「これは……」
新しく身にまとったサクナヒメ魂——その体の動きが今までとは全く違う。羽衣が風に揺れるように自然に広がり、まるで僕自身の意志を持つように流れる。
「感じるぞ……この力!」
頭の中にサクナヒメの声が直接響く。まるで二人が一心同体になっているかのような感覚だ。
「姿が変わった。だが、サクナヒメ?そんな英雄は聞いた事がないぞ」
奴は困惑を隠せない様子だ。
けれど。
「ふんっ、英雄ではない!神だ!」
サクナヒメは、その言葉で宣言する。
俺もまた、その手にあるガンガンタマフを構える。
「神だと?巫山戯た事を言う奴だ!!!!」
そうして、再びこちらに斬りかかる。
「ワシの戦い方は覚えているじゃろ」
サクナヒメに尋ねられたが。
「忘れた事なんて、ないよ!」
それに答えるように、俺もまた走り出す。
こちらに迫る奴に対して、俺は羽衣で背後に回り込み鎌を構える。
奴はそれを予測していたように刀身を傾け防御する。
しかし羽衣を利用して敵の後ろへ回り込んだことで視界を奪う事に成功した。
「馬鹿な……」
驚愕する奴に向けて、俺はそのまま蹴る。
「ぐっ」
後ろからの不意打ちによる蹴り。
それに奴は驚きの声を出した。
だが、そんな奴に対して、そのまま羽衣を覆うように包み込む。
「なっ」
その瞬間、奴は驚くが、俺はその羽衣に力を込め。
「さぁ!」
そのまま引っ張り出す。
その勢いのまま俺はその勢いのまま拳を打ち付ける。
「がぁぁあ!」
奴の悲鳴と共に奴を吹き飛ばす。
「ふぅふぅ、一体、何者だ」
「こちらも色々と聞きたいからな」
その呟きと共に、俺はそのままガンガンタマフをシャーマンドライバーの前に翳す。
それは、奴も同じだった。
『『ダイカイガン!』』
互いに光が輝く。
そして。
『オメガスラッシュ!』
『オメガファング!』
目の前にいる奴は三角錐状の物体を投射する。
それに対して、俺は羽衣を使い、奴に向かって放ち、回転しながらガンガンタマフと共に突っ込む。
互いの一撃が激突し、爆散する。
「ふぅ!」
そうして、互いに離れる。
そして、見つめれば、奴の姿はなかった。
「さっきの奴は、どこに」
見渡しても、その姿はなかった。
「ふむ、未だに分からない事が多すぎるの」
それと共に、俺は変身を解除する。
「なぁ、サクナヒメ、さっきの奴が使っていたのって」
『あぁ、シャーマンドライバーに似ているが、調べる為にはワシじゃ分からないからのぅ」
そう、サクナヒメが悩んでいるが。
「こういう時はココロワヒメさんがいれば良いけど」
『ふむ、そうじゃな!』