ある地方の片隅で時が止まったように走る路線があるという
「終点幌来、幌来です、お出口左側0番乗り場の到着です、この先博衣、黒江方面は2番、3番乗り場、赤井、時雨、大空方面は4番、5番乗り場です。ドアから離れてお待ちください、ここまでの担当桜運輸区の運転手星街、車掌AZKiが担当いたしました、皆様のまたのご利用をお待ちしております」
そう放送が流れ、レールの軋む音が聞こえるとホームにゆっくりと止まりドアが開いた、しかし列車から降りる乗客の姿はなく列車から降りてきたのは2人の乗務員だけであった
「あずちゃんはさ~真面目だよね~」
車内の点検を終えブレーキハンドルを持って降りてきた運転手、星街すいせいはそう相棒のAZKiに声をかけた
「そうかな?」
「実際お客さん居ないんだから放送しなくてもいいと思うんだけど?」
「まぁこの時間はいつも居ないけどね~でも私が車掌をやってる限りやっていくよ、たとえ聞いてくれる人がすいちゃんだけでも」
そう言いながらAZKiは先程まで先頭だった乗務員室に胴乱を置くと
「すいちゃん、お昼どうする?」
そう言った
「どうしようかな~桜の駅で食べてもいいけど今日は気分じゃないしな~」
「じゃああそこはどう?」
そう言うとAZKiは電話をかけ始めた
「もしもし?そらちゃん?今大丈夫?」
『もしもしあずちゃん?大丈夫だよ?』
電話先は谷郷駅で駅長をしているときのそらだった
「今日この後折り返して行くんだけど一緒にお昼でもどう?」
『いいね!メニューはこっちで決めてもいい?』
「いいよ~それじゃあ後で~」
そう言って電話を切った
「と、言うことでいいよね?」
「いいも何もきまってるじゃん~いいけどさ~」
そう言って半ば呆れ顔で返す星街
「それじゃそろそろ仕事に戻りますか!」
「はいはい」
そう言ってそれぞれの持ち場に戻る
「この列車は谷郷線各駅停車の谷郷行きです、発車までしばらくお待ちください」
そう放送すると駅のスピーカーから
〈0番乗り場から各駅停車谷郷行きがまもなく発車します~ご利用のお客様は車内にてお待ちください~
そう構内放送が流れるとAZKiは笛をくわえ鳴らす
笛が鳴り終わるとAZKiは列車に乗り込みドアを閉める
「ドア、ホームオーライ!」
そう言うと乗務員扉を閉め発車合図のブザーを鳴らす
ゆっくりとホームを離れる列車から身を乗り出しホームを監視を行い完全にホームから離れると先程までいたホームを見ながら「後方よし!」
そう言うと車内放送用のマイクを手に取る
「お待たせいたしました、谷郷線各駅停車谷郷行きです。担当いたします乗務員は桜運輸区の運転手星街、車掌AZKiです、終点谷郷までご案内いたします。次は南幌来、南幌来お出口は左側です」
時点で出てきた駅名
幌来:ほろらい
南幌来:みなみほろらい
谷郷:たにさと
博衣:はくい
黒江:くろえ
となります追加で出てきたら設定集を作ってまとめます
できる限り早く書きますのでしばしお待ちを