チームリギル、ラストのマブいウマ娘登場です!
イメージBGM
MIDNIGHT LIGHTING
国吉良一
(CITY HUNTER オリジナル・アニメーション・サウンドトラックより)
「おい、良い女を攫ってこれたか!?」
「あぁ、ウマ娘とまではいかねぇが、上物だ!」
「あ、あなたたち、早く私を解放しなさい!!」
「大人しくしてな、こっちはボスに献上するまでが仕事なんだ。」
連れ去られたのは、トレセン学園の理事長秘書であるたづな
実際は獠の作戦で、わざと敵に捕まっているのだが……
「おん? なぁ、後ろから赤い車が追いかけてきてるぜ?」
「なんだありゃ? スーパーカーみてぇだが……」
後ろから猛スピードで追いかけて来たのは、真っ赤な塗装のスーパーカーだった
日本では見慣れないその車に、犯人たちも思わず見入る
「っ!? 横からも来たぞ!?」
「くそっ! こいつら仲間か!?」
すると、今度は横から別の真っ赤なスポーツカーが飛び出して来た
「ほう、俺とドライビングテクニックで勝負ってか! 面白い!」
「お、おいおい、ムキになり過ぎるなよ?」
「ハッ、直ぐにぶっちぎってやるぜ!」
犯人の車はアクセルを踏み込み、どんどん加速していく
だが、両脇の2台も並走しながら距離を縮めてきており、前に飛び出してきた
「なっ!? 俺が追いつかれただと!?」
併走してきた2台はハンドルを切り、華麗なスピンターンを決めその場に立ち塞がった
「くそっ! 邪魔しやがって!」
「おい! 後ろからもう1台来てるぞ!」
犯人車の進行が妨げられ停車した直後、後ろからは獠と香の乗ったミニ・クーパーが追いついてきていた
「く、くそぅ!」
犯人の1人がクーパーへ発泡しようとした瞬間、獠は得意の早撃ちで相手の銃を弾き飛ばした
残りの仲間も両手を上げ、降伏の意思を示している
「冴子、後は頼んだぜ。」
「えぇ、任せてちょうだい。」
スポーツカーの方に乗っていたのは、野上冴子
警視庁の敏腕刑事である
そして、もう1台のスーパーカーに乗っていたのは……
「たづなさん、大丈夫かしら〜?」
「大丈夫です、助かりました。」
「おや? ランボルギーニか、良い車だな。」
?「ありがとう、タッちゃんはあたしの相棒なのよ!」
運転席から降りて来たのは、トレセン学園の制服に身を包んだ大人びた風格のウマ娘だった
「俺は冴羽獠、その制服……君はトレセン学園の生徒か?」
「えぇ、あたしの名前はマルゼンスキー、チーム・リギル所属のウマ娘よ!」
スーパーカーに乗っていたウマ娘……マルゼンスキーはそう名乗った
冴子とはちょっとした顔馴染みであり、たまの休みの日には一緒にドライブへ出かけることもある関係性だった
「なるほど、君が冴子のドライブ仲間か、良い趣味だ。」
「フフッ! あなたとも良いマブダチになれそうだわ!」
「マブダチって……久々に聞いたわね、その言葉。」
早速意気投合するマルゼンと獠に対し、現代ではほぼ死語であろうワードが飛び出したことにどこか懐かしさを感じる香であった
「あら? 電話……ハナさんからだわ!」
【香さん、たづなさんは無事かしら? それと犯人は。】
「あんまりしゃしゃってると……ただでは済みませんよ〜?」
「「「す、すみませ〜ん!!」」」
「え、えぇ……犯人たちも無事に確保したわ。」
ハナからの電話に出た香は、鞭を持って仁王立ちしているたづなとそれに恐怖している犯人一味のことは置いておいて、無事に確保したとだけ伝えた
【良かった……今日のことをシンボリルドルフたちには私から伝えておくから、今日はもう解散で……明日の練習にも来てくれるかしら?】
「分かったわ。」
香は電話を切ると、ハナからの電話内容を獠たちにも共有した
そして、ハナが皆へ真実を告げると決意したことも
「そうか、これでハナちゃんの件も一歩前進だな。」
「とはいっても、マルゼンちゃんも早く学園に戻った方がいいんじゃないかしら? 門限もあるだろうし……」
「それなら問題ナッシングよ香さん! あたしの住まいは一軒家だから!」
「そうね、今日はマルゼンちゃんの家に泊めてもらったらどうかしら?」
「そ、それって〜! 冴子も一緒に〜……!」
「私は犯人を護送して取り調べしないといけないから、また今度ね?」
「ガーン……!!」
冴子も一緒にお泊まりという可能性が消え、意気消沈する獠
こうして、獠と香とたづなの3人でマルゼンの家にお泊まりすることになるのだった
___________________
「う〜ん、もっと皆で楽しみたいところだけど、明日も早いから仕方ないわね。」
「マルゼンスキーさん、今日は泊めていただきありがとうございます。」
「いいのよたづなさん! それに……家の掃除も手伝ってもらっちゃったし。」
マルゼンスキーの家は少々散らかっており、その掃除を全員でしていた結果、夜遅い時間になってしまった
初めて彼女たちを家に招いたため、交友を深めたかったマルゼンだったが今回は仕方ない
「また皆で女子会しましょ、今度はハナさんも呼んで。」
「良いわね! グッドアイデア!」
「じゃあ、電気消しますね?」
こうしてたづなは部屋の電気を消したのだが、香にとってここからはある意味戦いの始まりであった
「な、何の音!?」
「地震ですか!?」
「来たわね〜……!」
突然、マルゼンの部屋の廊下あたりから大きな物音が聞こえてきた
「うぉぉぉ〜!! た〜づなちゅわ〜ん!! ……ぐげっ!?」
「な、何ですか!?」
「もっこり男、撃退トラップ。」
「あたしの家、魔改造されちゃってるわ!?」
そう、冴子不在の今、獠が狙うのはたづな一択であった
それに対抗すべく、マルゼンの家の廊下には無数のトラップが設置されており(香が仕掛けた)、トレセン学園の女性寮よりも強力な仕様になっている
「俺を殺す気か〜っ!?」
「たづなさんには近寄らせないわよ!」
「何の! うぉぉぉ〜!! ってあらっ?」
「えっ……?」
「へっ……!?」
そうして獠はトラップを掻い潜りながら、倒れ込むようにたづなの胸元に飛び込んだ
「……た、助かったよ〜! 丁度いいところにクッションがあって〜!」
「……こんのたわけが〜!! 一晩反省せ〜い!!」
「わぎゃゃぁ〜!! たづなちゃ〜ん! マルゼンちゃ〜ん! 助けて〜!!」
「自業自得ですね。」
こうして獠は布団でぐるぐる巻きにされ、マルゼン宅の2階に吊るされてしまった
その後香たちは眠りについたのだが、数時間後、獠を助けにやってきた人物がいた
「獠ちゃん、いつまでそこにいるつもりなのかしら?」
「おぉっ! マルゼンちゃん丁度いいところに! このロープ引き上げてくれよ〜!」
「本当は脱出しようものなら出られるんでしょ? ……シティーハンターさん?」
「……ほう、どうやら君は俺のことをよく知ってるような口振りだな。」
「冴子さんから色々と聞かせてもらってるわ、スケベだけど仕事はきっちり決めるスイーパーだって!」
「冴子の奴〜……なにマルゼンちゃんに教えてんだか……」
「けど、今日の出来事で確信したわ……あなたなら、あたしたちのトレーナーを助けてくれるって!」
「あぁ、俺はプロのスイーパーだからな、受けた依頼は必ずこなす。」
「フフッ、信頼してるわ、獠ちゃん。」
以前からマルゼンは冴子を通じて獠のことを聞いており、今回のたづな救出で彼の活躍を目の当たりにし、心から信用することにしたのだ
「ところでなんだが……」
「?」
「この簀巻き、思ったより窮屈に巻かれててな、助けてくれないか?」
「あらっ? 脱出は本当に無理そうな感じ……?」
その後、獠を救出するのに数時間を要したマルゼンなのであった
マルゼンスキーと冴子の絡みは、今後も描いてみたい…
今後のお話に登場してほしいキャラは?
-
ナリタタイシン
-
ウイニングチケット
-
ビワハヤヒデ
-
メジロパーマー
-
ダイタクヘリオス
-
ライスシャワー
-
ミホノブルボン
-
ナイスネイチャ
-
ツインターボ
-
イクノディクタス
-
マチカネタンホイザ
-
黒沼トレーナー
-
南坂トレーナー