モンスターハンター 千堂姉妹の転生物語   作:エーベルヴァイン

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もうすでにお気に入りが2件だと…
馬鹿な、早すぎる!


モンハン世界に到着!

旧砂漠。

それは昼は灼熱の光を降らせ、夜は凍土のような寒さを見せる過度な地。

その地の空、カラッと晴れわたった空からそれは降ってきた。

「うわぁぁぁぁぁ!!!死ぬ、死んじゃううう!!」

「嫌ああああああああぁぁ!!お姉ちゃああん!?」

とても静かな砂漠に響き渡る二つの悲鳴。

しかしそれはやがてボスンッ!という音ともに止まった。

砂に頭から埋まった少女が一人、お尻を痛そうに擦っている少女が一人。

お尻を擦っていた少女が喋る。

「痛い…あれ、お姉ちゃん何処?……ひゃああぁぁぁ!!お姉ちゃああん!?」

姉に起こっている事態に気付き、急いで引き抜こうとする。

うーうー唸りながらも必死に姉を救出しようと、彼女の足を大根でも抜くかのように引っ張る。

奮闘すること数分、ようやくスポンッと頭が砂から抜ける姉。

「ぷはー。うぷ、砂が口に入った…」

「お姉ちゃん~良かったよぉ…」

「ちょ、リオ落ち着いて…」

兎に角、妹を慰める姉のリナ。

「とりあえず、このあとどうする?何か勝手に転生とかさせられちゃったけど…ん?リオ……それなに?」

「え?それって…」

姉が妹の後ろを見て固まる。

妹も姉の後ろを見て固まる。

そしてお互いに声をあげてた。

「「うわぁぁぁぁぁ!!リオ(お姉ちゃん)に尻尾が生えてるぅぅ!?」」

絶叫は昼の砂漠一杯に響き渡り、どこまでもどこまでも、山彦の様に返ってきた。

「え、どうなっているのこれ!飾りとかじゃないし…動いてるし」

「あの変なおじいさんのせいかなぁ…お姉ちゃん…」

「かなぁじゃなくて絶対にアイツのせいでしょ!」

頭を抑え、はぁと溜め息をつく姉。

「それにしても…暑い」

そして呟く。

それもそうだ、二人は未だにお互いの事しか見ていないので気づいていなかいが、ここは砂漠の砂丘のど真ん中。

しかも真っ昼間だ、暑くないわけがない。

「あ……お姉ちゃん、ここ砂漠かも…」

ようやく妹の方が状況に気づいたらしく、砂漠かもと仮定しさ伝える。

「かもじゃなくて本当に砂漠だよこれ…見渡すがぎり砂だよ…鳥取砂丘だったら良いけど…見たこと無いけどさ」

某所の砂場を口にして愚痴る。

「とりあえず何か、涼める場所を探そう?お姉ちゃん」

「うん、そうね…こんな場所にずっといたら干からびちゃう。日焼けもするしね」

妹の提案に同意、その後二人は涼めるで有ろう場所を目指して歩き始めた。

しかし皆さんお気づきだろうか。

砂漠で学校の夏仕様の半袖制服など着て歩くと、日焼けどころか肌が爛れてしまうことを。

なのに二人は爛れていない。

この不自然な自体に、姉妹はお互い気付かぬままだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「旦那さん、今日の獲物はなんですニャア?」

旧砂漠の岩石の影に隠れて生える人工物、ベースキャンプにその一人と一匹はいた。

「アイシー、今日は猟狩じゃないよ。飛竜の卵の採取が目的さ」

この地方には見られないモンスター『ボルボロス』の装備を着た男が猫に答える。

彼の名前はレイン。

ハンター歴は二年半とまだまだ新米臭が取れない彼だが、それなりに狩りの経験はあった。

俗に言う寄生という方法でだが…それでも腕は確かに上がっており、このように他地方での狩りを許可されたのだ。

そして今日は彼にとって、この地方初めてのソロのクエストとなるのだ。

「さてと、どんな竜がこの地方にいるのかな!」

胸を高鳴らし、未知なるモンスターを見る事を期待して、彼はキャンプからクーラードリンク片手に飛び出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「今目の前で起こっている事をありのままに話すぜ…俺は新大陸の旧砂漠で新しいモンスターを視れると思っていたら、尻尾が生えてる美少女二人組を見つけた…何を言ってるかわからないと思うが、俺自身何が起きてるかわからない。蜃気楼だとか、古龍の仕業とか、そんなちゃちなものじゃ断じてない。もっとこう…この世界の恐ろしさの鱗片を味わった気がしたんだぜ…」

「誰に話しているニャ?旦那さん」

望遠鏡を覗きながら彼は呟いた。

彼の目には二人の少女が映っており、二人とも尻尾が生えてると言う、なんとも奇妙な光景が広がっていたのだった。

「あれが新大陸のモンスターなのか…?」

しかし、レインが呆けていれる時間は早々長くなかった…

ズズズッ!と謎の音が辺りに響き渡り、地(この場合砂?)が揺れる。

ハンターである彼が立てないほどの揺れだ、当然か少女も手を砂に付ける。

そして地揺れが収まると共に砂から何が飛び出した。

それは1本の深紅の角が生えた竜だった。

荒々しい1対の翼、猛々しく荒ぶる尻尾、そして何より獲物を明確に『殺す』という、殺意ありし二つの瞳(め)。

「『一角竜モノブロス』…!図鑑以外で初めて見た…」

レインはそれを見て、そう呟いた。

恐ろしく、野蛮で、だか何処か儚げで気高い。

そんな竜とレインの出会いはここから始まった。

 

最初に見た二人の少女を完全に忘れて…




この旧砂漠は4Gの砂漠だよ、つまり…後は解るかい?
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