そして本日原作者の金田陽介先生のお誕生日です!
「本当にすいません‥。」
「いや気にするな‥ミラに対して不本意な発言した俺が一番悪い‥。」
先程の騒ぎで俺が庇ったのがいいが看護婦から
『病室では静かにこれ以上騒ぐと出てってもらいます。』
と特に何故か俺を見てそう告げた。
さらには
『ミラさん大丈夫?この男に何か脅されていない?』
『いま警備員呼んでくるからね‥!』
と言われる始末。
ミラが誤解を解いてくれたおかげでなんとかすんだがそれでも看護婦たちの白い目で見られているのが嫌なので今は病院の外‥正確には庭でベンチに座って話している‥いや待て遠くからこちらを見ている看護婦さんと警備員がいる。
完全に輩と勘違いされている‥俺の何処が怪しいのか‥黒のスーツを着て帽子を被って‥サングラスを付けている‥何処も怪しくないのにな‥。
「いえその‥ダイスケさんの格好だと職質の対象になりそうです‥はい。」
目を逸らすミラ‥お前ちょと見ないうちに言うようになったな。
「しかし‥フィンが今だに一度も起きない‥直接見ると本当に辛いな‥。」
俺は呟くとミラがまた悲しげな表情を浮かべた。
「‥‥はい‥医者から言われました‥このまま目を覚ます可能性がほぼないって‥。」
ミラの膝の上の置いてあった手が拳に変え固く握り締めて指の肉に爪を立てて震えている。行き場のない悔しさと怒りがはっきりと分かる。
彼女から聞いた話ではフィンは銃弾に頭部を撃たれた"貫通性外傷性脳損傷"と言われたそうだ。
外傷性脳損傷の症状には.軽度、中等度、または重度の場合がある。
フィンの場合は重篤な外傷性脳損傷‥昏睡状態に陥り長期間いや半年を過ぎれば最悪死が待っている‥その前に仮に目覚めたとしても何かしらの後遺症が起きる可能性もあり人格障害や行動異常、感情障害といったものが起きる場合もある。
俺が持っている牡牛座魔法の治癒魔法は必ずしも絶対ではない。
確かに傷を治療したり体力、魔力を回復が出来るが。
必ずしも完全ではない。
失った部位は再生できないし。死者を蘇生出来ない。病気や呪いといった特殊な症状には効果がない場合もある。
彼女は今も必死で弟を支えようとしている‥ならば‥。
「なぁミラよお前の気持ちは分かるでもな‥医者は治す力があるわけじゃないんだ‥基本ただ人を治す手伝いをしているだけなんだ‥後は俺達次第なんだ。」
「俺達次第?」
「そうだ‥今は昏睡状態でも俺達が出来ることがある。話しかけたり、優しく触れたり‥そして何よりも最後まで諦めないことだ‥。」
「‥‥諦めないこと。」
俺の言葉に聞いて黙っているミラに俺はいつの間にか近づいていて両肩を優しく触れ。
「いいかお前はあいつの姉で俺はあいつの兄貴分だ‥仮にも僅かな希望があるなら最後までしがみつけ。俺達が奇跡が起きるまで諦めるな!‥俺はフィンがどんな状態になってもお前と一緒に支えてやる‥!絶対にだ!!」
何度も言うが俺はウィルズ姉弟に数多く世話になった。
理屈や損得勘定ではなくただ恩を返したい。
ただそれだけのこと。
「ダイスケさん‥。」
俺はそう告げるとまたミラの目から涙が溜まってきた‥本当にこの年しかも親族もいない中で自力で本当によく1人で支えてきたと思うと頭を下がる‥と思うと当時に
「コラー!!何をしているか!!」
「ミラさんから離れろ!!この悪党が‥!!」
怒声が後ろを振り返ると先程遠くから見ていた警棒を持った警備員とモップを持った看護婦が数名が血相を変えてこちらに走ってきた‥えっ!なんでだ!?
俺はすぐにベンチから立ち上がり‥。
「お、落ち着いてください!俺は別にやましいこー」
「問答無用!!」
俺が説得しようとするが警備員が警棒を振りかぶってきたが俺は寸で何度も躱し続けて距離を取った。
いつの間にか俺とベンチで唖然と座っているミラの間に警備員一人と看護婦5名が間に入った。
「ええぃ!ちょこまかと!!だか元警察のわしの攻撃を躱すとはやるな‥!」
よく見ると白髪の恰幅のいい‥年は60代〜70代ぐらいの警備員のおじいさんが俺を見て言う‥なんだか楽しそうに見えるのは気のせいか?
一瞬反撃しようと考えたが‥下手したらこのおじいさんに一撃を食らわせたら三途の川の片道切符になりそうだな‥。やめとこう。
「ミラさん!大丈夫!!何かこの男に言われたの!?」
「人の弱みに付け込んで迫ろうとする女の敵‥!」
「私たちが来たらもぅ安心して‥!」
「いやだから違うんです‥!!」
看護婦さん達はどうやら俺の事を完全に何か(※チンピラ)と誤解をしているようだ‥ここは一度この場から去った方がいいな‥。
「と、とにかく!何かあったら俺に言え!ちょくちょく見舞いも行くから‥!あと今日の見舞品のやつを必ず中を見てくれな‥!」
俺はミラにそう告げると乱入者たちに何かをされる前にさっさとこの場から去った‥後ろから
「待たんか~!!」
と叫び声が聞こえるが振り向かずに俺は走った‥!
もう少しミラと語りたかったが‥残念だ。
~ ミラ・ウェイルズSide〜
ダイスケ先輩の言う通り‥弟の病室に出向いた。
弟の顔を見る‥いつものように寝ているが‥全く起きない。
「フィン‥。」
私が呼びかけるが起きないもぅ一ヶ月以上になる‥ダイスケ先輩が私に希望を持て奇跡を待てと言っていたが‥何度も神に祈っても弟は目覚めない‥。
弟は私の唯一の家族‥もぅ悪魔に魂を売りたいという気分になりかけた‥でもそんな先輩が"俺に頼れ"という言葉が本当に私は嬉しかった。
一人じゃないという思いが生まれた‥。
普通の家族なら親族に頼ることがあるが‥私の親族とははっきりというと両親が存命中なら仲が悪くもはや赤の他人と思っていたほどだ。
何故悪くなったか不明だがとにかくこの件に対しても親族とは連絡をしてもいくら待っても返事はなかった‥。
仕事に私事を持ち込むことは出来なかった‥任務に支障が出ると思った‥だからそんな中で先輩が言った言葉は本当に心から嬉ししかった‥。
私は先輩の今日持ってきた見舞品を見る。
フルーツの詰め合わせ‥ん?これは小さな手紙と‥白い封筒でもなんだか?表に上に三文字と下に四文字で何かを書いてある‥これは先輩の国の言葉‥?
見舞金 村神大介
これどういう意味だろう‥。
私はまず手紙を見た‥先輩って意外と字が上手いんだな‥。
"この封筒の中にあるのはフィン入院代。しばらくこれで足しにしてほしい。返礼は無用"
入院代‥って見舞金の事か私は白い封筒の中を見る‥えっ!?こんなにお金が入っている‥!?しかも全部1万G札‥!?
私が心から驚くが先輩このお金何処から‥まさか無理して犯罪行為をして‥!私は驚きと喜びよりも先に何故か恐怖を感じてしまった。
あんなに私たちを支える人がいきなりこんな大金を渡すなんて常識ではありえない‥頼りになるけども本当に相変わらず謎の人だ‥。
もしも犯罪行為をしていたら‥私があの先輩に自首に促さないといけない‥と強く決意した‥。
~ ミラ・ウェイルズSide終了〜
「お待たせいたしました。サンドウィッチ、ジャケットポテトとビールでございます。」
「おっ。ありがとうさん。」
俺はトゥインクル広場にて軽めの外食を満喫していた‥故郷の料理や魔獣の肉を使用した料理はないがそれでもこの国の料理は上手いな‥‥そしてたまには昼間から飲める麦酒は上手いな‥。
それにしても‥ミラは見つけたかなあの見舞金にやつ驚いていそうだな。
なんせ二日前に馴染みの道具屋にこれまで手に入れた修行先で見つけた物品や故郷の使わくなった物を即金の条件で売り飛ばしたか金だからなぁ‥。
しかしあの爺さん‥特に興味を持ったのは数枚の故郷の国の画や滝の掛け軸を見るなりすぐに興味を持って高く買ってくれたな‥あれは本当は故郷だと二束三文の価値しかない美術品‥正確には模造品だけども‥まぁお互いに得したから別にいいかなぁ‥。
サンドウィッチを頬ぼりながら今後の事を考える‥。
‥やっぱりフィンを巻き込んで今も逃亡しているギャング共を制裁しないとダメだな‥王宮魔術師のミラには止めたけども俺は止まる気はしねぇな‥。
ジャケットポテトをガツガツと早食いながら‥麦酒を流し込み席を立ち代金をカウンターに置いていく‥。
「お客さん!」
レジの担当の子が騒ぐ。
どうやら釣りがあるようだな。
「釣りはとってけ。」
俺はその場から去ろうとする‥これが男の美ー
「いえその代金が足りません‥。」
申し訳そうなにレジ担当の女性が言う‥。
「あ、はい。」
‥締まらねぇなぁ俺‥しかも笑われているし。
俺は事件が起きた場所‥正確にはウェイルズ姉弟が住んでいる地区にいる‥ここらへん治安が悪くてあんまり観光客とかにおすすめしない地域だか‥それでも4年前にまではここらへんを俺が勝手に縄張り宣言にしたことによって強盗、禁止魔法薬物の売買、なんなら抗争とかもかなり減ったんだけどな‥。
されど2年も過ぎれば俺がいなくなると変わるもんだな‥虚しいな‥。
さてと‥。
「‥おい‥いつまで寝ているんだ。」
俺はしゃがんで先程俺に絡んで即ノシた四人組の内の一人を叩き起こす‥。
「ひっ‥!」
起きて早々俺の顔を見て恐怖の表情を浮かべて後退りをしようとするが俺はそうはさせない
「ぐぇっ‥!!」
片手で喉元を掴み少しずつ握る‥チンピラは後退りをやめて俺の片手を掴んで抵抗するがそれでも離さないしジワジワと力を増していく‥おっだんだんと顔が青くなってきた。
「お前に聞きたいことがある‥もしも逃げたり嘘をついたりしたら‥握り潰すからな‥。」
俺の言葉に男は苦しみながら何度も頷いていくどうやら声が出ないようだな俺は手を緩めて話せるようにした‥。
「はぁー!はぁー!!」
男が荒く深呼吸をするどうだ空気美味いだろう?
「一ヶ月前のこの地区で起きた抗争を起こした2つのギャングチーム"ブラック・ゴッドと"ヘル・ドック"のメンバーを探している‥お前なにか知らないか?」
一ヶ月前にフィンが巻き込まれたギャングの抗争を起こした二つのチームの名は馴染みの趣味で情報屋をやっている奴から聞いた。
世間一般的、または"潔癖症が多い"警察機構でも名前が分かっていないがこっちの界隈では2つの勢力が対立して抗争に発展したそうだ‥抗争理由は情報屋によれば全く分からないようだ。
もっと聞きたかったが他のことは本当によくわかっていないようだった。
「し、知らねぇ!」
「あっ?」
うっかりと力を入れてしまった。
「いえ知りません‥!第一あいつら警察に全員捕まったって話を聞いー」
「いや全員じゃなくて"ほとんど"だ‥まだ捕まっていない奴らままだがいる‥そいつらに俺は用があるんだ‥。」
俺が告げると‥その男は納得してない顔をした。
なんだその顔は‥。
「そんなはずはねぇ‥!だって奴等は警察を介入したその後でも抗争や報復は起きてねぇし‥なんならここ数週間平和そのものだ‥!」
「‥‥本当だろうな。」
「ま、間違いねぇ‥!なんならそこら辺のやつに聞いて見てーーうっ!!!」
チンピラの喉元を徐々に強めながら言葉に耳を傾ける‥妙だなギャングは組織を警察に壊滅に追い込まれてもそれでも抗争と報復はやめない‥なんならまたそこら辺から金や薬物を使って兵隊をかき集めてでも備えるはずだ‥そういった情報がないだと‥?
これは‥もぅ少し情報を集めるか‥。
このチンピラでは話にならないか‥。
「‥‥!!!!!」
チンピラが俺の手を数度タップしている‥おっとこれ以上考えすぎるとマジで殺りかねないからな‥。
「はーはー‥!」
俺は完全に喉元から手を離すとチンピラは四つんばいとのりまた先程と同じく荒い呼吸をしながら息を整えている‥。
よく見ると喉元が俺の手の指の形した痣がもぅ出ているな‥と感心しつつ俺はしゃがんで左手でそいつの頭を大地に押さえ右手で男の右耳を無理やり引っ張る
「痛でで!」
男は暴れて俺の両手を掴み離そうとするが無駄だ。てめえの力では
「おい‥とりあえず俺が帰ってきたことをここいらの奴らに伝えろ。」
「分かった‥!でもあんたの名前は‥!痛って!!」
俺の名前は知らないで絡んできたのか‥こいつは少しお仕置きしないとな‥おっと力ありすぎてこいつ耳たぶが少し裂けて血が出ているな‥。これ以上スーツに血が付くのはよそう。
「そうだな‥Dと言えば分かる‥。Dだぞ間違えるなよ!」
「分かったから頼むから!この手を離してくれ!!!」
男の悲痛の叫びに俺は納得して離した。
腰を抜けた男は血が滴る右耳を庇いつつこちらをまるで化け物を見るように怯えている。
これでいい‥ん?
「おい‥!!」
「今度はなんですか!もぅ勘弁してください‥!!」
「てめぇの汚え血が俺の大事なコートに付着しているじゃねか!どうしてくれるんだ‥!おっ!?」
俺の大事な一張羅のロングコートの右手付近の所に血が数滴ほど付いていた‥冗談じゃないぞおい。
「いやそれ‥グエッ!?」
何かを言う前に俺はそいつの顔面に蹴りを叩き込む。
「‥‥!!」
そいつは俺の蹴りで倒れ込んだ‥もがいて鼻から鼻血が出ているが関係なくすぐ脇腹を蹴りあげてそのうるさい奴の意識を刈り取った。
そしてそいつの上着の内ポケット付近を‥あった財布があった‥な迷惑料としていただくぞ‥ってしけてんな3万Gしかないな‥でもいただく。他の3人の奴らの財布もいただくか‥。
「おいおい嘘だろ?あのハーン4兄弟を潰しやがった。」
「ここいらでもギャング団でも渡り合えているあのハーン四兄弟を‥!」
「あいつ何者だ‥?」
財布から迷惑料を抜いている中でいつの間にか風体よろしくない輩達が野次馬の如く俺を見ている‥丁度いいこいつらから話を聞くか‥。
俺は立ち上がり。
「おいお前らに聞きたいことがあるんだが‥。」
野次馬に近づこうとするが‥。
奴ら一目散に逃げた‥ただ聞こうとしただけなのに‥。
仕方ない地道に他の奴らに聞くか。
その後俺は数時間かけて2つのギャングチームの残りのメンバーの聞き取りをした。
チンピラ、浮浪者、娼婦達にも声をかけた。
時には渋るやつに力を見せつけ、時には金を見せびらかしたりもした。
ほとんどが2つのギャングチームの事を残りのメンバーの事は知らないと言っていたが。
気になる情報としては一人の娼婦の話だか。
その娼婦の二人の同業者がブラック・ゴッドのNo.3、ヘル・ドックのNo.2とは金払いの良い上客で抗争後仲間が警察に捕まる中でも隠れ家に招かれていたらしいが。
ブラック・ゴッドは一週間前その隠れ家が火事‥いや話を聞くと何かが"爆発"したらしく建物が崩壊しNo.3と奴の数人の部下と哀れ巻き込まれた娼婦は遺体となって発見されたらしい。
全員が無残な状態しかも何かで全身黒く焦げていたそうだ。
ヘル・ドックも‥これ彼女が人伝で聞いた話によると近くで寝ていた唯一の目撃者の浮浪者が悲鳴と銃声音が響き渡り途中から多くの断末魔の叫びが聞こえたらしくそれから間もなく建物が崩壊したそうだ。
その後警察の調べが入り。噂によると隠れ家にいた全員が‥なんでも魔獣‥明らか人ではない"何か"によって体は無残にも食いちぎられていたそうだ。
上半身ごと持っていかれた遺体もあれば手だけあるのに他の部位がない遺体もあるそうだ。
警察はこの二つの事件に介入したけども今だに判明していない事が多く‥一つ分かるのはこれは犯人が人ではない‥つまり魔術師による犯行ではないかと言われている。
ちなみに娼婦がその事件が起きる数日前に巻き込まれた彼女達と会っていたらしくなんでもその両チームの幹部らは酷く怯えていたらしく‥奴らが来るとうなされたことがありしかも彼女を抱いている最中でも少しの音に敏感となって止めたという話を聞いたそうだ。
俺は娼婦から御礼の金と可能であれば不幸にもこの世を去った二人の娼婦の遺族に少しばりの香典を渡してほしいと言い娼婦が目を丸くしている間に少し歩きながら考えた。
残った2つギャング勢力が同日に潰された‥妙だな報復にするには早いしなんなら生き残りがいてもいいはずなのに全員が死亡‥。
これもしかして奴らに生きていては面倒だと思う他の勢力が奴等を消したのではないか‥?
壊滅しかけたギャングとは言え魔法を使えないから変わりに銃火器を使って応戦したというが普通の人間なら対応出来るが魔術師だとそうはいかないからな‥。
一体どこの組織だ?魔術師を使って人を殺す?昔壊滅した邪教徒こと‥黒蛇教団の奴ら意外にそんな組織が実在するのか?
ブラック・ゴットの隠れ家を襲ったのは牡羊座魔法の使い手か?
‥確かにあの魔法には炎と瞬間的に周囲を炎で吹き飛ばす驚異的な爆発させる魔法が実際するなんならおれも昔喰らった覚えがある。
あれなら一般人が受けたら黒焦げの遺体になるのは納得できる。
だか一方でヘル・ドックを襲ったのは検討もつかない‥上半身がない遺体明らかに人ではない何かが食いちぎったというのが気になる‥魔獣を持ってこさせるのも相当な労力が必要だし第一こんな街の中に置いたら騒いでスグにバレる可能性もある‥もしかして獅子座魔法の使い手か‥いやしかしあれは動物の能力と変身するだけで使い手は別に動物化する訳でもないしな。
第一"人食"するはずもないしな…術者の召喚獣か可能性としてあるちゃあるが仮に短時間でここまでの事をするということは余程の実力者の持ち主と考えてもいいそれはもぅ一等級魔術師クラスだ…だか十二星座で巨悪な召喚獣を出せる魔法は俺は聞いたことがない。
まさか非合法の殺戮に特化した魔道具の類の線も…ダメだ考えれば考えるほどの頭が痛くなってきた…。
結局俺はフィンの仇討ちが出来ないという事が分かった‥あと少し早ければ俺が奴等を潰せたのにな‥残念だ。
とにかくブラック・ゴットとヘル・ドックを潰した謎の組織の存在に頭に入れておこう‥それにしても出費が多いな‥このあとに二人のお土産を買いに行かねばならないのか憂鬱だな‥。
俺はそのまま表参道に向かっていた。
そして俺はスピカに頼まれた土産の菓子(クッキー)と兄弟子には不本意ながら密造酒ではなくブランデーを購入して寮に戻る‥しかしロングコートの血痕‥一体どうすれば取れるのかな‥。
もぅ夕暮れの時‥そろそろカヴンのリーダーが決まった頃かなと思って玄関を開けて入った途端に。
「マジメって言うなー!!私はワルだ!!」
怒鳴り声が廊下に響き渡った‥しまいには。
「窓ガラス全部叩き割ってやる!!」
叫んだ後にガラスが割れる音も響き渡る‥。
寮長さんは滅茶苦茶驚いていたが俺はため息を漏らしながら‥ワルに憧れを持つ問題児の所に出向いて止めに入らなければならないのか‥と思い騒ぎとなっている兄弟子の部屋に出向いて止めに入った‥。
暴れた原因が兄弟子がカペラをリーダーにしようとした時に彼女が理由を聞かされた時に一番キライな言葉を言ってしまった為に暴れたらしい。
そう言えば俺兄弟子にそういう事を言っていなかったなぁ‥俺の落ち度でもあるかな‥。
結局俺と兄弟子が必死に懇願と窓ガラスを数枚割った責任を俺に擦り付ける変わり(※兄弟子の提案)によりカペラことカペラ・カプリコーンはなんだかんだでカヴンのリーダーを引き入れてくれた‥ってか兄弟子酷くね?