われたことによって私の実力はどこに行っても一級品、どの組織、個人にとっても私は必要と考えた…とまぁ、これは彼女自身の実力に見合ったものなので問題ないのですけども、逆だと困るんですけどね!
だから誰からも持ち上げられ、仲良くしてもらおうと他人を蹴落としてるのを近くで見てしまって他人を信用できなくなった…思春期にありがちな潔癖というところでしょうか…?良くあることですけどね
あれですよ、両親に対して自分が少し叱られたら自身のすべてを否定されたみたいになる感情でしょうか?お前もやってるのになんで私だけ怒られないといけないんだ!お前もやるな!と言うありがちな潔癖ですね。
子供が大人になりかけているときによくみられる奴です。
個人的には自分は嘘をついているのに他人は嘘をついて欲しくないってのはちょっと都合が良すぎだと思うんですけどね…
そもそもこの世界は、優しい嘘と厳しい現実で出来てるのはいやでも理解できると思いますよ?このキヴォトスなんてそれが顕著に出ていますし
トリニティに向いてそうな子の中身が誰よりもトリニティに向いてないとは皮肉ですかね?
「わかりました…では本当にアンさんは裏は知らないと」
「知りたくもありませんね、私は暴力と寄り添う担当なので、さて、寝ましょうか!私もお風呂入ってから寝ますので」
「うふふ、一緒に裸の付き合いしませんか?私シスターの穢れの無い柔肌を見てみたいと思っていました」
「だいぶ傷だらけなので引くだけですよ…」
頭を下げてハナコさんと別れ歩き出す
端まで歩いて近くで隠れていた私の部下が声をかけてくる…定時連絡の時間には早いと思うんですけどね
「隊長、よろしいのですか?」
「ハナコさんの事ですか?」
「はい、彼女ほどの頭脳があれば我々も楽になるかと」
「別に必要ないですよ、第一彼女は組織に居たら内側から壊すタイプの人間です、自分を信じてもらいたいのに自分は信じられない、けど誰かに見てもらいたいから奇行に走るめんどくさいタイプです
それに…礼拝堂で水着姿になる人間をシスターにはしたくありませんからね、舐めてるんですか?」
「隊長ブチ切れでしたもんね…正直そのまま殺すのかと思いましたよ」
「必要が無い限りやりませんって…銃剣でハリネズミにしたぐらいですし…」
「キヴォトスでは優しい方ですね…あ、これサクラコ様からの追加の仕事です」
「持って帰ってください、私これから皆さんと遊ばないといけないので」
ダメですの言葉と共に書類を押し付けられる…とほほ…私仕事したくないのです…!!!
感想高評価お待ちしております