竜の目に映る者達   作:サーデェンス・ロー

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01-10 運河要塞へ

01-10 運河要塞へ

Ver1.0 7.1千

 

 

 

「――陛下。もう汚水の所には戻らないという事でいいかな?」

 

 シティシーフ共が根城としている場所の前――そこに至る為の梯子を登りきった‘竜(ベルフェジール)’は、扉のドアノブに手を掛けつつあったジェラールに問いを投げる。

 

「うむ? ……その心算だが――?」

 

 その意図が読めぬ問いに『伝承法』を受ける前のように純真な顔を向けたジェラールの応えを確認した彼女は竜の概念魔術を編み、異臭を放っているであろう自分の身を“浄化”の炎で包み込む。

 

「――これで良いかな。……2人にも掛けるよ」

 

 唐突にイロウルの身を包んだ金色の炎を前にして周囲の人間が目を向いて絶句している中、‘ベルフェジール’は目当ての女性2人を視界に収め、応えを待つ事なく“浄化”の炎で包み込む。

 

「熱く……無い?」

「――何ですか? この術法は……」

 

 最初は驚愕と共に飛び退こうとしたした2人であったが、身体に纏わり付いている金色の炎が何の害も及ぼしていないと判ると警戒を緩め、その術の性質を現しているかのような幻想的な炎に心を奪われたように眺め始めてしまう。

 

「――――」

 

 自分に対しては表層を撫でるだけで済ませたものの、人間の身が繊細である事を理解している‘ベルフェジール’は身の内に入れる限りにまで“浄化”の炎を伸ばし、『不浄』という概念を根こそぎ燃やし続ける。

 

「『穢れ』という概念のみを焼き払う“浄化”の炎だよ。――下水に漬かったというだけで将来子供が産めなくなっても面倒でしょ?」

 

 時間にすれば自分の4倍近くの時間を掛けて燃やし続けた‘ベルフェジール’は、小さく吐息を零す事で残った魔力を逃がしながら掛けた術の説明を行うも、炎を向けられていた2人はこんな所で向けられるとは思いもしなかったであろう単語に動揺し、目を逸らしてしまう。

 

「――他の者には施さぬのか?」

 

 2人の表情から『自分の言葉が人間の世界にあっては良くない意味があるのだろうか?』と不思議に思った‘ベルフェジール’は状況を記録しながら思案を回そうとするも、ジェラールの方から物欲しげな“気配(いろ)”を伴った言葉が向けられる。

 

「…………皇帝陛下を燃やすのは――不敬罪とかで死罰になるのでは?」

 

 上役からの質問に対応するべく2人の女友達が浮かべた動揺への対処を一時保留とした‘ベルフェジール’はこの世界で読み込んだ人間(アバロン)の理(ほうりつ)を思い返し、その記述の中で対象範囲が極めて広い上に曖昧であるのにも関わらず重い罰則がある規則を言葉に挙げると、ジェラールは渋い顔をしながら目を瞑る。

 

「許す。――咎める者も居らぬ故、やってくれ」

「……判りました。――燃やしますよ?」

 

 念の為にもう一度確認してから“浄化”の炎を編んだ‘ベルフェジール’はその矛先をジェラールに向け、彼の表面にその効力を発現させる。

 

「――――」

 

 人間の男性は竜における『番』と似たような立場にあり、役割が近しい為か外部の悪条件に対しても比較的頑強であるの加え『人間の長に炎を向ける』という行為が歪曲されて伝われば『イロウルの命が無い』と想定している‘ベルフェジール’はそこまで密に燃やさなきてもいいかと考え、自分と同じように表面を撫でるだけに留めて炎を消す。

 

「――うむ」

 

 無害と判ってはいても炎に包まれる事に一瞬硬直したジェラールであったが、金色の炎が自分の身を撫でた後に臭いや不快感が無くなったのが判れば安堵したような吐息を零し――その最後にヘクターの方へと視線を向け、その視線に引っ張られたイロウルも彼の方に視線を向けると傭兵の方もイロウルに何とも言えない表情を向ける。

 

「傭兵とは泥に塗れても戦う存在であると隊商の方々から聞いているよ?」

「イロウル。――あまり虐めてやるな」

「…………そんな心算はなかったのだけど」

 

 ソーモンとアバロンを行き来している隊商で学んだ常識と照らし合わせた‘ベルフェジール’は最適と思われる言葉を投げるも、ジェラールにそう窘められた彼女はこの状況と結果も記録しながら“浄化”の炎を編む。

 使用する魔力はそれなりではあるものの慣れた術式であり、ジェラールと同じ位に燃やすだけで周囲に残っていた臭いは消え、汚水自体は近くにあるものの余波で周囲の空気も浄化された事で周りの不快感が一気に薄まる。

 

「――アンタの真意が判らなくなる所だったぜ」

 

 一年前に直参入りを推した時から好意的な“視線(いろ)”を向けられているのは理解していたが、隊商でよく言われている言葉はソレを揺るがす程だったのかと驚きながら‘ベルフェジール’は最適であろう返答を考える

 

「……貴方は怖い位に強いから、冷遇しようなんて考えていないよ?」

 

 自分の内に居る‘人間(イロウル)’に添削を求めるものの反応はけんもほろろであり、迷いながらも真意をそのまま言語化してヘクターに向けると、彼は意外そうな“表情(いろ)”を向ける。

 

「――こっちはアンタを切れる気がしてないんで不思議に思ってるんだが……ま、互いに悪く思われてねぇなら仲良くしようや」

 

 そう言って差し出された手を握り返すと何故か強く握り返され、それが流儀であると考えた“ベルフェジール”が同じぐらいの握り圧力で返すとヘクターは唐突に力を緩め、彼女もまた同じように力を緩めると傭兵は静かに手を離す。

 

「……やっぱりおっかねーな、アンタは」

「――? ……?」

 

 最後にそう続けてから軽く痛めたように見える右手を軽く揺らしたヘクターは陣形の定位置(エメラルドのむこう)に行ってしまい、状況の読めない‘ベルフェジール’は置いてきぼりにされてしまう。

 相手の意図が読めなかった彼女は当然のようにヘクターの“気配(いろ)”を読むものの楽し気な“感情(いろ)”が読み取れる以上の答えはなく、記録にある類似案件と比較しながら再考するも握った手に負荷を掛けた意味が判らなかった。

 同時に、人間の世界に対する頼みの綱である‘イロウル’に問い掛けてみるも、こっちもこっちで楽し気な感覚を洩れ零しているだけであり「(妹がこんなやり取りがよくある本を読んでいたけれど――結構良いものね)」と、思わずといった感じて洩らした口調から鑑みるに命に関わる問題ではない事は判ったが真意の程は全く理解出来なかった。

 

「……では、参るとするか」

 

 ‘ベルフェジール’の高速思考は現実にあっては僅かな時間経過であったものの、イロウルとヘクターのやり取りを見ていたジェラールもどこか楽し気であり、それが彼女の混乱を更に加速させた上、周りの直参達も心地よい“気配(いろ)”を纏わせながら後に続いていってしまう。

 

『(――なんなの?)』

 

 人間である周囲の誰しもが互いが痛みしか得なかった2人の行為を好意的に見ている事に疎外感を抱きながら、幼い竜は先に行ってしまった人間達を追った。

 

 

 

「やっかい者は始末してくれたようだな。――下水道に行ったにしては、なんか小綺麗になっているが」

 

 そうしてシーフギルドに戻って来たジェラール達に、ここの元締め(スパロー)は言葉を投げ掛ける。

 皇帝の様子から察したのかもしれないが、相手から出ている“確信(いろ)”を鑑みるにディープワンとの戦いをどこかから覗き見していたのかもしれいと‘ベルフェジール’は考える。

 

『(無条件に『目』を広げるのは疲れんだけど……やった方がいいのかな?)』

「(……因みに、今はどのような運用をされているのですか?)」

 

 人間相手の質問には塩対応な反応をする‘イロウル’であるが、それ以外の懸念や相談であればすぐに応じてくれるのが彼女であり、その優しさと聡明さを人間相手の時にも分けて欲しいと思いながら‘ベルフェジール’は返答を纏める。

 

『(私への敵意や害意の類はすぐに判るようにしてて、他には知っている存在が変な事をしている時に教えてくれるようにしているけど――B系フレームの方針は身の安全を第一としているから、私への害意が無いと密偵が居たのか判らなかったみたいに見落とすよ』

「(……負担はどの程度上がる見込みでしょうか?)」

『(これ以上はちょっと疲れる)』

「(――戦時でないのであれば、現状のままでよろしいかと)」

 

 僅かな情報からでも戦闘に関わる事なら即断できるのが‘イロウル’の美点であり、念の為にと竜が仔細を求めればソレに至った経緯と想定を共有してくれる。

 そうして、要望を叶えて貰ったシーフギルド側が対応を承諾するだけであろうジェラールとスパローとの会話の中、イロウルの頭の中ではそんなやり取りが交わされていたものの――。

 

「約束通り協力したいんだが、そんな危険な仕事を引き受ける奴がいない……」

 

 スパローが言葉を表してしまった事で、‘ベルフェジール’の意識が殺戮者のソレへと切り替わる。

 シーフギルドは竜にとっては見たくもない“感情(いろ)”と掟(シキタリ)に溢れており、人間に対して柵(しがらみ)の無い竜であれば即座にこの場に纏わるモノ全てを『無かった事』にしてしまうであろう事は確かであった。

 しかし、同じ竜であろうとも人間には人間の理や概念がある事を‘ベルフェジール’は心得ており、バレンヌ帝国の指揮下にある今の自分はその差配に従うべきであると自らを律し、竜の理をこの場に持ち込むような事はしなかったのだが――。

 だがしかし、話を持ち掛けた方が責任を果たさない等という事は契約(シキタリ)を尊ぶ世界で育った彼女にとって許し難い不義であり、人間の世界でも間違いである行為が現実となった事で抑えていた魔力が見えない炎となって揺らめき始める。

 

「(ベルフェジール様。――行動は、陛下の言葉を待ってから)」

 

 その激情に、彼女を人間の世界に馴染ませるのが役目であると自認している‘イロウル’は一応の『待った』を掛けはしたものの無法者の除外には前向きであり、「(他人の為の価値を生み出さない者などこの程度かと)」真っ当な世界から外れた者への認識を強める事で竜の怒りに薪をくべる。

 

「陛下。ご命れ――」

 

 ‘イロウル’の言葉とこの激情を開放しても良い道筋を理解した‘ベルフェジール’は今の上役であるジェラールへと視線を振らせ、不義なる者共の殲滅許可を求めようとした瞬間――。

 

「あたしがやるわ!」

 

 子供のような所作でカウンターの影から顔を出した女盗賊はそう名乗りを挙げ、猫のように艶やかな動きでカウンターを乗り越える

 

「…………」

 

 その行動――独断とはいえシーフギルド側が対応するのであれば約束は果たされる事となり、理が整った事によって彼等への害意が急速に冷めていくのを‘ベルフェジール’が感じ取る中、身内の無謀に驚愕の“感情(いろ)”を纏ったスパローが「本気かキャット?」と右隣に居る少女に言葉を向ける。

 

「借りがあるのよ、皇帝さんに」

 

 そう言った女盗賊――キャットはジェラールの事を流し見た後にスパローの右隣を抜け――。

 

「運河要塞で待ってるわ」

 

 自分の組織の面々が呆れる中、依頼主となったジェラールに愛嬌(ウインク)を送ったキャットは足早に走り去り――何とも言えぬ雰囲気だけがその場に残される。

 

「――――」

 

 『借りがある』というのは竜の間でもよく使われる理(シキタリ)であり、一度為出かした間違いを無かった事にして貰った『貸し(おん)』を数百年後に返すなんて事もあるぐらいに一般的である。

 しかし、今回の話の対象は皇帝と女盗賊。

 同じ人間ではあるものの、彼等の世界における立場というモノは違いが過ぎれば種が違うのではと思える程にその差は大きくなり、2人の“気配(いろ)”を見るに『何らかの関係』があったのは確かではあるようだが、気にも留めていなかった過去の事象であるだけに詳細は判らないままであった。

 

「……ふぅ」

 

 そうして状況を調べ尽くした後に周囲と同じ空気を共有する事になった‘ベルフェジール’は元居た世界では決して得る事が出来なかったであろう感情の乱高下に疲れたような吐息を洩らし、『(……人間の世界って楽しいね)』と心内で呟けば内に居る‘イロウル’は「(――否定はしませんが、決して表に出さないように)」と釘を射す。

 

「――信用出来るのでしょうか?」

「行ってみれば判るさ」

 

 同時に、僅かな所作と雰囲気だけでキャットの発していた“好意(いろ)”を感じ取ったように見えるエメラルドが疑問を呈するもジェラールの“気配(いろ)”は楽し気であり、滲み出ている“感情(いろ)”を鑑みるに失敗してもその時はその時と考えているようだった。

 それに対し、同意を得られなかった皇帝を見上げているエメラルドの“気配(いろ)”は今まで見た事が無い程に荒んでおり、その変わりようを‘ベルフェジール’が少し面白いと思ってしまっている中、一歩踏み出たジェラールは振り返って直参全員を視界に収める。

 

「――隠密行動は時間が肝要であると聴く。……急ぐぞ」

 

 その視線の中にいる直参2人の変化を知る由もない皇帝はそう続ける事で自らの意向を示し、 遠征の準備を整えるべく宮殿へと急いだ。

 

 

 

 運河要塞はソーモンの南方――正確に表すなら南バレンヌの東端に位置しており、遠征を行うにあたってはその距離が問題となった。

 南バレンヌの中央にはニーベルという集落があるものの帝国との縁が薄い上に規模が小さい事から潤沢な補給は望めず、ソーモンから向かうとしても間に存在する幾つもの山々を迂回する必要がある

 加えて、帝国が北バレンヌの外へと影響力を伸ばす事が途絶えて久しい事から遠征を行う技術自体が失われており、軍議は部外者を加えてのゴブリン討伐時よりも多くの時間が掛けられる事となった。

 また、議論を重ねるにつれてニーベルから向かうのはあまりに順当に過ぎる事が懸念され、運河要塞の手の者が網を張っていた場合には攻略を意図している事を察知される恐れもあると目された結果、ソーモンから道なき道を南下する案が最終的には採用された。

 走り出しこそ手間取ったもののそこから先は世界にその名を鳴らしているバレンヌ帝国であり、指針が決まってからの動きは極めて迅速であった。

 計画の大凡の概要が決められた段階でソーモンに物資を集める命を受けた先触れが先行し、遠征計画が取り纏められた次の日には随伴させる兵と文官の選定が終わり、その明朝には全ての準備を整えた一行がアバロンを発つ運びとなった。

 非戦闘員である文官を追従させるているのは先帝が来たるべき日の為に構築していた遠征計画が実用に耐えうるかの試験も兼ねており、補給と警戒を担う精鋭兵に体力のある文官を加える事で遠征先での円滑な地盤作りを目的とした施策の成果を計る事が彼等の役目となる。

 そうして道なき道を進み始めた彼等はアバロン~ソーモン間で慣らした演習や護衛任務の経験を活かす事で順当に歩みを進め、進路上にある名もない村(地図上では)に先行して集積させていた物資での補給を受けながら南下を続けて行く。

 行軍は1ヶ月近くに及び、慣れぬ歩みに文官達の間で疲れが見え始め頃――彼等は目的地へと辿り着いた。

 そこは運河要塞の周囲に聳える山々の中で最も要塞に近い山の麓であり、要塞の反対側に位置する場所に随伴兵達が文官達の仮拠点となる陣を築き始めるも――

 それの完成を見届ける事なく、ジェラールとその直参は闇夜に乗じる形で要塞の存在する森林地帯へと潜入する手筈となっていた。

 軍議の段階でこの流れは決められており、運河要塞の攻略後に周辺施設の再利用が出来なかったり、万が一にでもジェラール達が敗走するような事態とならなければ使用される事のない陣の完成を待つ道理は無い為、夜間潜入を試みる皇帝達は各々が休息に勤めていた。

 

『(さっきは危なかったけれど……あれで良かったのかな?)』

 

 そうして計画が次の段階へと移る前、ジェラールが方々に向けて不測の事態が起きてないかの最終確認を行った際、「先行して調査を行っている人員(キャット)はどうなっているだろうか?」という話題が持ち上がる事となった。

 諜報活動の成否は運河要塞の攻略法を左右する要素である事から話題に挙がるのも当然と言えたが、‘ベルフェジール’が“遠見”の魔術で捉えたキャットの“気配(いろ)”は既に運河要塞と思しき建物の中に在り、ソレを知っていた彼女が「既に潜り込んでいるね」と口を滑らせてしまう。

 当然のように「なぜ判った?」というジェラールの問いが向けられた‘ベルフェジール’は言葉に窮してしまったものの、‘イロウル’が「占いの類です」と助け舟を出せば皇帝達はあっさりと納得し、「あとは、それぞれが役目を果たすのみであるな」という彼の言葉によって解散する運びとなった。

 

『(――随分と簡単に誤魔化せたけれど……嘘にならないの?)』

「(私達は『凄腕の魔術師』と認識されているようですから相応の信頼があるのでしょう。……占いという建前も、実際に見てみなければ、予測(うらない)の粋から出ないのですから問題にならないのでは?)」

『(――――)』

 

 どうにも誤魔化されているような気がしたものの、‘イロウル’の言葉以上の解決策が無かった事から‘ベルフェジール’は沈黙する他無い。

 

『(……イロウルも眠っておく?)』

「(そうさせて頂きます。……ベルフェジール様も、眠っている様子を見せないと不審がられますので天幕の中に入っていてくださいね?)」

『(も、勿論判ってるよ……?)』

 

 ヴィクトール運河を事実上閉鎖している運河要塞の近くである事から帝国側の陣も運河の近くにあり、造り物とはいえ海を眺めるのもいいかもしれないと思っていたのを見透かされた‘ベルフェジール’は動揺を隠せなかったものの、それを追及する事なく‘イロウル’は眠りにつく。

 

『(――運河を取り戻せば、観光し放題になるものね)』

 

 海とは怖くとも美しいモノであり、人工的に造られたソレがどのような色を見せてくれるのだろうかという興味に後ろ髪を引かれたものの、時間は竜にとっての味方であり――いつでも見る機会はあると割り切った幼い竜は天幕の中に閉じ籠った。

 

 




名もない村(地図上では)において、この文化レベルでの軍事行動の常套手段はありませんでした。
――あったらそこで同行している‘異物’がブチ切れてゲームオーバーとなります。
(現実的にはかなーり厳しいかと思いますが、そこはバレンヌ帝国側の集団が少数かつ水は‘ベルフェジール’が供給したという事で)

……ん? やったらどうなるか?
この段階でドレッドクィーンもどき(土術以外まともに術法が通らない上、浮遊城ばりに好きな所を急襲するオマケ付き)がバレンヌ帝国に襲来する運びとなります。
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