・・・と言う感じでやるのもいいんじゃないでしょうか。
・・・ここは妖怪の山、だそうだ。
遥季「・・・なぁ、なんで俺ここ登山?なんてさせられてるんだ?」
1人、霊夢から受け取った地図を見ながら移動している。
ちなみに始まりは霊夢が華仙に鍛えられてこいと言ってきたところから。
結構断ったけど、駄目だったあげく山の入り口までは強制的に送られてきた。
遥季「誰もいないのに呟いてるとかあれか?ぼっちって証明か?そりゃむなしいな」
そうぼやきつつも歩く。地図通り歩いてるんだとしたら・・・もうすぐか。
そのとおり、入り口から十数分歩いたところで家みたいなのがあった。
??「ここにお客が来ると霊夢から聞いていましたが・・・貴方だったんですか」
少し疲れたような色を見せる男に対してそう片腕が包帯の女性が言った。
遥季「あぁ・・・空が飛べるから先回りが出来るのか。そうだと思う」
うなずいてそう答えた。
??「修行・・・確かに必要そうですね。というよりよく貴方、ここまで来れましたね」
女性は遥季を見ながらそう言うが、凄く苦笑いを浮かべている。
服のおかげであまり分からないが、男性としては比較的華奢な体つきをしているからだ。
遥季「これでもある程度は体力あるんだ。っつーか俺も男だ!」
霊夢が描いたであろう地図を持ったまま、少し食い気味に言う。
??「では、何故そんな細い体をしているんですか?ちゃんと鍛えていないからそうなっているんですよね。問題は食事とかじゃないんですよ?分かっていますか?」
そうまくしたてる片腕が包帯の女性。更に続け、
??「そもそも、男だとしたらそれはありえないですね。もうちょっと体力とか力をつけたらどうなんですか?修行とかそういうのを避けてきてるせいですよね?」
―――そのあと2~3時間ほど、遥季はくどくどと説教を受けた。
終わった頃の遥季の顔はやつれ、絶望やら諦めやらが混じったそんな複雑なものになっていた。
遥季「・・・なぁ、この世界ってなんだろうな・・・」
遠くを見ながらそう呟いた。
??「嘆いてる暇があったら修行したらどうですか?」
比較的華奢な体をした黒髪黒目の男はその声に応じて顔をそちらへと向ける。
遥季「あー・・・いつかする。ってそういやお前誰?」
思い出したかのように言うその男はいつもの落ち着いた様子に戻っていて。
??「そういえば言ってませんでしたね。茨華仙と言います」
ハッと気づいた女性は男の前まで歩くと1度お辞儀してからそう名乗った。
遥季「華仙って言うのか。俺は月森遥季だ。あとお前・・・耳にタコができるかと思ったんだが」
呆れたように立つ男を見ながら少し怒り顔になる女性。
華仙「駄目ですよ。むしろそんなんだからずっとそうなんじゃないですか?」
図星だったのか引きつった笑みを浮かべる男。
遥季「し、しようにも家事やら料理やらでする暇があんまりないんだよな・・・」
あげくには顔まで逸らす。
華仙「それだから駄目なんですよ。暫くこっちにいてください」
困ったように頭をかいてから渋々うなずいた遥季。
・・・そのあと、再びお説教をくらった、らしい。
こういう感じですかね。
茨華仙はそういう立ち回り・・・になると思います。