能力と式神使いの嘘つき先生   作:モグラパラダイス

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久々に投稿した……

忙しかったんです……


拾漆ノ巻:襲撃、逃亡

〜銀行内〜

2人が話す。

片方は審査官かな?もう片方は……おっと、どうやら見覚えある人みたいだね。

銀行審査官「お待たせしました、お客様。」

アル「なにが「お待たせしました。」よ!本当に待ったわよ!6時間も!ここで!!」

アル「融資の審査に、なんで半日もかかるの!?別にうちより先に人もいなさそうだったのに!」

だいぶご立腹みたいだ。この前の融資の件で来ていたみたいだね。

アル「私の連れは待ちくたびれて、そこのソファーで寝ちゃってるし!」

銀行審査官「私どもの内々の事情でして、ご了承ください。」

銀行審査官「……ところで、アル様。あなたはそのような態度を取れる状況ではないと思うのですが?」

アル「あ、うう……。」

ここでも許可はでないね……。これからどうするんだろう?

銀行審査官「当行の助けが必要なら、辛抱強くお待ちいただくことも大事かと。……あ、それとお連れの方ですが、そちらでお休みになられては困ります。」

辛辣だね〜。こういうところの銀行だし、仕方ないけど。

(バチンッ)

銀行審査官「セキュリティ。あの浮浪者……いえ、お客様を起こして差し上げなさい。」

 

銀行ガード「ほら、起きた起きた!」

ムツキ「むにゃ……。」

ムツキ「うはっ!なになに!?」

(バチッ)

カヨコ「……!!」

ハルカ「ああっ……す、すみませんっ、居眠りしてすみません!!」

 

アル「……。」

いくらこの子達でもさすがに6時間はきつかったね……

銀行審査官「さて、では一緒にご確認を。お名前は……陸八魔アル様。ゲヘナ学園の2年生ですね。」

銀行審査官「現在、便利屋68の社長、ですが……この便利屋はペーパーカンパニーではありませんか?書類上では、財政が破綻していますが?」

相手も融資する場所を選ぶ立場、ちゃんと調べてる。

アル「ちゃ、ちゃんと稼いでいるわよ!まだ依頼料を回収できていないだけで……。」

それは稼げてないよ……。

銀行審査官「それと、従業員は社長を含めて4名のみですが、室長に課長、そして平社員……肩書きの無駄遣いでは?会社ごっこでもしているのですか?」

現実はこんなもんだ。いくら夢を追い努力しても大人は容赦なく現実を突きつける。

それはあの子も敵対してるあの子も痛いほど知ってるだろうね。

アル「そ、それは……か、肩書きがあったほうが仕事の依頼を……。」

銀行審査官「あとですね、必要以上に事務所の賃貸料が高いです。財政状況に合った物件を見つけていただかないと。」

しかも、理由もちゃんとしているから彼女もあまり討論に有利とは言えないね。

アル「ちゃ、ちゃんとしたオフィスのほうが……仕事の依頼を……。」

銀行審査官「……。」

銀行審査官「アル様。これでは、融資は難しいですね。」

アル様「えっ、えーっ!?」

断られちゃったね。さすがにこれは厳しいみたいだ。

銀行審査官「まずは、より堅実な職に就いてみてはいかがでしょうか。日雇いや期間工など、手っ取り早く始められるものもありますが。」

アル「は?はああ!?」

(プルプル)

アル(ムカつく……もう大暴れして、銀行のお金を持ち出しちゃおうかしら?)

アル(……いや、それはダメね。ここからお金を持ち出せたとしても、ブラックマーケットから抜け出すのは至難の業。あちこちにマーケットガードがいるし……)

アル(……でも、もしかすると、実は大した事ない連中かもしれない。私たち4人なら、全員叩きのめして逃げ切れそうな気も……)

アル(……はぁ、やっぱ無理。ブラックマーケットを敵に回すなんて、そんな勇気ないわ……)

アル(くそっ、何よこれ、情けない……キヴォトスいちのアウトローになるって心に決めたのに。私は……)

アル(融資だのなんだの……こんなつまらないことばかりに悩まされて……)

アル(私が望んでいるのはこれじゃない……何事にも恐れず、何事にも縛られない、ハードボイルドなアウトロー……)

 

(そうなりたかったのに……)

 

銀行審査官「……様、アル様!」

アル「わ、わわっ!?は、はいっ!?……えっと、何か言った?」

銀行審査官「融資の承認は下りませんでした。お力になれず申し訳ありません。」

アルえ、ええっ!?ちょ、ちょっと待ってよ!!」

(パッ)

電気が消える。停電。何か始まるみたいだね。これは楽しみになってきたね。

銀行審査官「な、何事ですか?停電!?」

銀行審査官「い、一体誰が!?パソコンの電源も落ちてるじゃないか!」

(ダダダダダダッ!ダダダダダダッ!)

銃声が響く。暗闇に放たれればよっぽどのことがないと避けることはできない。

アル「銃声っ!?」

マーケットガード「うわっ!ああああっ!」

マーケットガード「うわああっ!」

マーケットガード「なっ、何が起きて……うああっ!」

(パッ!)

電気がつく。混乱の声、叫び声のあとその場にいたのは……

 

(ドドン!)

覆面を被った変じn……5人だった。

 

覆面4「全員その場に伏せなさい!持っている武器は捨てて!」

覆面3「言う事聞かないと、痛い目にあいますよ☆」

覆面?5「あ、あはは……みなさん、ケガしちゃいけないので……伏せてくださいね……。」

アル「ぎ、銀行強盗!?」

あの子たちかなり大胆なことしたね!

借金用のおかねがほしいのかな?それにしても見慣れないこがいるね?

銀行審査官「非常事態発生!非常事態発生!」

覆面1「うへ〜無駄無駄ー。外部に通報される警備システムの電源は落としちゃったからねー。」

銀行審査官「ひ、ひいっ!」

覆面2「ほら、そこ!!伏せてってば!下手に動くとあの世行きだよ!?」

あの子もノリノリだね。一番やらないと思ってたんだけど。

覆面?5「みなさん、お願いだからじっとしててください……あうう……。」

覆面1「うへ〜ここまでは計画通り!次のステップに進もうー!リーダーのファウストさん!指示を願う!」

覆面?5「えっ!えっ!?ファウストって、わ、私ですか?私が!?」

本当に計画通りなのかな……?

覆面3「リーダーです!ボスです!ちなみに私は……。」

覆面3「覆面水着団のクリスティーナだお♧」

覆面4「うわ、何それ!いつから覆面水着団なんて名前になったの!?それにダサすぎだし!」

こんな時と場所で言い合いって……仲がいいのか悪いのか……。

覆面3「……。」

覆面1「うへ、ファウストさんは怒ると怖いんだよー?言う事聞かないと怒られるぞー?」

覆面?5「あう……リーダーになっちゃいました……これじゃあ、ティーパーティーの名に泥を塗る羽目に……。」

 

ムツキ「あれ……あいつら……。」

カヨコ「あ……アビドス……?」

ムツキ「だよね、アビドスの子たちじゃん。知らない顔もいるけど。……ここで何やってるんだろう?それも覆面なんかしちゃって。」

ハルカ「ねっ、狙いは私たちでしょうかっ!?それなら返り討ちにしちゃいましょうか!?」

便利屋のみんな、混乱してるみたいだね。

カヨコ「いや、ターゲットは私たちじゃないみたい……あの子たち、どういうつもり?まさか、ここを……?」

ムツキ「もー、アルちゃんは何してるのさ。」

 

覆面2「監視カメラの死角、警備員の動線、銀行内の構造、すべて頭に入ってる。無駄な抵抗はしないこと。」

覆面2「さあ、そこのあなた、このバッグにいれて。少し前に到着した現金輸送車の……。」

銀行審査官「わっ、わかりました!何でも差し上げます!現金でも、債券でも、金塊でも、いくらでも持ってってくださいっ!!」

……この人で大丈夫なんだろうか……

覆面2「そ、そうじゃなくて……集金記録を……。」

シロk……覆面2が困っちゃってるよ……

銀行審査官「どっ、どうぞ!これでもかと詰めました!どうか命だけは!!」

覆面2「あ……う、うーん……。」

社長ちゃんはどうなってるのかな……?

アル「……。」

アル(や、ヤバーい!!この人たち何なの!ブラックマーケットの銀行を襲うなんて!!)

アル(どう逃げるつもりかしら?いや、それ以前に、こんな大胆な計画を立てちゃうアウトローが、未だに存在するなんて!!)

アル(めちゃくちゃ手際いいし、超プロフェッショナル。まるでこのためだけに生まれてきたみたい。ものの5分でやってのけたわ!)

アル(かっ、カッコイイ……!これぞまさに真のアウトロー!うわあ……涙出そう!)

あぁ……もう完全に魅入られちゃってる。

 

カヨコ「全然気づいてないみたいだけど……。」

ムツキ「むしろ目なんか輝かせちゃって。」

カヨコ「はあ……。」

ハルカ「わ、私たちはここで待機でしょうか?」

カヨコ「……あの子たちを手助けする理由も、銀行に助太刀する理由もない。それに社長が今あんな状態だから……とりあえず隠れていよう。」

ハルカ「は、はい……。」

 

覆面4「あの、シロ……い、いや、ブルー先輩!ブツは手に入った?」

便利屋が漫才みたいなことしてる合間にどうやらこっちは終わったみたいだね。

覆面2「あ、う、うん。確保した。」

覆面1「それじゃあ逃げるよー!全員撤収!」

覆面3「アディオ〜ス☆」

覆面?5「け、ケガ人はいないようですし……すみませんでした、さよならっ!!」

銀行審査官「や、やつらを捕らえろ!!道路を封鎖!マーケットガードに通報だ!」

あ、まだ考えれるだけの冷静さがあったんだ。

銀行審査官「一人も逃すな!」

 

〜逃亡中〜

雪「雪ちゃん参上!」

ホシノ「あれ〜、雪さんどうしたの?」

逃亡中突然雪が影から出てきた。

雪「主からお届け物よ。」

雪「じゃあね〜。」

そういって雪は布?らしきものと手紙を残して影に消えてった。

 

〜手紙〜

夜羽「あーあー見えてるかー?今雪に異物を送ってもらった、本来ダメだろうが今回は黙認してくれ。能力だが被れば相手から見えなくなるマントてきなものだ、頭まで被らないと見えるから気をつけろよー。」

 

ホシノは夜羽からもらった手紙を読み上げ他のみんなにマントを渡す

ノノミ「やっぱり先生はすごいですね〜いいもの送ってもらえました。」

それを身にまとい5人は夜羽と雪の元へ向うのだった。




あとちょいでアビドス1章が終わるぞーー!!
次回もお楽しみに!!

夜羽、雪の外の世界での事件解決の小説があったら見る?(時間軸はキヴォトスから一時的に外に戻り事件に挑む)

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