「生き返るだって」
その一言に対して、俺も、そしてサクナヒメ達も驚いていた。
現在、彼女達は、俺の後ろにいる状態だが、それよりも気になるのはタケルの言った一言だ。
「どういう意味なんだ?」
「えっ?どういう意味って」
「生き返るって意味だよ、眼魂にそんな力があるのか?」
俺の一言に対して、タケルは心底驚いたように眼を見開いた。
「えっ、だって、俺は英雄の眼魂を集めたら、生き返られるって、仙人のおっちゃんから言われたけど」
「仙人?何の仙人だ」
「それは、あれ?そう言えば、名前は聞いてないような」
タケルに再度質問すると、彼自身もまた疑問に思っていた。
すると、ココロワヒメが隣に現れる。
『葉様、彼から感じる気配はまるで眼魔と同じように感じます。もしかしたら、彼もまた眼魔の一種かもしれません』
ココロワヒメは、そのまま警戒するようにタケルを見つめる。
現状、ココロワヒメ達の姿が見えない事もあり、その事はバレていない。
だが、確かにココロワヒメの言葉も同意出来る。
『ココロワの意見も賛同出来る。だが、どうもあのタケルというの嘘をついているようには見えんが』
『それに関しては、私も同意見です。彼自身もまた混乱していますから』
『けどな』
『葉様?』
すると、サクナヒメとココロワヒメの言い争いを止めるように。
俺は改めて、タケル達へ向き直る。
「なぁ」
「なんだい?」
「お前達は、仙人に眼魔の存在を聞いて、眼魂を集めていると言っていたな」
「そうだけど」
「その、どうやって、そのシャーマンドライバーを手に入れたんだ?」
「シャーマンドライバー?これはゴーストドライバーだよ」
「それじゃあ、お前達はどこでそのゴーストドライバーを手に入れたんだ?」
「さっき言った仙人のおっちゃんに貰ったんだ。その俺が死んだ時に」
「・・・死んだ時」
「うん。それで死んだ俺に死んだ父さんから届いた眼魂が適合したみたいで」
彼がゴーストになった経緯を聞き出す。だが、内容があまりにも荒唐無稽だった。
死んだ自分が甦るために英雄の眼魂を集める?
「つまり、自分自身の肉体を蘇らせるために眼魂を集めているというのか?」
「はい!眼魂全部集めれば生き返れるって言われたので!」
その純粋すぎる答えに頭痛がした。サクナヒメが溜息混じりに囁く。
『あまりにも無邪気な願いじゃのう。しかし"死者蘇生"など……』
『神を呼び覚ます巫眼魂とも違う方向性ですね』
ココロワヒメも困惑した表情。
「・・・なんというか、色々と混乱してきた」
「それじゃ、葉さんも聞かせてよ、その神の眼魂って」
「・・・まぁ、そうだな、けれど、それと同じぐらいに、とんでもないからな」