前回のあらすじ!!アヤネがキレた!!
ホシノ「いやぁー、悪かったてば、アヤネちゃーん。ラーメン奢ってあげるからさ、怒らないでねっ?」
今何処にいるのかというと柴関ラーメンである
アヤネ「怒ってません……。」
ノノミ「はい、お口拭いて。はい、よくできましたねー☆」
アヤネ「赤ちゃんじゃありませんからっ。」
セリカ「……なんでもいいんだけどさ。なんでまたウチに来たの?」
シロコ「アヤネ、チャーシューもっと食べる?」
(もごもご)
アヤネ「ふぁい。」
(ガタッ、ガララッ)
???「……。」
???「あ……あのう……。」
セリカ「いらっしゃいませ!何名様ですか?」
???「……こ、ここで一番安いメニューって、お、おいくらですか?」
セリカ「一番安いのは……」
セリカ「580円の柴関ラーメンです!看板メニューなんで、美味しいですよ!」
???「あ、ありがとうございます!」
(ガララッ)
セリカ「ん?」
(ガララッ)
???「えへへっ、やっと見つかった、600円以下のメニュー!」
???「ふふふ。ほら、何事にも解決策はあるのよ。全部想定内だわ。」
???「そ、そうでしたか、さすが社長、何でもご存知ですね……。」
???「はあ……。」
セリカ「4名様ですか?お席にご案内しますね。」
???「んーん、どうせ1杯しか頼まないし大丈夫。」
セリカ「一杯だけ……?でも……どうせならごゆっくりお席へどうぞ。今は暇な時間なので、空いてる席も多いですし。」
???「おー、親切な店員さんだね!ありがとう、それじゃあお言葉に甘えて。」
???「あ、わがままついでに、箸は4膳でよろしく。優しいバイトちゃん。」
セリカ「えっ?4膳ですか?ま、まさか1杯を4人で分け合うつもり?」
???「ご、ご、ごめんなさいっ。貧乏ですみません!!お金がなくてすみません!!」
セリカ「あ、い、いや……!その、別にそう謝らなくても……。」
???「いいえ!お金がないのは首がないのも同じ!生きる資格なんてないんです!虫けらにも劣る存在なのです!虫けら以下ですみません……!」
???「はあ……ちょっと声デカいよ、ハルカ。周りに迷惑……。」
セリカ「そんな!お金がないのは罪じゃないよ!胸を張って!」
ハルカ「へ?……はい!?」
セリカ「お金は天下の回りもの、ってね。そもそもまだ学生だし!それでも、小銭をかき集めて食べに来てくれたんでしょ?そういうのが大事なんだよ!」
セリカ「もう少し待っててね。すぐ持ってくるから。」
???「……何か妙な勘違いをされてるみたいだけど?」
???「まあ、私たちもいつもはそんなに貧乏ってわけじゃないんだけどね。しいて言えば、金遣いの荒いアルちゃんのせいだし。」
アル「「アルちゃん」じゃなくて社長でしょ?ムツキ室長、肩書はちゃんと付けてよ。」
ムツキ「ん?だってもう仕事終わった後じゃん?ところで、社長のクセにラーメン1杯奢れないなんて。」
アル「………。」
???「今日の襲撃任務に投入する人員を雇うために、ほぼ全財産使っちゃったし……。」
アル「ふふふ。でもこうして実際ラーメンは口にできるわけでしょ?それぐらい想定内よ。」
???「たったの1杯じゃん。せめて4杯分のお金は確保しておこうよ……。」
ムツキ「ぶっちゃけ、忘れたんでしょ?ねぇ、アルちゃん。夕飯代取っておくの、忘れたんでしょ?」
アル「……ふふふ。」
???「はあ。ま、リスクは減らせたほうがいいし。今回のターゲットは、ヘルメット団みたいなザコみたいには扱えないってことには同意する。」
???「でも全財産をはたいて人を雇わなきゃいけないほど、アビドスは危険な連中なの?」
アル「それは……。」
ムツキ「多分アルちゃんもよくわかってないと思うよ。だからビビっていっぱい雇ってるんだよ。」
アル「誰がビビってるって!?全部私の想定内!」
アル「失敗は許されない。あらゆるリソースを総動員して臨むわ。それが我が便利屋68のモットーよ!」
???「初耳だねそんなモットー……。」
ムツキ「今思いついたに決まってるよ。」
アル「うるさい!じゃあ今回の依頼を成功させて報酬が手に入ったら、すき焼きにするわ!だから気合入れなさい、みんな!」
ハルカ「すっ……すき焼きとはっ……!?それは一体!?」
???「大人の食べ物だね、すごく高価な……。」
ハルカ「う、うわぁ……私なんかが食べてもいいものなんでしょうか?食べた後はハラキリですか……?」
アル「ふふふ。うちみたいなスゴイ会社の社員なら、それぐらいの贅沢はしないとね。」
ムツキ「へぇ~やる気満々じゃん、アルちゃん。」
アル「「アルちゃん」じゃなくて、社·長!!」
セリカ「はい、お待たせいたしました!お熱いのでお気をつけて!」
(ダンッ!)
ムツキ「ひえっ、何これ!?ラーメン超大盛りじゃん!」
???「ざっと、10人前はあるね……。」
ハルカ「こ、これはオーダーミスなのでは?こんなの食べるお金ありませんよう……。」
セリカ「いやいや、これで合ってますって。580円の柴関ラーメン並!ですよね、大将?」
柴大将「ああ、ちょっと手元が狂って量が増えちまったんだ。きにしないでくれ。」
セリカ「大将もああ言ってるんだから、遠慮しないで!それじゃ、ごゆっくりどうぞー!」
ハルカ「う、うわぁ……。」
ムツキ「よくわかんないけど、ラッキー!いっただきまーす!」
アル「……ふふふ、さすがにこれは想定外だったけど、厚意に応えて、ありがたく頂かないとね。」
ムツキ「たべよっ!」
(ズズズズズーッ)
四人「「「「!!」」」」
ハルカ「お、おいしいっ!」
ムツキ「なかなかイケるじゃん?こんな辺ぴな場所なのに、このクオリティなんて。」
(スッ)
ノノミ「でしょう、でしょう?美味しいでしょう?」
ノノミが隣の席の客に話に行ってる
ムツキ「あれ……?隣の席の……。」
ノノミ「うんうん、ここのラーメンは本当に最高なんです。遠くからわざわざ来るお客さんもいるんですよ。」
アル「ええ、わかるわ。色んな所で色んなものを食べてきたけど、このレベルのラーメンはなかなかお目にかかれないもの。」
なんか意気投合いてる……
アヤネ「えへへ……私たち、ここの常連なんです。他の学校の皆さんに食べていただけるなんて、なんか嬉しいです……。」
シロコ「その制服、ゲヘナ?遠くから来たんだね。」
ノノミ「私、こういう光景を見たことがあります。一杯のラーメン、でしたっけ……。」
ホシノ「うへ〜、それは一杯のかけそばじゃなかったっけ?」
仲が良さそうで何よりである。雪は混ざらずラーメン食ってるけど……
???(……。)
???(……連中の制服……)
ムツキ(あれ、ホントだ)
アル「うふふふっ!いいわ、こんなところで気の合う人たちに会えるなんて。これは想定外だけど、こういう予測できない出来事こそ人生の醍醐味じゃないかしら。」
ムツキ(アルちゃんは気づいてないみたいだけど?)
???(……言うべき?)
ムツキ(……面白いから放っておこ)
???(……)
次回は戦闘、書くのが楽しみになってきました
次回もお楽しみに!
夜羽、雪の外の世界での事件解決の小説があったら見る?(時間軸はキヴォトスから一時的に外に戻り事件に挑む)
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