【東方project】幻想夢結界~World circulation structure theory. 作:葉桜 神風
早速謎の光の調査のために人間の里に言った霊夢と魔理沙。
霊夢はそこで、紅魔館のメイド「十六夜咲夜」から不気味な光が落ちていったときの話を聞いた。
一方、魔理沙は、慧音、妖夢、阿求の3人から光の情報を手に入れた。
そして、阿求に勧められ、霊夢と魔理沙は里にある貸本屋「鈴奈庵」に行くことになる…
カランカラン…
「いらっしゃいませ~…ってあれ、霊夢さんと魔理沙さんじゃないですか」
鈴奈庵の入り口をくぐると、「本居小鈴」が二人を出迎えてくれた。
「ん?阿求から聞いてないか?私たちが来るって」
「あぁ、それだけ伝えてさっき思い出したように家に戻っていきましたよ。それで何でここに?」
「それはね…」
…少女説明中…
「橙色の光…ですか。うーん、何処かで見たような気もしなくも無いけど…」
「何かそれについて分かると嬉しいのよね」
「分かりました。少し探してみますんで、待っててください」
そう言って小鈴は店の奥の方の本棚に目当てのものをブツブツ言いながら探し始めた。
霊夢と魔理沙はそばにあった椅子に座った。
「おい、霊夢。久しぶりに私たちの出番が来たかもな」
「何ワクワクしたように言ってるのよ。まぁ、ここんとこ暇だったしいいけど…」
「暇だったのか。あれ?誰だっけ、お茶と掃除をするのが仕事なんだから暇なんかじゃないわ、って言ってたの」
「うるさいわね!参拝者が来なければ暇に決まってるでしょ!」
「参拝者が来ないのは妖怪がいるからだろ…まぁ他に鬼とかも来てるが…」
「はぁ…結局のところ妖怪のせいなのね…」
「勿論霊夢にも問題はあるけどな」
そんな話を二人が続けていると、小鈴が何かを見つけたように此方に来た。
手には巻物が握られている。
「で、何か見つかったのかしら?」
「この巻物に似たような物が書かれていました。因みに、作者は不明みたいです」
「作者分かってても分かってなくてもどっちでも良いけどな。で、中身はどうなってるんだ?」
「はい、じゃあ読みますよ…」
そう言って小鈴が読み始めたのは何かの昔話のようだった。
―昔々、宇宙から伝説の勇者がやって来た。
その勇者は、私たちの住んでいるこの宇宙とは違う別の世界の、
『もう一つの宇宙』からやって来る侵略者を止める為、地上に降り立ったという。
もし、その侵略者に此方の世界に入られたら世界が滅亡するのも時間の問題だと。
そして、この勇者はこう言った。
『私以外にも3人、他に侵略者を食い止められる協力者が欲しいんだ』
…私は断った。
その侵略者と戦える勇気は当時の私にはなかったのだ。
勇者は侵略者を止めたようだが、私は後悔するばかりだった。
傷だらけの勇者を自分の家の前で見たからだ。
だが、いつまた同じような侵略者が現れてもおかしくない。
橙色の光は、勇者が地上に降り立った印だ。忘れないで欲しい。
それと…
「ここで巻物は終わってますね…一部分が焼失していて…」
「ねぇ…この伝説が本当なら…」
「あぁ、これってもしかして…」
「幻想郷どころじゃないわね。世界を巻き込む異変になるわよ」
夏の風が、店の入り口にある風鈴を揺らしていた…
短い様な気もしますが、ここで終わります。
御閲覧有り難う御座いました!