UNDERTALEと東方が全面戦争するそうです   作:ヘビーなしっぽ

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本陣のとある場所
「あ、そうだフォロワー。お前等でまたあの竹林に行ってくれ」
「「「は?」」」
「鈴仙の回収だ。はよ」
「「「鬼畜ド畜生があああああ!」」」


滅す者と壊す者

ガキンッ!ガキンッ!

ドッゴォン!

地面に幾つものクレーターが空き、一帯が小規模の地震が起きたようにグラグラと揺れる。

ビリビリとした圧迫感のある空気が辺りを満たしていて、何人たりとも近寄ることは叶わなかった。

萃香は、ドンっと踏み込み、ホラーに拳をたたきつける。

「!」

ガキンッ!ドォォン!

だが、萃香がパンチを放つと同時にホラーは斧を構えて防御することに成功する。

毎度毎度その度に、ホラーを中心に地面にクレーターが空いていた

「おおおおお!っらぁ!」

裂帛の声と共にホラーが防御するためにかざしていた斧を横に振り、拳を弾き、萃香の体ごと吹き飛ばす。

萃香の体は紙のように宙を舞った。

ホラーは、空中を舞う萃香を重力操作で地面に叩きつけ、上段に斧を振りかぶると、萃香の落ちた地点へショートカットで移動し、そこにあった萃香の頭目掛け、事前に上段に振りかぶっておいた斧を一気に振り下ろす。

ドゴン!

地面と斧が衝突し、地面にヒビが入る。

ホラーが斧を退かすとそこにはグチャグチャになった萃香に頭が……無かった

「…?…!?そこかァ!」

MISS

ホラーが訝しんでいると横から一発の蹴りはホラーに炸裂した。

辛うじてミスを誘うことに成功し、体勢を立て直そうとする。

が。

バシュッ!

という風切り音と共に、萃香拳がホラーの頭上スレスレを通過した。

「ッ?!ヤベッ!?」

ホラーは地面に手をぶっ刺し、そこの地面の岩盤を掴むと、持ち前の怪力でぶち上げた。

「おぉらああああ!」

怒気を孕んだ声と共に、ホラーは持ち上げた岩盤ごと地面を萃香にぶん投げた。

否。斧の容量で地面に叩きつけた。

地面と接触した瞬間、持ち上げられた地面はバキバキと崩壊し、辺りに濃密な土煙を充満させた。

「ふ……ぅっ?!」

一息つこうとしたホラーだが、そうはいかず。

死角から走り込んだ萃香が、今度こそホラーを捉え、拳を撃ち放った。

「ぐっ…!マズった!」

ホラー、住んでのところで、顔を横にズラして避けると、斧を持ち上げ、反撃に転じようとした。

が、その間にも萃香の攻撃は激しさを増し、ホラーは防御に徹する他、選択肢が無かった。

ホラーはすぐさま戦況の不利を感じ、隙を見て重力操作で萃香を遠くへ吹き飛ばしてから、はぁ…と一息つくことに成功した。

だが次の瞬間、ドビュン!と、ジェット機も泡を吹いて卒倒しそうな勢いで萃香が突っ込んできた。

ジェット機すらゆうに越える猛スピードで間合いを詰めてきた萃香に、ホラーは驚愕の目を向けつつも、大慌てで斧を横に振る。

ドガンッ!!

斧と拳がぶつかり合い、火花を散らす。

ホラーは重力操作を駆使し、萃香の拳を弾くと、自分自身はショートカットで萃香の背後を取り、上段に構えた斧を思い切り振り下ろした。

ゴバッ!!

鈍い音があたりに響き、ブオッと風が吹き、砂が舞った

ホラーの斧はというと……萃香に白刃取りにされていた。片手で

「は!?おいおい!嘘だろ!?」

「おぉぉぉぉぉ!らっあぁ!」

斧を掴んだまま萃香は体を回し、ジャイアントスイングをお見舞いする。

遠心力がたっぷり乗った状態のホラーの体を。いや、正確には斧を萃香は手離した。

すると、ドビュンッ!と普通ではあり得ないような速度でホラーの体が吹き飛ばされた。

ホラーは地面にスレスレをふっ飛びながら横を見た。

そこには、不敵な笑みを浮かべた萃香が並走し、隙を伺っている。

ホラーは咄嗟にショートカットで空に回避する

萃香がホラーを見失っている間にもう一度ショートカットを使い、地面に着地する。

「チッ。ブラスターがあれば…」

ホラーは自らにブラスターがないことに悔いていた。

ブラスターがあればもっと有利に場を進められるのに…と。

「ああ、もう。めんどくせぇ」

軽く愚痴ってからホラーは呟いた。

「はぁ…ホラーダスト」

するとホラーに姿が変わり、シャツに血の他に何処からか現れた塵が付着し、左目は二重になる。

怪力にして絶対にして、それでいて脳筋であることくらいしか非に打ちどころがないサンズ。

ホラーダストサンズの姿だった。

『…初めてにしては上出来だな。ホラー』

「うるせぇ」

頭に流れ込んでくる声と会話するホラー。

側から見たら、ただ独り言を言っているようにしか見えないだろう。

先程からサンズたちが使っている。形態変化。

自身の次フェーズや未来の姿に成れる力。

事前にインクによって持たされていたインクを飲むことで発現する。

ちなみに余談だがダスト・キラー・ホラー系サンズなどの戦闘狂系のサンズは戦闘中に飲むのがダルいからという理由で既に飲んでいたりする。

『さて、やるぞホラー』

「ああ、ホラーダスト」

二人はそう言い合い(ホラーダストは頭の中でだが)萃香を迎え撃つべく斧と構えた。

瞬間。一条の閃光がホラーに向けて突進してきた。

言うまでもないだろう。萃香だ。

「(は?おいおい、嘘だろ…)」

ホラーは内心悪態を着いた。自分の動体視力を超えられては反応も出来ない。

一瞬にして一撃。

ドウッ!と空気を切る音が萃香とホラーの耳に届いた。

萃香は空気の膜を引き連れてホラーに突っ込んできた。

ホラーは急いで防御の姿勢を取るが…。

ドッゴンッ!

間に合わなかった。

「グハッ!?」

強烈にして鋭く、絶妙な捻りを加えられた拳がホラーの腹に突き刺さった。

ドビュン!と空気を切り、背後に物凄い勢いで飛ばせれていくホラー。

ドカン!一本の木に激突した。ホラー、そこで止まるだろうと鷹を括っていた。

ドカッ!バキバキッ!

木が半ばからへし折れ、ホラーは更に後ろへ飛んだ。

「嘘だろっ!?」

それから30秒程経ってホラーはやっと止まることができた。

それまで何本木をへし折ったかは…ホラーは数えなかった。

否。数えることが出来なかったが正しいかもしれない。

ホラーの体が止まった瞬間に目の前に一つの拳があったからだ。

「ぐうッ!」

MISS!

ギリギリでショートカットで避けると同時に萃香の後ろを取ったホラーが萃香の背中に斧を振り下ろした。

ドグシャッ!!

「っ!?」

という生々しい音がして、萃香は驚いたように後ろを向いた。

理由は単純にして明確。

ホラーが振り下ろした斧を萃香は掴んでいた。なのに萃香の背中にはザックリと抉られたような傷がついていた。

横を見ると…そこには血に濡れた巨大な骨が一本あった。

「…斧と重力操作…あとショートカットの俺に良くここまで対応したよ。そこだけは賞賛してやろう…さぁ、最悪な時間の始まりだ」

ホラーは萃香を重力操作で地面に叩きつけ、その地面から容赦なく骨を生やし、萃香の腹を貫通した。

「ぐはっ!」

口から大量の血を吐き、地面に転がっている萃香を重力操作で上空に押し上げ、自らもショートカットで移動。ホラーが移動したのは上空100メートル程。

その10メートル程下にいる萃香に向けて斧を上段に振り被った。

重力操作で数倍の重力操作を自らにかけ、容赦なく萃香を地面に叩き落とす。

「あ”ッ!?」

打撃を受けたことで苦悶の声を上げ、マッハ程出ていそうなスピードで萃香は地面に突っ込んだ。

ドゴォォッン!!

落下と同時に地面が波うち、落下地点には深さ数十メートルほどの穴が空いていた。

ストッ!とその風景には似合わない軽やかさでホラーは地面に降り立った

穴に重力操作をかけ、萃香を引っ張り出した。

「…お〜い。もう終わりか?」

萃香の方をぽんぽん。と叩くと、萃香は神速で目覚め、辺りを見まわし始めた。

「よう。起きたか?」

ホラーが後ろから声をかける

「!?」

バッ!と萃香はその場を離脱し、ファイティングポーズを取った。

が、

すぐにフラフラと体を揺らし始めた。

「あーあ、さっきまで白目剥いてぶっ倒れてたくせに。そんなに動いたらまーたぶっ倒れちまうぞ?」

ホラーがカラカラと笑いながら告げる。

「………」

だが、ホラーは萃香の目を見ると、真面目な顔で言った。

「…その目…お前まだやる気だな?」

面倒な…とぼやきつつ、ホラーは斧を構え直す。

「お前みたいな強いケツイを持った奴はさっさと消すにかぎるな」

そう言って斧を構えた瞬間。

窮鼠猫を噛む…という諺があるがその言葉がピッタリ当てはまるだろう。

完全に油断仕切っていたホラーに向け、弾かれたように萃香が飛び出した。

ホラーはそれを捉え、防御しようとした。

「(チッ!間にッ合わねぇッ!)」

ホラーは目の前に迫る拳を見て、そう確信した。

「くっ!」

顔面に拳を受け、ホラーは小さく苦悶の声を漏らした。

バゴォッ!と打撃音が響き、バキバキバキバキッ!とホラーの顔面にヒビが入った。

「ぐっ!」

(強すぎるだろぉっ!?)

今までとは明らかの違う威力の拳が炸裂し、ホラーは地面と垂直にぶっ飛んだ。

一本。二本。三本。四本。五本。六本。七本。

次々と木々を半ばから吹き飛ばしながら後方に吹っ飛んでいく。

ホラーの体にはどんどん傷が増えていき、吹っ飛んでいく木々も増えていく。

軽く四十本ほどの木を吹っ飛ばしてぶっ飛んだところでやっとホラーは止まることができた。

ホラーはヨロヨロと立ち上がり、辺りを見回した

「…カフッ……」

口から一筋の血が流れ出て、ホラーは片膝をついた。

ごそごそと懐を漁り、緑の液体の入った小瓶を一本取り出し、グイっと中の液体を飲み干した。

瞬間。ホラーの傷が癒えた。

インクから貰い受けた回復のインクだ。

ホラーはそのまま一息つくと、ショートカットで萃香に殴られたところまで移動した。

「…おーい?」

萃香は白目を剥いて泡を噴きながら倒れていた

「…」

ホラーは萃香を適当なところに寝かせ、その傍らに座った。

「ようホラー。いや、今はホラーダストって呼んだ方がいいか?」

突如として現れた骨に、ホラーは呼びかける。

「…ダストダスト…」

神になりかけのサンズ。ダストダストサンズにホラーは声をかける。

「そうだぜ。てか、ここまでクレーターできるとか…どんだけ激しく殺り合ったんだよ」

ダストダストがケタケタと笑いながら言う。

「まぁな」

ホラーは静かに肯定する。

「…はぁ…もうすぐポジティブ部隊がこっちきてソイツ回収するがお前はどうする?」

「あー…インクの補充で一旦本陣まで帰る」

ホラーの言葉に、ダストダストは頷くと言った。

「そうか。じゃあポジティブ供にはそう伝えとくぜ」

「頼む」

そう言ってホラーは…インクを吐き出した。

途端に二重になった左目や塵の付いたパーカーが掻き消えるように消えていった。

「ゲホァッ!?」

と。黒いインクを口から吐くホラーを見て、ダストダストはゲラゲラと笑い出した。

「wwwww」

そんなダストダストに見かねたホラーが声を出す。

「おい、どういうことだダストダスト」

「あwああ、多分それホラーダストの活動限界だなw長時間の変身フェーズ替えは出来ねぇんだろ?w」

未だにケタケタ笑うダストダストに、ホラーは言う。

「ああ、それもそうか。じゃあ俺はもう行くからな」

「おうw行ってこいw」

ホラーはショートカットで本陣まで戻ったのだった。

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