UNDERTALEと東方が全面戦争するそうです   作:ヘビーなしっぽ

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無限骨と弓の名手

「さて、ここら辺だったな?」

「そうだね、インク曰くサドンはここで死んだらしい。本当に惜しい人…ヴヴン骨を無くした」

「ええ、彼は確かな実力を持っていましたからね」

「そうだな」

「おい、雑談は終わりにしろ、もう直ぐだz…」

ラストブレスが言いかけたところで何かを番える音が聞こえてきたと同時に空気を切る音が聞こえた。

パシュッ!

MISS

「へぇ?最初の挨拶にしちゃ、随分じゃねぇの」

ラストブレスはheh hehと笑いながら奥の竹の影から出てきた女を見つめる。

「来たか」

フォロ2がハハっと笑うが、サンズはそれを見ると、スッと目を細めた。

「構えろフォロ2。死んでも知らねぇぞ」

「おお、怖い」

ラストブレスの言葉に、クククと笑いながらガスターが肩を抱きつつぶるりと体を震わせた。

「heh hehこの竹林迷いやすいな……案内人がいねぇから迷ったら大変だな?」

ラストブレスが煽るように笑いながら言った。

その言葉に永琳がピクリと体を震わせる。

「はぁ、まあいい。さっさとサドンのところまで行く。退いてもらうぞ。永琳」

永琳は無言で再び矢を番えると弓から矢を射出した。

パシュッ!

MISS

「当たらん矢を何度撃とうが時間と矢の無駄だろ…」

ラストブレスは、はぁ…と息を吐きながら言う。

それと同時にブラスターを背後に呼び、発射する。

ドォォォォン!と独特な発射音が響く。

永琳は相変わらず表情を変えず、ブラスターによる一撃を回避する。

それを見たラストブレスは、自分の身長程ある骨を両手に握ると、ショートカットで永琳の背後を取り、骨を振り上げる。

ガキンッ

硬質な音が響いた。

見れば、ラストブレスの骨を永琳が受け止めていたのだ。矢で。

「!おいおいまじかよ」

ラストブレスはそれを見ると、バックステップを踏み、距離を取る。

それと同時に永琳は、弓の弦を矢筒のかけ、背中に背負っていた矢筒からもう一本矢を取り出し、空いている手に握りながらラストブレス目掛けて走り出す。

そして、ラストブレスに向かって矢を振るう。

「heh、遠距離のお前がここまで近距離で激しく戦うとは……ちっと予想外だぜ」

ラストブレスの言葉を無視して、永琳は矢を振い続けるが、ラストブレスは全て紙一重で躱し続ける。

だが、永琳は構わず矢を振るう。

「……一芸だけじゃ務まらないぜ?」

ラストブレスは永琳の隙を見つけると、そこに飛び込み、腹に蹴りを入れた。

ドムっと鈍い音がして、永琳の体は風に吹かれた木の葉のように背後に吹き飛んだ。

すぐそこにあった木に永琳の体が衝突し、永琳は、かはっ…と小さく声を漏らした。

ラストブレスはそれを見て、もう一度背後に下がろうとしたが、体が動かなかった。

「は?」

ラストブレスが体を動かそうと身を捩るが、動く事ができない。

よく見ると、空間に薄い水色をしたものが張り巡らされていた。

英琳のバリアだ。

「んのやろ…!」

ラストブレスショートカットで抜け出そうとするが、それよりも英琳の方が一手早かった。

矢筒にかけていた弓を手に取り直し、矢を番え、

「………」

パシュッ!

と音を立てながら矢が発射され、矢はラストブレスの腹に突き刺さり、そのまま腹を貫いた。

「げっほ…ぉ”え“っ………ククククク…heh…キヒヒヒッ…クククク…やってくれたな?」

ラストブレスは、口から大量の血を吐きながらも、何故だか愉しそうに嗤った。

瞬間、ラストブレスの背後ににガスターが現れ、文字を映し出した。

0.00001。

ラストブレスは、口を三日月に裂きつつ、言った。

「行くぜ?ガスター。フォロワー」

口から一筋の血を流しながらラストブレスは腹の弓を抜きつつ告げた。

「下がってろお前ら。まずは俺だ」

ラストブレスが不敵に笑いながら手を前に突き出した。

「行くぜ?」

すると、一瞬のうちに、地面にドン!と重力操作を行い、体制を崩した更に一瞬を狙い、上に召喚した三体のブラスターで一斉掃射を行う。

「くっ」

永琳は、流石の反射速度で反応すると、バリアを貼った。

ガァン!!という何度目か知れない硬質な音が響き、バリアとブラスターのビームが火花を散らす。

「ふぅん」

ラストブレスは面白そうな顔をし、四方向に3回の重力操作を行い、バリアを力づくで霧散させようとする。

が。

有り得ない程の力で引っ張っているにも関わらず、一向にバリアが破れる気配は無い

「なるほど。やっぱアイツらみたく火力と物量で無理矢理押し破るか。ガスター」

ラストブレスは、チッと気怠げな舌打ち混じりにガスターを呼んだ。

「ようやく私の出番かい?」

少し後ろの背後に居たガスターが一瞬にしてサンズの背後に立ち、腰を屈ませてサンズの耳元で言う。

「ああ」

「では行こうか」

と、ガスターが立ち上がった次の瞬間。

どこからともなくビジネスバックが現れ、中から紙が飛び出し、永琳を攻撃した。

「…は?」

そんな攻撃に一瞬凍りつく永琳。

そりゃあ、戦闘中に紙が吹っ飛んできたら、固まって当然だ。

だが少し後には別の意味で凍りつくこととなった。

ボシュッ!ボシュッ!ボシュッ!

と言う音と共に、3枚の新しい紙が飛び出し、永琳に向かって飛び出した。

これくらいは問題ないだろう。なんせ紙なのだから。と永琳は判断し、ブラスターの方のバリアも更に強めた

その時、ガスターの口元が僅かにニヤけた。

ザシュッ!ザシュッ!ザシュッ!

永琳の腕、足、顔。三箇所に傷ができた。

紙で攻撃されたのだ。

紙とは思えない程、物質で出来ている様だ。流石はガスターの科学力。

「くっ!」

永琳が呻くが、ボシュッ!ボシュッ!ボシュッ!と奇怪な発射音を立てながら、止めどなく紙は飛んでくる。

永琳は紙とブラスターの両方に意識を向けた。ブラスターだけに構っていては、いつかは致命傷を受けて倒れてしまうかもしれないと判断したからだ。

だが、そんな英琳の判断は、再び打ち砕かれることとなった。頭上から一機の飛行機が永琳を狙って落ちてきた。

その飛行機は、英琳の顔をすぐ横で、ボン!と爆発が起こして消えた。

驚きつつも英琳はそれをバックステップで避け、5本の矢を素早く番え、ノールックでラストブレスに向けて撃った。

背後に立っているガスターは、ファイルを使用し、4本の矢を弾くことに成功する。

そしてガスターが取り逃した一本の矢をラストブレスが骨を地面から生やして弾く。

弾かれた矢は、ヒュッと空気を切る音を響かせながらラストブレスの背後に消えていった。

「heh、こんなんで仕留められるとで思ったk…?!」

瞬間、一本の矢がラストブレスの脳天に突き刺さった。

揺らぐ視界でラストブレスが頭を見ると、後頭部から矢が突き刺さっている。

それを見て、ラストブレスは全てを理解した。

恐らく、ラストブレスが弾き、明後日の方向に飛んでいっていた矢の進行方向上にバリアを配置し、矢の進行方向を無理矢理捻じ曲げ、ラストブレスの頭にヒットさせたのだろう。

脳天からドバドバと血を流し、痛みに顔を顰めながらラストブレスは笑う。

「してやられたな…。いいぜ、お前と”俺“の勝負はお前の勝ちだ…だけどな?最後に忠告しとくぜ。手で会話する奴には気をつけろよ?」

そして至ったフェーズ3。

ここからがラストブレスの本領であり、独壇場であり、特許of特許だ。

ラストブレスの後ろにいたガスターがサッと手を上げ、ラストブレスの傷に触れた。

瞬間、ラストブレスの、後頭部から眉間に突き刺さっていた矢がひとりでに抜け、顔面に変化が訪れた。

ピシッ!ビシッ!バキッ!ゴキッ!

ラストブレスの右目の上から亀裂が入っていき、頭にまで到達する。

その後に続く様に、ラストブレスが両腕をだらりと垂らし、体を左右に振り出した。足元もおぼつかない様子でふらふらとしている。

体の揺れに伴い、両腕が不気味に左右に揺れ、目が不自然に点滅する。

「わたくししし達に敵う者などどどどどどどど存在しない。私しししたちはむ無敵である。けけけけ決して死ぬ事ははははははははははない」

ラストブレスの言葉にフォロ2がバックステップで下がりながら声をかけた。

「フェーズ3とは、追い込まれたものだな」

茶化すような言葉にラストブレスがガクガクと頭を不気味に。不自然に。カクカクとした動きでブンブンと振りながら答える。

「後のフェーズのののののののの方ががが強い。サドンチェンジ以上の火力でででで無いとあいつのバリアは割れれれれれれれれれないいい。その為のの有効なななな手段なのだだだだ。口は閉じててて攻撃に専念するしろ?」

ラストブレスの言葉に英琳が眉を顰める。

「フェーズ3?」

英琳が訝しげに聞くが、ラストブレスは頭をガタガタと揺らしながら目をチカチカと明滅させ、ケタケタと不気味に笑いながら言う。

「理解できななない言葉を無理りりりりりに理解ししなくてもいい。ああ。いいいい。それよりもフォロワー1、2、3んんんん。お前達もも攻撃きに参加しししろ〜ん?ん?ん?ん?今すぐぐぐにだ」

「饒舌になってるな。サンズ。少し落ち着け」

「焦っているのか?」

フォロ1、2の順に言うが、ラストブレスは淡白な言葉を返す。

「フォロ1111111111111111111111、フォロロロッロロ222222222222222。こ攻撃にににに手をを回せ」

わかったよ。とフォロ2がぼやいた。

永琳の周りに白い丸が浮かび上がった

「?」

永琳がそれを見ていると、中から不気味な顔が出てきて、永琳の顔の前で弾け飛んだ

「ッ!」

とっさにバリアを張り、防ぐ

「これも防ぐのかよ…」

後ろの方でフォロ1が愚痴を溢す

「質量デデデ押し切ルルまでだ。だ?だだだ人数では私たちのの方が勝っていいる」

「そうだなサンズ」

言っている間にもブラスターの砲撃が飛び交い、紙が溢れ出し、飛行機が墜落を繰り返し、顔が爆散し続けている。

「…ぅ」

永琳のバリアの一部分がブラスターによって破られ、永琳の肌が少し焦げた

「バリアののののの破壊にに成功」

淡々と、ラストブレスが告げる。

それを聞いたフォロワー達が、ニヤっと笑いながら、バリアの破れた部分から弾幕を滑り込ませる。

5人による弾幕の一斉掃射が永琳を焼いた。

「つあッ…!」

永琳は目をかっぴらき、倒れ伏した

「力ずくは慣れないね」

ガスターがサンズから分離しながら言った。

「そうだな。オイラもだ」

ガスターの魔法で傷が全快したサンズは、ガスターの言葉に同意するように頷いた。

「「「何言ってんだ…」」」

フォロワー全員が二人にジト目を向けた

「まぁいいだろ。取り敢えず塵と装備回収して帰るぞ」

ラストブレスは近くにあった塵の山に目を向け、フォロワーたちと協力し、運んでいった。

ついでに気絶して倒れている永琳もガスターが担ぎ上げた。




「ようインク。終わったぞ」
ラストブレスが本陣まで戻ってくると深刻な表情のインクがいた。
「あ、おかえり。サドンと英琳は…医務室に連れて行って」
「分かった。…ところで聞くが、なんかあったのか?」
「……まぁ。あの不死身の奴。まだジェノとリーパーと殺りあってるんだよね……どうしたもんかな…」
「そうか。まぁ不死身なんだったらしゃあないんじゃないか?」
「そうだね…まぁもうちょっと待って決着がつかなかったら…エピック。君を行かせるよ」
「へ…へへ……BRAH。結構キツそうなの俺に頼むじゃねぇか…」
「そりゃそうだよ。だって君は”英雄“エピックでしょ?」
「そうだな…いつでも行けるようにしとくよ」
「お願いするよ」
本陣は戦場よりも幾分か平和なのだった。
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