体が生えたディ〇ダみたいな鬼   作:南亭骨帯

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 かなり短くなってしもた……





幕間:那田蜘蛛山の後で

 

 

 ──あれは結局なんだったんだろう。

 

 

 炭治郎はぼんやりと、ベッドの上でそんなことを考えていた。

 

 

 

 

 

 那田蜘蛛山での任務は過酷なものだった。

 

 十二鬼月の下弦の伍と遭遇し、死にものぐるいで討伐──……かと思えば討伐しきれておらず、助けに来てくれた冨岡義勇がいなければ殺されていた。

 

 かと思えば『鬼を連れてるのは隊律違反ですね』と鬼殺隊本部に連行。ついでに善逸も連れてこられていた。

 

 

 そこで柱十名と出会い、裁判にかけられた。

 

 鬼を連れているのは隊律違反だ、と教えられていたので何としてでも弁明せねば、と腹を括っていたのだけれど。

 

 

「前例があるしなぁ……」

「あれか」

「あれも含めて論外だろう」

「……こっち見んじゃねェ伊黒ォ」

 

 

 なんというか、こう……思ってたより追及が優しかった。

 

 家族です!二年以上人を喰ってません!!と主張しても信じて貰えないと思っていたのに、案外あっさりと受け入れられてしまった。

 

 

 理由は泥管(アレ)だ。泥管は柱とも関わりがあります、と知らされて炭治郎と善逸は驚愕した。えっ、あの鬼そんなところまで来てたの?

 

 あれと直接関わったことのある柱は伊黒以外少し鬼への認識を改めていた……もとい、鬼についての前提知識を放り投げていた。なので『アレがいるんだし、そういう鬼もいるかも?』と思っていた。

 

 ちなみに不死川は『またかァ……』と何かに疲れたような顔をしていた。お前変わった鬼とよく遭遇するもんな。

 

 お館様含めて出した結論は『とりあえず様子見。説得力が欲しいなら十二鬼月倒してもろて』だった。下弦解体されたから実質難易度が跳ね上がっているんですがそれは。

 

 

 尚、最後まで善逸が連れてこられた理由はよく分からなかった。多分泥管関連だとは思うんだけど炭治郎の方に集中してたからスルーされた。

 

 

 

 そして現在、那田蜘蛛山での怪我を治す為にと蝶屋敷という場所に連れてこられたのだが。

 

 

「……善逸と同じ時に隊員になったはずなのに、この差はどういうことなんだろう」

「ゴメンネ、弱クッテ」

「そんな事言われても……」

 

 

 炭治郎と伊之助がそれなりに重傷を負ったというのに、善逸はほんの少し毒を受けただけ。解毒に少し時間がかかっているがそれでもすぐに復帰できるだろう、と言われていた。

 

 

 いや、分かっている。善逸は泥管から鍛えられたのだから、炭治郎よりも伊之助よりも強くなっているのだろう。

 

 しかしそれにしたって差があり過ぎではないだろうか。那田蜘蛛山では兄役の鬼を切ってから伊之助の元まで駆けつけ、伊之助が切れなかった父役の鬼すら切っていた。はっや、つっよ。

 

 どこでそんな差がついたのか。炭治郎の疑問に善逸も首を傾げていたが、ふとあることに思い至った。

 

 

「……そういえば、二人とも”常中“してないな」

「じょう、ちゅう?」

「全集中の呼吸を四六時中……朝も昼も夜も、寝ていても続けるんだ」

 

 

 善逸は耳がいい。炭治郎達が全集中の呼吸をしていればなんとなくわかるくらいに。

 

 善逸は常に雷の呼吸をし続けている。桑島の元にいた頃、思ったより成長が早いからと伝授された。勿論獪岳も。

 

 この常中の有無で天と地ほどの差が生まれるらしく、事実として常中を身につけた善逸は炭治郎達では敵わない身体能力を有している。

 

 

「ど、どうやってやるんだ!?」

「やるんならまず肺を強くしないとキツイぞ。ゆっくり、深く吸って吐くようにしてれば少しずつ強くなるよ」

「俺デモ?」

「伊之助は喉が治ってからにしろよ。流石に危ないし」

 

 

 というわけで今日から全集中の呼吸・常中の訓練開始。頑張れ炭治郎、頑張れ伊之助。

 

 

 

 尚、泥管に肺を突か(パウら)れたことは言わなかった。あんなんできるの泥管だけだし。

 

 





【大正コソコソ話】
 那田蜘蛛山では善逸が他の人達の救助を優先していたので途中までは大体同じ流れ。兄蜘蛛戦を軽傷で乗り切った善逸が伊之助に合流して父蜘蛛を不意打ちで討伐した。

 もし累と善逸が戦っていたら善逸が勝ってた。流石に水柱ほど余裕ではないけれど軽傷で勝ってた。炭治郎は泣いていい。

ほぼ原作沿い部分は大幅カットしてもいい?

  • ええんやで
  • 駄目、全部書け
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