黒猫と魔女の教室外伝 異物(※異端)見習い教師   作:海の波

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駄文ですが何卒よろしくお願いします。
途中から閑話休題か入ります。


教師(*見習い)生活その12中間試験当日③

「うっ‥痛たい。」

ダンジョン内で転倒した際なのか膝正確には右膝からどくどく血が流れている‥。

 

「はいちょと動くなよ‥牡牛座魔法ヒーリング。」

 

俺が詠唱すると女子生徒の右膝が光り輝き擦り傷が見る見ると血が止まり傷も癒えていき最後には傷が消えた。

 

「痛みはどうだ?」

 

「大丈夫です。ありがとうございます。」

 

「はいどういたしまして‥次!」

 

「先生‥蟲に刺されて手が赤くなってして痛みが酷いです‥僕は大丈夫でしょうか。」

眼鏡をかけた男子生徒が恐る恐る右手を差し出す。全体が真っ赤にパンパンだなしかも熱を帯びて痛々しいなぁ。

 

「‥残念だがその右腕ごと切るしかないな‥。」

申し訳なそう表情を生徒に向ける。

「えっ!?」

 

「ってのは冗談だこれぐらいはまだ大丈夫だ。」

 

「驚かさないでください!」

 

「すまんすまん‥ジョークを言ってみたかっただけだ‥牡牛座魔法デトックス。」

詠唱すると右腕が赤く光り輝くと見る見ると腫れが消えて肌色になり元の腕の状態になっていった。

「あ、ありがとうございます。」

 

「はいお大事に‥次!」

 

即席の天幕を張って臨時の救護室を設立して負傷した生徒を治癒しているが別に今現時点で重傷者はいない。

切り傷、打撲、火傷、痺れ、軽度な毒状態で程度で済んでいるがそれでも高等部の最初の試験と言うことで怪我人が多いな‥。

このまま何事もなければいいが‥。

「デネブ先生〜俺怪我して痛いです。見てもらえませんか?」

 

「俺も俺も‥!」

 

「ずるいぞ!俺が先に並んで居たんだぞ!!」

 

「はーい皆さん喧嘩をしないでくださいね〜。」

 

「‥‥。」

俺の隣には俺と同じく牡牛座魔法の使い手でもあり保険医のデネブ先生が生徒達を見ていた。

先生は見た目は穏やかな女性の理想像を具現化したような女性でもあり俺も教師となって初めて会った時には思わず優しいと感じてしまった。

俺が学生の時の保険医はおばあちゃん先生で結構な辛口だったけどもそれでもなんだかんだ慕われてでお世話になったな…俺が卒業する時に引退したんだよな…。今どうしているのか気になるな。

 

そんなデネブ先生噂によると男女関係なく多くの生徒に慕われておりなんなら仮病をして保健室に先生に会いに来るやつもいる話も聞いたことがあるが‥マジで噂通りだなと思った。

 

まぁ現に明らからに俺と先生の負傷生徒の列の数が全然違う。

先生が7に対し俺が3だぞ。

しかもなんなら絶対に治癒魔法を使わなくてもいいような‥ってか本当に怪我をしているのか?と思うぐらい生徒‥男子生徒がも多数いる‥俺は今強くは言えないが仮に俺が保険医の担当だった

『お前ら中間試験に落ちた事を少しは反省しろや!』

言って拳骨する所だぞ。

そんなデネブ先生はただ淡々と負傷した?生徒達に治癒魔法をかけて対処していた。

 

それから約1時間も経たず負傷した生徒達の列がだいぶ無くなって来た俺は一息ついていると

「ダイスケ先生お疲れ様です。」

デネブ先生が声をかけて寄ってきた。

改めて見るとあれだけ治癒魔法を使っていたのになんだかんだで疲れも見せないし顔色も変わらない‥流石だな。

 

「いえいえこんな俺でも先生のお役に立てて何よりです。」

 

「本当に助かりました‥まさかこんなに怪我人が多いと思ってもいませんでした‥。」

先生は不思議そうな顔をするがたぶん負傷した男子生徒のほとんどが先生目当てで来たと思うぞ。

なんなら先程怪我?をした男子生徒が先生の前で試験に落ちた事を深く後悔して泣いていた時にすぐに慰めなさめていた。

まるで優しい母が子をあやすような雰囲気になっていた。

男子生徒は涙を引っ込めていい笑顔になり治療が終わった時に嬉しさのあまりにガッツポーズをした時は‥正直に言えばちょと引いたぞ‥。

 

「しかし他の皆どうなっているのか気になりますね。」

 

「そうですね…皆さん怪我をしなければいいのですか。」

俺の言葉に先生が頷く。

そろそろ先頭を切っていた生徒らが最終関門に到達している頃かな‥。正直に言うと映像魔法で今すぐ見に行きたい気分だ。

救護室には映像魔法を映す装置がないので見れない‥。

 

「‥あのよろしければダイスケ先生落ち着いたことだし戻っても構いませんよ。」

 

「えっ!いいんですか‥?」

先生からのまさかの提案に驚く。

「はい。でもまたお願いすることもありますが‥。」

 

「それなら大丈夫です。ではお言葉に甘えて失礼いたします。」

 

俺はデネブ先生に礼を言うとその場から去った‥でもその前に試験に落ちた生徒の中にうちのカヴンの生徒がいるのか気になったので向かった。

まさかカヴン全員落ちていることはないと願いたいが‥。

 

「‥はぁ〜。」

 

「Zz〜Zz‥。」

試験に落ちた生徒達が集まっている所に出向いたらまず1番に見つけたのは‥地面に寝そべって他の生徒達からも奇異の目で見られても幸せそうに寝ているユゥであった。

このダンジョンに眠りに誘って相手を倒す魔獣は存在しない‥まさか考えたくはないがダンジョン内で寝ている所に襲われたのかもしくは食われたのか‥?

ある意味で猛者だな。

そう言えばユゥの相方のカペラがその場にいないとなるとまだ彼女は試験が続けているだろう。

本当ならこんな状況下で寝ていていたら叱りたい所だが‥これまでの彼女の眠りに対しての病気と思えるほどの執着を考えると怒っても仕方がないと考えてしまう‥今度親御さん同伴で病院に連れて行くことを兄弟子に伝えないとダメだろうなこれ‥今後の彼女の将来が不安になる。

 

「クソー!!」

 

「キロン落ち着いて‥。」

聞き覚えのある二人の男子生徒の声も聞こえたぞ‥その声に方に向けると四つん這いになりながら地面に叩きつけるほど悔しさを滲んでいるキロンとそれを止めて宥めようとしているタルフがいた。

 

「お前らもか‥。」

俺はそんな二人を見つけて近くによる。

「ダイスケ先生‥。」

主のキロンを宥めていたタルフは俺を見て一瞬ドキッと驚いた表情を浮かべていたが‥別に悔しさを表に出している奴を責める気はない‥見ろキロンの手が泥だらけだぞ。

 

「よっ‥二人とも落ちたか‥」

 

「‥‥。」

キロンは目尻に涙をためながら睨見つけて俺を見る‥。

よほど悔しかったんだろうな。

なんせ他の生徒とは違う女王の息子として王族としてプライドが自分を許さなかったんだろうな‥まぁ射手座魔法はまだまだ兄弟子の黒猫化状態に発動する魔法と同じくらいの強さだけども‥伸び代が

「先生‥あの‥。」

タルフは何かを言うとするが俺が制した。少しだけ言って見るか‥。

「ここで悔しさを出しても結局落ちた事対してはなんも変わらねぇぞ。」

 

「なんだと‥。」

キロンの目が怒りに変わった‥あいつ普段ヘタレなのによくこんな目をするな‥少し感心したぞ。

 

「だかしかしここでお前らは終わりじゃねぇ。次の期末試験でD以上を取れば落第を免れ進級試験は受けられる‥正直に言うとお前たちは二人はここで終わる器じゃない‥頑張れよ。」

俺はそう言うと笑みを浮かべるとキロンの肩に優しく手を置いた‥まぁ考えてみると王族相手に肩に手を置くのは中々ないな‥。

 

「あ、当たり前だろ!俺はここで終わってたまるか!」

 

「その意気だよ!キロン!私も一緒に頑張るから!」

俺の言葉に先程まで落ち込みと悔しさを露わにしていたキロンは奮起しタルフも主を支える事を宣言した‥でもその前に

 

「でもお前ら期末の前に冬休み中の冬季魔法合宿にはちゃんと出ろよ?あれ不合格組は強制参加だからな。脱走も許さんぞ。」

 

「ーーー!!!」

俺の言葉にキロンは言葉にできないような驚きの表情を浮かべていた口を大きく開いている‥この姿昔のどっかの美術館で見たことがあるな‥なんだっけ?

主の姿にあたふたしているタルフがいた‥そう言えばこいつに聞きたいことがあった。

 

「タルフちょと言いか?」

 

「あ、はい。なんですか先生。」

彼が近づいた途端に肩を組んで小声で言う。

「お前なんで落ちた?」

俺はタルフの実力を知っている蟹座魔法を使い男性陣の中では魔法だけでは今の所は一位なんならカヴンで常に一位を取っているアリアとそんなに差がないぞと位の実力があると俺は思っている。

「いやそれはそのちょと‥。」

タルフは恥ずかしそうに言う‥そりゃそうだ試験に落ちた原因を他人に言えない‥しかし俺はこれでも教師の端くれとして落ちた原因を聞き改善点を考えて解決に導くのは教師として役目だと俺は思っている。

「大丈夫だ‥他の生徒にも勿論キロンにも言わない‥言ってみろ。少しは楽になるぞ。」

俺はあくまで教師として職務を全うする‥秘密保持は必ずやる俺は口は硬いほうだ。

 

「は、はい。実はキロンがグリフォンに丸呑みにされた時に思わず焦って自害してしまって‥。」

 

「‥はい‥?」

今なんて言った?焦って自害‥自害!?主がやられたからすぐに殉死ってことか!?そんでヘルメスの腕輪を発動したのか!当たり前だが俺の三年間の学生時代の時も試験にそんな理由で落ちた

やつはいないぞ。

王族に仕え主が死んだら己も逝く‥タルフが考えてすぐに行ったことか末恐ろしいな‥。

でもなぁ殉死か‥うちの国でも昔という数百年前には殉死とかやっていた前の政権‥幕府から禁止令が出されていたな優秀な人材が減るからという理由で‥。

まぁ今でも本当に稀にやるやつがいるからな‥。

さて命を粗末にするな!と然るべきかそれとも講談師よろしくその忠義見事なり‥!と褒めるべきか‥ん?もう一つ疑問が湧いてきたぞ。

 

「なぁキロンを丸呑みにしたグリフォンはちゃんと倒したのか?」

俺はふと思ったことを告げるがタルフは申し訳なさそうな顔をして。

 

「‥いえその倒しておりません。」

 

「そのグリフォンが強かったのか?」

相手が強くて逆に倒されたのか‥それでも立ち向かった勇気を認めなくてー

 

「キロンが飲み込まれた後にその場ですぐに自害しました‥。」

その言葉に俺は思わず本人の肩を組んだ腕が少し強くなった。

「せ、先ー」

 

「おっ‥すまんすまんつい力が入ってしまった‥大丈夫か?」

俺は慌てて力を抜き肩から腕を外して本人に詫びる。

 

「は、はい大丈夫です。」

 

「そりゃよかった‥なぁタルフ今度‥そうだな冬休み前に少し俺の部屋で話をしよう‥いいか?」

 

「分かりました。」

 

「よし‥今日はお疲れ休んどけ。俺は今から先生方と一緒に映像魔法を見てくるから‥万が一カヴンの生徒が怪我とか状態異常になったらすぐに俺に呼びに来るように以上‥。」

 

「お疲れ様でした。」

タルフは頭を下げると俺は先生方の方に向かった‥少し頭に血が上っている‥冷静になれと心で呟きながら歩んでいく‥タルフお前"そんな甘ったれた覚悟"でキロンに仕えているのか‥と思いながらも。

 

 

〜閑話休題〜

中間試験三日前

欧州 中央ヨーロッパ 某国

 

とある商会の社長室にて一人の男がソファーに寛ぎながら机の上にとある書類を見て気持ち悪いぐらいニヤニヤしながら見ている先程届いたとある王国か書類のようだ

 

男は笑みを辞めて今度は机の上にある念話機で取り出し番号を回す。

「あっ‥もしもし秘書はん?俺やけども悪いけども幹部たち召集させてもらってもいいか‥内容は案件は成立したとな‥。」

 

しばらくして社長室に3人の男たちが入ってきた。

男はソファーから立ち上がり男達を見ながら‥。

「喜べ諸君例の案件が先程届いた"アラディア王国"の書類の中で俺らの商会が商売する事を認められた‥これもお前たちのおかげだ。」

男はまた笑いながら立ち上がり一人一人労いをかけていく。

 

「ロイお前の工作でおかげで多くの貴族、同業者、政府そして王族にも味方を付けてアラディア王国に土地と商権を得た本当によくやった‥。」

 

「この1年で何度も挫けそうになりました‥そしていい加減に今までの費用を払ってください‥あとボーナスと休みもください。」

 

ポニーテールにしてある青く長い髪に知的に輝いている紫紺色の瞳

遠くから見ると女性のように見える程の中立な感じだか正真正銘男性である。

しかし目つきは鷹のように鋭い吊り上がり気味の目つきを見ると獲物を見つけた肉食獣を思わせる。

ロイ・ガードナー

元はこの国の名乗しれた騎士だったが家が庶民出身で貧しいロイは闇の仕事をこなしていたがとある事件によりバレて失脚したがこの男に拾われてその高い事務力と外交力のおかげでこの商会を大きく飛躍させた一人である。

 

「勿論払うボーナスも払う‥休みは一ヶ月あげるから故郷で休んどけ‥そしてレッドお前の家と配下のおかげでワイらの反対勢力を脅し邪魔者は闇に消した‥良くやったで。」

 

男は一人の燃えるような紅蓮のような髪に赤い目血のように赤い目は、見る者の視線どころか魂すら奪ってしまいそうなほど美しい顔立ちの若者に労ったその男はレッド・カレン

欧州の裏社会にも名が知れた暗殺稼業を生業にしている一族の長。商会の暗部の仕事をこなしながら商会を支える一人。

 

「今回の仕事は辛かったな‥特に魔法使い相手になぁ‥その分部下たちの報奨金とボーナスは期待しているぞ勿論俺にもなぁ‥。」

 

「勿論だ。」

レッドの言葉に男は笑いながら右手を差し出した彼はなんの迷いもなく手を握った交渉は成立したようだ。

 

握手を握った後に男はもう一人の男に前に立つ。

その男は夜明け前の鮮やかな紫色の髪の毛を曇った空のように濁った灰色の目だが

綺麗な線を描く鎖骨ならびに形のいい薄い唇、右目の泣きぼくろを持ち妖艶な雰囲気を持つ最早芸術品と言ってもいいほどの男であり仮に女装しても完全なる美女として両方からも人気が出そうだ。

「ロディ‥俺が別の仕事をしている間にこの指示役として二人を纏めて指示をくれたほんまにようやった流石や。」

先程の二人よりも賛辞を与えている男はロディという男に軽く胸元に小突いた。

この男がいなければレッドが独断で行動して余計な事をしたりロイの工作活動が円滑に進めなくなる可能性があった‥下手したらあとこの件があと一年伸びることになっていたかもしれない。

 

「‥‥お褒めいただき光栄だ。」

男の行為にロディは愛想笑いをしている。

ロディオン・ディブレイク

彼の本名だか小さい頃からこの男と付き合いで最初から名前が長いのでその男により勝手にロディという略称と呼ばれ当の本人は否定もせずそのまま固定になったようだ。

男はロディの前に一つの書類を出した。

 

「さてとロディ‥俺と親父との約束だかお前をアラディア王国の商会の支部長として任命する‥依存はないか?」

男は真剣な表情を浮かべてロディに対して告げる。

 

「ない。」

彼も真剣な表情で回答する。

「ならばよし‥いろいろと準備をするから店を開けるのは来年2月やな‥それまでに王国に入って挨拶回りをしたり現地職員を採用したりコネとか作ってもな好きなように動け現場の裁量権はお前に任すで。」

 

「分かった。」

 

「必要に応じていろんな物をすぐに送るから安心しとき‥まぁ軌道に乗るまで数年は赤字でもいいから頑張れや。あとお前本当はこの赴任のこと正直に言うと嬉しいやろ?」

 

「‥はっ?」

男の一言に彼は無表情で答える。

「だってお前の先祖にはアラディア人の血が流れていて魔法が使えるやろ山羊座魔法のだから先祖の故郷に帰郷的な感じー」

 

「あのな‥顔も知らない先祖の為に俺の半生どれだけ辛かったのか知ってるだろ?」

男の言葉に彼は反応を示したがそれでも。

 

「それは分かるで‥でもなロディ今は親父や俺そしてロイやレッド達に出会ってからの人生はそんなに悪くねぇやろ?‥それにアラディア王国は良いところだろ?」

男の言葉にロイやレッドがロディを見つめていた。

 

「‥まぁな。」

 

この男の出生は欧州の今は"併合"された小国の出身でありその生まれた地域では魔法使いは何故か忌避される存在であり悪魔の使いと恐れられており見つけ次第処刑するという古くからの習わしがあった。

そんな中で彼は7才の頃に遠い先祖にアラディア人の血が流れそして無意識のうちに魔法を使いそして‥一瞬でこの世の地獄を見た。

親にも見放されいや‥殺されそうになるがなんとか人の手を借りて逃げ出し都会の孤児院に拾われるまで何度も死にかけた。

それで救われたと思いきや拾われたその孤児院は貧乏で食事も少なくさらに生まれた地域で受けた心理的ショックによりは塞ぎ込みまた同年代の施設内、近所の子供達の虐めを受けていた。

一時期は魔法を使った事にこのような事になったんだとこの世界と魔法を怨んでいた。

そんな時にとある男が当時この小国で商売をしようとしたが国が滅びかけて利益が取れないと判断して去ろうとした時にちょうど孤児院に近くに通った時に、近所の子供達が寄って集って彼を虐めているのを目撃しそのまま大人気なく虐めていた子供達をボコボコにしさらにはお仕置きを兼ねて木に"逆さ吊り"にした。

騒動の後に彼から身の上話を聞き‥男はなんやかんやで頭を撫でながら

 

『お前ここにいてもしゃあないからおれんとこに来るか?悪いようにはせえへん。』

 

と言いながらすぐさま孤児院に話をつけ彼を引き取る。

その男こそが今目の前で話をしている男の父親であった。

引き通った理由が多々あるが一番の理由が俺の息子との同い年でちょうど次の商会の後継者である息子の側近が欲しかったとの事。

 

ちなみに家族も含めて関係者全員が

"あいつ(※社長)がとうとう身寄りのない孤児を稚児にして持ち帰ってきやがった!"

 

と壮絶な勘違いされたがそれでもロディの人生を大きく変えた。

衣食住、娯楽を与える代わりに教育、マナー.商人心得、世界の全て、体術を学びこの世界を知りそして2年後男と出会った。

 

最初はうざ絡みにする男に対してイラついた殴っても蹴っても付き纏う男に嫌気をさしとうとう感情が爆発して山羊座魔法を発動した‥ロディはやってしまったと自暴自棄になったがそれでも男はその身を受けてもフラフラになりながらも彼が魔法を使えることに驚きこう言った。

 

『スゲー魔法を使えるのか!?初めて見たわ〜!なぁもう一回見せてな〜!この家に杖あったかな〜?』

とはしゃぎながら畏敬の念で称えた。

 

男は東洋の島国の出身の為に魔法使いは極めて少なく見るのが初めてだった。

ロディは男の反応がこれまで忌避された魔法を賞賛されたと反応が戸惑った。

しかし不思議と悪い気分ではなかった。

その男とそれを知った親父により魔道具の杖を与えられ今まで感情的にしか発動できなかった魔法がすぐに使え力の制御も出来た。

親子は彼に高い金を叩の魔術師の女性家庭教師を与えられ日々魔法を磨いた。

月日は流れ男はロイやレッドを仲間として加わり因縁が深いアラディア王国で魔術師のライセンスを習得し昇級試験を受け僅か数年で商会内で唯一の2級魔術師となっていた。

その時彼は王国の風景を見た。

街の中でも普通に魔法が使わられ、魔道具があちらこちら売っている本当はあんな小国よりもこの国に生まれて普通に家族と暮らしたかったと心中で嘆いたほどだ。

 

ちなみにこれも余談だがロディの副産物なのか商会に魔術師の職員も増えた。

彼のおかげで商会は変わっていったと過言ではない。

 

男と親父は商会を変えてくれた事に礼として今回の王国の商会の支部長に彼を指名した経緯がある。

 

「まぁなんや‥お前なら王国でも十分やっていけるし‥それに俺の後輩がいるから仲良くやってほしいわ。」

 

「後輩‥?」

男の言葉にロディは反応した。まさか男の後輩が王国にいるとは知らなかったようだ。

「ダイスケ・ムラカミやディアナで今年から教師をやっているで‥ロイやレッドは知っているよな。」

 

「ダイスケ‥?」

 

「ムラカミ?」

ロイやレッドが頭を捻った。

どうやら名前を覚えていないようだ。

 

「お前ら日本にいた時に"会合"の時に数度会ったらやろ?ほら‥銀髪で身長がデカいやつ。」

 

「あの人ですか‥。」

 

「あいつか‥たかが"下っ端"の割には異様な怪力の持ち主で打たれ強くタフな奴だったな。」

二人はようやく思い出したようだ。

 

「そうそいつや!‥ロディ。」

 

「なんだ?」

突然話を振られるロディ。

 

「もしもダイスケと会ったらこう伝えとけ‥さっさと"例のもの写真で撮ってこい"‥さもないと借金返済の書類を学校に届けると伝えとけな。」

 

「‥例のもの写真で撮ってこい?なんだそれ?」

謎のワードが出てきてロディが疑問を浮かべて話す。

「‥ここでは言えないがあいつに言えば分かるはずだ‥ったくいつまでかかっているやか‥。」

男はそう告げるとぶつくさと文句を垂れ流す。

この場にいる三人は例のものの写真はなんだろうか?とそこまで借金返済を相殺するほどの物なのか?と各々が疑問を浮かべていると‥。

 

「とりあえず今日は案件を取れたから‥夕方に俺らで祝勝会で飲みに行かね?」

 

「おっ!イイね!場所はいつもの高級酒場でなぁ!貸し切りでな。」

 

「いいのか‥?」

 

「勿論や‥今日の主役はロディお前や!とことん飲もうぜ!」

 

「分かった。でもお前は酒に弱いから飲みすぎるなよ‥。」

 

「でもまだ仕事が‥。」

 

「ロイ今日はロディの人生の門出の一つだ‥仕事なんぞ明日に回しとけや‥!」

 

「そうですか‥なら社長明日は朝から仕事を手伝ってくださいよ?」

 

「あっ無理明日は朝イチからノエル嬢に口説きに行くから他のやつに頼め‥。」

 

「てめぇ‥まだ行っているのか!?」

男の言葉にレッドはすぐさま反応をする。

ノエル嬢とはこの国の悪役令嬢とも言われている程の美女。

 

「この前クロスボウを撃ち込まれたのにまだ懲りないのですか?」

一度ロイは男と一緒に出向いた時に男は彼女の屋敷の扉の前で愛を囁いたが途中から何を思ったのか男は卑猥な事を言い出し

初めた。

ロイは呆れた様子で頭を抱えていた。

すべてを言い終わった途端に扉を開き彼が喜んだのが束の間彼女は冷酷な表情を浮かべ屋敷にあったクロスボウを持ち側にいる数十人の侍女たちは装填されたクロスボウを持ち彼女が撃ち終わった次に撃てるように手渡しができる状態にしていた。

それでも男はハッタリだろうと近づいたが。

彼女のアメジストの目で睨みながら

『死ね。』

心の奥底から響く冷たい彼女の声共に矢が発射された‥男は慌てて紙一重で回避したがそれでも矢が服に掠って破れた‥。

男は彼女に恐怖を感じながらクロスボウを下ろすように説得したが問答無用で次の矢を撃ち込んでいく。

男ととばっちりを受けたロイは必死で回避し男は

「また来るで〜!!」

という負け惜しみの声を叫びながら逃げていった。

 

「当たり前やろ?ロイ俺は諦めが悪い男なんや‥何度も失敗しようが俺はノエル嬢を心から愛しているんやぞ?ってかレッドお前まだ未婚なのに隠し子10人作ってレッド家をお家騒動に発展させたやつに人の色恋事を言われたくねぇわな。」

 

「うるせぇ!お前だって娼館通いして楽しんでいるくせによ!」

 

「俺は紳士やからな心の癒しを取るのは大事な事や‥そう言うのは俺はちゃんと線引きしているわ〜。もしノエル嬢と結婚した娼館通いは辞めますよ〜。」

男とレッドはお互いに罵りあっている。今にも一触即発の状態。

 

「まぁまぁ二人とも落ち着いて‥。」

ロイは二人は止めようとしたが。

「「うるせぇ!この童貞野郎が。」」

 

「‥‥てめぇらそこに直れ!!」

二人の余計な一言でロイを完全に怒らせ3人が社長室で乱闘を起こす。

 

喧騒により最近入社したばかりの秘書が社長室が開けてこちらをビクビクと見ているが完全に部外者となったロディはため息をしながらもその顔には笑みを零しながら新入りの秘書をこの場から遠ざけながら馴染みの酒場に予約と貸し切りの依頼をしたのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




閑話休題に出てきた
四人のキャラクターのロイ・ガードナー、レッド・カレン、ロディオン・ディブレイク、ノエル嬢は
私の知り合いの作者様からのお借りしたオリジナルキャラクターです。
出演していただき誠にありがとうございます。
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