黒猫と魔女の教室外伝 異物(※異端)見習い教師   作:海の波

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駄文で短いですがよろしくお願いします。


教師(*見習い)生活その16試験結果発表とユゥの魔力測定

中間試験から2日後

教室にて試験の成績表を配られた。

 

 

「分かっていたけどもFランクか〜。」

成績表を貰ったスピカの嘆き声が聞こえる。

成績は評価はSからFまでのランクでゴールをした時のタイムや使用した魔法の評価によって決まり合格者はDランク(※60点以上)以上で Fランク(※59点以下)として与えられる。

 

そして中間試験、来年の2月に期末試験どちらかをD以上取らないと次に行われる来年の7月の進級試験を受けられないという仕組み。

「今回合格した者は期末よりよい成績を取るため精進するように‥そして今回Fランクのキロン·サジタリアス·アラディア、タルフ·キャンサー 、ユゥ·アリーズ、ハナ・サソリジョウ、スピカ·ヴァルゴ以上5名は1週間後に行われる冬季魔法合宿に参加してもらう。」

 

「合宿‥?」

兄弟子の言葉に反応するスピカ。

 

「始祖の魔女セレネが修行した"魔の山(※通称 セレネ山)"で二泊三日朝から晩まで魔法力の向上を測ってもらう!」

 

「朝から晩まで‥!」

今度はキロンが反応しているな。

声からして嫌そうなだな。

「毎年悲鳴を上げ脱走する生徒があとをたたない地獄の合宿だ‥だか僕は一人も脱走も許さない‥参加するからには最後までやり遂げるように。」

そう言うと兄弟子はニッコリと笑っているが目は笑っていない‥。

特にスピカは物凄い嫌そうな顔をしているな。

実際俺の時も脱走した生徒が数人いたけども今思うとあの山(※通称セレネ山)はいい場所だと思うぞ。

空気は上手いし四季折々だし‥あと幼少期に離れた生まれ故郷の島根の山々特に弥山に似てているな。

まぁセレネ山の方が標高が高いがな。

 

「合格者も参加自由だ検討しておいてくれ。」

この合宿は合格者でも参加出来る。

俺も三年間の国に帰らずに鍛錬と暇つぶしを兼ねて魔法合宿を参加していた。

それで多くの事を学び成長した。

 

今度は教師として赴くから少しは楽しみだな‥温泉に浸かりながら月見酒を恩師のヘルクレス先生と一緒に飲みたい。

誘うかな‥。

 

さて話が変わって今回のカヴンの成績の順位は

レオ·レグルス     Aランク

アリア·アクエリアス  Aランク(※僅差の差)

カペラ·カプリコーン  Bランク

メロウ・バイシーズ   Bランク  

ポルックス·ジェミニ Cランク

カストル・ジェミニ   Cランク(※2人の総合した成績)

アストレア·ライブラ  Cランク

イオ・トーラス     Dランク

不合格 冬季魔法合宿確定組

スピカ·ヴァルゴ    Fランク

ハナ・サソリジョウ  Fランク

タルフ·キャンサー   Fランク

キロン·サジタリアス·アラディア Fランク

ユゥ·アリーズ     Fランク

という感じとなっている。

学年全体ではSランクはただ一人。

ペガススカヴンの乙女座魔法を使うペルセポネ。

あいつは一人で変異種を倒しゴールも早く済んだ。

個人的には優秀すぎて教え甲斐がないな‥。

Aランクは学年全体的には見ればそんなにいないがただ気になるのはヘルクレスカヴンのコルネ・フォロスが入っていたという事だな‥あいつは天秤座魔法を使えたのは認めるが個人的にはAはやりすぎでは?と俺は思うぞ。

なんなら今回の中間のトップ10にも入っているしな。

うちのカヴンではなんというかメロウがまさかBランクとは正直驚いている確かに変異種を歌と踊りで"洗脳"したあの魔法は少なくとも魚座魔法ではない何かの魔法だよな‥彼女の星座を相まってまるで船乗りを歌で魅了するセイレーンのようだ。

 

最後のギリギリまで間に合ったカストル、アストレア、イオの三人は仕方がないとは言え何故にイオがDなのか疑問だな。

巨大化して変異種を倒した一助になったろうにせめてCランク位にして欲しかったな。

 

不合格組は惜しくも落ちたが仮にスピカとハナが合格となっていたらたぶんBランクは確実だったと俺は思っている。

一方でキロン、タルフ、ユゥは‥タルフはまだ挽回は出来るがキロンとユゥがな‥あの王子はまだ魔力が低く射手座魔法をあまり習得できていないのが現状だな。

せめて自主鍛錬してほしいが寮ではゴロゴロしていているのが現状だな。

学ぶ意欲あるのかあいつは‥。

 

このまま何も変わらずにいると王族で初の不名誉な退学者になりそうだな‥笑えそうで笑えないな一人でも脱落者が出たら俺と兄弟子がここ去らねばならないからな‥この合宿で少しでも変わってほしい‥いや変われ!!

 

そしてもっとも頭を悩ます存在で深刻なのはユゥだな‥本当にどうやってあの地獄のような入試試験を受かったんだろうかと不思議で仕方がない。

今まで彼女を見てきたが牡牛座魔法の低い魔法を使った所しか見たことがない‥。

教頭がその素質を認めたらしいがはっきり言えば腑に落ちない。

授業終わったら彼女にさりげなく牡牛座魔法を使って見てみるか‥。

 

「一人で倒したかったですわ〜!!」

成績表を悔しそうに握りつぶすレオ‥いやいやこの時期でAランクは大したもんだと思うぞ。

粘って後続の生徒達と共に共闘して変異種を倒した。

それだけでも素晴らしいと思うが‥まぁレオならいつか一人で倒せるだろうな‥その悔しさをバネにして頑張ってほしい。

 

授業が終わり俺は早速ユゥの所に出向く。

するとユゥとカペラが席を離れてこの教室が出ようとしている。

「お~いユゥくん。」

 

「‥ん?」

 

「どうかしましたか?ダイスケ先生。」

 

「いやなにユゥくんが今回の成績で落ち込んでいるのかなと思って少し心配して声をかけた‥冬季魔法合宿は辛いと思うがしっかりと頑張ってな。俺も先生方の助手役としてこの合宿に出向くから何かあったら俺に言えな。」

「‥げぇ。」

なんでそんな嫌そうな顔をしているんだ。

「先生も行くんですか。」

 

「まぁねそれでユゥくん合宿について今聞きたい事があるか?」

俺は彼女に質問を投げかけた。

まぁ俺は私物を持ってきてもいいのか菓子を持ってきてもいいのか位の質問だと思った。

 

「それじゃ‥どうやったら合宿を出なくて済む方法があるか教えてください。」

 

「おい!!」

彼女がとんでもない質問をしてきた

カペラは慌てて止めに入った‥というか教師(※見習い)の目の前でその質問は駄目だろ。

 

「‥あーそれは無理だな昔病欠したりやむおえない事情で合宿に参加出来なかった先輩がいたけども後日ちゃんと合宿したらしいぞ‥勿論仮病とか脱走した時点で成績がFのままで期末試験前に退学になった先輩と俺の同級生だったやつもいるからな‥変な考えをしないほうがいいいぞ。」

実際俺の時の最初の数人の退学者がこの合宿に嫌気をさしそのまま脱走したのが原因で学校を去った。

その中には富裕層出身の坊ちゃんがいたのを憶えている。

 

「ううっ‥合宿イヤだ‥サボりたい逃げたい。」

さっきから本音をさらっと言うなこの子は‥。

「だ・か・らあれだけ試験に集中しろと言っただろう!だいたいお前があんな時に寝ているからー」

彼女の本音ただ漏れの言葉にカペラが食って掛かる。

この隙に俺はすかさず。

牡牛座魔法 魔力検査(※マジック・パワー・テスト)

を使った。

この魔法は対象者に触れることもなく目で体に流れる魔力を調べることが出来る牡牛座魔法の上級魔法の一つ。

本来は診察などに使う魔法だが俺の場合は"色々な場面で応用"として使わせて貰っている。

おっ‥徐々に見えてきたさて彼女の魔力はどれぐら‥‥。

 

「おっ!?」

 

「?」

 

「どうかしました?」

 

「い、いやなんでもない。まぁ‥なんだとにかく変な事を考えを起こさないで合宿に参加し訓練を終了して欲しいそれだけだ。」

 

「うぅっ‥いやだな‥。」

 

「まだ始まっていないだろ‥はぁこれは私も色々と考えないとな。」

 

話が終わるとユゥがトボトボいや足取りが重く歩き一方カペラはそんな彼女を見てため息をしつつ何かを考えながら彼女と共に教室を去った。

 

俺は二人を見送った後に誰もいない静か教室となった俺は近くの生徒の椅子‥正確にはアストレアの席の椅子に座りながら。

「なんてこった‥想像以上だ。」

呟いた。

はっきり言えば彼女は1年生とは思えないほどの"魔力量(※人が持つ魔力の使用量みたいなもので使用量が大きくれば大きいほど魔法を下手したら大魔法を何回でも使える。)"を秘めており下手したら学年のトップに"なりゆる存在"になる可能性がある逸材と言ってもいい。

本来は魔力量とは魔法を何度も使えれば使う分だけ魔力が増えていくはずなんだが彼女の場合は明らかに違う。

 

俺だって牡牛座魔法で一時的に魔力量を限界を超えることが出来る補助魔法があるがあれはあれで体力を消費するし。

彼女が本気で牡羊座魔法を取り組み極めれば同等‥考えたくはないが俺を超える程の魔術師になれる可能性がある程だ。

 

そんな彼女の隠れた才能を教頭先生よく分かったな長年教師生活の賜物か?

しかし疑問が生じる。

 

なぜ彼女がこれだけの魔力を持っているのになぜ使おうとしないのか?

頭の中で考えられるのは2つ。

一つは

彼女が性格上元々面倒くさいから使わないもしくは‥自分の才能にまったく気づいていないのか。

こっちのほうが彼女らしいけども

ディアナに入学する前もしくは幼少期に魔術師の家庭教師を雇っているはずだ。

何故なら基本的に魔法は魔術師から学べないからだ。

異例として俺やハナのように魔法、魔術師に希薄な東の国の出身が魔法を使えるのも何ともおかしな話だが俺の場合は死んだ爺様から魔法を教えて貰った。

初級魔法だけども使えたことに喜びを感じたな。

話を戻すがユゥの素質を見抜けなかった家庭教師がいただけの話か。

 

そして二つ

過去になんか原因で魔法を使わなくなって力を自ら抑え込んだのかのどっちかだな‥例えるなら誰かに迷惑をかけたかもしくは誰かに言われるのが嫌だったとか‥例えば魔法を教えた人が嫌だったとかもあり得る話。

 

まぁこういうのはユゥの幼馴染でもあるカペラに聞いたほうがいいな。

 

明日は休日で二人きりの時に彼女と話すかその前にタルフと話をしなくては久しぶりの朝イチだけども‥。

 

 

 

 

 

 

 

  

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