UNDERTALEと東方が全面戦争するそうです 作:ヘビーなしっぽ
ウルトラサンズは、前衛で口や手からビームを放ちながら思った。
手応えがない。と
こんな雑兵どもではなくもっと強い者の相手をしたいと思った。
その時だった。
「恋符!イリュージョンレーザー!」
一条の閃光が最前線を駆け抜けた。
そのビームはウルトラの口のビームと互角にぶつかり合った。
その後10秒ほど拮抗し、両者の光線は…溶ける様に消えた。
「…キリサメ…マリサ?」
ウルトラが口を開き、言葉を放つ。
アズゴア達の潜入によって、大体の人数や重要人物はz全てのサンズに伝わっていた。
それはウルトラ系サンズも例外ではない。
ウルトラサンズはウルトラダストの肩をガァァン!ガァァン!とありえない強さでぶっ叩き、振り向かせる。
「あ“あ”ぁ“ぁ”???」
と、異様な声(?)を発し、ウルトラダストが振り返った。
「!!キリザメ“……マ”リ“”サ“?」
「そ“う”だ“”」
「へ“へ”…す“こし”は骨“が”あり“そ”うだな“」
「ま“ず”は“俺だ”ぜ“?」
「わ”か“って”る“」
そう言いながらウルトラは口から一条の光線を放つ。
魔理沙はホウキにまたがり、縦横無尽に飛び回る。
ウルトラは鬱陶しそうに眉をひそめると、魔理沙を枠に閉じ込めた。
「ッ!?」
ガンッッ
ホウキが枠に当たり、魔理沙は枠の底に落ちた。
ウルトラはその四角い枠を手に取り、両手で弄んだ。
「(ガパッ)」
ウルトラは大きく口を開け、枠の底で佇む魔理沙を焼死させんと、光線を放つ。
瞬間。
「霊符!バスウェイジョンニードル!」
ウルトラは声のした方を向く。
赤い巫女服の少女が技を放っていた。
「 ?」
ウルトラは疑問に思いつつも、取り敢えず右手を突き出し、夢想封印をバッッキャァァァン!!と豪快に割った。しかしその代わり、魔理沙を包んでいた枠が消えた。
「嘘でしょ?!」
赤い巫女服の少女…もとい、博麗霊夢は驚愕に顔を染める。
「霊夢!」
パラパラと散っていく枠の中から、魔理沙が箒に乗って霊夢の方に飛んできた。
いや、逃げてきた。
なぜ魔理沙は逃げているのか。理由は単純にして明解。
ウルトラが上段に右腕を振りかぶって落としたからだ。
ブオオオオオッ!と風を切る音が辺りに響き渡り、ドスン!と拍子抜けな音を立てて地面と腕が接触した。
ウルトラは手を退け、潰れた二人を確認する。
が、
「恋符マスタースパーク!」
その腕目掛け、一条の閃光が駆け抜けた。
「ッァ“ァ”ァ“!!」
ドカン!と音を立て、マスタースパークは腕と接触。
ウルトラは苦悶の声を上げ、即座に腕を戻した。
腕にはヒビが入っていた。
攻撃に耐えられたとしても、あと3回。死ぬ気でやったとしても4回も持たない。
ウルトラは額に汗が一筋垂れるのを感じた。
「オオオオオオオオオォォォォォ!!!」
ウルトラは両腕をハンマーのように連続して地面に打ちつける。
辺り一帯が地震に見舞われたれたかのように揺れ始める。
震度にして約6強と言ったところか。
しかしウルトラはそれだけにとどまらず。ヒビの入った右腕を横凪に振るった。
「っ…おいおい、マジかよ」
魔理沙の焦る声がする。
なぜならウルトラダストが自分たちの真後ろに控えていたからだ。
「ガアアアアアアアアアアアァァァァァァッッッッ!!!!!!」
獣のような声を上げ、ウルトラは右腕を鞭のようにしならせ、遠心力をたっぷりと乗せた腕で殴りかかってくる。
「ああぁぁぁぁ!霊符!!夢想封印!!散!!」
叫びつつ霊夢が夢想封印を放つ。
ウルトラのしなる右腕と霊夢の夢想封印がぶつかり合った。
お互いが押しては押し返す。
一歩も譲らない。そんな状況に二人の人物が動いた。
「恋符ノンディレクショナルレーザーァッ!!」
「オ“オ”オ“オ”ォ“ォ”ォ“ォ”!!!!!!!」
魔理沙とウルトラダストだ。
ウルトラダストはウルトラの右腕の上から自らの両腕を打ち付け、魔理沙は夢想封印を押す。
「「ア“ア”ア“ア”ア”ア“ア”ア“ァ”ァ“!!!!!!!」」
「「おおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!」」
ミシッ…
4人の雄叫びが響き渡る。
パシッ…バキッ…
それは何分または何秒続いたのだろうか。
バゴッ!
ウルトラの右腕が砕けた。
ウルトラは崩れ落ちるようにして膝から地面に横たえる。
直後、魔理沙のミニ八卦炉がミシッ音を立てながら割れ、霊夢のお祓い棒が半ばからバキッと折れた。
ウルトラダストは倒れたウルトラと武器が壊れたことでで呆然とする魔理沙と霊夢を見た。
そのまま極太の人差し指で二人の首を折らないように気をつけながら手刀を放ち、気絶させる。
念の為二人をショートカットで本陣の医療スペースまで移動させ、ウルトラの腰に着いたベルト(インクから貰った)から、ウルトラ系サンズのサイズに合わせた瓶を取り出し、ウルトラに飲ませる。
折れた(物理)右腕は治りこそしなかったが、最低限の治癒は施したようで、ウルトラは瞬時に目を覚まし、立ち上がった。
そのまま二骨は顔を見合わせ、肩を叩き合った。
そして…もう一度戦場に向き合うのだった。
「えーと、これはこっちで、それをこうして…こうこう…それd…?!ぅわぷっ…」
医務室にて、ドリームは、突然現れた霊夢と魔理沙に押しつぶされ、悲鳴を上げていた。