ウマ娘 XYZダービー 〜新宿の種ウマ伝説〜   作:ローマン

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 沖野トレーナーことスピカトレーナーの裏設定で、名前が西崎リョウであることを最近知りました

 トレーナーさんもリョウだったとは……







狙われたトレーナー

 

 

 

 

 〜トレーナー室〜

 

 

 

 

 

「ふぅ……」

 

「ここのところハードワーク過ぎやしないか? おハナさん。」

 

「大丈夫よ、担当のスケジュール調整くらい、いつもやってることだもの。」

 

(おハナさん自身のことなんだけどなぁ……)

 

 

 

 夜のトレーナー室で作業をしていたのは、チーム・スピカのトレーナーとチーム・リギルのトレーナーである東条ハナの2人

 

 次のレースに向けた、担当ウマ娘たちのスケジュール調整を行なっている最中だった

 

 

 

「ふわぁ〜……この時間になると、小腹が空いてくるんだよな〜。」

 

「それもそうね、何か買ってきましょうか?」

 

「えっ? いいのか!? じゃあおハナさんの……!」

 

「奢りは無しよ。」

 

「そ、そんな〜……」

 

 

 

 常に金欠気味なスピカトレーナーは、夜食を奢ってもらえるかと期待していたが、あっさりと拒否された

 

 そうしてハナは、適当な軽食分のお金をスピカトレーナーから受け取り、近くのコンビニまで歩いていく

 

 

 

(さてと、あの人が好きそうなのは……こんなところかしら。)

 

 

 

 コンビニでの買い物を終え、そのまま学園まで戻ろうとしたその時だった

 

 ハナは背後に人の気配を感じた

 

 

 

(また、つけてきてるわね……)

 

 

 

 ハナの後ろをつけていたのは、男らしき人影

 

 彼女はこの人物に見覚えがあり、ここ数日尾行されていた

 

 

 

(早く戻りましょう、あんな輩に付き合っt……っ!?)

 

 

 

 ハナが足早にその場を去ろうとした瞬間、その人影が彼女の背後から強く抱きついてきた

 

 口元も押さえられているため、抵抗できない

 

 

 

「むぐっ……! 離れな…さいっ!」

 

「!?」

 

「ぷはっ! はぁはぁ……!」

 

 

 

 何とか拘束を解いたハナだったが、男は直ぐに走り去ってしまった

 

 

 

「何だったの……!?」

 

 

 

 自分がつけられていることを察してはいたが、まさかこのような手段を使ってくるとは思わず、ハナはその場に座り込んでしまった

 

 

 

(……いけない、私には担当ウマ娘がいる、教え子たちに心配をかけるわけにはいかないわ。)

 

 

 

 ハナは気を取り直して立ち上がると、トレーナー寮へと戻っていくのだった

 

 

 

 

 

______________________

 

 

 

 

「今日の練習はこれで解散よ、皆お疲れ様。」

 

「お疲れ様でした!!」

 

 

 

 翌日のチーム・リギルの練習

 

 いつも通りメニューはこなしているが、ハナの様子がおかしいことに彼女の担当ウマ娘たちは気付いていた

 

 

 

「ブライアン、気になるか?」

 

「あぁ、明らかにトレーナーの様子がおかしい。」

 

「会長、トレーナーに何があったのかご存知なのですか?」

 

「分からない、話を聞こうと思ったが、練習に集中しろの一点張りで……」

 

 

 

 生徒会長であるルドルフはハナに話を聞こうとしたのだが、はぐらかされるばかりで理由は話してくれなかったのだという

 

 

 

「会長、やっぱりトレーナーさんに何かあったんですか?」

 

「今日のトレ公、いつにも増して様子がおかしかったよ? 何かあったんじゃないのかい?」

 

「フジとヒシアマもそう思ったか。」

 

 

 

 そこに、チームメンバーのフジキセキとヒシアマゾンが話しかけてきた

 

 彼女たちもある程度の理由は知っていた為、今日に限って様子がおかしいことに疑問を感じていた

 

 

 

「先輩方、何のお話をされているんですか?」

 

「エルたちも聞きたいデース!」

 

「エル、大事な話かもしれないですよ?」

 

 

 

 そこにやってきたのは、同じくチームメンバーのグラスワンダー、エルコンドルパサー、デアリングタクトだった

 

 ちなみに彼女たちは、ハナの身に起きたことを知らない

 

 

 

「隠していても仕方がない、3人にも話しておこう。」

 

 

 

 そうしてルドルフはハナの身に起こった出来事、今日の様子がおかしい理由が分からないことを3人に話した

 

 

 

「それは酷い話ですね……」

 

「けど、今日だけトレーナーさんの様子がおかしいのも、確かに変デスね?」

 

「先輩方は何か対策を?」

 

「いいや、何もしちゃいない。」

 

「むしろ、1トレーナーの話に首を突っ込んでも良いものなのだろうか……」

 

「フッ、それなら最高の救世主が居るじゃないか!」

 

「その通りデース!」

 

 

 

 そこで話に入ってきたのは、テイエムオペラオーとタイキシャトルだった

 

 

 

「オペラオー、それは一体どういうことだい?」

 

「もう後がないボクたちを助けてくれる人物といえば……!」

 

「シティーハンターデース!」

 

 

 

 2人の話を聞いた時、ルドルフはハッとした

 

 その手があったかと

 

 

 

「盲点だったな……」

 

「会長、初めからそうすれば良かったのでは……?」

 

「なら決まりだな、依頼方法は掲示板に何か書くんだったか?」

 

「XYZ! もう後がないという意味らしいデス!」

 

「フッ、チーム・CHを象徴する英単語か!」

 

「分かった、それなら私が書いてこよう。」

 

「あぁ、頼んだよ、エアグルーヴ。」

 

 

 

 こうしてチーム・リギルを代表し、エアグルーヴが掲示板にXYZを書き込みに向かうのだった

 

 

 

 

 

 

______________________

 

 

 

 

 

「ここか……まずはXYZの3文字と……」

 

「ちょいちょい、グルーヴちゃん。」

 

「香さん……?」

 

 

 

 話しかけてきたのは香だったのだが、何故か掲示板の裏に隠れながら周りの様子を窺っている

 

 エアグルーヴからの視点だと、かなり怪しい行動にしか見えない

 

 

 

「香さん、一体何を……?」

 

「あたしたちへの依頼よね? なら話は生徒会室で聞くわ。」

 

「あ、あぁ、分かった……」

 

 

 

 依頼内容を掲示板に書こうとしたエアグルーヴだったが、依頼内容は生徒会室で聞くと告げてきたので、とりあえず言う通りにすることにした

 

 

 

「……さてと、誰も入ってきてないわよね?」

 

「あぁ、会長もブライアンも席を外している、ここに居るのは私と香さんだけだが……冴羽はどうした?」

 

「今回は獠に内緒よ! 絶対に!」

 

「内緒? 何故だ?」

 

「あいつにはちょっとした疑惑があってね……!」

 

「……?」

 

「さっ! 早速だけど、依頼内容を聞かせてもらおうかしら?」

 

 

 

 やたらと獠を今回の件に関わらせたくない香に困惑するも、エアグルーヴは話を進めていく

 

 それと先程の香の行動も気になるが、エアグルーヴはチーム・リギルのトレーナーである東条ハナの様子がここ数日おかしいことを詳細に伝えていった

 

 

 

「ハナさんの身に何が起こったか、具体的には?」

 

「分からない、話を聞こうとしても自分たちの練習に集中しろとしか……」

 

「う〜ん、直接聞き出すのも難しいだろうし〜……よしっ!」

 

「ど、どうした?」

 

「グルーヴちゃん、作戦があるの。」

 

「作戦……?」

 

 

 

 香が考えた作戦とは一体……?

 

 

 

 

 

 







 現在のアンケート、ぶっちぎりでライスシャワーが多いですね

 個人的にライスシャワーは、シティーハンターとの親和性が高いんじゃないかと感じていたウマ娘だったので、そう思われている読者様も多いようなのでいつか描いてみたいです!

 それと、その次に黒沼トレーナーや南坂トレーナーの票が多いのは何故でしょうね〜……?
 誓って殺しはしてないカタギのトレーナーと、慣れた手つきで電波ジャックを行っただけのただのトレーナーですよ……?(冷や汗)





今後のお話に登場してほしいキャラは?

  • ナリタタイシン
  • ウイニングチケット
  • ビワハヤヒデ
  • メジロパーマー
  • ダイタクヘリオス
  • ライスシャワー
  • ミホノブルボン
  • ナイスネイチャ
  • ツインターボ
  • イクノディクタス
  • マチカネタンホイザ
  • 黒沼トレーナー
  • 南坂トレーナー
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