体が生えたディ〇ダみたいな鬼   作:南亭骨帯

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・綺麗な無惨様とは……?
→めっちゃキラキラした目でお館様ムーブしてる

・泥管ってもしかして滅茶苦茶古参?
→無惨が初めて鬼にしたのが泥管(という設定)

・泥管の頭について
→現在は下記の形状が判明済。今はデフォルトがディグダなので特に描写がなければディグダ頭状態。
・スライム(1~8話)
・ディグダ(9~17話)
・鬼舞辻無惨フェイス(9話後書き)
・アンパンマン(18~22話前半)
・東堂葵(22話後半~23話)
・三角様(過去編24.25話)





自由すぎない?コイツ

 

 

 鬼舞辻無惨は完璧な支配者とは言えない。

 

 泥管と泥管に影響を受けた鬼達は従順ではない。そうでない鬼達もほとんどが無惨に畏怖の念を抱いているが為に仕方なく従っているだけ。

 

 何より鬼舞辻無惨が完璧でない理由とは、鬼の中に彼の支配が及んでいない者が複数存在している事だ。

 

 

 目の前の彼女もその理由に含まれる。珠世という女性の鬼は無惨の呪いを外し、思考を読まれることもなければ位置を特定されることもない。名前を呼んでも死ぬことはない。

 

 彼女は無惨のことを憎んでいる。無惨を殺す為なら自らの肉体を改造することを厭わないほどに。

 

 

 珠世はそれだけの知識を、鬼の身体への知識を持っているのだ。もしかしたら鬼舞辻無惨よりもずっと、生物学的な知識を持っている。

 

 

「……一体どういう風の吹き回しですか?」

「──」

「誰よりも無惨を殺せる可能性がありながら、誰よりも長く無惨を見過ごしている貴方が。今更何をしようと言うのです」

 

 

 残念ながらその珠世からは嫌われている泥管。それもそうだ。何せその気になれば無惨を殺せるはずの存在なのに、ずっと動かずにいたのだから。

 

 

 しかし泥管とて何も思わなかったわけじゃない。むしろ最初のうちは何としても殺してやろうとしていた。

 

 

 無惨と泥管は互いに互いを殺しきれないのだ。

 

 

 無惨は泥管を傷つけられず、泥管は無惨を殺しきれない。日輪刀を持ち出しても殺しきる前に日輪刀の方が限界を迎えてしまう。

 

 一度無惨を捕まえたまま日光の前に出て行くという手法を取ったこともあったが、如何に泥管であっても無惨を押さえ込んだまま鳴女の血鬼術を避けることはできなかった。

 

 酷い時なんかは四六時中殺し合うものだから、無限城の中でト〇とジ〇リーのようなドタバタがずーっと響き渡っていたりもした。勿論無惨が例の叫び声を挙げたりもした。

 

 

『貴様っ……いい加減しつこい!?もう何年、いや何十年経ったと思っている!?』

『───!!』

『ちょっ、やめろ!脛と小指を執拗に狙うのはやめっ───あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!!!?

『───(やっべ股間にあたった の顔)』

『そっ゙……!?それ゙はだめ゙だろう……!?』

 

 

 こんな感じに。ご立派ァ!

 

 

 無意味で無価値な殺し合いを始めて百年ほど経った頃、無惨も泥管もとうとう疲れ切ってしまった。

 

 流石に百年も続けていれば決着がつかないことなんて気づいている。無惨も泥管もここで一度、相手を殺すことを諦めた。

 

 

 次に考えたのは相手の妨害。殺すことはできずとも邪魔はできると思い至り、無惨の企みを潰して回った。

 

 先回りして無惨の向かう先に鬼狩りを集めたり、無惨が増やした鬼を勝手に改造したり。これが意外にも効果覿面だった。

 

 しかし後者はともかく、前者はまずかった。鬼狩りを動かしても無惨によって殺されるだけで、泥管が無駄に死人を増やしてしまった。最初の一回目以降、これは二度としなかった。

 

 

 そうして今、泥管は無惨の足を引っ張り続けている。半分くらいは考え無しに動いたらたまたま良い方向に転がっただけだが、結果が出てるのでいいだろう。

 

 

「そういえば……無惨もそんな事を言っていましたね」

「──?」

「ええ。もし過去に戻れるなら泥管さんを鬼にしようとしている自分を刺し違えてでも止めたいと」

 

 

 結果が出過ぎてる説も出てきたな。やったぜ。

 

 

 元々泥管は無惨に復讐がしたい側の存在。決して無惨の悪行の傍らで好き放題にあらゆる勢力を引っ掻き回す道化師ではないのだ。多分。

 

 今回珠世の元を訪れたのも、無惨との戦いを終わらせる為の一助になりたいから。必要ならば自分にできることは何でもしよう、と。

 

 

「でしたら……まずは貴方の血を頂けますか?できれば他の十二鬼月の血も」

「───」

「ありがとうございま……うん?これは?」

 

 

 言われると思って持ってきました。無惨の血です。

 

 

 

 

「ッス────……………………」

「──?」

「…………………………愈史郎」

「はい!」

「少し、手伝ってください」

 

 

 あれ、何か天を仰いだかと思ったらこめかみを押さえながらどっかに行っちゃった。何でだろ?自分、またなんかやっちゃいました?

 

 あ、そういえば自分の血もいるって言ってたっけ。じゃあ、はい。右腕くらいあれば足りる?

 

 

「足りるというか、多すぎます!管理しきれるわけないでしょう!!!?」

「───!?」

「そもそも縁壱さんですら切れないくらい硬いものを渡されてどうしろと!?血だけください!肉と骨とその他諸々はいりません!」

 

 

 そんなぁ。じゃあこっちの無惨の腕とかも?

 

 

 

「……………………………………きゅう」

「珠世様ァ!!!?」

 

 

 気絶しちゃった。ちゃんと締めてるから暴れたり動いたりしないのに。

 

 血も腕もつい最近強奪してきたから新鮮だよ?珠世さんなら喉から手が出るほど欲しいんじゃないの?

 

 

 

「貴様少しあっちへ行ってろ!どう考えても情報量が多すぎて気絶しているだろ!」

「───?」

「…………は?鬼狩りの柱にも似たようなものを渡し、た?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「──────きゅう」

「し、しのぶが倒れたああああ!?」

「なんですかこれ!?腕!?」

 

 

 蝶屋敷、大混乱。

 

 いつの間にかあった包みを開けると新鮮な左腕と共に『無惨の腕。上手いこと使ってね』という書置きがあったとか。怖いよ。

 

 

 





【大正コソコソ話】
 鬼殺隊の殲滅に積極的でない理由が原作と違い、一番身近にもっとヤベー奴がいるせいな本作の鬼舞辻無惨。実は0.7縁壱くらい警戒されているので鳴女がいる時にしか会ってくれない。

 100年間の殺し合いはほぼ一方的に無惨がボコられた。死にはしなかったもののクッソ痛かったらしく、今でも時々思い出しては顔を顰めている。

ほぼ原作沿い部分は大幅カットしてもいい?

  • ええんやで
  • 駄目、全部書け
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