※チーム・リギルの冴羽獠への呼称
冴羽さん→フジ、グラス、タクト、東条ハナ
冴羽→エアグルーヴ、ブライアン、ヒシアマ
シティーハンター→ルドルフ、タイキ、オペラオー、エル
獠ちゃん→マルゼン
「さてと、早くルドルフちゃんにこのことを伝えなきゃ。」
翌日、香は聞き込みで得た情報をルドルフに共有しようと、生徒会室を目指していた
その道中で、チームメンバー募集の貼り紙が目に映る
「へぇ〜、トレセン学園にも色んなチームがあるのね〜……ん?」
その中に、[チーム・CH、伝説のスイーパー、シティーハンターの特別指導! もっこり美女は大歓迎!]と書かれた貼り紙があった
「これ絶対獠よね……!? あいつ、こんな時に何してるのよ……」
そして、香は貼り紙に書かれた練習場所へと向かってみると……
「我が名は冴羽獠! もっこりを愛し、もっこりに愛された男!!」
「さぁ寄ってらっしゃい見てらっしゃい! シティーハンター冴羽獠によるワンホールショットのお披露目だよ〜!」
「あれはゴルシちゃん……? って、やっぱり獠のチームじゃない!!」
「あ、香さんも来たんですね。」
多くのウマ娘たちに囲まれている獠を遠くから見守っていたのは、チーム・スピカのメンバーであるダイワスカーレットとメジロマックイーンだった
「2人も獠のところに?」
「私たちは、ゴールドシップさんに誘われて来たのですが……」
「早速、ウオッカが冴羽に夢中になってて……」
よく見るとウオッカも目を輝かせて、獠の周りに集まっていた
ゴルシに誘われてマックイーンたちも様子を見に来たのだが、2人はどうもあの空気に馴染めず、遠くから見守っていたのだそうだ
「さぁウマ娘諸君、今からシティーハンターであるこの俺が、ワンホールショットという秘技を見せてあげよう!」
「よっ! 見せたれリョー!」
獠は左胸のホルスターから、愛銃のコルト・パイソン357マグナムを取り出す(一応、サプレッサーを装着している)
そして目の前の的を狙い、引き金を6回引いた
「……さて、こんなものかな。」
「……ん? 的は一個しか穴が空いてないぜ?」
?「ま、まさか……!!」
そこに1人のウマ娘が近づいていき、的に空いた穴を凝視する
?「シ、シティーハンターが放った弾丸は、全弾この穴を撃ち抜いてマース!!」
「な、何っ!? じゃ、じゃあ冴羽が撃った弾は……!」
?「まるで、的が銃弾を吸い込んでいったようだね!」
「そう、これがワンホールショットだ。」
獠は銃をしまうと、そう答える
この離れ業に、その場にいたウマ娘たちは歓声を上げた
「す、スゲェ! スゲェよ冴羽!」
?「す、スゴイデース! シティーハンター!」
?「これがワンホールショット! 何と美しいサウンド……!」
「おや? 君たちは初めて見る顔だな。」
「ハーイ! チーム・リギル所属のタイキシャトルデース! よろしくお願いしマス!」
「同じく、リギル所属のテイエムオペラオーだ!」
「タイキちゃんとオペラオーちゃんか、よろしくな。」
そんな中獠のパフォーマンスに、一段と目を輝かせて見ていたタイキとオペラオーは獠に自己紹介をする
「へぇ、あの2人もチーム・リギルの娘たちだったのね……ってそんな場合じゃない! 獠! さっさとルドルフちゃんの所へ行くわよ!」
「か、香!? 今いい所だからちょい待ち〜っ!?」
「何勝手にチーム作ってるのよ!? あたしたちはトレーナーじゃなくて、理事長さんに頼まれて依頼を解決してるんだから早よ来なさい!!」
「リョー! お前のことは……ぜってー忘れねぇぞ〜!!」
「冴羽〜! 必ず戻って来いよ〜!!」
「な、何なんですの……? この映画のようなシーンは……?」
「さ、さぁ……? 何なのかしら……?」
香が無理やり獠を連れて行くと、何故かゴルシたちから映画の別れシーンのように送り出され、マックイーンたちは困惑した
「シティーハンター、凄腕のガンマン……!」
「フッ、まるで風のように消えていったね。」
そして、タイキとオペラオーも獠の存在が強く印象に残ったようだった
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「なるほど、被害者は女性トレーナーだけと。」
「そうなの、ウマ娘で被害に遭った娘は1人も出てこなかったのよ。」
生徒会室に辿り着いた2人は、早速聞き込みの結果をルドルフに伝えていた
「だが、私たちウマ娘が今後狙われる可能性もある、シティーハンター、引き受けてくれるか?」
「勿論だ、ウマ娘たちのガードは俺に任せろ。」
「それと、私と同じ生徒会の2人を紹介しておこう。」
そのタイミングで生徒会室に入って来たのは、2人のウマ娘
「貴様らがシティーハンターか、生徒会副会長のエアグルーヴだ。」
「同じく副会長のナリタブライアンだ。」
「今回のシティーハンターの依頼に、是非彼女たちにも手伝ってもらおうと思ってね、私からの推薦だ。」
「なるほど、俺の名は冴羽獠、よろしくな。」
「助手の槇村香です、よろしくね、グルーヴちゃん、ブライアンちゃん。」
ルドルフの推薦で、エアグルーヴとナリタブライアンが調査を手伝ってくれることになった
獠たちはトレセン学園にやって来てまだ日が浅いので、学園をよく知るウマ娘からの協力を得られるのはありがたい
「冴羽獠、一つ聞きたいことがある。」
「ん? 何かな、グルーヴちゃん。」
「最近、チーム・CHと呼ばれる非公認のチームが存在しているんだが、何か知らないか?」
「い、いや〜、僕ちゃんさっぱり〜……」
「おいっ!」
「ほう、[伝説のスイーパー、シティーハンターの特別指導]、冴羽以外の誰が居るってんだ?」
「貴様、この期に及んで言い逃れるつもりか?」
「獠〜? やっぱりあのチーム、許可取ってなかったの〜……!?」
「待つんだ、皆。」
獠はいつになく真面目な顔で香たちを止める
普段のおちゃらけた雰囲気とは打って変わった反応に、グルーヴとブライアンも思わず反応した
「ブライアンちゃん、あの貼り紙の文を最後まで読んでみるんだ。」
「[伝説のスイーパー、シティーハンターの特別指導、もっこり美女は大歓迎!」……そういえば、このもっこり美女とは一体どういう意味だ?」
「もっこり美女とは即ち……俺の認める最高の女性だ!!」
「なるほど、つまりそれが冴羽の言う最強のウマ娘というわけか……面白い。」
「ブライアン!?」
獠の言う最高の女性の意味を勘違いしたブライアンは、獠の話に完全に乗せられていた
「教えてもらおうじゃないか、冴羽の言うもっこり美女になる方法を。」
「フッ、そうだな……まずは君が大人になってからじゃないと話にならん。」
「大人になれだと? 現役生活は学生の内がピークだと言われているのにか?」
「そうだ、俺のストライクゾーンは18歳以上のm……」
「こんの〜! もっこり総大将が〜!!」
「ぐぎゃ〜っ!?」
これ以上泳がしてはマズいと察した香は、獠に天誅のハンマーを落とすのだった
「冴羽に一撃入れるとは……香さんも中々やるな。」
「ブライアン、冴羽の言葉はあまり信用し過ぎるな、おそらく碌なことは喋っていないと思うぞ?」
「そうなのか?」
「非公認のチームを勝手に作ったぐらいだ、そうだろう香さん?」
「その通りよ、全く油断も隙もないんだから!」
後日、チーム・CHが解散となり、結成者の獠と部員勧誘に協力していたゴルシが、エアグルーヴに長い長い説教を受けたのはまた別のお話……
シティーハンターではお馴染みのもっこりですが、本小説ではその意味を知ってるのは大人組だけという設定にしておきます(マルゼン辺りは知ってそうな気もしますが……)
ウマ娘たちは純粋な少女であってほしい(切実)
今後のお話に登場してほしいキャラは?
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ナリタタイシン
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ウイニングチケット
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ビワハヤヒデ
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メジロパーマー
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ダイタクヘリオス
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ライスシャワー
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ミホノブルボン
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ナイスネイチャ
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ツインターボ
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イクノディクタス
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マチカネタンホイザ
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黒沼トレーナー
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南坂トレーナー