ぐっどぼーいの俺とばっどがーるな妹   作:寿垣遥生

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遥生です。今回はばっどがーるの方の投稿になりますが、まだまだ暑い日が地域によって続きますよね…僕が住んでる長崎がまさにそれで日中30度の日々が続いています。とりあえず、暑さに負けず頑張りますね!あと、ばっどがーるの2期ないかなぁ…長崎再放送観れないんす。

そんなこんなで今回は3話分の最後の校外清掃の話です。秀がいる分、原作以上にゴタゴタしてますしサブタイトルのようなドキドキシチュも?優ちゃんだけじゃなくて秀もドキドキさせてもらいますぞ!

それでは、また後書きにて。


#9 校外清掃でDOKIDOKI

side秀

 

「はーい、みんなー!袋と軍手は持ったかなぁ?」

 

『はーい♪』

 

 今日は風紀委員主催で1年生は絶対全員参加の校外清掃。もちろん、この場には優も涼もいるが俺もいる…実は俺、生徒会役員ではあるが所属している委員会は風紀委員なのだ。なので、今回はイベントの主催側にいる…ただ、残念ながら俺の班には優も涼もいない。この2人と一緒じゃないのはとても残念だが、あっちはくじ引きで決まったものだから仕方ないところだ。

 

「それじゃあ、点呼をするぞ…森下翔大(もりしたしょうた)くん。」

 

「はい!」

 

「佐藤輝晃(さとうてるあき)くん。」

 

「うっす。」

 

「大山悠祐(おおやまゆうすけ)くん。」

 

「はい!」

 

「水鳥水花(みずとりみずか)さん。」

 

「はい。」

 

(ん、水鳥…?)

 

 俺は名簿リストを見て名前を呼んでいると、ある女の子の名前に違和感を感じる。『水鳥』…あの水鳥先輩と関係があるのか?それともただ単に同じ苗字なだけなのか?俺はその返事の声の主の方を見る。

 

(それにしても、この子…髪色は違ってるし眼鏡はかけてるけど顔の雰囲気といい水鳥先輩に似てるよな。ただ、先輩とは違って身長は低いし胸とか小さいけど…)

 

「あの…私のことをじっと見てどうしたんですか?」

 

「いや、ちょっとね。もしかしてと思うけど君ってお姉さんとかいるの?」

 

「はい…風紀委員長の水鳥亜鳥が私の姉ですが。」

 

「マジか!君が水鳥先輩の言ってた妹さんなんだな…俺は優谷秀、いつもお姉さんには生徒会と風紀委員ではお世話になってるよ。まさかここで会えるとは思わなかったなぁ…」

 

「優谷…秀?」

 

 すると、水鳥先輩の妹さんは俺の名前を呟いてから険しい表情へと変わる。俺の名を聞いてこの反応だからもしかしたら何か悪いことで名が知れてたりとか…いや、俺は自分で言うのもアレだが成績優秀、素行良しで生徒会役員もやってる人間だ。そんな人間に悪評がつくなんてありえない話である。

 

「もしかして、あなた…例のお姉ちゃん泥棒、ですよね?」

 

「えっ?君、何を言ってるのかな…俺が泥棒って。心当たりがないなぁ…」

 

「とぼけないでください!あなたは生徒会役員という立場を利用して私のお姉ちゃんに気安く話しかけていますよね?」

 

「気安くって、仕事なんだから仕方ないでしょ…しかも俺は君のお姉さんと同じ風紀委員なんだから。」

 

「それは言い訳です!あと、噂によると優谷先輩…あなたの妹さんもお姉ちゃんを狙ってると聞いてますよ?言っておきますが、お姉ちゃんは誰にも渡しませんからね?お姉ちゃんは私のものです!」

 

「えっ、はあ…」

 

 水鳥先輩の妹は俺を敵対する目で睨みながら姉である先輩は自分のものだと宣言する。しかも、俺の妹の優までもが敵対対象に…どうやら彼女はかなりのシスコンのようで、過激派アトリストよりも厄介な存在だ。

 

「優谷先輩、点呼の続きお願いします。」

 

「これじゃあいつまで経っても掃除が始まらないですよ?」

 

「そうだった…ごめん。じゃあ、続きをするからな?和田豊海(わだとよみ)さん。」

 

「はい!」

 

「青柳航洋(あおやぎこうよう)くん。」

 

「はい!」

 

 それから俺はみんなに言われてから点呼を再開する。しかし、俺の周りの人間って涼以外まともなやつがいないようだ…水鳥先輩もちょっと変なところがあるし、その妹の水花さんに関しては重症レベルのシスコンを患っている。水鳥先輩の紹介では人見知りとか言ってたけど、全然そんなところはなかった…恐らく姉の前ではそう振る舞ってるのだろうがこれが猫を被ってた水鳥水花の正体なのだろう。

 

 

 

 

~~~~~~~~

 

 

 

 

 点呼を終えた俺達の班はようやく清掃活動を始めていく。今のところは順調にゴミは集まっているのだが、俺は相変わらず水花さんから嫌われているらしい…自分の妹の優もブラコン寄りだから気持ちは分からないことはないのだが、ここまではないからいかに重症なのかがよく分かる。

 

(ん、あれは…優?どうして単独で動いてるんだ?)

 

 ちょうどその時、俺の目には単独でゴミ拾いをしている優の姿が見えた。まさかいじめを受けて孤立してるのか?昨晩は涼にクレープを奢る条件で水鳥先輩が班長の班に入れたことを喜んでたのに…そんな彼女の楽しみを踏みにじるようないじめがあるということは風紀委員としても兄としても許せない。

 

「水花さん、ちょっと良いかな?」

 

「何ですか?気安く名前で呼ばないでくださいよ…お姉ちゃん泥棒の優谷先輩。」

 

「その呼び方はやめてくれ…とりあえず、俺はちょっと用事ができたからしばらく班長の代わりをやってもらえないかな?君、学級委員とか何かやってる?」

 

「学級委員ならやってますけど…」

 

「それは良かった。じゃあ、よろしく頼む!」

 

「あっ、優谷先輩!?」

 

 俺は水花さんに班長を押しつけて、孤立する優のところへと向かった。とりあえず、彼女が姉である先輩に逃げ出したとか報告されないかは心配だがそんなことは言ってられない…怒られた時は優を助けるためとでも素直に言っておこう。

 

「優、何があったんだ!」

 

「お兄ちゃん?どうしたの…班長の仕事は?」

 

「そんなことは言ってられねえだろ!お前が1人でゴミ拾いしてたのを見かけたんだよ…もしかして、いじめられたのか?正直に言ってくれ、何があった!?」

 

「えっ、別に何もないよ?ただ私はワルだからカタギを巻き込みたくなくてね…1人で行動してるの。ただ、ちょっとドン引きされたけど。」

 

 優は何事もなかったかのような感じで何があったかを説明する。この様子だとどうやらいじめられたとかはなさそうだな…優は嘘をつけない素直な人間だし。

 

「そ、そう。でも、班から孤立して大丈夫なのか?お前、どうしても水鳥先輩の班に入りたくて涼とクレープの取り引きしたんだろ…寂しくないのか?」

 

「正直寂しいよ…お兄ちゃんも涼ちゃんもいないから。」

 

「だろうな…とりあえず、俺も一緒にゴミ拾いするから安心しろ!」

 

「本当!?でも、良いの?お兄ちゃんは班長なんでしょ…」

 

「心配すんなって代わりに班長をやってくれる人に任せたからな。さあ、ゴミ拾いやるぞ!」

 

「うん!」

 

 そんなこんなで優は特にいじめられたとかはなかったものの俺は折角だし優と一緒にゴミ拾いをすることにした。こうして兄妹で同じイベントにいる上にこういうタイミングなのだから…

 

「ところで、今日の校外清掃ではどんなワルをする予定なんだ?お前のことだからまた大したことないことだろうよ…」

 

「甘いなぁ…お兄ちゃん、今回の私がやるワルはやりがいを奪うことだよ。今回は今学期最初の先輩が舵を取るイベント…謂わばファーストライブじゃん?」

 

「いや、先輩はアイドルじゃねえだろ!大袈裟な…(中の人は何ちゃらライブのグループに所属していた元アイドルだけど。)」

 

「小袈裟だよ…お兄ちゃんは涼ちゃんと同じことを言うね?それで、一部アトリストの間にはわざとゴミを捨てて先輩に拾ってもらおうとする派とそもそもゴミ拾いを先輩にさせるのが間違い派の抗争が起きてるみたいなの。」

 

「抗争って…で、お前はどうするんだ?」

 

「それで私は隅から隅まで掃除してみんなのやりがいを奪うことにしたんだ!どうかな、私…ワルでしょ?」

 

「いや、ワルじゃねえだろ…むしろ掃除を頑張ってる良い子だと褒められるぞ?」

 

「私が良い子?そんなことないもん!私はもうワルになると決めたからね…」

 

「水鳥先輩が褒めるとしたら?」

 

「はい、やります!掃除しまくって褒められるぞ〜!!うりゃりゃりゃ!!!」

 

 俺が水鳥先輩の名前を出すと優は急にハッスルし始めた。凄いペースのゴミ拾いだ…至って単純な人間ではあるが、その単純に釣られた時に発揮されるポテンシャルは凡人を超人に変えてしまう。(…ってか、不良を極める道はどこへ消えたんだ?)

 

「はあ、はあ…お前張り切りすぎだろ。どこまで頑張ってるんだ…ってか、ここどこ?」

 

 そんなこんなでゴミ拾いに気合漲る優を追いかけ続けると、気がついたら森の中に迷ってしまった。太陽の光は届いているもののとんでもないところまで来てしまったらしい…

 

「私達迷っちゃったね…そんなことよりお兄ちゃん、本発見!これも袋に入れてくれる?私の袋、もういっぱいだから。」

 

「分かったよ…本当に先輩絡みになるとスタミナが無尽蔵だよな。昔の高校球児か!」

 

 そして、俺は優からゴミである落ちてた本を投げ渡される。本当に優が漲りすぎて言葉が出ない…しかしながら、こうやって本をポイ捨てするやつってどういう神経してるのだろうか?とりあえず、どんな本か表紙を確認すると…

 

「コヒュッ!?」

 

 何とその本は所謂エロ本だった。しかも表紙から裸のセクシー女優が飾っていて思わずコヒュってしまう。この人…名前は知らないけど絶世の美人で優や水鳥先輩やるーちゃんよりも胸がでかいじゃねえか!

 

「お兄ちゃん、どうしたの…急にコヒュっちゃって。まさかこの本に何かあるの?貸して!」

 

「ああっ、優…!」

 

「ふむふむ。へぇ…お兄ちゃんってこんなのが好きなんだね?私よりも大人な女性でスタイルが良くて美人な女性。最低だよ、お兄ちゃん…」

 

 優は捨ててあったエロ本を手に取ってから表紙を見ると、これでコヒュったことを軽蔑する。まあ、裸であることはともかくとして自分より大人な女性を見てたら嫉妬するのも仕方ないだろうな…ただ、俺はマジで無実とだけは言っておきたい。

 

「ちがっ…ってか、この本は元々お前が拾ったやつだろうが!俺はたまたまその表紙が目に行っただけで別に好きとかそんなんじゃねえっての!!」

 

「言い訳は結構。お兄ちゃんが水鳥先輩を好きな理由が分かったよ…あの人、身長は高くて美人でスタイルが良くて胸もお尻も大きいからこういう目で見てるんだ。なんと不純!見損なったよ。」

 

「だから違うんだって!俺は水鳥先輩をそんな性的な目で見たことはねえから…少しは人の話を聞け!!」

 

「私がどうかしたの?」

 

「「み、水鳥先輩!?」」

 

 ちょうどその時、どこからか俺達の騒ぎを聞きつけたのか噂の張本人である水鳥先輩が現れる。これには喧嘩中とて声を揃えて驚く以外のリアクションは考えられなかった。

 

「もう、お化けじゃないんだからそんなに驚かなくて良いのに…」

 

「そりゃあ驚きますよ!ところで水鳥先輩はどうしてここに…あなた班長でしょう?」

 

「ちょっと優ちゃんとはぐれちゃって探し回ってたら疲れちゃって…それでちょうど寝れるところがあったから寝てたのよ。そしたら、優ちゃんと秀くんの声が聞こえて目が覚めたんだけど…」

 

「そうなんですか!?私のために…申し訳ありません!」

 

「優ちゃんは謝らなくて良いのよ?それで、秀くんこそ班長なのにどうして違う班の優ちゃんと行動をしてたのかしら?」

 

「えっ、実はですね…「先輩、聞いてください!この男とは縁を切った方が身のためですよ?」…優!?」

 

 水鳥先輩が違う班の優と行動していることを訊ねてきて俺が事情を説明しようとすると優が割って入ってくる。まだ分かってねえのかコイツは…この暴走癖を何とかしてほしい。

 

「どうしたの、優ちゃん?もしかして秀くんが何か悪いことをしてたりとか…」

 

「まさにそれで、ウチのお兄ちゃんはこの本の表紙を見て物凄くイヤらしい顔をしてたんですよ?お兄ちゃんは先輩のように大人のお姉さんでスタイルの良い女性の裸が好きなので先輩も襲われないように気をつけてください!」

 

「…」

 

 そう言うと優はとんちんかんな注意喚起をしてから水鳥先輩に例のエロ本の表紙を見せる。ああ、これで完全に嫌われた…俺の人生オワタ。もう好感度ダダ下がりだろうな…先輩は笑顔が消えて真顔で表紙を見つめてるよ。最悪だ…

 

「いや、これは違うんですよ?優の勘違いでそもそもこの本はゴミ拾いの時に拾ったものなんです。その表紙を見て動揺してたんですけど、それをこのバカが変に解釈して…」

 

「ふぅん、秀くんってこういう女性が好きなのね…大人で身長が高くてスタイルの良いお姉さん♪」

 

「いや、別にそんなことは…(あれ、水鳥先輩が笑顔だ。もしかして嫌われてない?良かった…のか?)」

 

「実は私も自慢じゃないけど身長は高い方だし胸もお尻も大きい方だと自負しているわ…つまり、秀くんは私のことが好きってことね?」

 

「は、えっ…水鳥先輩!?」

 

 水鳥先輩は俺のことを誘惑するような表情をしてから艶のある声で好きかどうかを訊ねてくる。しかも心なしかいつもよりも距離が近い…俺の鼓動は早くなり緊張のあまり言葉に詰まる。

 

「ここは森の中だし誰も見てないわよね?それじゃあ、私も脱いじゃおうかしら…秀くんに特別よ♪」

 

「はっ、あっ…ああっ!?」

 

「ダメです、先輩!」

 

 これから水鳥先輩がジャージから脱ぎだそうとしたその時、優が間に入ってダメだと制止させる。それはダメだよな…いくら森の中とて人が来るか分からない上に異性の前で裸を晒すものだから。流石に優にも常識人の部分はあったらしい…

 

「優ちゃん?」

 

「先輩の裸を見て良いのは私なんです!お兄ちゃんには絶対見せないんだから!!」

 

「は?」

 

 優は堂々と先輩の前で裸を見て良いのは自分だけとテンパりながらも堂々と宣言する。ダメな理由ってこういうことなのか…優も優で狂ってたようだ。

 

「もう、2人とも反応が可愛いわね…冗談よ、ちょっとからかっただけ♪」

 

「「良かったぁ…」」

 

 俺達は水鳥先輩の脱衣宣言が冗談だと分かるとほっと安心して胸を撫で下ろす。この人の自由奔放さからして実際に森の中で服を脱ぎかねないからな…しかし、こうやって人をからかうのは勘弁してほしいところだ。

 

 

 

 

~~~~~~~~

 

 

 

 

「はい、頑張ってくれたご褒美。秀くんも…」

 

 それから森を抜け、そこにある自販機で水鳥先輩がご褒美として飲み物を2人分購入して優には紙パックのりんごジュース、俺には紙パックの抹茶ミルクをプレゼントする。(ちなみに、この間に道中で俺は優と行動してる理由を改めて説明した。)

 

「ありがとうございます!早速冷凍保存…」

 

「ちゃんと飲めっての!すみません、俺にまで奢って頂いて。」

 

「良いのよ、秀くんも優ちゃんを助けようと行動してたから…本当に秀くんは妹想いの優しいお兄ちゃんね。でも、班の方は大丈夫なの?」

 

「大丈夫ですよ。先輩の妹である水花さんに仕切ってもらうように頼んどきましたから…今頃上手くやってるはずでしょうね。」

 

「そう。でも、水花だったら頼りになるわね…あの子、私の前では甘えんぼだけど学校の中では成績優秀の優等生でリーダーシップがあるから。中学の時は生徒会長もやってたのよ?」

 

「そうなんですね。姉である先輩がそうおっしゃるのなら信頼して良かったなと思います…(まあ、甘えんぼどころか重度のシスコンを患ってるけどな。)」

 

「お兄ちゃん、ずるいよぉ!先輩の妹さんと同じ班だなんて…私もその女神の妹様に会いたい〜!」

 

「お前はその姉の先輩と同じ班なんだから文句言うなよ。それより、もう喉がカラカラだし頂こうぜ?」

 

「そうだね。では、僭越ながら…」

 

 そして、俺達はパックにストローを刺してからそれぞれのジュースを飲んでいく。校外清掃を頑張った後のジュースは実に生き返るもので、本当に美味しいというか脳が焼かれそうだ。

 

「ふっ、引っかかったわね。」

 

「「…!?」」

 

「原則、我が校では校外活動中の飲食は禁止!つまり今、優ちゃんと秀くんはルールを破ったことになる…」

 

「しまった!?」

 

 俺達がジュースを味わってたその時、水鳥先輩は急に今やってることをルール違反だと指摘する。俺、まさかハメられたのか!?つまり、この場面は俺達を試す試験だったということか…やられた。

 

「うっ、そんな…私達は何てことを!?」

 

「でも、幸い見てたのは私だけ。今回は特別に見逃すから…」

 

「「から…?」」

 

「私がサボってたことも内緒にして!」

 

 水鳥先輩は俺達に飲食していたことを内緒にすると共にサボってたことも内緒にしてほしいと懇願する。しかし、彼女はしっかりしてる中にもこんな可愛いところがあるのか…こういうところは普段の公の場に立つカリスマ性の塊の水鳥先輩しか見てないアトリストには分からないだろうな。

 

「大丈夫ですよ。そんなことを俺は決して口外はしません…あなたはきちんとした風紀委員長、そのイメージは守らせて頂きますよ。」

 

「ありがとう、助かるわ。」

 

「それにしても、先輩ってイメージとか色々気にするんですね…私が知る水鳥先輩は世間のことなど気にせず堂々としてるイメージでしたから。意外でした…」

 

「みんなからしたらそう見えるのね…でも、気にするわよ?本当は風紀委員って柄じゃないんだから。」

 

 そう言って水鳥先輩は明後日の方向を向いて笑みを浮かべる。風紀委員の柄じゃない…そうは言っているが、風紀委員長としての仕事っぷりというか人間の素晴らしさはもうとんでもないものがあるのに。まあ、自由奔放な性格もあるしこういう厳しく人を縛るのは好きじゃなさそうというのは彼女と生徒会や風紀委員で一緒に行動してきたありのままを知る俺には想像できそうだが…

 

「まっ、もっと仲良くなったらバレちゃうかもね♪」

 

「先輩?」

 

「俺にはもうバレてますけどね…とにかくもう少ししっかりしてくださいよ、風紀委員長。」

 

「もう、秀くんったら真面目で厳しいわね…んんーっ、喉乾いちゃった。優ちゃん、一口頂戴?」

 

「えっ、ちょっ…コヒュッ!?」

 

「「優(ちゃん)!?」」

 

 喉が渇いた水鳥先輩が優のりんごジュースを飲むと優は間接キスに興奮してしまいコヒュってしまった。本当に今日の俺達はこの人から沢山ドキドキさせられたものだ…しかし、エロ本のスタイルの良いセクシー女優で俺がコヒュったのを知った時に怒らなかったのはどうしてだろうか?色んな意味で怒りそうだと思うのだが不思議である。まあ、水鳥先輩が寛大な人間であることに今はしておこう…

 

 

 

 

おまけ

『斗真くんはモテモテ(?)』(side斗真)

 

 僕の名前は狩栖斗真、藤ヶ咲高校に通う高校2年生だ。僕の武器はズバリ言って学園一のイケメンと言われるぐらいのこの整った顔立ち…この顔で産まれたからにはもちろんモテモテでいたいと思っているが、最大の目標は学園のマドンナである水鳥亜鳥先輩と付き合うこと。そのためには同じクラスで生徒会の立場を濫用して水鳥先輩を独り占めしている優谷秀くんに勝ちたいと思っている。まあ、僕の美しさに惚れない女の子はこの世にいないからね!その中で僕の悪口をヒソヒソ話しているのも一部にいるけど、そんな声は僕のイケメンっぷりで黙らせてみせるよ!

 

(おっ…優谷くんの妹の優ちゃんとその友達の金髪の子が歩いてくる。体操服ってことは体育の授業が終わったのかな?とにかく、あの時は興味なさそうにされたけど今日こそはお友達もセットでズキューンと撃ち抜こう!)

 

「あっ、狩栖先輩。こんにちは!」

 

「やあ、優ちゃん。君から声をかけてくるなれるなんて…僕に興味を持ってくれたのかな?」

 

「いえ、ただお兄ちゃんがお世話になってる人には挨拶しないといけないと思ったので。」

 

「優、本当にあんたはワルになる気があるの?いちいち律儀すぎるけど…」

 

「あっ、そっか。」

 

「…っていうか、この人誰?優の知り合い?」

 

「あっ、涼ちゃんには紹介してなかったね…この人は狩栖斗真先輩、お兄ちゃんのクラスメイトだよ。確か、学園一のアーメンとか…」

 

「イケメンね…何でキリスト教になってるんだい?」

 

「とにかく、私達は急いでるんでどいてもらえます?次の授業音楽なので。」

 

「そんなことを言わないで。そうだ…昼休みに僕とランチをしない?今回は君達が食べたいものをご馳走してあげるよ。」

 

「それなら間に合ってます。お兄ちゃんと一緒に食べるので…ねっ、涼ちゃん?」

 

「うん。そういうことなんで失礼します…あと、言っておきますけど顔とノリがマジでウザいっすよ?嫌われないように頑張ってください。」

 

 金髪の子猫ちゃんはそう言って優ちゃんを連れて歩みを進めていく。まさか僕にときめかない女の子がまだいたなんて、世界は広いな…でも、僕はいつか君達のことを振り向かせてやるよ。

 

(優谷優ちゃん、君は僕がいつかメロメロしてやる。ついでに金髪の子猫ちゃんもね…まあ、本命は水鳥先輩だけど♪)




いかがでしたか?いやぁ…亜鳥ちゃんがからかい上手すぎて某高木さんと良い勝負してるなと書いてて思いました。ちなみに原作でも優ちゃんがエロ本を実は拾ってるんですよね…そこを深掘りさせて頂きました。そしたら、亜鳥ちゃんが何やら森の中で服を脱ぎかけてあわやR-18化の危機に!?僕はこんな橋を渡ってるんですよ。ただ、亜鳥ちゃんはスタイルがめちゃくちゃ良いのでたまに公式から出るセクシーなイラストとかグッズを見てるとドキッてしますね…とにかくR-18判定されないギリギリをこれからも攻めて行くのでよろしくお願いします!

そして、原作よりも先に亜鳥ちゃんの妹の水花ちゃんを出しました。秀は水花ちゃんから『お姉ちゃん泥棒』と呼ばれ第一印象は最悪…ここから入れる保険はあるのかどうか?そこら辺は今後の関係の進展をお楽しみに。

おまけでは原作では涼ちゃんの回でしたが、ここでは斗真を主役にしました。斗真は(自称)学園一のイケメンも評価は最悪…でも、ポジティブに生きてるんです。それでも優ちゃんと涼ちゃんは無関心の模様…優ちゃんと涼ちゃんって個人的な偏見ですけどイケメンに興味なさそうですよね。この2人って恋をする時、どんな男を選ぶんでしょうか?まあ、百合ってると思いますがねw

それと、ちょっと今回はモブの名前に違和感を覚えた方もいらっしゃると思いますが…実は今回出てきたモブの名前は阪神タイガースの選手とかOBの名前をいじって拝借しております。

森下翔大→森下翔太
佐藤輝晃→佐藤輝明
大山悠祐→大山悠輔
和田豊海→和田豊
青柳航洋→青柳晃洋

ハーメルンでは初公開かもしれませんが、僕は実を言うと阪神タイガースのファンでして…今年の優勝もテルの40本100打点も興奮させて頂きました。できることなら2年ぶりの日本一を期待したいですね!藤川監督とみんなには期待しかありません。優勝しましょうや!!

そんなこんなで次回からは原作通り4話分をお届けいたします。どんなドタバタが待ってるのか…感想、お気に入り登録、高評価の3点セットをして待機4649(ヨロシク)!
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