モノリスに関して、俺とココロワヒメは調べていた。
この場所に関しても、タケル君から許可を貰って、黙々と調べていた。
その結果、分かった事として。
「このモノリス、どうやら私達とは異なる技術が使われていますね」
「異なる技術?」
ココロワヒメの答えに対して、俺は思わず首を傾げる。
「どうやら、これは純粋な地球の技術で作られたものではありません」
ココロワヒメは、そのまま説明を続ける。その言葉を聞いた皆は、驚きの顔になった。
「つまり・・・どういう事?」
タケルが尋ねる。皆の注目が集中する中で、ココロワヒメの答えが返ってくる。
「このモノリスは、地球外の技術によって製造された可能性があります」
「地球外・・・・・・つまり宇宙人って事か?」
その言葉は驚きを隠せなかった。
「いや、まだそこまで判断するのは早いかもしれない。けれど、これだけは分かったの」
ココロワヒメはそれと共に続ける。
「少なくとも人間だけでは作り出せない技術力が必要となります」
「それってつまり・・・・・・」
俺は、サクナヒメの方を見る。
サクナヒメはただ何も言わずに黙って聞いている様子だった。
「我々も知らない何かがある。おそらくは」
ココロワヒメの言葉を聞いて、俺もまた頷く。
解析画面の青白い光が、地下室の埃っぽい空気を幻想的に照らしている。
「どうやら……少しだけ分かりました」
ココロワヒメが慎重に言葉を選ぶ。その声にはいつもの冷静さが漂っているものの、微かな緊張感が滲んでいる。
「モノリス内部から検出されたエネルギー波形……非常に奇妙です」
俺は思わず身を乗り出した。
「奇妙って?」
彼女はディスプレイ上のグラフを指さした。複雑に絡み合った曲線が赤く点滅している。
「この周波数パターン……覚えがあります」
ココロワヒメの言葉に背筋が凍った。まさか……
「まさか……眼魔?」
「正解です」
彼女の答えは簡潔だった。
「眼魔が使用する『エネルギー』と98%一致します」
地下室に重い沈黙が降りた。
サクナヒメが目を見開いている。
「そんな……偶然」
「分かりません、どちらにしても」
そうして、ココロワヒメは。
「タケルさんに英雄眼魂を集めさせようとしている仙人。その人に会わないといけませんね」
そんな会話をしていた時だった。
「葉君!どう、解析は!」
そこにアカリさんが大声で来ていた。
「アカリさん、まぁ色々と分かったけど、未だに分からない事が多くて」
「そうなのっ!実は、大変な事が起きたの!」
「大変な事?」
すると、アカリさんは。
「ここで、このモノリスを研究していた1人である五十嵐さんの手掛かりを掴んだの!」
「なんだって!」