黒猫と魔女の教室外伝 異物(※異端)見習い教師   作:海の波

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駄文で長文ですが何卒よろしくお願いします。



教師(*見習い)生活その18アストレアの悩み&変身薬騒動

慌ただしかった休日の翌日授業が終わり放課後の中俺と兄弟子が中庭が見える渡り廊下を歩きながらもうすぐ冬休み前に次の授業の事で話している最中にとある人物に声をかけられた。 

その人物は‥。

 

「そうですかクロードカヴンから5名が参加するんですね。」

 

「ハイ合格者のカペラもリーダーとして同行してくれるそうです。」

 

兄弟子と話しているのはこのディアナ校で師匠(※校長)を補佐し校務全般を整理する学校の管理職でもあるズベン教頭であるが実はもう一つの顔は

 

「うちのバカ息子にも参加させてやりたいくらいですよ」

 

「アストレアですか?」

 

うちのカヴンの生徒のアストレアとズベン教頭は血の繋がった親子だ。

‥が今更ながら本当に教頭とアストレアって本当に親子なのか?と時折思う時がある‥。

 

「あいつは女に弱くてだらしないが要領はいいんですがねぇ‥。」

 

「えぇ‥まぁ確かにそうですね‥。」 

 

「おい!」

教頭の言葉に俺はつい苦笑いをして反応をしてしまうが兄弟子に咎められた。

‥これまでのアストレアの問題行動‥女子生徒並びに女性教師に対して口説いたりナンパをしていたりしているが素行面は問題だらけだか成績自体は優秀だからなぁ‥。

 

すると教頭は俺たちの方を向いて。

「クロード先生、ダイスケ先生あいつをよろしく頼みます。立派な魔術師にしてやってください。」

 

「ハイ勿論!」

 

「任せてください!」

兄弟子と俺は教頭の言葉に承諾してしまった。

 

教頭と別れた後に

「‥安請け合いしてしまいましたね‥。」

 

「仕方ないだろうあぁ言うしかないだろう‥。」

 

俺の言葉に兄弟子がため息を漏らしながら告げる。

 

「あいつをマトモな性格にするには‥。」

 

「不可能に近いでしょう‥親御さんには申し訳ないですが‥。」

俺の経験上に特に故郷の国の一部の先輩方の"奇行"、並びに"変態性"を見てきた‥今の所アストレアの方が"まだ可愛い方"だかあれになったら更生させるのは天地ひっくり返っても無理に等しいよな‥。

 

俺達が階段を登りながら話をして廊下に出ると。

廊下の窓から外を見つめている生徒‥先程話題になっていたアストレアがいた。

 

「アストレア。」

 

「あっ先生達‥。」

 

「どうした浮かない顔をして。」

 

「それとも調子悪いのか?」

アストレアにいつものような元気はない。

というか今思ったが試験終了後からこんな感じだったなと思い出す。

まさか疲労が蓄積して体調が悪いのか?

 

「‥‥実は最近とても悩んでいることがあって出来れば二人に相談に乗ってもらいますか?」

 

「‥‥。」

 

「悩みか‥。」

俺はこいつの意外な言葉に内心俺は驚いている。

常に悩みとは無縁そうなストレスフリーな性格をしているあいつに悩み事かと思ったが‥もしかしたら親御さん(※教頭)関係か?

確かにあの親父さん‥いや教頭ははこの国で魔術博士号を習得し数多の魔道具を作った一流と言ってもいいほどの天才研究者。

その息子でもあるアストレアは自然と周囲(※特に家族や親族)から期待されている‥その重圧に耐えられなくなったか‥。

悩んでいる生徒を見過ごす訳にもいかないな。

その前に兄弟子が了承するかな‥あの人教師になってから悩み相談と基本面倒なことをしなかったような気が‥もしも嫌だと言ったら俺が変わりに‥

 

「分かった‥場所を変えようか。」

 

「!?」

 

「はい。」

 

‥思ったよりもすぐに相談に乗ってくれた‥人は変わるもんだな。

 

しばらくして以前使った相談室ではなくクロードカヴンの正確には各カヴンの教室にある授業のための資料とか置いてある部屋こと準備室で相談することにした。

 

‥実は3ヶ月になるが俺はあまりここを使ったことがない何故ならここは兄弟子の学校内における"専用の部屋"と化している為に俺はあまり気軽に入れないというか鍵は兄弟子は持っている‥いつか俺もカヴンの担任を受け持つようになったら準備室を自分の部屋にしてやり‥そして筋トレ室を作ってやる野望を持っている‥!

話が変わったがとりあえず兄弟子がソファーに座り机を挟んで反対側にある2つの椅子にアストレアと俺が座った‥俺もソファーに座りたいたんけども‥。

 

「で‥悩みとは。」

足を組んでゆったりとしている兄弟子がアストレアに問う。

俺は横にいる当人を見つめる

彼は目を閉じながら覚悟を決めたかのように

 

「ハイ‥僕、その‥女の子になりたいんです!」

目を見開き真剣な表情を浮かべながら‥耳を疑うような発言した。

少しばかり静寂な間が空いた。

お前まさか‥!

 

「アストレア‥。」

 

「はい。」

 

「早まるんじゃねぇ!大事なものを切るな!それは修羅のみー」

 

「ダイスケ"先生"静かに!すまんアストレア‥それでどうして女の子になりたいんだ?」

 

俺は席を立ち隣に座っているアストレアのこれからの起こるであろう。

"蛮行"を説得して止めさそうとしたが兄弟子に咎められて仕方なく座る。

‥よく見ると兄弟子の表情も少し困惑していた。

俺を見て驚いていたアストレアは気を取り直して口を開いた。

 

 

「はい‥今は気になっている女性がいるんですかその子は特殊な体質で異性に触れると‥男に変身してしまうんです!」

アストレアが今気になっている女性は‥まさかうちのカヴンのポルックスか! 

恐らく中間試験の時に彼女と共に変異種と戦った時にアストレアが恋心が芽生えたようだが残念なことに身体の例えるなら少しでも身体の何処か触るとすぐに双子の兄のカストルに戻る奇妙な体質だか‥これは生まれつき(※一卵性の双子だったがお腹の中で融合して)の事だから仕方がないしなんなら双子座魔法の希少な特異体質でもあるからそれは誇ってもいいと俺は思っている。

‥まぁ初めて見た時は腰を抜かしたけどもな‥いい思い出だ。

しかしそれとこれでどうしてアストレアは女の子になりたいんだ‥?

「それは女になりたいのとどう関係が‥。」

俺の思っていることを兄弟子の問いたがアストレアは突然席を立ち

 

「彼女に近づきたい!しかしそれでは男に変わってしまう!僕は悩みに抜き考えた!ならば僕も女の子になればいい!そうすれば彼女は消えずに触れ合うこともイチャイチャがデキる‥と!これぞ究極の愛!!‥‥あぁポルックスくん。」

アストレアの熱い弁論を聞いたが‥俺は思わず

‥なんてこったアストレアは俺の故郷の一部の先輩達と同じような感性(※変態性)を持っていたとは‥いやまてそれでも先輩方の方が上だな‥上半身裸になって鍛え上げられし筋肉を見せつけて道行く女性に求愛する筋肉に関しては尊敬するが道を外れかけている先輩。

幼女、最近では少年にも愛するようになったなと誇らしげに語る変態な先輩よりはまだ可愛い方か‥たぶん。

 

「‥‥‥んー。」

俺が悩んでいると兄弟子が席を立ち

 

「そこまで言うなら男の姿ごと愛せばいいだろう‥以上ハァー時間を無駄にした。」

 

そのまま部屋から退席しようとした。

表情から見るにくだらない悩みで大事な時間を潰したと思っていそうだ。

男の姿‥つまりカストルも愛せというのか‥確かにそれは"究極の愛"だな‥俺の2個上の先輩方にも男と女を同時に愛する先輩がいたな一個上の先輩の数人が喰われたな‥まぁ俺の尻を見つめていた時は思わず寒気がしたがな‥。

俺も兄弟子同様に席を立ち準備室から退室しようか‥。

 

「待ってくださいクロード先生!ダイスケ先生!!カストルは受け入れるだけは生理的に無理です!あいつとはウマが合わない!」

 

「知るか。」

 

「いやいやアストレア?やってみないことに分からないだろう?何事も挑戦だろう?お前が知らない"新たな扉"を開くかも知れんぞ?」

 

「先生達ー!!」

 

兄弟子と俺が見捨てるまたは"教唆"してあげると彼は悲痛の叫び声をあげた。

「ハァ‥図書室にあるアレイスター・クローリス著の魔術書そこに性別を入れ替える変身薬の作り方が記載されている本気で女になりたいなら作ってみろ。」

 

「図書室の奥の蔵書にあるやつな。」

変身薬か‥その手があったな‥でもあれは‥。

 

「クロード先生‥。」

 

「まぁ君の考えを受け入れてくれるのはポルックス次第だかな悪用するなよ?」

 

「お前なら頑張ればできるとオレハオモッテイルカラナ(※棒読み)」

 

俺と兄弟子は目でアイコンタクトを取りこの場から去ろうとする

心中では同じ事を考えていそうだな。

その理由は

変身薬の調合は研究者でも相当手こずる為に中々出来ない薬だ。

俺の優秀な同級生の中に変身薬に興味を持って2年かけて結局卒業するまで完成しなかったという事を俺は知っている。

恋(※不純)に生き急いでいるアストレアにとっては大きな壁にぶつかってしまい多分すぐに音をあげるだろうと思ってあえて教えたんだろうな兄弟子は‥まぁこんな変な悩み相談はこれきりに‥。

 

「先生達も勿論手伝ってくれますよね!?ここまで手助けと応援してくれるなら最後まで責任を持ってください。」

 

「「えっ?」」

兄弟子と俺の言葉が同時に重なった。

 

しばらくしてディアナ校の裏山にて。

 

「で‥何で私も手伝うハメになっているんですか!」

 

「頼むよアストレアとダイスケの3人は何かと気まずいんだよ。」

ヒソヒソ話はいいが聞こえているぞ兄弟子よ俺もいて悪かったなおい。

 

「けど〜」

 

「プリンあげるから!」

 

「ありがとうスピカ君!君はまさに天使だ!」

結局兄弟子と俺はあいつの為に手伝うハメになった。

材料は一通り集めたがとある草を探して裏山に登ってまで探している。

禁止区域からだいぶ離れているとはいえ前回の魔蟲騒動(※ウォーキング・フォレスト)を思い出すので警戒をしている‥そう言えばあの事案は校長に報告したが結局調査をしているのだろうか?

 

話を戻すが中々見つからないので兄弟子がとある人物を呼んでくると言って抜けて暫くして連れてきたのがうちのカヴンで木や草を操る乙女座魔法を使うスピカだった。

勿論突然呼ばれ顔には不満気な表情を浮かべているが一瞬彼女で大丈夫なのか?と思う俺がいる‥一方で女子生徒が探索することに何故かテンションが高くなっているアストレアがいるがまぁこれは気にしないでいこう‥。

 

そしてプリンが対価‥悪くはないな。

 

「本によると変身薬を作るには幽霊草が必要なのだか‥森中どこを探しても中々見つからなくてね。植物に詳しい才女の君がいると非常に助かるよ。」

「えっ才女?そうかな?」

 

「そうさ勿論!」

 

「まぁ任せて!」

アストレアはスピカをとことん褒めながら煽てる‥スピカは満更ではないような顔をしているな‥だかアストレアよ。

もうちょい彼女から距離を取ったほうがいいぞ近づきだぞ?

 

心中で思いながらも目的の草でもある幽霊草は以前というか学生時代の2年の時に一度だけなんかの授業で使ったのを思い出す。

確か青白く半透明な草だったような気がするが何処に生えているのかを教えてくれなかったな‥。

アストレアの言葉に自信満々になっているスピカは先導になって俺ら3人を案内しているが本当に分かるのか?いやでも彼女の事を信じなくては何が教師ー

 

「到着!」

 

彼女はそう言う‥そんなに歩いた訳では無いが目の前に自然に出来た洞窟がある。

 

「幽霊草は湿気のある日の当たらない暗い所に生えるのだからこういう洞窟に自生しやすいよ。」

 

「なるほど!」

スピカの言葉にアストレアは感嘆している。

 

「よく知っているな。」

 

「エヘヘ私もハナちゃん見たく博識になりたくて今図書館の植物関係の本を読み漁っているんだー。」

兄弟子の言葉に彼女は自信を満ちたように応える。

‥‥こうして知らない所で努力しているんだな彼女を信じられなかった俺がが恥ずかしくなってきた。

直接言わなくて良かった。

 

「ありがとう早速行ってみるよ!」

アストレアは意気揚々洞窟内に入っていくそんなに早く走ー

 

「アストレア!前を見ろ!!」

 

「!!」

俺は咄嗟に暗闇から奴に向かって飛翔する"生物"の存在を伝えるとすぐに回避してくれた。

同時に洞窟の奥並びに上に張り付いて無数の生物が現れた。

その生物は背中に生えている翼を含めて体長が約20〜30cm程ほどで鳥ではなくよく夜間の都市でもたまに飛んでいる哺乳類に属している生物の蝙蝠(※コウモリ)だか"普通の蝙蝠"はまず人を明確に襲うことはしないがこいつは明らかに攻撃してきた。

となると考えられるのは‥。

俺は腰に指してある杖を取り出して奴らに向けた。

 

「何あれ!?」

 

「ミツメチスイコウモリだな。舌で血を吸い取るぞ。」

驚く彼女に対して兄弟子が説明する。

ミツメチスイコウモリ

蝙蝠の仲間だか魔獣扱いになっている生物で主な特徴は。

両眼も含めて額にもうひとつの眼があることだ。

何故三つ目なのか今だにまだ分かっていないが

恐らくは脳の松果体とつながり暗闇または非常に低い光の強度を感知して、睡眠・覚醒サイクルの調節やホルモン分泌などをしているもしくは獲物をさらに感知させる為に発達させたという説もあるが真相は分からん。

 

 

「好物は人の血で子供を襲うことがある洞窟に入る事はやめたほうがいい。」

兄弟子がアストレアにそう告げる。

ミツメチスイコウモリはあらゆる生物の血。

特に人の血を何故か好むという。

ここ最近は襲われたという事案は聞いたことがないが過去には洞窟内に入った子供達がこいつらに襲われて哀れ失血死、体内の血を吸い取られたという話を聞いたことがある。

俺も止めようかと思った時に。

 

「大丈夫です。グリフォンの方がよっぽど危険でしたから‥それに困難を乗り越えてこそ愛を掴めるものです。」

 

アストレアは覚悟を決めたような素振りを兄弟子に見せつけ前に進むと

 

「天秤座魔法(※ライブラ・マジック) "心眼・テミスの目'」

詠唱した途端にコウモリは襲いかかるが奴はまるで相手の攻撃が分かっているように次々と余裕で躱していく。

 

「すごい!まるで軽々避けている。」

 

「天秤座魔法は相手の心を可視化するんだ。」

 

「えっじゃあ私たちの考えも!?」

 

「いや普段人の心を見ることは禁止されている。」

 

「あの心眼・テミスの目は主に戦闘面で役に立つ魔法で相手の攻撃を数歩先予測できる魔法なんだ。」

 

「えっ便利!」

 

「たしかに便利だか‥チスイコウモリの数匹の心を読めたとしても‥。」

 

兄弟子と俺はスピカに説明をするがコウモリが続々とアストレアの周りに集まり始めて

 

「!!」

 

「やつらは数百匹の群れで襲ってくる全てを避けるのは不可能だ‥。」

コウモリはまるで一つの黒い塊のように一斉にアストレアに向かって襲う。

奴は必死で天秤座魔法で回避するが間に合わず防御の態勢を取るが次々とコウモリの舌に切り裂かれていく。

あいつの眼鏡も飛ばされた。

 

幸いにも今のところは軽い切り傷程度で済んだが肌が露出している顔、手の甲に切り傷が出来て血が流れてうずくまっている。

こいつらの最大の武器は群れで対象に襲いかかることだ。

しかも何度も襲い血を流して弱らせてから本格的に吸う厄介極まりない方法で獲物を狩る。

 

「‥これまでですね。」

 

「あぁ‥スピカはそこにいろ。」

 

「あっ!はい。」

 

俺と兄弟子がアストレアに向かう。

 

「射手座魔法」

 

「牡牛座魔法!」

兄弟子が風を使ってコウモリを壁に叩きつけ、俺は全身に力を湧き杖を力任せに横薙ぎをすると奴らの肉体は千切れそのまま地面に落ちる。

後ろから

『物理的!?』と驚いて声を出すスピカがいるが些細なことだ今は無視しよう。

 

俺達はあいつの前に出ると。

 

「退けアストレア血がなくなるぞおふざけはおしまいだ。」

 

「こんな阿呆なことで血を流すな変身薬が無くても別の道を模索しよう‥退くぞ。」

 

俺と兄弟子があいつのことを思って言うと。

 

「おふざけ‥阿呆‥他人から見たらふざけて阿呆らしい悩みに映るでしょうけど‥。」

‥ん?どうした?血が流れてい性格が変わっーって急にあいつの魔力が上がっている‥?

 

「この気持ちは自分にも誰にも否定は出来ない!!」

その目には決意を固めた目をそして無駄に熱い目をしている‥しかしいい目しているな‥。

 

「はぁあ!!」 

奴は気合いと魔力をあげると杖が反応しそして徐々に杖が剣となっていく‥まさか!

一匹のコウモリが襲いかかるが瞬時に奴は反応し切り伏せる。

杖は見事な剣となった。

"天秤座魔法 テミスの剣"

 

「剣になった!?かっこよ!!」

 

「おいおいお前マジか‥!?」

驚くスピカと俺‥あの魔法は一年生でできる魔法ではない‥!

「初めて出せた‥これが愛の力‥!!」

 

ちなみに出した当人も驚いている‥無自覚で出したのか!

 

「あれ?コウモリ無傷?」

 

「あァあれは肉体ではなく思考や精神を切り裂く魔法の剣くらえば行動不能となる上級魔法だな。」

 

「あれは確かに一度食らった身としては動けなくなりますからね‥。」

昔ヤンチャしていた頃の経験談として何も考えられ動けなくなり30分程動けなくなる。

皆は本当はこの魔法で半日ほど動けなくなるというが多分個人差の問題だろうな。

だからあの魔法を出た時は杖で剣ごと破壊するか‥故郷の先輩がやっていた"真剣白刃取り'の要領で捻って抑え込むかへし折るしかしないな‥実際に後者でやったがな。

 

しかし話がどうであれ奴は"変な動機"だか土壇場の窮地で覚醒しやがった‥。

「やはり愛こそは最強の魔法!」

 

次々とテミスの剣を振るってコウモリ共を切り伏せていく‥だかまだまだだな。

 

俺はすぐに奴の背後を背中を合わせるようにした。

「ダイスケ先生!」

 

「"剣の腕"はまだ未熟だな‥早く幽霊草を取ってこいその間に俺は背を守る‥行けっ!!」

 

「はい!」

アストレアは次々と現れるコウモリたちを剣を振るいながら前に進む俺はその露払いをするために杖を振るう。

次々と肉塊になるコウモリたち‥正直に言うと全部相手してもきりが無いから早く取ってこいよ‥。

 

 

「さて柱サボテン、ベラドンナの葉、豚のラードを適量そして幽霊草を入れてひと煮立ちさせる‥。」

洞窟内でのお目当ての幽霊草の確保並びにコウモリ共の戦いを終えて俺達は実習室でアストレアの調合を見守っていた。

奴はいつも以上に真剣な表情を浮かべて行なっている。

しかしいい匂いだな‥少し味見をしてみたい気分だ。

 

「これで完成?」

 

「いやまださ乾燥させ、粉末にし変身魔術の詠唱をしないと‥それに髪型や服装も変化する工夫がほしいな‥この物質変化魔法を上手く取り入れて‥。」

 

スピカの問いにアストレアはいつのもの口調だが目の前の調合と変身魔法を記述した魔導書を詠みながら対応している。

まるで研究者だな。

 

「‥はじめはどうしようこの変態と思ったがつよい探究心好きなものに没頭する性格‥まさに父親譲りだな。」

 

「‥ですね。」

見える‥俺の眼にはアストレアとその父親でもあるズベン教頭が重なって見えてきた。

本当に似ている‥まぁ"変態"は除いてな。

とりあえずこれで俺達はここまでだ。

後はこいつ次第だな‥予想では変身薬を完成するには年越しになりそうな気がするがな。

 

 

それから5日後

あいつは今日も朝食を取ってからすぐに朝早く学校に出向いて調合を実験をしたりしているなんなら昼休み、放課後まで残って行なっているあいつの執念は本当にすげーと思う時があるが残り2日で完成できるのか?

冬休み中に実家で引き続き実験をするのか?と思うが

ってかその前にもうすぐ授業が始まるのにあいつはまだ来ない今から実習室まで呼びに行くか‥。

 

「ダイスケ先生ー。」

 

「あれ?ポルックス?朝の時はカストルだったはずだったんだが‥?」

俺の目の前にカストルの双子の妹ことポルックスがいた。

 

「兄ちゃんが他の女子生徒とぶつかった時に変わっちゃてさ‥ねぇダイスケ先生。」

 

「?」

 

「大晦日暇?実家でさぁ新年のパーティーをするけども来ない?おばあちゃんが会いたがっているって。」

 

「あー悪いな俺には先客の予約が入っているから無理だな‥。」

 

俺の年越しと新年は病院で今も寝ている弟分の見舞い‥なんなら年越しまで一緒にいてやりたいと思っている。

まぁ俺もカストルとポルックスのおばあちゃんにも学生時代にお世話になったから会いたいけどなぁ。

 

「えっ‥先客?先客ってだー」

俺の言葉ににポルックスは少し驚いた表情を浮かべて何かを発しようとすると教室の扉が開いた。

 

「ポルックス君いる!?」

黒髪で長髪の眼鏡を掛けた女子生徒がポルックスを呼ぶ‥誰だあの生徒?他のカヴンの子?‥よく見たら左手になんか瓶みたいな物を持っているな‥。

 

「ん?誰?」

知り合いかと思いきや当の呼ばれた本人ははまったく知らないようだが‥。

 

「僕はアストレア・ライー」

その女子生徒はポルックスに向かって走りながら何かを言う前に椅子に引っかかって転倒した。

 

その時手に持っていた瓶を転倒した勢いで放してしまい宙を持った。

「薬が‥!」

綺麗な放物線を描きながら瓶は‥とある女子生徒に向かって一直線に向かう。

「おいレオあぶー」

 

「はぁ!!」

俺が注意を促そうとするがその前にレオはそれはそれは見事な"ハイキック"で瓶を粉々に蹴り壊した‥いい蹴りだな。

 

「ノオオオ!!!なんで!?」

女子生徒の悲痛な叫び声が轟く。

しかし蹴った本人は。

「反射的に割ってしまいましたわ。」

反射的に割るってお前‥と思ったら瓶に入っていた粉が教室に全体に舞う。

俺も口を押さえたが手遅れで粉を吸ってしまった‥。

 

「ゴホッ何この粉。」

 

「うぇ吸っちゃたよ!これまさか‥。」

 

ハナとスピカはそう言うと同時に光り輝いたと思ったら目を疑った何故ならそこにいたのは‥二人の男子生徒がいた。

 

一人は黒髪のショートヘアーの男子生徒だか寡黙そうな生徒。

もう一人は髪型は薄いピンク色の短髪で中立な顔立ちで女子生徒にモテそうな生徒がいた。

おいまさかお前ら‥!

「男になったー!?」

ハナとスピカかが!?

ってことはこの粉は変身薬か!!

あの女子生徒はアストレアか!

俺はこの馬鹿騒ぎの主犯でもある阿呆を探すと辺りを見回すとこの騒動に変身薬によって変わった生徒達に目に映る。

 

『何が起こっていますの!?』

お嬢様言葉を使っているのはレオと分かるが10代とは思えない程声が野太く‥悪くなんで筋骨隆々の貫禄をした髭面の男性になっているんだ!?男というか漢だろうが!?

 

『わぁ〜男の子の体すご〜い。』

体をくるくると回りながら目をハートにしているのはメロウと分かるが‥声が高くその姿はまるで少女漫画に登場するような男子になっている!

 

『ったく誰だ変な魔法を作った奴!』

低い声の銀髪のショートヘアーの男子生徒が悪態を付いていてその隣にいる金髪の同じくショートヘアーの生徒がいて二人に共通しているのは顔が本当にイケメンな生徒で仮にこの生徒がいたら学年で絶対にモテそうだな‥ってこの二人はカペラとユゥか!?

 

『おいスピカ鼻くそをつけてやるよw』

飴薄紫のメッシュが入った暗い藍色のショートヘアーの男子生徒が飴玉を舐めながら左手の人差し指に着いたハナクソをスピカ(※♂)にくっつけようとしている‥もしかしてアリアか!

男子になっても変わらず生意気なのは変わらないのは少し安心している自分がいる‥。

 

そう言えばイオは‥?

『トレンディ!』

スピカの言葉に思わず釣られて見るとそこにいたのは

き、キミヤ総長!?

い、いや違う!顔は似ているが背丈は違う!

よく見ると髪型が束ねている"あの人"は金髪で髪を束ねていねぇ!

この髪型もしかしてイオか!なんてこった‥ダンディな色男でしかも俺の知っているというか故郷の国に在籍していた軍団(※愚連隊)の総長の姿にそっくりじゃねえか!?

 

 

『早く元に戻せー!!』

 

『かわいいじゃないかキロン。』

 

金髪のショートヘアーな女子生徒と灰色の長髪を束ねた肌が褐色の生‥いや生徒か?あれどう見ても子持ちの人妻に見える女性がいる。

二人はキロンとタルフか!

この並びを見るとどう見ても母娘に見えてしまう‥特にタルフ(♀)はあれだな温泉宿の女将が着ている着物が似合いそうで是非着てほしーって何を考えているんだ俺は!?

 

はっ!?

色々見回したがってことは俺も‥!?

なんか声も甲高くなっている!

自分の良く体を見ると‥服が女性物になって胸は大きくまるで谷間になってそして‥下半身に違和感がまさか‥俺は恐る恐る股を触る‥。

 

「――!?」

 

これまでの人生で今まで出したことの無い声が出てしまう。

俺の大事な2つの玉と竿がねぇ‥!!

 

「クロード兄貴!マジで大変な事にー。」

いつもの敬語を使わずに素で話しかける俺。

 

「うるさいぞダイスケ先生少しは静かにしろ。」

 

俺は一瞬で言葉を失ったそこにいたのはこちらを見ずにあしらっているが黒髪ロングヘアーで優雅で例えるなら百合の花のごとくの美しい女子教師が立っていた‥。

その女性教師が

「おい、いちいち騒ぐな席につけ。」

皆に向かって平然と言う。

 

「いやそんな悠長な事を言っている場合ですか!状況見てください!」

 

「ん?‥お前まさかダイスケか!?‥ってことは僕も女性になっている!?」

 

「いや今更気づいたんかい!!」

 

「「「「「「「「「「「「先生達美人ー!!」」」」」」」」」」」」

生徒達の声が轟いた。

えっ?私もそんなに美人‥!?

嬉しいわ〜‥じゃなくて!

元凶は何処にいる!?

 

良く教室内を見るとカストルがアストレア(♀)を柱に追い詰めていた。

ポルックスからカストルに変身したのは薬の影響だが今はどうでもいい‥!

 

「ア ス ト レ アー!!」

俺は杖を抜き肩に担いで歩み寄る‥胸が重いがそんなの関係ない!

 

「てめぇ!早くこの状きょーっておい‥!」

 

近くに来た時に奴は何故かカストルを見て苦しそうな表情を頭を抱えながら‥そして目を白黒させてその場で気絶した。

 

「‥お前なんかやったか?」

 

「何もしてねぇよ。おい大丈夫か!」

カストルの呼びかけをするがアストレア(♀)は起きなかった‥。

 

ガウン全体が騒ぎが続いている。

カペラ(♂)は山羊座魔法を発動させて変身薬の魔力を奪おうとするが変身薬の魔力の方が大きくて魔力が取り込めなかった‥ここまで作り上げた阿呆の努力を褒めるべきなのか叱るべきなのか‥結局約1時間後に自然に魔法が解けたこの騒動は収束した。

兄弟子と俺は気絶して目を覚ました奴を準備室に連れ込んでしこたま説教をした。

そしてクロードカヴンに

"先生の許可なしに無断で魔法薬を持ち込まない"

という新たな規則が生まれた。

ポルックスとアストレアの関係の構築は失敗に終わったと思ったら‥。

その日の放課後またポルックスに変わっていてアストレアに対して

 

「いつも変身するときに光魔法で他の子の服のコピーをしていたんだけどあれめっちゃ便利じゃん私もほしいな。」

 

「君のためならなんでも作るよ!」

どうやら今回の変身薬に入っていた服の変化魔法にポルックスが興味示しており二人は少しだけ仲良くなっていた。

良かったなアストレア‥ほんの少し願いが叶ったな。

騒動はこれっきりにしてほしいな‥。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ちなみにダイスケの女性の姿ですが。
大人びた面長の顔立ちで、臀部まで伸びた銀髪ロングの長身でありスラリと細長い美脚の持ち主の巨乳の美女です。
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