深い意味はありません。
遥季が里を案内されてから数日後。
再び里の入り口にいた。
その遥季の片手には霊夢の字であろうものが書かれたメモを持っていた。
遥季「・・・『もてる範囲で尚且つ必要最低限を買え』か。ちょっと鬼畜だな・・・」
メモに目を通してから再度里を見る。
それから書かれているものを出来るだけ買う、と決めて里へと歩き出した。
遥季「ま、そういう鬼畜ゲーもたまにはやってみるか。逃げてばっかりじゃなくってな」
そう、独り言を呟いて逃げないと強く決心した。
それからメモに書いてあるものを全部買ってみた・・・のだが、
遥季「・・・な、なんか少し重くないか?いや、俺か?」
両手で持つのに苦労している。
神社へと帰るためにまた里から歩みを進める。
遥季(ほかの男なら普通に持って帰れるんだろうな・・・)
なんて思いながらも・・・。
道中は両手に持ってる袋をなるべくひきずらないように持ち上げていた。
神社まであと半分・・・になる前から疲れの色が遥季の顔に出ていた。
半分になると完全に疲れの色をあらわにしていた。
それから階段をのぼりきり、神社の境内に入る頃には・・・疲れ果てやつれた顔をした遥季がいた。
霊夢「・・・今にも死にそうな顔してるわね」
箒を持って掃除してるフリをやめ、そう言った。
遥季「逃げるのをやめた結果だ・・・。と、とにかく・・・買ったからいい、だろ?」
なんとかして両手に持っている買ったものが入っている袋をあげ、見せるようにしながら。
霊夢「あー、はいはい。まっ、それを置いてきてちょうだい」
台所のある方を指で指しながらそう言い放ち。
遥季「そ、そこもかよっ!?・・・俺、もつかな」
一瞬驚いたものの、それでもうなずき、台所のあるところまで歩いていき
そうやって歩いてる最中に、「俺の体力ゲージがやべぇ」と霊夢に聞こえないよう呟いた。
台所につくとなんとかして入れる。
それから縁側に仰向けになり、乾いた笑いを浮かべる。
遥季「ははっ・・・なんだ・・・できるじゃねえか・・・」
しかし、そう言っている彼の目に光はなかった。
そこに箒を片付けた霊夢が近寄り、
霊夢「そうなってる時点でギリギリなのよ、あんた。もうちょっと普通にできるようになりなさいよね」
と真顔で見つめながら言った。
遥季「できてるだけいい、そうしてくれないかな・・・」
顔だけ向けて、まるで蚊のいる声でそう懇願した。
・・・が、相手はやはり霊夢。半眼になって見つめると、
霊夢「あんたがそうならなきゃよしとするわ」
と言い放った。
遥季「・・・あ、はい・・・」
天を仰ぎ、遠くを見るような目でただ一言、そう返したのであった。
こういう感じですかね。
え?いずれかはちゃんとした男になるんじゃないですかね?(明後日を見る目