ダイスケの牡牛座魔法をご覧ください。
そして一応解説が入りますが。
ダイスケの杖は‥王家から貰ったレアな杖を改良して木刀のように作ったと思っていたたげれば幸いです。(※学生時代の杖も木刀。)。
ディアナに入学したあの日
一目で私は魔法をかけられた
憧れという名の魔法に
そして
ディアナに入学して出会った
初めて身内以外で私たち兄妹を
受け入れてくれた強くて優しい人に私は魅了された。
「‥いつからここ魔蟲が住むようになったんすかね。」
「僕も知らない。」
ギチギチで喚きながら両鎌を前後左右に迫る2体の魔蟲よく見ると体の部位と胴体が木々に覆われている‥こいつ正式の名前なんだっけか?
「兄貴‥こいつの名前なんでしたっけ?」
「バカっ!前を見ろ‥!」
俺が後ろの方に言うが兄貴が叫ぶ‥前を見ると鎌が目の前に迫り今でも切り裂かれそうになるが。
「遅っそ。」
杖で鎌を受け止めた‥力はまぁまぁか魔蟲はすぐにもう片方の鎌で斬ろうとする。
「だ・か・ら遅いって牡牛座魔法 フルボディ・ストレングス(※全筋肉強化)。」
詠唱すると左手で鎌を掴んだと同時に。
「‥ふん!!」
気合を込めて握るとミキミキという音が聞こえすぐにブチッという心地の良い音が響いた。
奴の鎌ごと握りつぶした。
左手が体液でドロドロだか今はどうでもいい。
「ピギャアアア!!」
突然のことに驚いた魔蟲は慌てながら後ろに下がるが俺はすぐさま奴の頭上目掛け跳躍して飛び
「ーーーー!!!」
自分でも何言って分からないほどの気合を込めた掛け声を両手で杖を持ち奴の脳天に目掛けで渾身の力で叩き込んだ。
鈍い音が轟いた魔蟲の脳天が潰れたと同時に体液が顔に着いた‥臭えなおい。
すぐに地面に着地そのまま胴体にもう杖で一撃を加えた。
すると奴の胴体が俺の力任せの攻撃に耐えきれず千切れ数メートルほど飛んでいった。
哀れ残された上半身はピクピクと痙攣しながら動いていたが杖で喉元を貫くと動きは止まった‥そう言えばもう一体いたんだよな。
後ろを振り返ると
「全く何なんだ‥‥いきなり襲いかかってきやがって‥。」
兄弟子がすでに倒していた‥よく見るとその魔蟲の喉に太い枝が突き刺さっていた。
射手座魔法を使って魔蟲の急所を的確に仕留めたのか‥。
「流石っすね兄貴。」
「お前は相変わらず脳筋なやり方だな。」
思わずムッとなったがお互いに軽口を叩けるほど余裕だと感じてると。
「ん‥!兄貴!あそこ!」
「!!」
俺達からそんなに離れていない所に眩い光が見えた。
あの辺は確かイオとスピカがいた所だな‥。
すぐに牡牛座魔法 イヤー・ストレングス (※聴力強化)
を使うと魔蟲の明らかに一匹や二匹とかそう言う数ではないほどの耳障りの叫び声と
『乙女座魔法!』
『双子座魔法!』
『牡牛座魔法!』
彼女たちの声が聞こえてくる‥しかも蟲どもの断末魔も所々響いている‥。
「兄貴!おいまずいぞ!あいつらもこいつらに襲われている!」
「なんだと!?」
「早く行かないー!?」
と俺は上の木々に見上げると魔蟲が数体‥いや数十体以上ほど現れた。
「くそっうじゃうじゃ湧きやがって。」
兄弟子が悪態を付く一刻も早く彼女達を救出しないとマズイしそして何よりも以前兄弟子が俺に言っていたが一度でも大魔法を使うとまたあの黒猫に戻る‥こうなったら。
「兄貴‥先にいけ俺がこいつらを相手にする!」
「!」
「ここで2人で戦うよりも兄貴が彼女達の元に行けばいい!ここで大切な魔力を消費するな!」
「‥すまん!」
そう言うと兄弟子が急いで彼女達のもとに向かった。急げよ兄貴‥。俺は害虫共に向かいながら
「掛かってこいやー!!」
自分自身を叱咤するように気合を入れた。
奴らが迫る。一人になった俺をただの獲物として思っている‥。
「牡牛座魔法 マジカル・ パワー ・ストレングス(※魔力強化)!!」
詠唱すると同時に自身の身体が熱くそして魔力が身体中に回っていると感じたと同時に持っていた杖も紅蓮のように発光している‥。
そんな事をお構いなく魔蟲は有象無象攻めてくる。
「おおっ!!!牡牛座魔法 マジック・リリース(※魔力放出)!!」
雄叫びをあげながらそいつらに渾身の力で宙を斬るすると杖から紅蓮に燃えるような風‥魔力で具現化された飛ぶ斬撃が奴らに飛んでいく。
俺の身体から湧き上がる魔力が体から杖に伝わり放たれる放出される魔法。
「「ピー」」
躱しきれなかった魔蟲は直撃した途端に綺麗に切断。奴らは断末魔の声を上げることなく斃れて行く。
それでもまだまだ奴らが襲ってくる。
「フン!フン!」
俺は何度も宙を斬り飛ぶ斬撃を生み出すり
次々と野菜のように斬られていく例え木に隠れているやつでも木ごと切断する。
「ギギっ!!」
「うるせぇー!!」
懐に入ってきたやつも勢いそのまま斬り捨て殴り蹴り潰す。
体液が全身に浴びるがお構いなくだかそれでも数がなかなか減らない‥。
そろそろ俺の魔力と体力がそこが尽きそう。
「しつけぇ!こうなったら!」
俺は斬るのはやめて杖を魔蟲達に向けた。
生き残った奴らは斬るのやめた俺を見て一斉に飛び掛った‥。
まだまだ‥あいつら一塊になるまで‥今だ!!
「消し飛べ!牡牡牛座大魔法 ミスティック・ハリケーン!!!」
杖から渦巻き状の風がそれもどんどん多くなっていく周囲の木々がまるで台風の風に煽られていく奴らは異様な魔法に気づき逃げ出そうとするが無駄だ!
轟音轟く魔力帯びた巨大な竜巻と次々と蟲共、岩、耐え切られなくなった大小異なる木々が次々と飲み込まれていく。
脱出不可能な奴らは成すすべもなく渦の中で岩、木、仲間達と衝突し次々と部位が千切れていくのが分かる。
暫くして大魔法の効果が終えると竜巻が消えると次々と奴らの残骸が落ちていくついで岩や木々も音を立てて落ちていく。
辺りを見るどうやら終わったようだなと思いつつも先ほどまで鬱蒼としていた森だった所がここの一帯だけが太陽の日が降り注いでいるほどなんもない状態‥。
「終わったか‥。」
自分でも分かるほど体力と魔力がほとんど残っていない‥少し息を整えないと‥。
牡牛座魔法 マジカル・ パワー ・ストレングス
自分自身の魔力を一時的に爆発的に上げるいわば補助的な魔法で学生時代に自分で習得した牡牛座魔法の枠を超えた魔法、または大魔法を使える事が可能だが欠点として体力と魔力がかなり減る。
いくら2級持ちで日々鍛錬をしている俺でも疲労が隠せない。
早くあいつらの所に行かねば‥ん?
俺は振り返ると3人達がいた場所に何やら黒雲‥いやあれは魔蟲の群れが迫っている‥!しまった!!
俺は急いで彼女達のもとに走った!疲れている関係もなくただ走った無事でいてくれ‥!
森を全力疾走する時々奴らの死骸がちらほら見えてどうやらここに待ち伏せしていた奴らが兄弟子を襲ったが返り討ちを受けたと思われる。
彼女達が見えたそして兄弟子もいる。
兄弟子が彼女達の前に立ち杖を構えた当時に魔法を発動した。
その魔法は無数の風の矢が次々と地上、空にいる蟲共正確に貫いていく。
射手座大魔法 風弓・レインアロー
何度見ても美しい‥これが兄弟子の実力‥。
感心している場合じゃねまだ地上にいる奴らも残っている‥奴らは隙をついで彼女達を狙っている‥そいつらを駆除するのも俺の仕事だ‥!
「牡牛座魔法 フルボディ・ストレングス!」
その場で詠唱するとまた力が湧き上がる‥。
「うがぁぁぁぁーー!!!」
腹の底からの咆哮を出し‥木の上からポルックスを狙っている蟲に向かって全力で駆け出した。
「ポルックス!伏せろ!!」
「えっ!?」
兄弟子に見とれていた彼女は俺の叫び声に咄嗟に伏せ俺は通常の身体能力を超えた脚力さらに加速している状態で跳躍し木にいる蟲に向かってドロップキックをかました。
キックは顔に直撃。
途端にメリメリという嫌な音と衝撃が足に伝わる。
着地する魔蟲は顔を潰れながら木から落ち斃れる。
「「ダイスケ先生!!」」
彼女達が俺を見て驚いている。
「悪い遅くなった‥!こいつらは俺がやる!ぬおおっ!!」
俺はまた気合を入れ奴らに向かって突っ込んでいった。残り数体これで十分だ‥!!
~ ポルックス・ジェミニSide〜
魔蟲に立ち向かうダイスケを見て2年前の邪教徒の襲撃事件の時を思い出す‥避難路が塞がれて避難出来なかった私たちが邪教徒達に襲われた時も当時生徒であった先生は駆けつけて私たちを守った。
すでにボロボロで魔力がなくなってあいつらにうちのめされても何度でも立ち上がり私たちに
"諦めるな!""俺は必ずお前らを守る!!"
叱咤し続けて教授達が助けに来るまで立ち向かった。
全てが終わった時先生は私達を見て微笑んでその場に倒れた。
駆けつけた先生達に運ばれた時も折れた杖を離さなかった。
私はこの光景を忘れない。
"ダイスケのように"
皆を守れる力を強くなるって私は心の中で誓った。
『‥‥。』
いつもはクロードと一緒にいたりイオとカストル兄ちゃんと修行したり遊んだり
時には"あくどい事"をしたりとしていたけど本当に楽しかったし何よりも私たちの事を気味悪からずに接してくれた。
『‥そうだな。それは認める。』
「ぬおおっー!!牡牛座魔法 空中地獄車!!」
木から降りた最後の巨大な魔蟲に飛びかかって腰を掴んで宙を飛びその場で車輪のように次第に高速で回りながら魔蟲の頭部を何度も地面や木に叩きつけながら地形関係なく止まることもなく次々と周りの木々が倒れてくる。
「あ、危ない!!」
「うわ〜。すごいすごい〜!」
スピカは驚きながら木の破片を避けイヨは喝采をあげている。
クロードの魔法を見て憧れを思い出し、ダイスケのあの時の事を思い出す‥。
私は本当はダイスケの事がー『おいポルックス‥それは絶対に認めないぞ!!やめろ!!』。
~ ポルックス・ジェミニSide終了〜
俺達は奴らを潰した後に禁止区域からの脱出を図った。
幸いにも打ち切りらしく襲われることもなく森から出た。
「やっと森から出られた〜。」
「良かったね〜。」
安堵するスピカとイオ正直に言うと俺もこれ以上魔力と体力は使えないから助かる‥。
そう言えばポルックスもよくよく見ると兄弟子のローブを纏っている‥おそらく魔力が尽きてコピーされた制服が消えた‥兄弟子が来るまで必死に戦った彼女を俺は褒めたいが‥またなんか変な事を言ったらせっかく今の印象が台無しになるから言わない‥ごめん。
「僕は取りこぼしがないか確かめてくる‥今度こそこの場から動くなよ!ダイスケ先生はここで待機して他の教授方が来るまで彼女達の見守りをしてください。」
「分かりました。」
兄弟子が俺に告げる。確かにあんな"騒音"を起こしたからそろそろ先生方が様子を見に来ると思うな‥ん?気のせいかうっすらと消えかかっていないか?そろそろ猫化になるのか‥。
「あっハーイ。」
兄弟子はスピカに何かを言った後に目配せをしている。彼女は察したのか返事をする。
「だかその前に一つ。」
さっさと森に入って欲しいが兄弟子がポルックスに向かっていく。彼女も気づいたのか
そしてすぐに兄弟子が彼女の頭を下げた。
俺は今まで兄弟子が人に頭を下げる所を見たことはなかった。
突然のことについ固まってしまった。
「ポルックス、カストルあの時君たちの事を置いていってすまなかった‥皆を怖い目に遭わせたのは事実だ。言い逃れをするつもりはない‥だかもう一度チャンスをもらえるなら何があっても君たち生徒を守る。僕を見てほしい。」
兄弟子なりの謝罪に俺も含めて見つめる‥今まで隠していたけども後悔の念が強かったんだろうな‥でもそろそろ。
「じゃあ!!そういうことで!!」
「「「「うわっ!!!」」」」
という兄弟子の周りに煙が突然発生し視界が塞がれる。
たが俺の足元に何が通った‥スピカの方に走ったなと見ると彼女の背中に登る一匹の黒猫がいた‥兄弟子の変身解除ってこうなんだなと思うと。
「消えた!?なんなんだよあいつ‥普通に行けよ。」
ポルックスはそう言う。知らないやつが見たらキザな野郎の退場のしかただと思われても仕方がないよな‥。
俺も知らなかったら多分少しイラッとする‥そんな兄弟子がスピカの肩に乗っている。
「ねぇポルックスちゃん先生には何か事情があるみたいだよ。今は話せないって言われたけども。」
「は?どうしてだよ?」
スピカは彼女に対して兄弟子の変わりに伝えようとしている。
「意味不明だよね。でも今日は私たちを助けてくれたローブがボロボロになるぐらい急いで助けに来てくれた‥だから私は信じてみようと思う先生の事を。」
スピカは彼女に告げる確かにローブを見るとボロボロだな俺と別れた後でも奴らと対峙して必死に彼女達のもとに馳せ参じたと見られる‥。
ちなみに俺のローブを見たが‥うわっダメだ!奴ら体液や破れ箇所が酷い‥直すよりも買ったほうが安上がりだな‥また金を使うのか‥俺はそう思っているとポルックスが口を開いた。
「‥今回は助けてもらって感謝してるけどあの時置き去りにされた事はすぐに割り切れない。」
「‥‥。」
やっぱり2年前の事をまだ忘れられないのか‥それは当たり前か俺も実はあの時の事兄弟子が何故消えたのかさっぱり分からない‥途中までいたのは覚えているが‥。
「でも気になる‥あんなに強いのにどうして逃げたのかあいつは本当はどういう奴なのか私自身の目で確かめてみたいだから‥これからは授業に出るよ‥そう先生に伝えといて。」
「ポルックスちゃん!」
「よかったよかった。」
「よしっ‥!!」
「てかなにその猫?」
彼女の発言に皆喜ぶと安堵の声を出す。
正直に言うと俺も嬉しいぞ。今日の午後の授業は仕方なく中止になるとは言え明日の授業と補習に出てもらえれば首の皮1枚で繋がるしサボった分の補習授業をすれば二人の退学は免れるぞ!
「ダイスケ先生。」
「ん?どうした。」
彼女はこちらを優しく見る‥授業をサボった分の補習なら明日の放課後からみっちりしてやるぞ‥特にカストルが対応すると思うが。
「先生は今も昔も変わらず格好良かったよ‥ありがとう。」
久しぶりに彼女から感謝の言葉を聞けるとは思ってもいなかった‥教師になって良かー突然彼女は振り返る‥と同時に俺は首を森の方向に向ける。
「ちょ!?ポルックスちゃん!何をしているの!?」
「いやー先生に感謝の気持ちを示そうと。」
「そんな事をしなくてもいいから!!」
「そうだよポルックスちゃん風邪を引いちゃうよ?ちゃんとローブを着てねぇ?」
「あははっ!冗談だよ!冗談!!」
彼女達が騒ぐどうやらポルックスはローブを脱いだのか?見なくて良かった!アブねぇアブねぇ‥!
彼女の笑い声がする中俺は森を見ながら一つ疑問が湧く
この立ち入り禁止区域の森は2年前までに魔蟲は本来は生息していないはずだ。
仮に生息していたら教師たちから事前に連絡とかもしくは授業を中止し討伐に動くはず‥しかもあんな自然の中であんな大群も見たことがなかった‥もしかして人為的に誰かがこの森に解き放ったのか?
俺が考えていると複数の声が聞こえてきた。
振り返るとクロード・カヴンの生徒達と先生方がこちらに向かってくる。
この件の事を師匠に報告をしようと思い彼女達を連れて皆の所に向かった。
森では魔蟲達の残骸の前に3人の男達がいた。
「オイオイ偵察用の魔蟲全滅してんじゃん。」
金髪のロン毛の凶暴そうな男が気怠そうなに呟く。
「うわ〜美味しそう♥」
と言いながら魔蟲の前に座り前脚の部位をもぎ取り齧り咀嚼するシルクハットをかぶった紳士風の男性。
「クロードの復活そしてあのダイスケか‥今から二人を殺っちまうか?」
凶暴そうな男がフードを被った男に尋ねる。
「いや‥俺たちの狙いは今はその二人ではない再生魔法を使う娘スピカ・ウァルゴだ。」
三人は五芒星に沿った蛇の刻印が身体のそれぞれ部位に記されいる。
凶暴そうな男は頭部の左側の額に
魔蟲を食べている男は右手の甲に
フードを被っている男は右側の首筋にある。
彼らは黒蛇教団‥2年前に恐怖に陥れた襲撃事件を起こし世間では軍が壊滅に追い込んだと信じらているがまだ蛇の残党が残っていたのだった。
次回もよろしくお願いします。