個別回、今回はクリーク回です
どうぞ!!
「は〜、今日の依頼は無いし学園も休みだし、暇だぜ〜。」
学園が休みで依頼も無かった獠は、暇を持て余していた
街をぶらぶら歩いていると、見慣れた店が視界に入る
「喫茶キャッツアイか、タコ坊主の奴でもちょいとからかいに行くか〜!」
獠はニヤニヤしながら、喫茶キャッツアイの扉を開けた
すると、そこに居たのは……
「あら? いらっしゃいませ、冴羽さん。」
「君は、クリークちゃん? どうしてここに?」
「美樹さんが体調を崩されているので、私がお手伝いを名乗り出たんです。最初は反対されましたが、伊集院さんは許可してくれました。」
「ぐふっw」
獠は、クリークが海坊主のことを本名で呼んでいたことに思わず吹き出してしまった
「そ、そうなのか……! くくっ……! そ、それで、海坊主は今どこに?」
「呼んだか?」
「どわっ!? 居たのかよ〜!」
ちょうどそのタイミングで、獠の後ろから海坊主が現れた
手に買い物袋を下げているため、買い出しにでも行っていたのだろうか?
「美樹を家に送り届けたついでに買い出しをな、それより何の用だ?」
「暇つぶしに来てやったの。それより随分クリークちゃんに懐かれてるみたいだな〜? 美樹ちゃんが妬いちゃうぜ〜?」
「ふ、フン! 彼女が勝手に始めたことだ! 俺には関係ない!」
「あらあら♪」
獠に揶揄われ顔を赤くした海坊主は、プンプンしながら奥へ入っていった
その時、外で何者かの気配を感じ取った獠は、クリークを守るように前へ立つ
「う、動くな! 金を出せ!!」
「……下がってるんだ、クリークちゃん。」
入ってきた男の手には猟銃が握られており、このまま立て篭もるつもりのようだ
「き、聞いてるのか!? 早く金を……!」
「このお店に、あなたへ差し出すお金はありません。どうかお引き取り願えませんか?」
「……!」
「クリークちゃん……」
獠はクリークを背後に下げていたが、彼女自らが男へ交渉を始めた
その様子を、獠はそっと見守る
「こ、このっ! 黙って聞いてりゃあっ……!」
「……!!」
クリークの対応に一瞬翻弄されそうになった男だったが、直ぐに自我を取り戻し、銃を向け引き金を引いた
だが何故か銃弾はクリークではなく、天井に向かって突き刺さっていた
「ひ、ひいっ……!?」
「お客様、ご注文は〜……!?」
「う、うわぁぁっ!?」
「まぁ、一瞬で追い払ってしまいました……!」
海坊主は敵の猟銃の銃口を自らの規格外のパワーで捻じ曲げ、天井へ着弾させたのだ
これには男も恐怖に震えたまま、店を飛び出していってしまった
「ったく、店をめちゃくちゃにしやがって……」
「さっきの方、お怪我はないかしら……?」
「クリークちゃん、随分さっきの男に肩入れするんだな。」
「えぇ、確かにさっきの人は悪い人かもしれませんが、きっと誰かに頼ってほしかったのかもしれません。」
「ほう。」
「誰にも頼れないから、あのような行動でしか自分を示すことができない……悲しいものです。」
「フン、どこまでもお人好しな奴め。そんな調子でいたら命が幾つあっても足りないな。」
「おい、海坊主。」
「だからこそ、私がしっかり甘やかしてあげないといけませんね♪」
「「……ん?」」
「さっ! 冴羽さん、海坊主さん、私の膝にどうぞ♪」
「何でだ!?」
クリークは先程の男に同情しつつも、誰かを甘やかすのが正解だと考え、獠と海坊主に膝枕をしてあげようとした
「確かにクリークちゃんの膝枕は最高かもしれない。だがな、一つだけ大事なことを忘れてるぜ?」
「大事なこと、ですか?」
「君がもっと大人になれば、その膝枕は極上の寝心地になっているに違いない……だからその時まで待っててくれないか?」
「そうですか……分かりました、では冴羽さんへはいつか膝枕をしてあげるとして〜……」
「お、おいっ! 何故俺の方を見る!?」
「今日は海坊主さんを、た〜くさん甘やかしてあげますからね〜♪」
「ふ、ふざけるなっ! 俺はそんなガラじゃない!!」
「ありゃりゃ、海坊主が図体のデカい赤ん坊みたいになっちまったな〜。」
「りょ、獠! ぼさっとしてないで俺を助けろ!!」
「あ〜! 俺、香にお使い頼まれてたんだった〜!!」
「人の話を聞け〜!!」
獠は香から用事を頼まれていたということにし、海坊主はクリークに甘やかされるコースに突入するのだった
余談だが、後日喫茶キャッツアイに押し入った男は警察に逮捕されたそうだ
後日、復帰した美樹が休養中の喫茶キャッツアイでの出来事を一言も話さなかったことに疑問を抱くことになるのはまた別のお話
そして数年後、獠がクリークからの甘やかしを受けることになるのかは……ウマ娘の神様のみぞ知るだろう
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イメージ主題歌
ふんわり Slowly
スーパークリーク(CV. 優木かな)
CAST
スーパークリーク:優木かな
冴羽獠:神谷明
海坊主:玄田哲章
クリークは獠と言うより、海坊主との相性が良いんじゃないかと描いてて思いました
次の個別回は、ハルウララを予定しています
それでは次回もお楽しみに!!
今後のお話に登場してほしいキャラは?
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ナリタタイシン
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ウイニングチケット
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ビワハヤヒデ
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メジロパーマー
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ダイタクヘリオス
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ライスシャワー
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ミホノブルボン
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ナイスネイチャ
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ツインターボ
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イクノディクタス
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マチカネタンホイザ
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黒沼トレーナー
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南坂トレーナー