黒猫と魔女の教室外伝 異物(※異端)見習い教師   作:海の波

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今回は短めで駄文ですが何卒よろしくお願いします。



教師(*見習い)生活その20冬季合宿その1.5

「ううっ寒い‥。」

 

「あともう少しだ。あとユゥふらつくと足元滑ってマジで滑落するから気をつけろよ?」  

スピカの声に反応しながら俺とクロードカヴンの生徒達はセレネ山の雪山に登っている。

彼女らは泉で濡れた制服を取り替えてうえに冬用のコートを身に纏っている。

俺も一応学園から支給されたコートを身に纏っているが‥はっきり言えば色はいいんだが動きにくいんだよな。

心の内で愚痴を言いつつ俺は先頭に立って案内をしている。

本当だったら兄弟子の特訓で使用したウッドゴーレムの片付けをして彼女達は単独で行ってもらう予定だった。

先に行った他の生徒達の足跡を辿ってもらえれば迷うことなく目的地に付ける。

幸いにも頂上付近は快晴で吹雪いていないからだ。

しかし思っていた以上の時間の大幅のロス並びに次のポラリス先生の特訓を手伝う為に。

 

あの兄弟子がまさか一人でウッドゴーレムの片付けを了承してくれたことだ。

俺は再度繰り返しに聞いたが。

 

『こんなの君がいなくても僕一人で片付けられるからさっさと行け邪魔だから。』

 

‥毒を含んだ言い方で一瞬キレそうになったがあれはあれで俺の面子の為に気を使ってに一人で片付けをやってくれているんだろうな‥(たぶん)。

持つべきのは兄弟子だなとしみじみ思いながらも彼女ら引率している

次の訓練のペテルギウス先生にこいつらを引き渡す‥本当はユゥとキロンがトチ狂って訓練を脱走するかも知れないという警戒の為に誘導並びに俺が手伝うポラリス先生がいる場所が地理的に山を越えたほうが断然に早い。

ただそれだけだ。

 

今の所はそんな俺が要注意人物の二人は素直に付いてきてくれる‥寒さで

『やってられねぇ。』

愚痴を言っているキロンがいるが‥何故か先程からユゥが無言で歩いているのが気になるな。

まさか雪山で寝ているわけはないよな‥?

 

他のガウンの生徒が仮にこの山から逃げても先生方が訓練そっちのけで捕まえると思うけども‥まぁここはどう足掻いったってここからは逃げられないし。

なんなら俺の牡牛座魔法ってすぐに探査できるしな。

 

そうこうしている内に目的地でもある

雪山の麓が見えてきた。

一人佇むペテルギウス先生がいた。

 

「ペテルギウス先生!すいません最後のカヴンの生徒達を連れてきました。」

 

「あらずいぶん遅かったわね。」

 

「色々と苦戦していまして‥それで他の生徒達は全員この訓練をクリアしましたか?」

 

「したわよ山を降りて今頃"灼熱地帯"でポラリス先生の特訓を受けているわ。」

 

良かった全員という事はここでは脱走者はいなかったようだな。

 

「それよりも貴方は早くポラリス先生の所に行きなさい。あれだけの組み手をするのには大変だから。」

 

「分かりました。それじゃ皆頑張ってな!特にユゥとキロン気張れよ!」  

 

「はぁっ!余計なお世話だっつの!」

 

「キロン!」

 

「‥‥。」

俺の発言にキロンは悪態付いてタルフに宥められたがただユゥが反応示さなかったのが気になるというか先程がふらついていたけども‥まさかこの状態で寝ているのでは?と一抹の不安を抱えながらも俺はその場から離れた。

 

 

雪山を下って暫くしたら気温が一気に高くなり寒さではなく今度は暑さを覚えるほどの灼熱の大地。

すぐにコートを脱いで脇に持ちながらも目的地まで歩く。

雪山とは一変して代わりにこの国いやこの欧州大陸では本来は存在していない中南米の熱帯または亜熱帯の砂漠や高地に原産する植物のサボテンがあちらこちらに生えている。

 

初見で見た時は幻覚かと思いきや本当にこの地域で自生している。

ここはセレネ山でいう夏季地帯(※別名 灼熱地帯)にあたる場所でもあるが何故にサボテンが生えているのかは不明であるが‥学生時代腹減ったからあれを一度焼いて食ったことがあるが美味かったのを覚えている。

 

あとこの場所に特筆することは泉が数十分ごとに爆発的に噴き出す"間欠泉"の如く噴出するのが特徴‥。

本来間欠泉は近くにいたら皮膚も溶かす高温を出すから危険な場所だか

ここの場合は何故か泉の水温と同じほどで主に植物に命を潤すような場所になっている。

実際見てみると間欠泉の周りにはサボテンがたくさん生えている。

熱くなって身体に冷やす時にちょうどよくその泉で体温を冷やしていたな。

ここはいつ来ても不思議な場所だこれもセレネの魔法の力の加護ってやつかと思いつつも。

 

「さぁ‥早く貴方の魔法で私を悶えさせてください!」

 

‥遠くから聞こえてくる声に思わずスピカ達の所に引き返そうかなと堪えながらも重い足取りで歩んだ。

 

 

「ほら激しく責め立てなさい!私を‥!」

 

「はい先生‥!」

 

「あん‥!いい貴方の魔法は素晴らしいわ‥!!」

 

「ありがとうございます!」

 

「次は私が水瓶座魔法‥!」

 

「あ~んイイ〜!」

 

「‥‥‥‥。」

 

到着して早々思っていた以上に雪山にきびすを返したくなるほどの光景に思わず固まった。

 

特訓の講師が一学年魔法組み手専門講師でもある

"あの"ポラリス先生だからだ。

決して生徒を巻き込んだ特殊なプレイをしているのではなくちゃんと訓練をしているが‥魔法を受けて"喘ぎ"を出している当人が原因だからだ。

 

このちなみに特訓の内容は

生徒達に魔法による対人戦闘を想定したものであり実際に一つのガウンの生徒達相手に先生は鞭を振いながら生徒達の魔法を促している‥が。

 

気の所為か明らかに

"鞭をあえて外して"

"嬉々として生徒達の魔法を受け止めて"

いるのでは?

と思ってしまう。

よく顔を見ると先生は紅潮しており息が荒い。

 

改めて言うがポラリス先生は俗に言う"マゾヒスト(※要はドM)"の類であり虐げられること責められる事が好きな性癖を持っている。

いくら他の魔法を無力化する山羊座魔法の使い手でもしくじって怪我もしくは最悪死んだら洒落にもならないのによくやるよな‥。

 

俺は人の性癖はあーだこーだは言わない主義だが‥あまりに近寄りたくない存在だな。

 

「はぁ‥はぁ///貴方達合格よ‥さぁスタンプを付けてあげますよ。」

 

「「「「はい!」」」」

今先程一つガウンの生徒達はこの特訓を合格したらしく早速列に並んでハンコを押して貰っている。

 

今落ち着いたようだが話しかけるか‥俺は先生に近寄った。

 

「ポラリス先生すいません遅くなりました。」

俺はそう言うと頭を下げた。

特訓の手伝いが遅くなったことに対する謝罪だ。

 

「いえいえ気にしないでください。"私も色々と楽しめましたから"」

 

「‥そうですか。」

 

嬉しそうに語る先生に俺は少し困惑しながらもとあることに気づく。

 

「あれ?残りのガウンは今雪山にいるクロードカヴンも含めてあと2つほどですね‥。」

 

特訓場から少し離れた所に残り1つのガウンいや正確にはこの合宿の為に人数合わせで作られた即席ガウン(※バーナードガウン&アンタレスガウンの合同)の生徒達合わせて5人がこの特訓を見学していた。

 

「そう他はこの特訓を合格してプロキオン先生の所に行ったわ。」

 

「そうですか。」

 

先生はそう言う良かったここでも脱走者がいなくて‥。

プロテイン先生の特訓は楽で地味だからたぶん脱走者は出ないだろ。

それに‥まだ俺の"業務"が残っているようだし初日からここに来た意味がないから‥一応お願いしてみるか。

 

「ポラリス先生。」

 

「?」

 

「遅くなったお詫びですがこのガウンの特訓はー。」

 

 

 

「ううっ‥なんとか終わった。」

 

「スピカ大丈夫?」

 

「なんとかね。」

 

「くそっ‥足が痛い。」

 

「キロンしっかり!」

 

「ううっ疲れた‥カペラ抱っこ‥。」

 

「離れろ!」

 

クロードカヴンの面々は"なんとか"ペテルギウス教授の特訓を終え山から下山し夏季地帯にいる。

 

皆"物理的"な特訓のせいで顔に疲れが見え始めているがそれでも次の特訓の地に向かう。

 

「次の特訓はなんだろうね?」

 

「どうせなら楽な方がいいー。」

 

『牡羊座魔法 プロミネンス・ブロー!』

 

『温い!温いぞ!!そんな攻撃で俺に一撃を与えられると思っているのかー!!』

 

『嘘!?私の魔法を蹴り返ーきゃああっ!!』

 

「「「!?」」」

 

話している最中に遠くから雄たけびのような大音量の声が響きガウンの面々は歩みを止まったほどだ。

 

『双子座魔法 光の女神(アグライア)!‥!?は!早い!?』

 

『何処を狙っている!躊躇うな!外すな!!俺を倒さなければお前の親友!家族が俺に危害を加えると思え!!もっとお前の本気を見せつけろ!』

 

 

『水瓶座魔法 水刃(ウォーター・カッター)!‥えっ?きゃああ!!』

 

「なんだ!それは本気で俺を倒すつまりか!そんな小刀如き俺が倒されると思っているのか!もっと工夫しろ!やり直し!!」

 

「この声はダイスケ先生だよね!?」

生徒の悲鳴の中に聞き覚えのある声にスピカは気づく。

 

「一体何が‥。」

 

「行きたくねぇ‥いっそのこと全員バックレた方が良くね?」

 

「うんうん。」

 

「キロン!それはダメだよ!」

 

「ユゥも乗るな!!」

 

見えない状況に各々が底知れの不安に陥るが結局クロードカヴンの面々は足取りが重く感じているがそれでも丘の向こう先に前に進んで行った。

 

 

 

「獅子座魔法 犀王(ライノーソロス・キング)!!うおおっ!!!!」

ガタイの良男子生徒が走りながら詠唱すると人からだんだんと2角の角を持つサイの姿‥いや二足歩行しているからサイ獣人となって俺に向かって突っ込んでくる。

いきなり真正面から地響きを鳴らしながら突っ込んで来た。

 

その心意気はいいが最悪だぞ。

 

正面から突っ込めば万が一にも勝ち目はないしあきらかに自分より大きくそして

 

自分よりも"強い相手"に正面から突っ込めんで力任せで万が一にも勝ち目はないが猪突猛進に突っ込んで来ている。

昔の俺か?‥仕方ない少しだけ教訓与えるか。

 

「牡牛座魔法 全身強化」

詠唱すると俺は突っ込んでくる生徒に対して突進を身体で受け止める態勢を取った。

 

「うおおっ!!‥‥わぁ!?」

生徒が勢いそのまま頭を下げ2本の角を向け振るいながら衝突する前に俺は両手に力を込めながら角と頭を挟みながらまるで首を捻るような要領で腰を入れて加速した生徒を流れるように地面に向かって放り投げた。

俺の故郷の誇る国技"相撲"という競技で今は力士で幕下にいる北国の青森出身(※同年代)の野郎が使う技の一つ

"徳利投げ"

をしてみた。

たぶんあいつが見たら"技が荒い""お前相撲をなめてんのか?"辛口で告げられそうだな。

 

「ぐえっ!痛ったたっ!!」

生徒は力任せで勢いよく突っ込んだ状態で放り投げられ体勢が崩れ強く数度転げ回り特に最後の背中を強く打ち受け身を取らなかったの止まったあとに悶絶しながら声を出していた。

 

「力任せに突っ込んでも意味がない!せっかくの獅子座魔法だ!もっと他の動物に変身してみせろ!」

 

「は、はい!」

 

「蟹座魔法 鋼鉄の剣(フォラーズ・セイフ)!」

背後から聞こえると振り向くと眼鏡をかけた女子生徒が詠唱した魔法だろう地面から続々と巨大な剣が数本飛び出しながら俺に向かってくる。

蟹座の攻撃魔法の一つで相手の動き正確には串刺しにする魔法‥だか。

 

「ふん!!」

迫る巨大な剣を慌てることなく手に持っている杖を力を入れて横薙ぎに振るう。

 

杖と巨大な剣が交えた瞬間鈍い音が響くと同時に剣にヒビが入ったと思ったら剣身ごと同時に粉砕した。

杖で他の剣も次々とへし折り粉砕していく。

 

「なっ!?」

女子生徒は驚いた表情を浮かべていた。

 

まさか鋼の剣が杖に破壊されるとは思っていなかっただろう確かに常識では考えられないと思うが。

答えは単純だ。

俺の杖が異様に硬いこと。

術者の能力がまだ低いことだ。

 

「そ、そんな!私の覚えた攻撃魔法が‥。」

女子生徒は杖を構えたままへたり込んでいった。

自分の魔法が効かないという絶望感が顔に出ている。

 

仮に俺がこのままをへたり込んでいる彼女に攻撃に転じた時に彼女は蟹座の防衛魔法を使うが悪いが無駄だ 。

俺の牡牛座魔法 全身強化した状態でほんの少し軽めの一撃の"拳"で彼女の発動した鋼鉄の防壁ごと貫かれるのがオチだな。

 

もしも本気状態になった俺にこの学校だけで敵う相手はいな‥‥いや待て

 

クロードの兄貴と俺の恩師の蟹座魔法の使い手ヘルクレス先生、全星座の魔法を使える師匠、認めたくないがペガスス先生くらいか‥?

後は‥まだ組み手とかしていないから分からんな‥もしかして俺先生方の方で弱い方かも?

と少し考えながら俺は顔に恐怖をにじみ出ている女子生徒に向かい

 

「何をへたり込んでいる!!それは勝負を捨てた者がすることだ!!足掻けもがけ!!最後まで立ち続けて魔法を使え!俺を仕留める気でやれぃ!」

 

「はい!」

少しだけ一喝した。

女子生徒は言葉に届いたのか立ち上がり杖を構えた。

顔には絶望の表情ない‥いい顔だ。

その心意気に満足しながら杖を肩にかけながら

 

「いいか!お前らに1つだけ助言をする!戦いの時は一対一じゃなくてもいい!強者相手には複数人で掛れ!!それは恥じゃない!勝つために生き残るために必要なことだ!」

先生方の中ではたぶん弱い方かも知れない。

だか生徒に戦いの心得を教える事は出来る。

 

「「「「「はい!」」」」」

 

俺の言葉に全員が反応する。

俺に放り投げられ制服があちらこちら土汚れが付いている男子生徒も立ち上がっている。

全員の闘志が燃え上がっているいいぞ!

この共通の敵に対して一体感になる場面嫌いではない。

なら俺はとことんノッてやらねば。

 

「「「「「「‥‥‥。」」」」」」

 

「さぉ来い!お前らの本気に俺に見せろ!一人でも俺に一撃を与えて見せろ!そしたらスタンプを与えることをポラリス先生に進言してやる!‥‥おっ!お前ら雪山の特訓は終わったん‥ってどうした?お前ら?」

 

うちのガウンの生徒達が雪山から下山して来たのは分かるが何故か俺の事を‥人でないものを見ているようだ?

何故だ?俺はただこいつらの組み手をしているだけなのに‥?

スピカ、ハナ、キロンは口を半開きにして呆然としているしなんたらタルフなんか苦笑いしてこちらを見ている。

 

ユゥなんかまるで俺の事を"化け物"をみているようで少し引いていないか?やめろそれはマジで心に傷つくぞ?

 

でもカペラだけは目を輝かせて俺を見ているのが複雑だが唯一の救いだな少し心がー

 

「ダイスケ先生がここまで出来るとは‥凄くいぃ!‥後で私にもその魔法で私を調きょーじゃなくても受けてみたい‥ハァハァ!」

 

背後から息が荒く変なことを呟いている人の発言のせいで俺の心は一瞬で冷え切りやる気が下がった。

 

「水瓶座魔法 ウォーターボール!!‥あっ!」

 

「うおっ!冷たッ!」

 

俺のメンタルが下がった所に背中に何かにぶつかったのと冷たさの感じた。

 

痛みがないが背中を擦ると背中一体がずぶ濡れになっていたすぐに振り向くと組み手相手の女子生徒が俺の背後から水瓶座魔法を詠唱して俺に当てたようだった。

 

その場の凍りついたような空気になってしまった‥これどうしようか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




アニメ最高です!!
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