ウマ娘 XYZダービー 〜新宿の種ウマ伝説〜   作:ローマン

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 今回から、チーム・リギル編開幕です!

 前章とは違い、特定のキャラをピックアップしていないのでバランス良くリギルメンバーを描けたらなと思います

 それでは、本編どうぞ!!







リギル編
生徒会長のXYZ


 

 

 

 

「……」コンコン

 

「どうぞ。」

 

「失礼。」

 

「し、失礼しま〜す……」

 

「来てくれたようだね、シティーハンター。」

 

 

 

 獠と香がやって来たのは、トレセン学園の生徒会室

 

 そこには、生徒会長であるシンボリルドルフの姿があった

 

 彼女が今回の依頼人だ

 

 

 

「自己紹介が遅れたね、私は生徒会長のシンボリルドルフだ。」

 

「冴羽獠だ。」

 

「助手の槇村香です。」

 

「チーム・スピカでの活躍は聞いてるよ、テイオーがとても喜んで聞かせてくれてね、学園中君たちの話題で持ちきりだそうだよ。」

 

「あはは……なんか恥ずかしいわね。」

 

 

 

 以前チーム・スピカでの依頼を成し遂げたことを、ルドルフはテイオーを通じて聞いていた

 

 その件もあって、シティーハンターの存在はトレセン学園の中でかなり知名度が高いのだそうだ

 

 

 

「それで、俺たちを呼び出したってことは、ルドルフちゃんからの依頼があるってことだろう?」

 

「そうだ、早速本題に入るが、ここ数日女子更衣室での下着盗難が立て続けに起こっている。」

 

「下着泥棒ね……」

 

 

 

 ルドルフの依頼内容は、最近学園内で多発している下着泥棒を捕まえてほしいとのことだった

 

 

 

「その犯人に特徴は?」

 

「残念ながら犯人の姿を見た者は誰も居ないんだ、犯行は一瞬で行われていて、学園の監視カメラにもその姿は写っていなかった。」

 

「獠、これは相当手慣れてる学園内の人間の仕業に違いないわ!」

 

「ん? あ、あぁ、そうだな。」

 

 

 

 香は、監視カメラの位置や犯行時間などを考えて、かなり手慣れている学園の人間ではないかと目星をつけた

 

 

 

「ルドルフちゃん、他に怪しい点はない?」

 

「そうだな、あとは……被害に遭ったのは女性のトレーナーさんだけなんだ。」

 

「女性トレーナーさんだけ……?」

 

 

 

 ルドルフ曰く、被害者はウマ娘でなく、学園の女性トレーナーのみなのだという

 

 ますます謎は増える

 

 

 

「ありがとうルドルフちゃん、犯人は絶対にあたしたちが捕まえるわ!」

 

「あぁ、私からも出来る限りの協力はする、遠慮なく言ってくれ。」

 

 

 

 こうして、学園内に潜む下着泥棒を探す依頼が始まったのだった

 

 

 

「……獠?」

 

「ん? ど、どうした香?」

 

「……いや、何でもないわ。」

 

 

 

 

 

_____________________

 

 

 

 

 

「まずは聞き込みね、それにしても獠ったら用事があるって言ってたけど、どこ行っちゃったんだろ……?」

 

 

 

 現状犯人の手掛かりがないため、香はまず聞き込みから開始することにした

 

 そして獠は、何故か用事があると言って抜け出してしまったため不在

 

 仕方なく1人で調査することになった香がまず聞き込みに向かったのは、サイレンススズカの護衛で縁があったチーム・スピカ

 

 

 

「それでトレーナーさん、何か知ってることはありませんか?」

 

「う〜ん、男の俺にはどうもなぁ〜……あ、被害に遭ったっていうトレーナーなら知ってるぜ。」

 

「被害に遭った人を知ってるの!?」

 

「あぁ、チーム・リギルを率いてる東条ハナってトレーナーだ、案内するよ。」

 

「分かったわ、ありがとうトレーナーさん。」

 

 

 

 スピカのトレーナーと共に聞き取りに向かったのは、学園内で最強と称されるチーム・リギルの練習場所

 

 

 

「おハナさ〜ん!」

 

「ん? あなた、うちの練習に何か用かしら?」

 

「いや、用事があるのはおハナさんにだ、紹介したい人がいてな。」

 

「槇村香です、数日前から掲示板での依頼を引き受けてる……」

 

「あぁ、あなたがあのシティーハンターね?」

 

「あはは……シティーハンターは相棒の方であたしは助手なんです。」

 

 

 

 スピカトレーナーが声をかけたのは、チーム・リギルのトレーナーである東条ハナ

 

 どうやら学園内のトレーナーの間でも、シティーハンターの噂は広まっているようだ

 

 

 

「それで詳しいことを聞きたいんですけど、ハナさんはいつ頃被害に遭ったのかしら?」

 

「最初に遭ったのは4日前よ、それと一昨日も被害に遭ってるわ。」

 

「なるほど、他に被害に遭われた方は?」

 

「私のトレーナー仲間たちも、何人か被害を受けたと聞いたわ。」

 

「……少し気になったんですけど、ウマ娘たちの間で下着の盗難に遭った話は〜……?」

 

「少なくとも私は聞いてないわ……あ、うちのメンバーに学生寮の寮長がいるから呼んでくるわ。」

 

「あ、ありがとう、ハナさん。」

 

 

 

 香はここまでの話を聞いて、同じ女性であるウマ娘の被害を聞かないことに疑問を持っていた

 

 そう考えているうちに、ハナは寮長であるウマ娘2人を連れてきた

 

 

 

「紹介するわ、香さん。」

 

「栗東寮の寮長、フジキセキです。」

 

「美浦寮の寮長、ヒシアマゾンだ、それでアタシたちに聞きたいことってのは?」

 

 

 

 ここでハナの担当ウマ娘であり、互いに寮長でもあるフジキセキとヒシアマゾンから話を聞く場を設けてもらった

 

 早速香は、疑問点を彼女たちに質問していく

 

 

 

「寮長の2人は、最近下着泥棒の被害に遭ったっていうウマ娘を知らないかしら?」

 

「う〜ん、そんな話は聞いてないですね。」

 

「アタシもだ、そんな話は寮生の誰からも聞いてないね。」

 

 

 

 多くのウマ娘が利用している寮長の耳にも、下着泥棒の話は入っていなかった

 

 

 

「トレーナーさんたちの間では結構問題視されているそうですね、私の方でもポニーちゃんたちに話を聞いてみます。」

 

「アタシも聞いてみるよ。」

 

「えぇ、ありがとう、フジちゃん、ヒシアマちゃん。」

 

 

 

 寮長の2人に話を聞いて、香は理解したことがある

 

 下着泥棒の被害に遭ったウマ娘はおらず、女性トレーナーのみが狙われているということを

 

 こうして、この日の聞き込みは終了するのだった

 

 

 

 

 

 

_______________________

 

 

 

 

 

 〜トレーナー室〜

 

 

 

 

 

「……てな訳なんだけど獠、どうもウマ娘で被害に遭った娘は居ないみたいなのよね。」

 

「ほう、それは中々羨ま……悪質な犯人だな。」

 

 

 

 その日の夜、香は獠と書き込みの内容について話していた

 

 ちなみに2人がいる部屋は、チーム・スピカでの事件を解決してくれたお礼に秋川理事長から譲り受けた、空き部屋となっているトレーナー室だ

 

 

 

「ところで獠、今日あたしが居ないところで何してたの?」

 

「ちょい〜とスピカの娘たちの野暮用を引き受けてたんだ。」

 

「……ふ〜ん。」

 

 

 

 獠がずっと香と別行動だったのは、スピカの用事を引き受けていたからだという

 

 その返事に、香はある疑問を抱くのだった

 

 

 

 

 

 







 女性トレーナーだけが狙われる謎の窃盗事件

 犯人は一体、誰なんでしょうかね〜?

 次回もお楽しみに!!




今後のお話に登場してほしいキャラは?

  • ナリタタイシン
  • ウイニングチケット
  • ビワハヤヒデ
  • メジロパーマー
  • ダイタクヘリオス
  • ライスシャワー
  • ミホノブルボン
  • ナイスネイチャ
  • ツインターボ
  • イクノディクタス
  • マチカネタンホイザ
  • 黒沼トレーナー
  • 南坂トレーナー
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