ウマ娘 XYZダービー 〜新宿の種ウマ伝説〜   作:ローマン

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CH NETWORK

※劇中歌

Get Wild '89

TM NETWORK

 

 

 

 

「ワアァァ〜!!」

 

「あれって、マルゼンさんよね!?」

 

「なるほど、彼女がボーカルなのね。」

 

 

 

 マルゼンの登場と同時にイントロが奏でられ、曲が始まっていく

 

 当初は困惑していた観客たちにも熱気が伝わっており、曲を知る人も知らない人も盛り上がっていた

 

 

 

『アスファルト タイヤを切りつけながら 暗闇走り抜ける〜♪ チープなスリルに身を任せても 明日におびえていたよ〜♪』

 

「初めて聴いたが、中々良い曲だな。」

 

「そうですね、けどこの曲ってトレーナー世代の……」

 

「あの頃の日々を思い出すな……!」

 

「何て懐かしい選曲なの……!」

 

「めちゃくちゃ刺さってる!?」

 

 

 

 スピカトレーナーとハナにとっては世代ど真ん中なのか、懐かしい選曲に昔を思い出していた

 

 ちなみにゲワイ世代ではないスカーレットとブライアンも、率直に良い曲だと感じたようだ

 

 

 

『It's your pain or my pain or somebody's pain 誰かのために生きられるなら〜♪ It's your dream or my dream or somebody's dream 何も こわくはない〜♪』

 

「おぉぉぉ!! 冴羽さんたち、凄い演奏だよ〜!!」

 

「楽器を演奏できること自体も驚いたが、あの名曲を持ってくるとはな。」

 

「冴羽たちだけに良いとこ持ってかれるのは勘弁、アタシたちも……!」

 

「うん!!」

 

「勿論だ。」

 

 

 

 ステージ裏から獠たちのパフォーマンスを見て感動するチケットとハヤヒデ

 

 一方のタイシンは、飛び入り参加の獠たちに負けじと自分たちの出番で更に会場を盛り上げようと意気込んだ

 

 そうして、いよいよ曲のサビがやってくる

 

 

 

『Get wild and tough ひとりでは 解けない愛のパズルを抱いて〜♪ Get wild and tough この街で やさしさに甘えていたくはない〜♪ Get chance and luck 君だけが 守れるものがどこかにあるさ〜♪ Get chance and luck ひとりでも 傷ついた夢をとりもどすよ〜♪』

 

 

 

 サビを歌い終えると、獠とマルゼンは客席へ降り立ち、そのまま後ろの席の方まで走り始めた

 

 このパフォーマンスには、観客も黄色い歓声をあげている

 

 

 

「おぉっ!? 客席に降りて来たで!?」

 

「花道を爆走ってか!」

 

「お客さん、盛り上がってますね〜。」

 

?(冴羽がステージから離れた……今だ!!)

 

「む?」

 

「麗香さん!」

 

「あれね!」

 

 

 

 その時、オグリの横にいた男がスッと立ち上がった

 

 何かを胸に抱えた様子でステージまで迫る

 

 それに気付いた香と麗香は、男を追いかけていくが……

 

 

 

「どわっ!?」

 

「!?」

 

?「あらごめんなさい? ちょっと足が引っ掛かっちゃった。」

 

「冴子さん!?」

 

「姉さん!?」

 

 

 

 そこに座っていたのは冴子だった

 

 男に足を掛け転ばせたのは、彼女である

 

 そして男が持っていたプラスチック製の箱が、その場に転がっていた

 

 

 

「姉さん! また手柄を横取りするなんて酷いわ!」

 

「ごめんなさいね麗香、その代わり犯人は私が護送しておいてあげるからあなたはライブを楽しみなさい。」

 

「は〜い……」

 

「あはは……流石警視庁の女豹、冴子さんね。」

 

「……よしっ、後はアタシに任せて!」

 

「マルゼンちゃん!」

 

 

 

 そこに現れたのは、ステージから降りてきていたマルゼンだった

 

 マルゼンは箱を拾い上に掲げると、上空へ箱を投げつけた

 

 そして……

 

 

 

「「「ワァァァ〜!!」」」

 

「おぉ〜、花火か。」

 

「ん? 何か爆発したような……」

 

 

 

 マルゼンが投げた箱は空中で爆発した

 

 箱の正体は爆弾であった

 

 そしてこの爆弾が空中で爆発した理由は……

 

 

 

(獠、やってくれたのね!)

 

 

 

 ショルダーキーボードを演奏しながらオーディエンスの周りを走っていた獠

 

 空中に爆弾が舞ったその瞬間、ショルキーで隠しながら銃を抜き、その瞬間に撃ち抜いたのであった

 

 そうして間奏も明けようとしたタイミングで、獠とマルゼンはステージに戻っていく

 

 ソロを意気揚々と奏でる獠に、会場のボルテージはMAXになる

 

 

 

『Get wild and tough ひとりでは 解けない愛のパズルを抱いて〜♪ Get wild and tough この街で やさしさに甘えていたくはない〜♪ Get chance and luck 君だけが 守れるものがどこかにあるさ〜♪ Get chance and luck ひとりでも 傷ついた夢をとりもどすよ〜♪』

 

『Get wild and tough…』

 

 

 

「「「ワァァァ〜!!」」」

 

 

 

 3人の演奏が終わると、会場からは大きな拍手と歓声が送られた

 

 まだ余韻が冷めやらない中、獠はマイクを手に取りMCを始める

 

 

 

「皆盛り上がってるかーい!?」

 

「「「イェェェ〜イ!!」」」

 

「もっこりしてるか〜!?」

 

「りょ、獠!!」

 

「冴羽、その辺にして俺たちの紹介をしておいた方がいいんじゃないか?」

 

「おっとそうだな、じゃあメンバー紹介といくぜー!!」

 

 

 

 一緒にステージに上がっていた黒沼トレーナーに指摘され、メンバー紹介が始まっていく

 

 

 

「まずはギターの黒沼!!」

 

 

 

 黒沼はギターをジャランと鳴らすと、会場から拍手が送られる

 

 

 

「オペレーション[ギタリスト]を感知、マスターのギターは素晴らしいです。」

 

「本当ね、でもブルボンちゃんのトレーナーさんと獠のどこに接点が……」

 

「続いて、ボーカルのマルゼンちゃん!!」

 

「チョベリグー!!」

 

 

 

 獠が一体どのタイミングで黒沼と知り合ったのか謎が残るが、MCは続いていく

 

 続いて紹介されたのは、ボーカルを務めたマルゼン

 

 彼女にも歓声と拍手が送られた

 

 

 

「そして最後は我らがリーダー、獠ちゃん!!」

 

 

 

 獠は両手にピースを掲げ、客席に手を振った

 

 

 

「俺らに会いたければ、学園の伝言板にXYZと書き込んでくれよな〜!その時は……俺たちCH NETWORKが駆けつける!」

 

「おぉ、随分もじったバンド名ね……」

 

「冴羽さん、カッコイイわよ〜!」

 

「依頼を受けてる最中だってのに、粋なことしてくれるぜ。」

 

「BNWがこの後控えているのにこの盛り上がり、並大抵のことじゃできないわ。」

 

 

 

 獠が命名したバンド名に思わず某バンドが頭をよぎった大人組は、その大胆な作戦に感服するのだった

 

 

 

「さぁ、最後はお待ちかね! アイツらの出番だぜ!!」

 

 

 

 獠が再びキーボードを弾き始めると、舞台袖からBNWの3人が登場するのだった

 

 

 

 

 

 







 あり得ないことだと思いますが、ウマ娘で有名曲をカバー!なんてのを企画したらマルゼンはGet Wild歌いそうだよね〜というアイデアを今回のお話で登場させてみました

 まぁ元ネタはもうお察しの通り、シティーハンターではGet Wild他、主題歌も多く手掛けているTM NETWORKです!

 この回を描くにあたり、TMのライブ映像を再生してどんな感じにしようかなど試行錯誤を重ねました

 知っている方もいるかもしれませんが、TM NETWORKは劇場版シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト)のOPにてアニメーションとして登場しているんですよね
 それも踏まえ、獠はTMをリスペクトしているというオリジナル設定も加えてみました

 長くなりましたが、本編は次で最終回の予定です(その前に、番外編を挟みます)

 それでは、次回もお楽しみに!!





今後のお話に登場してほしいキャラは?

  • ナリタタイシン
  • ウイニングチケット
  • ビワハヤヒデ
  • メジロパーマー
  • ダイタクヘリオス
  • ライスシャワー
  • ミホノブルボン
  • ナイスネイチャ
  • ツインターボ
  • イクノディクタス
  • マチカネタンホイザ
  • 黒沼トレーナー
  • 南坂トレーナー
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