【東方project】幻想夢結界~World circulation structure theory.   作:葉桜 神風

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前回のあらすじ。

暑い暑い夏の日に神社でいつもの様に話していた霊夢と魔理沙。
が、魔理沙が人間の里の方の空に橙色の光が落ちていくのを発見した。
何かの異変と思った二人は、光が見えた方の空へと飛んでいった…


東方宇宙録 #02『新たな異変の予感』

~人間の里:上空~

 

「あれ?ここら辺だったよな…?」

 

「間違いない筈よ…でも辺りには何かが落ちた形跡も無いわね…」

 

二人は、謎の光を見た方向の上空を飛んでいるのだが、これと言った発見が無いようだ。

これではむしろ空をやみくもに飛んでいるだけである。

 

「本当に何も無いなぁ…一回地上に行ってみるか?」

 

「そうね。他の人に話を聞いて回りましょうか」

 

そう言って霊夢と魔理沙は地上に向かって降下を始めた。

 

数分後。

 

「はぁ…結局余り成果が得られなかったわ…」

 

「あら。壁に寄り掛かって溜め息ついてるなんて、どうしたのかしら?」

 

「あんたは…悪魔のところのメイドね」

 

何も成果が得られず、途方に暮れていた霊夢に話しかけたのは、

紅魔館に住み込みで働いているメイド、十六夜咲夜だった。

彼女の性格は…人間が普段近づかないところにいる為、よく分からない。

だが、しっかりしている人間であることは確かだ。

 

「名前で呼んでいただけると良いのですが。それで、何かあったの?」

 

咲夜にそう言われ、霊夢は今までの経緯を話した。

 

「あ、その光なら見たわよ」

 

「え! ほんとに!?」

 

「私はそんな嘘ついても得なんかしませんし。本当ですよ」

 

「で、どんな感じだったの?」

 

「空を多い尽くす程の眩しい光だったわね…ただ」

 

「ただ…何よ?変わったことでもあったの?」

 

「その光が落ちていくとき、里の人間がボーッとした表情をしていたわ」

 

咲夜はそれに付け加えるように、気味が悪かったわ、と嫌そうな顔をして言った。

 

「それは不気味ね…」

 

「ええ、思い出すだけで気持ちが悪くなるわ」

 

 

「おーい、霊夢~!あ、いたいた」

 

「あら、二人で聞き込みしてたのね」

 

「お、紅魔館のメイドじゃないか。ここで会うなんて奇遇だな」

 

「で、魔理沙。なんか成果は得られたのかしら?」

 

「おう、勿論だ。見た人の名前を挙げていくぜ」

 

一人目。上白沢慧音。里で歩いている途中に光を発見。

二人目。魂魄妖夢。里に買い出しに行く途中の道で発見。

三人目。稗田阿求。貸本屋『鈴奈庵』に行く途中で発見。

 

「で、阿求に会ったときに鈴奈庵で光の事を調べないかって言われてな」

 

「なるほどね…さて、ここで問題よ」

 

「は?いきなり何を言い出すんだ?」

 

「何か分かったってことなのでは…」

 

「この光の発見者に共通してるもの、なーんだ?」

 

「あのなぁ…面白おかしく言えば良いってもんじゃないぜ?分かるかよ、そんな問題」

 

「いや、分かるわよ。簡単じゃない。だって全員…」

 

その咲夜の言葉を引き取るように…

 

「そう。全員が能力を持っているのよ」

 

と、霊夢が言った。そしてその言葉に続け、

 

「つまり、何か特別な力を使ったに違いないわ…魔理沙、忙しくなるわよ」

 

「ってことは…」

 

「…これは、間違いなく『異変』よ」




あ、合計文字数が1111文字になりました。
今回はここまでです。閲覧有り難う御座いました。
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